Round and round


イスに座り、足をソファーの背もたれに投げ出して毛布を掛け、膝の上にPCや本を置いてくつろぐ深夜。ソファーの背もたれにふくらはぎを押し当てると、とても気持ち良いのです。


寒さなのか忙しさなのか。頭がボーッとして思考停止状態。最後のメールを米国に送ったあと、しばし放心状態。ちょっと脳の回転を良くしようと、お湯を沸かしてホットウイスキーをいれました。ちなみに家でお酒を飲むのは大袈裟でもなく一ヶ月以上ぶりではないか。メリー・ゴー・ラウンドのようにグルグル回っていた頭も落ち着きを取り戻した様子。なるほど、雪山と同じ発想だ。セントバーナードにウイスキーが入った樽を運んでもらえば良かったんだ。


真夜中に寝て朝5時に起きても時間が足りない。
いかにも師走という感じで良いではないですか。

それではまた明日。
Love and Peace.

Destination Non-Specific – Colin Mutchler

Return in a day


早朝出発の日帰り東京出張、帰りの新幹線からです。
今朝の富士山は山頂に雪を冠して見事なまでに美しく、雲ひとつない空をバックに素晴らしい姿を見せてくれていました。Facebookに写真をアップされていた東京出張組の方もおられましたね。僕はあいにく予約をするのが遅くなったので、E席(上り線、山側の席です)を取ることができなかったのですが、反対側のA席から腰を屈めてその姿をチラ見することができました。やっぱり上り線はE席がイーですよ、皆さん。(寒


昨日のmaker Faire Tokyo 2012、大盛況だったようです。マーケ担当のM本さんと今日、プレゼンのために東京で合流して少しだけ様子を聞くことができました。日本でもいよいよ「ものづくりイノベーション」が起こっているようです。
とはいうものの「DIY」をキーワードに日本でも数年前からガレージで日曜大工をやったり、ちょっとしたリフォームは自分でするというのがとても流行っていますよね。Makers程の専門性、個人がメーカーになれる程のものではなくても、「ものづくり」そのものに興味を持っている方の裾野は広がっているように思います。
先日参加したHacker Newsのオフ会でも、PCで直接プログラミングができる(USB接続)マイコンボードキット“Arduino”をプレゼンされている方もおられましたが、今回のMaker FaireでもArduinoは大人気だったようです。オープンソースハードウエアとして、世界中で15万台以上が販売されています。

電子工作としての要素が強いと思いますが、もしかすると将来このようなオープンソースハードウエアを使った一般家電製品が出て来るかも・・・と思うと、今後の進化も目が離せないですね。我々も、ものづくりと密接に関連するツールを開発しているので、このような動き、広がりはとても嬉しいと思います。

analog / prototype


Wired.jpで取り上げられていたこの記事にとても感銘を受けたのでご紹介します。
レイ・イナモト:「広告の未来は広告ではない」

デジタルの未来はアナログ、デジタルはプロトタイプ。
メディアではなくプロダクト。

全くその通りだと思います。僕は広告マンではないのでその観点からの切り込みはできませんし、やめておきます。

どちらかと言うと自分は技術屋の部類に入ると思うのですが、ベンダーとしてプロダクトを作り発信している立場からすると、「情報は歪めることはたやすい」との言葉にある通り、BtoBでもtoCでも、いくらメーカーやベンダーから美辞麗句を並べた一方通行的な情報発信をしたとしても、受け手の審美眼も研ぎ澄まされていること、情報は誰でも直ぐにキャッチできて比較しやく、フィルターの目もどんどん細かくなっていることから、益々効果が薄くなって来ていることは肌身で感じています。また自分自身も、巷にあふれる製品に対してそういう目で見てしまっているところがあります。

「本物志向」というと薄っぺらくなってしまうのですが、つまり、良い物は売れ、悪い物は売れない、というごくごく基本的なことに原点回帰しているのでしょう。付け焼刃的なプロモーションは効果がない中、デジタルをツールと捉え、そこから何を生み出すのか、生み出せるのかということにフォーカスし、プロトタイプ(僕は完成イメージと捉えています)を表現するためにデジタルを用いる、と認識しています。システム、ソフトウエアも全てプロダクトですよね。プロダクトということは「=性能」な訳です。性能がどれだけ良いか。使ってみてナンボのものなのです。粗悪な製品を美しく見せても何もならないし通用しない。
そういう訳で、

・シンプルに性能の良いプロダクトを作って提供する。
・使ってもらう。
・そこから生み出せる価値をイメージしてもらうために
 デジタルを効果的に使用する。
・その世界から生まれる楽しさと価値に触れてもらうような
 プログラムを考え提供する。

当たり前のことばかりですが大切ですね。
ちなみに、どんなデジタルなものを提供していても基本はアナログです。コミュニケーションはその最たるものです。どれだけ技術が発達したとしても、全ては最終的にアナログにたどり着く。手前味噌ではありますが、7年続けているこのブログ、まさに「analog-web」は徹底的にアナログにこだわり続けて来ました。全てはそこに行き着くと考えているからです。という訳で、これからも「analog-web」はアナログを応援して参ります。(意味不明


昨夜紹介したSpartacus Love Themeですが、フルート奏者のJeremy Steigと共演しているものを今夜はご紹介します。こちらも聴き応えのある一曲です。

Bill Evans with Jeremy Steig – Spartacus Love Theme

Spartacus


PC抱えて社内外を走り回っております。
週中、週末関わらず年末まではこんな調子になりそう。
週末の山場を乗り越えて、来週は出張ラッシュかな。
気合と根性で乗り切りますよ。

今朝方、打ち合わせにいくために乗った京阪特急は京都へ紅葉を見に行くであろう外国人観光客が一杯でした。ゆっくり紅葉を楽しむってことも出来ないまま本格的な冬を迎えそうです。ただ、自宅からは六甲山がすぐに見えるので、朝の通勤時間と週末は遠目で楽しむことが出来ています。京都は紅葉シーズン終わりそうですが、こちらはまだもうちょっと楽しめるかな。


“Love Theme from Spartacus”は名曲中の名曲でいろんなジャズアーティストがカバーしていますが、最近までBill EvansがSoloで弾いていたとは(恥ずかしながら)知りませんでした・・・生前発表されることがなく、死後に見つかり発表されたSolo Albumです。自己との対話、という感じの旋律にグッと来ます。深い。

“Spartacus” Love Theme – Nardis – Bill Evans Solo

Growing


会社、奈良へ移動、帰宅、炊事洗濯、明日開かれる仲間たちとのポットラックパーティーの仕込みを終え、膝の上に分厚い本を載せたままソファーに足を投げ出し、ただひたすら空を見つめる。何も考えない。ふくらはぎがジーンとする。

真夜中の時間が好きである。

今日やり残したことはないか。
ふとデスクに目を向けると、空の炭酸水のペットボトルが目に入る。ラベルをはがしてペットボトル用のゴミ箱へ。もう大丈夫かな?「あっ」と、金魚に餌をあげていないことを思い出し、水槽へ。よし、大丈夫。と椅子に座ると今度はアイロンを掛けていないカッターシャツ一枚が目に入る。アイロンの電源を入れる。

こんな事を夜な夜なやっている。
落ち着け自分。

という訳で、ようやく今落ち着きました。膝の本をどけて、代わりにMBAを乗せてこうしてカチカチとやっています。寒い季節になりましたね。暖房を入れると頭がボーッとするので、昔からあまり好きではありません。仕方ないので家の中なのに服を着込んでいます。受験生の頃は父に買ってもらった足温器に足を突っ込んで勉強していました。今、あの足温器はどこに行ったのだろう。実はまだ父が使っているかもしれない。そんなことを思いながら、薄い靴下から分厚い靴下に履き替えました。


明日は朝イチで料理を作って、娘の習い事のために神戸へ。
午後からはポットラックパーティー。
楽しみなことが多いから、自分のことは夜中か朝に集中させる。

そんな訳で皆様も良い日曜日を。

今夜は成長が止まらないサンカクヤシの木と、Five Corners Quintet でお別れです。

Blue Cycles The Five Corners Quintet Feat. Okou

per second


秒速で過ぎ去った月〜木曜日。
祝日前夜は小学校の同級生HNが帰省しているとのことで、苦楽園のA mistadに集合。何度行っても級友達との集まりは楽しい。昔話に浸り、それぞれの今を興味深く聞くことができる。それぞれがそれぞれの立場で頑張って楽しんでいるのは嬉しいですね。また年末か年始くらいに集まれるかな。


ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある人と、栖とまたかくのごとし。

ふと自分の歩みを振り返った時、「積み重ね」が出来ているのか心配になることがあります。一つ一つ積み重ねが出来ていれば良いのですが、目先の忙しさに振り回され、ただその場をやり過ごしてきただけなのではないか、とか。
すっきりしない天気の中、たまには鈍重な頭を抱えて、重たい思考に流されるままにしてみます。

Ananda Project – Bahia (Kyoto Jazz Massive Mix)

Rainy Saturday Makers


雨の土曜日、梅田です。
取引先とのビジネスMTG+アフターMTGを終え、ほっと一息。

先日のブログでも書いた「Makers」ムーブメント、やっぱり熱いです。先程の3DベンダーとのMTGでもやはり話題になりました。誰もがツールを使って「Maker」なれる(MAKERS―21世紀の産業革命が始まる の、クリス・アンダーソンが提唱したものです)、パーソナルメイキングの動きやファブラボのような動きは、現実的には大学主導(実際、ファブラボの発祥はMITだったかな)で行われているものですが、これからは民間と地方行政が一体となってインフラを整備し、コンビニや図書館のように街のあちこちで3DプリンターやCADを使える場所があり、「物を作る」「故障した部品やカスタム品は自分で制作する」という文化が、ここ数年で醸成されてくるような気がします。Autodeskは最近「123D(ワン・ツー・スリーディー)」というフリーの3Dモデリングツールを開発して発売し始めました(この戦略はさすが)。iPadから操作も可能で、そのうち小学校の図画工作の授業でも採用されるかもしれません。授業中に3DCADでプロダクトをデザインし、教室にある3Dプリンターで造形する。ものづくりの楽しさが倍増しそうです。中学校や高校では、本格的にCADツールを使って回路設計を行ったりする授業を採用すれば、「科学」(Science)離れを抑止できそうな気もしますよね。

いずれにしても「ものづくり」が個人や家庭といった最小単位でにまで浸透し、身近なものになって行けば本当に面白いと思いますし、製造業活性化に繋がるとも思います。またこのようなアイデアをソーシャル上で共有してファンを増やしたり、Linuxのように賛同する開発者のクラスタがオンライン上に登場したりして実際にメーカーとして機能し始めるかもしれない。企業もソーシャルリスニングでアイデアを募集したりするケースも増えてきそうですね。
このネタ、久しぶりにドンピシャど真ん中で刺さっています。うーん、ワクワクする。


さて、そろそろ梅田を離脱して芦屋の勉強部屋に戻ることにしましょう。
相変わらず雨は強く降っていますね。

雨の日は定番の曲で。

SWV – Rain

Makers


“Makers”=”ものづくりをする人たち”のことについて

一昨日、当社のマーケ部コンサルタントM本さんがシェアしていたクリス・アンダーソンの記事がとても興味深かったのでシェア。
『MAKERS』のクリス・アンダーソンらが来日講演で語った「未来の製造業」【WIRED CONFERENCE 2012レポ】

結構尖った内容だとは思うのですが、未来の製造業、あながち間違っていないような気がしますね。誰でもアイデアさえあれば、物を作ることができる。例えばAutodeskが出しているフリーの3D-CADを使ってiPadでデザインし、3Dプリンターで造形し、Fablabのようなところで製造する。平たく言うと、一個人でもアイデアさえあれば「ものづくり」をすることができるという訳です。もちろん、試作や基板設計や量産体制、筐体デザインなど専門分野となると、なかなか「そんな簡単に」言ってられないのが事実だとは思いますが、一つの方向性としては面白いと思います。

アイデアはいたるところに転がっている。
備忘録に彼の言葉を単独インタビュー記事の中から抜粋しておきます。

——

これまでは専門の学位を持っている人や複雑なCADシステムを理解している人たちにしかできなかったことが、ちょっと勉強すれば誰にでもできるようになったのです。

プロフェッショナルなエンジニアが考えるべき問題は、イノベーションを「生む」フェーズにはない。むしろ求められているのは、さまざまなところで語られているイノベーションのアイデアを、「商品」に変えていくためのプロセスづくりだと思います。

そういう役割のできるギークが重要になる、というのは事実ですが、『MAKERS』における最も大切なレッスンは、「アイデアをデジタルワールドにシェアすれば、モノづくりにも革命が起きる」ということ。

「シェアする」というアクションを取るだけで、そこから新たなコミュニティが誕生する可能性だってあるわけですから、どんどん自分のアイデアをオンライン上で発信するべきだと思います。

——

製造業はとにかく専門知識が求められる分野です。
我々も業務用ソフトウエアベンダーとして、製造業やメーカーを相手にするビジネスをしていますから、いかに専門性が高いかはとても良く理解できます。しかし、これからは「ソーシャル」、「シェア」という手段を用いて、自分にない知識を他で借りることができるし、良いアイデアがあれば、そこにコミュニティが生まれてイノベーションが誕生するということもあり得るのかもしれません。(ここでは、あの「Square」が一例としてフィーチャーされていました)

いずれにしてもカッティング・エッジな発想です。
しかしこのような柔軟な発想からイノベーションが生まれるんですよね。

slump


参った。今年の風邪、本当にきついです。
先週風邪を引いたので早めに病院に行き薬をもらってきたのですが、ちょっと良くなったのでこの土日油断しましたね。月曜日から一気にぶり返してしまいました。悪寒、発熱、体の痺れ、頭痛。もう最悪。今週も予定がびっしりなので、穴を空ける訳には行きません。這うようにして打ち合わせに行き、会議に出て、会食に参加。昼休みに病院。みんなにもフォローさせてしまって申し訳ないです。それにしても今年の風邪はキツイですよ。思うようにタスク消化ができない、仕事の効率上がらない、予定だけをなんとかこなし、バッファを作ることができない・・・もう本当にストレス。日頃から幾ら気を付けていても、なってしまったものは仕方ないですね。なんとか明日中には復活します。皆さんもお気をつけて。


16日解散、森光子さんがお亡くなりになり、日本はオマーンに勝利。
色々あった今日ですが、週も後半に差し掛かっています。
11月も後半戦です。

気合と根性です。

・・・と言っている割には、優しい歌が聴きたくなるのです。

Naruyoshi Kikuchi et Pepe Tormento Azucarar feat. Kahimi Karie – The Look of Love

From the train window


朝から堂島リバーフォーラムで講習、その足でインテックス大阪へ。金曜日から日曜日までジャパンデンタルショーが開かれています。共同開発させていただいている患者さんとのコミュニケーションツール、問診票、お口の健康意識育成ツールの展示、プレゼンがあるので行って来ました。今、その帰り道。この件はまた詳しく書きます。


今週も秒速で過ぎ去って行きましたね。
週の後半は、大阪で取引先との会食→苦楽園、または芦屋に移動して二軒目→帰宅というパターンです。苦楽園では、久しぶりの徹さん、H先生、そしていつものRさんと、ゴールデンメンバーが集結しているところにお邪魔。このメンバーが揃うのは本当に久しぶりで、もうハチャメチャ、抱腹絶倒、本当に楽しかったですね。昨夜は昨夜で一食触発イベントが行われている天満で飲んで帰ってきました。することが色々とあったので、早めに帰宅。その前に、思考を整理したくて芦屋川の河川敷でクールダウン。

夜の散歩も段々と寒くなってきました。
こういう寒い日は(も)どこかにトリップしたくなりますね。
おとぎ話の中に飛び込むかのように。

Nicola Conte – Mystery Of You