次の時代が見えてくるネタ二つ


少し前のニュースになってしまいましたが、こんな記事が話題になりました。ブログで書こう書こうと思っていて時間が過ぎてしまったニュースです。

自治体、2040年に半数消滅の恐れ 人口減で存続厳しく
各種推計、政策見直し迫る

全国1800市区町村の内、896が2040年に消滅する可能性があるとのこと。市区町村は半分に減ってしまうとのデータです。ネットの片隅で細々とこのブログを営んでいる僕でも、以前から「シュリンクする日本」「人口減による住宅供給問題」などを取り上げては身も蓋もない持論を展開している訳ですが、この「市区町村消滅」という記事は大局的な人口減少問題の一つの側面ですね。

人口減でインフラを維持できなくなった自治体から、今後ますます都市部へ人々が移動するでしょう。そうなると置き去りにされた地方はどうなるのでしょうか。この辺りがポイントとなってきそうです。農地として他国移民に解放するか、それとも、手付かずの自然に戻すか。一方、都市部を超ハイテク都市にして、人間が住む環境と自然とを切り離してしまうか。ちょっと色々と考えると次の時代が見えてきそうな気がしますね。


こちらはハイテク分野。
テックはウェアラブルデバイスへと向かっていますが、これはルパンが持っていそうなリングですね。

指輪で様々な家電やゲームをリモコン代わりに操作できます。
てか、ここまで来ると人間って本当に動かない生き物として退化して行きそうです。SF小説に出てくるような、脳ばかりが大きくて、体がクラゲみたいな火星人のようにはならないようにしましょう。エクササイズ、エクササイズ!(笑

それでは今日はこの辺で。

山から海へ


八ヶ岳山麓にはたくさんの直売所や、道の駅など地元の野菜を扱うお店があります。「たてしな自由農園」もその一つ。朝採りの野菜がたくさん並び、新鮮そのもの!今は季節柄、山菜が多いですね。ここで山菜の中で一番好きな「こごみ」や地元の野菜などをたくさん購入して、「八ヶ岳ベース」に持ち帰って調理します。もうその美味しいこと!

信州は野菜はもちろん、蕎麦や肉など美味しいものがたくさんありますので、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎてしまいます。夜はもちろん、白州蒸留所で購入した「白州12年」で。ああ、森の香りのシングルモルト・・・やっぱり美味い。

さあ、連休明けからダイエット再開!


渋滞を避けるために深夜に車を飛ばし、昨夜のうちに帰阪。明日からの仕事に備えて(とはいうものの、毎日メールはチェックしていましたが)、今日は海沿いで、読み物+仕事+書き物など。

山から海へ。
考えてみれば、なんとも贅沢。


久しぶりにテックネタでも。

Product hunt というサービスが、Tech Watch で紹介されていました。

海外で注目のサービスが一目で分かる!HackerNewsのプロダクト版、Product Huntとは?創業者Ryanへのインタビュー

Hacker NEWSのプロダクト版と言えば分かりやすいでしょうか。仕組み自体はめちゃくちゃ単純なんだけど、情報発信する人達、それらを購読する人達がすっかりセグメントされているのがポイント。Product Huntの場合、購読者のほとんどがスタートアップスのファウンダーかVC関係者。集まる情報も自然とそうなるし、地域的にはベイエリアが10%(ベイエリア以外の米国55%、米国外45%)となっている。収益については、単純に広告。メルマガ登録者の属性に合わせたターゲティング。シンプルですね。

しかしこのサービスを見ているとVOTE機能やコメント機能などがしっかり搭載されていて、皆で新プロダクトに対してディスカッションを行うことができています。こういう同じ属性の人々が情報を共有し合うサービスって、本当に便利なんですよね。

それでは、今日はこの辺で。

dataSTICKIES ー 斬新なアイデアと、それを実現できる技術の両輪


RocketNEWS で見かけた未来のデバイス。USBメモリがなんと付箋の薄さに・・・です。極薄付箋型のデータ保存デバイスですね。

ほとんど付箋紙!「貼るだけでデータの読み書きが出来る超極薄USBメモリ」が考案される

こちらオフィシャルサイトです。

http://datastickies.com/

まあ、「USBメモリ」っていうのはちょっと違いますね、なにせ、PCに張るだけでデータ移動が出来てしまうんですから。もちろん、専用のアプリやデバイスが必要です。

でも、何がすごいって、その斬新なアイデア。直感性を徹底的に追求し、重ねるだけで容量アップ。例えば、32GBと16GBの付箋メモリを重ねると、48GBの付箋メモリの出来上がり。

この「dataSTICKIES」、現在開発中ということですが、数年後には実用化されて人々の生活が変わるでしょう。アイデアとそれを実現することができる技術の両輪がイノベーティブな製品を生み出します。素晴らしい。


アマゾンCEOのジェフ・ベゾズの個人的投資先一覧をまとめたブログです。

ジェフ・ベゾスが個人で投資するスタートアップの陣容から漂う「未来を作っている感」がヤバイ

文字通り「未来に投資」をしていることが分かります。宇宙・新エネルギー、量子コンピュータ、ヘルスケア、教育、エンタープライズなどなど・・・興味がある人はご覧あれ。

自身もアマゾンを率いる傍ら、個人投資家としても活躍。後ろを振り返らず、現状を維持しようともせず、ただひたすら前だけを見ている姿勢を垣間見ることができますね。
 
 
 

(今すぐ計算しよう)人生30,000日の内、何日分使った?


これ、計算してみると驚きます。

平均寿命が80歳として考えてみると、人の一生における日数は、

365日✕80年=29,600日
81年で約30,000日。

そこで計算してみました。
僕は38歳なので、365✕38としてみると・・・

【13,870日】

やばっ!!!!
約14,000日も使ってしまっている、うわ、もう半分だ。何も自己実現出来ていないや。焦る!!

こう考えてみると一日たりとも無駄には出来ないし、悩んだり、決定を先延ばしにする時間すらもったいない。一日一日をいかに大切に生きるか、ゴールまでの最短距離をいかにシミュレーションして迷うことなく進み続けるか。これに尽きます。

この話は、Dropbox創業者のドリュー・ヒューストンが母校MITの卒業式で語ったスピーチの中でのワンフレーズ。MIT学生時代に企業してわずか20代で億万長者になったドリュー。現在31歳で世界に名だたる企業を作り上げた青年ですが、そんな彼でも24歳の時に「うわ、9000日も使ってしまった!!」と焦ってしまったようです。

<以下、スピーチ抜粋>
引用元「「人生のコツはたったの3つ」Dropbox創業者ドリュー・ヒューストンの卒業スピーチが感動的」(logmi)

「つまり、誰も実際の人生でパーフェクトな成績を収めることはできません。大学を卒業すれば、学校の成績など関係ないのです。ビル・ゲイツの最初の会社は信号を操作するソフトウェアをつくる仕事をしていました。スティーブ・ジョブズの最初の会社は、無料通話ができるプラスチックのホイッスルをつくっていました。彼らの最初の会社は成功しませんでしたが、彼らがそんなことを気にしているとは思えません。これからの人生で失敗したってそんなに大したことではありません。人生の中で一度だけ正しければいいのです。

昔は私も心配ばかりしていました。でも落ち着いて物事を考察し、心配癖を吹き飛ばした日のことを覚えています。サンフランシスコに移ったばかりのある夜、眠れずにインターネットを見ていたところ、「あなたの人生は30,000日」と書いてあるページを見つけました。最初は「あぁそうかい」と見ていたのですが、なんとなく気になり、計算機を取り出し24歳×365日をやってみたところ 「わぉ、9,000日も使ってしまった! 今まで何をやっていたんだ!」と思いました。ちなみにここにいる皆さんはすでに8,000日使っていますよ。これが初めに言った「30,000」です。

その夜、気が付きました。「準備や練習なんてしている暇はない、毎日時間は過ぎていくばかり。これからはパーフェクトな人生ではなく面白い人生にしよう!」。冒険して人生を終えたいと思いました。」

よし、人生何日目かの今日、悔いなく無駄なくしっかり生きよう。

無駄と思えることでも、たまに役立つことがある


資料作りをしている時に「何か面白いネタはないかな」と思うと、ネットサーフィンをするよりもまず、自分のブログのアーカイブを漁ることがあります。今日はまさにそれ。

IT業界ネタがどうしても企画の中で必要になった時、備忘録、あるいはメモ目的でほぼ毎日記しているブログは結構役に立つものです。例えば、このブログの数千の記事の中からカテゴリ検索で「Tech」「業界話」とソーティングすると、読んで字の如く「techネタ」がたくさん出てきます。

スクラップブックと言っても過言ではありません。
新聞記事(ネット的に言うと、ソース)をデジタル的にスクラップしているような感じ。検索機能がついているので、より便利かも。

無駄だと思えることでも、困った場面で役に立つことがありますね。


そんなこんなで思い出した、懐かしい動画。
2005年に北米のみで放送された「SONY Brabia」のCMです。もう9年も前なんですね。サンフランシスコの街をスーパーボール25万個が疾走します。今見ても色褪せない不朽の名作。

日本では全く放送されなかったものでも、Youtubeで再生可能な良い時代です。

ビジュアライゼーションと新鮮フードプリント


企業にとって一番大切なのは、売上と利益!とはいうものの、ここまですごいと逆に「見ない方が良かった・・・」と若干落ち込むようなサイトがあります。

TURNING A PROFIT
How Quickly Tech Companies Build Wealth(英文)

毎度お馴染みの Apple、MS、Google、FBから、Samsung、Sony、HPなど、ソフト、ハード両方のテック系ジャイアントの売上と利益のリアルタイム数値が円の大きさによって表現されています。

まるで、太陽系における惑星の大きさを比べるかのような円。そして、その円がどんどん膨らんでいっているビジュアルは視認性もよく、デザインもGood。何よりも分かりやすい。ビジュアライゼーションは数字を表現するのに一番効果的だと思いますね。余計な心配だけど、Twitterの赤字がどんどん膨らんでいるのが気になります。笑


最近、「フードプリンター」がケーキ屋さんなどを中心に普及しています。砂糖やフレーバー、チョコレートなどを利用したものは多いのですが、なんと「新鮮な食材」をプリントできるフード3Dプリンターがあるのですね。下記のサイトから映像を見ることができるんだけど、カートリッジにミキサーで液状にした野菜やらを詰めて、皿にプリントするような構造です。てか、カートリッジ準備する時間で、料理出来ちゃうんじゃね?というツッコミはなしで。笑

Foodini Is A 3D Printer That Lets You Print Dishes With Fresh Ingredients (英文)

コンセプトトレーラーと牛達の話


3月31日ということで、無事に期末を迎えた企業も多かったのでは。お疲れ様でした。当社の決算は5月末なので、自社的に忙しいということもなかったのですが、取引先関連の締め+増税前とあって、今月はどこで何をしていたのかも忘れてしまうくらいバタバタして、あっという間に過ぎ去って行きました。

でもこうして3月の全ての業務を終え、帰宅前の一時を駅構内のカフェで過ごしていると、脳みそのデフラグをしながら、様々な事案を冷静に考えることができますね。


幾つかのネタをYoutubeから。

ウォルマートのコンセプトトレーラーがかっこいい。
コンセプトモデルなので、実用車ではないらしいですが、いかにも”Advanced”です。外見もさることながら、コックピットがまるで飛行機だ。

Introducing the Walmart Advanced Vehicle Experience concept truck

ウォルマートと言えば、創業者サム・ウォルトンの「私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ (講談社プラスアルファ文庫)」を昔に読んでとても感銘を受けたことがあります。40年で、石油も自動車も抜いて世界一の売上高を誇る企業(2013年はロイヤル・ダッチ・シェルに次いで二位だが)を育て上げたサム・ウォルトン。単なるビジネス書ではなく、一個人のライフストーリー。


こちらは、Whatsより。

人という監獄から解放された牛。その喜ぶ姿にあなたは何を感じますか?

乳牛という役目を終えて死を待つばかりの牛25頭を引き取って育て始めたケルンの牧場主。牛達が喜びのあまり草原を飛び跳ねているのを見ると、考えさせられること多し。

“happy Cows” Kuhrettung Rhein Berg english subtitles / vacas liberadas

明日から4月ですね。
心機一転がんばりましょう!

それでは今日はこの辺で。

理念(理想的概念)とハードウエア、ソフトウエアの関係


サービス、プロダクトを生み出す時は、理念、つまり「こうなるべき」という理想的な概念が先行すべきで、そこには壮大なイマジネーションによって形成される哲学と、テクノロジーのエビデンスが必要になります。

まず「こうなるべき」という理念を生み出し、それに従うことはとても重要ですよね。大木の根がしっかり地面を掴んで離さず、さらに地中に深く広がっているのと同じように、理念がなければ木も大きくなりません。太くて真っ直ぐな幹を伸ばして枝葉を張り巡らせていくためには理念が必要です。そのような理念に添い、そしてブレることなく枝葉を広げている企業の代表格が「Google」であると思います。

Googleは「世界中の情報をインデックスする」ことを理念にしています。そのために、まずは高度な検索エンジンを開発しました。そしてインターネットの世界は今やGoogleの検索エンジンなくてはほぼ何も出来ないという状態になっています。次に彼らは、その「インデックス」した情報を元に、(大袈裟に言うと)人々の生活を変えようとしています。ハードウエアをオペレーションするOS(Android)を開発し、そしてハードウエアそのものも開発することによってです。例えば、自動運転カーであり、ロボティクスであり、Google Glassのようなウェアラブルデバイスですね。

例えばGoogle Glassは、単純に言うと、ハードウエア、OS、アプリケーションで成り立っています。OSという基盤で動くアプリケーションがWiFiやBluetoothを経由してインターネット上から情報を引っ張り、Google Glassを装着している人の眼前に情報を映し出します。

飛行機を見れば、運行状況や運賃を表示し、ランチ時にストリートを歩けば、近くにある評判の店をリコメンドし、ゴルフ場に行けば、ピンまでのヤーデージを表示してくれる。

これらは全てネット上の情報とアプリを搭載したハードウエアとのハイブリッドです。自動運転カーも同じですよね。GPSとグーグルマップの機能、渋滞情報のハイブリッドです。もしGoogleがこのようなウェアラブルな世界、ハードウエアとネットとの融合の実現を「理念」としていたのであれば、手始めに検索エンジンを開発してネット上の全ての情報をインデックスしたことは「エクセレント」の一言に付きます(スタンフォードの学生であったセルゲイとラリーがそこまで考えていたのかどうかは疑問ですが)。なぜなら、飛行機の運行状況も、お店の評判も、ゴルフ場の情報も、すべてネット上に流れている情報な訳ですから。

なお、Google Glassに関する情報は以下のニュース記事で参照可能です。

グーグル・グラスは「秘書」 生活して分かった存在価値
ウエアラブル端末時代の幕開け(1)(日経新聞 Tech Frontline)

「こうなればいいのに」「こうあるべきだよね」
理念を生み出すためには、自問自答を日々繰り返すこと、「なぜ」をたくさん作ることがいかに重要であるかということを、このような事例は考えさせてくれます。脳も心もクローズではいけない。オープンであるべきですよね。

無人機ネタを通して知る、世界のインターネット普及率


Facebookが無人飛行機のメーカーを買収するというニュース。

Facebook、太陽光発電で成層圏に滞空するドローンを買収か―50億人に安いネットアクセスの提供を狙う(Tech Crunch)

この無人機、記事によると成層圏上層まで上昇し、太陽光発電で5年間も無補給無着陸で滞空するとのこと。Facebookの狙いは、このドローンを利用して、未だネットを利用することが出来ていない「50億人」の人々にネットインフラを提供することであろうと推測されています。
要するに、空飛ぶ無線アクセスポイントですね。

この記事で一番驚いたのは、ネットを利用していない人が世界にまだ50億人もいるということ。今やネットがないと仕事が出来ない(ライフライン)我々にとって、この50億という数字は非常にインパクトがある数字です。改めて驚きました。

しかし冷静に考えてみると、2013年の世界におけるインターネット利用者数は27億4千万人ということだから(総務省)、確かに残りの約50億人は利用できていない、ということになる。それが、アフリカ諸国や途上国だけではなく、10億人以上の人口を抱える中国のネット普及率は38%、インドは10%程度だから、この二カ国を合わせても10億人以上がネットを利用していない(できていない)ということですね。都市部は使えても農村や山間部は使えないというインフラの問題と、PC、スマフォ、ネット利用料という価格の問題の両方がありそうです。

もちろんFacebookがターゲットにしているのは途上国だから(中国の上空に飛ばした瞬間に撃墜されるだろう)、これによってどこまで普及するのかは分かりませんが、ビジネス目線というよりは「世界中が繋がることのできる環境をつくろう」という理念を掲げる Internet.org の目的達成の一つであると考えると、地球規模かつ長期視点でのプロジェクトを構築し始めているということでしょう。

こういった事が民間企業で行えちゃうという点、これまた色々と考えさせられます。

どのように「elevation」するか


ロボティクスやAI関連企業の買収を続けるGoogleや、whatsappを買収したFacebookを見ていると、Tech分野で短期間で一気に収益を上げるためには、シリコンバレーのスタートアップスの多くがそうしているように「お金持ちの会社にいかに目をつけてもらえるか」という「エグジットスキーム」で動くか、とにかく支援者やサポーターをたくさん募って「短期集中」で一気にスピードを上げて行くかのどちらかしかないな、と考えます。

これは、その会社にとって「将来どうなりたいか」という目標によって戦略は大きく左右されるところです。そこそこの規模でなんとか食えるくらいにやっていこうと思えば、コツコツ積み上げ型で良いと思いますので、上記のような戦略は関係ないでしょう。しかし、世界を取ろう、思えば、ドラスティックな発想転換と先のような戦略がマストです。

フォロワー戦略で既存の産業や技術をトレースする場合は、今までにないビジネスモデルという「ソフト面(サービス面)」で勝負できますが、誰もが持つ発想で「想定内」なコンセプトでは、サービス面は真似されやすいという意味で非常に脆弱。所詮はマーケットの奪い合いになるので、成功しようと思うと、「うわ、その発想はなかったわ」というような、例えば、UberSquareなどの画期的なサービスで既存産業からパイを奪うようなアイデアが必要です(Uberの場合はタクシー産業、Squareの場合はカード市場)。

技術で勝負しようと思えば、STAP細胞やIPS細胞のように「唯一無二の何か」を持っているかどうか。後者はとても属人的になりますが、その「人」や「チーム」や「組織」に価値がある。そしてモノを言うのは特許や知財。

スタートアップスは良いアイデアがあったとしても「ヒト・モノ・カネ」が慢性的に不足しています。そこをどう補うか。一気に行こうと思うのであれば、全力疾走のスピードが必須。スピード勝負をするためには良いエンジンと燃料が必要です。「カネ」については、貯金があればそれを崩しながらタイムフレームで一気に勝負する。なければ、支援者を募って集める。「ヒト」については言えば、いかに自社と自社の商品・サービスを魅力的にブランディングし、この会社で働きたい!と思うような魅力を打ち出すか、そして「ヒト」が集まる場所に出るというロケーション戦略。「モノ」については、そのモノを持っている会社やパートナーとアライアンスを組んで補完し合う。

これらの戦略と「覚悟」が合わさって初めて、準備が整うと思います。今の世の中って「強者は益々強くなり、弱者はどんどん弱くなって行く」という時代ですよね。一部の成功した企業が、他社を次々に買収してバリューを上げていく。Googleなんて、完全に世界支配を狙っていますからね。その内、ソフトウエア産業は全てGoogleに潰されると思いますよ。彼らは簡単にソフトウエアを作るだけの技術もカネもヒトも持っています。そして、その力を利用して、良いと思うものはサクッと作ってサービスインし、フリーで配布する。今はハードウエア事業にもどんどん手を伸ばしています。

ちなみに、僕の今年の目標は「elevation」でした。自分の見える景色はあくまで想定内の景色。つまり、自分の枠よりも、それ以上は大きくはならない。ドラスティックな発想は、自分の中からは「何かが降ってこない限り」生まれないとも思っています。さあ、自分に見えない景色をどのようにして見ようか。

今年が始まって早二ヶ月。
なんとなく輪郭は見えつつありますが、まだ少し模索中です。