焼肉とMaker Faire

なかなか忙しい日々となっております。
梅雨も明けて暑い夏がやって来そうですね!今日は暑気払いも兼ねて、来日されたビジネスパートナーの方と焼肉をご一緒させていただきました。

東梅田の龍の巣です。
美味しいなあ。

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さて、告知です。8月6日、7日に東京ビッグサイトで開かれるメーカーズの祭典、Maker Faire Tokyo 2016 に今年もQuadceptはスポンサー出展します。今年はIoT関連の出展が多そうですね。年々スポンサー企業も増えてきて盛り上がりを感じます。是非、ご来場ください。

詳細はこちらから

皆様にお会いできますのを楽しみにしております。

[備忘録]攻めの採用とリテンション、アトラクト

人類初のスピードで人口減少、高齢化を続ける日本において、構造的人材不足の戦略的採用はほとんどの企業でテーマになっています。先日、銀座で開催されたグローバル人事塾リクルートワークス研究所・労働政策センター所長の中村さんと、主任研究員田中さんの勉強会に参加した際の備忘録をメモ的に記載しておきます。

・人材確保の3つのキーワード = 辞めさせない、活かす、採る

人材不足は、採用の問題ではなく「採用+活用+離職」の問題。労働市場が構造的に変化しているので、原則にもとづく本質的な打ち手を取る企業が優位。これからのキーワードは働き手のリテンションをどのようにするか。具体的に言うと、リテンション = 個を見たマネジメントに変えていかなければならない。

・採用の鍵は、「賃金と働き方」「対象の拡大」「離職の防止」の三点。

どの部分にフォーカスしてアトラクトするか。
例えば、JPモルガンは「服装自由」を打ち出した。これは「対象の拡大」の部分でアトラクトしている。でも現実は高額なアカウントがたくさん顧客として存在するからスーツを来なければならない。

Netflixは、「エンジニアの年間休暇取得無制限!」とした。極端な話、一年間で一日しか出勤しなくても罰せられることはない。なぜこのようなことが出来るかというと、出勤日数ではなく「成果にコミット」しているからである。逆に言うと成果が出せなければ休みはない。

このような方針がまさに原則に基づく本質的な打ち手を取っている企業の代表と言えるし、このように大企業であれ今を輝くベンチャーであれ、いかにアトラクトするかを考えなければ、人材採用はできないということを意味している。ただ結果を出さなければ企業としての未来はない訳で、対象の拡大によって間口を広げつつ、会社が求める基準を下げずに離職防止をするという点が求められている。

構造的変化に伴う、柔軟性と創意工夫が求められていますね。まさにこれからの社会、経営=人事、人事=経営です。CEO、COO、CFOは一般的になりましたが、これからはCTOに加え、CHRO(最高人事責任者)というポストが重要になってきます。

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ふかひれラーメンの余韻と共に大阪へ帰ります

ビジネスパートナーに「メシでも食いながら話しましょうよ」と、東京駅の八重洲北口にある「筑紫楼」というフカヒレ専門店にお連れいただきました。いやあ、この名物フカヒレラーメンのうまかったこと!

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もちろんミーティングでの話は、フカヒレの味よりも味わい深かったですけれど。笑
昨日から東京入りしており、クライアント、取引先、ビジネスパートナーへの訪問、勉強会への参加など昼夜関係なく濃い仕事をすることができました。国内海外関係なく、どこにいても素敵な仕事仲間がいて嬉しい限り、感謝しきりです。

新幹線の車窓から見える外は大雨ですけれど、今回の出張で決まったことは雨であろうが酷暑であろうが、明日から粛々と進めるのみ。さあ、楽しくなって来ました!

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金曜日から土曜日にかけて

金曜日は4年間のロンドン生活を終えて帰国したスーパープログラマが帰国し、久しぶりに飲み。日本とイギリスでリモートワークをしているとはいえ、やはり本社勤務してくれると打ち合わせや相談もしやすいし、僕は彼の帰国をずっと楽しみにしていたのでした。

二軒目は前回がいつぶりだっただろうと思うくらい二人でサシ飲み。彼が新卒で入社したのが10年前。僕が中途入社した年の4月に彼が入ってきました。お互い11年目となり、積もる話に花が咲きました。価値観と歴史を共有できている奴との飲みはやっぱりいいものです。とてもいい夜だったなあ。今週はとにかく社内のメンバーたちと飲みに行く機会が多くコミュニケーションを取ることができました。僕はいつも「ただでさえ一日10時間以上、週5日もずっと一緒にいるのに、社内のメンバーと飲みに行くくらいないら社外の人たちと飲みに行って色々と吸収してきなさい」と言っているのですが、月に一度くらいはこうして飲みニケーションするのはいいですね。建設的な話が出来れば最高です。

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そんな訳でスイッチが入ってしまったもので、芦屋に帰ってバーを二軒ハシゴ。昨夜はサクッと帰るつもりだったのにあれよあれよという間に深夜まで、久しぶりに深酒をしてしまいました。僕の場合、酒にまつわる話の「久しぶり」というのは一週間ぶりくらいの時間間隔くらいでしかありませんが、楽しい常連さんたちと金曜日の夜に共に傾けるグラスは心身のリフレッシュに繋がります。

今日は雨の予報だったので散髪に仕事にいつもの土曜日。また梅雨が舞い戻ってきた感じの天気でしたね。めちゃめちゃモイスチャー。

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Windowless plane

「windowless plane」 って知っていますか?

全面ガラス張りの飛行機のことです。未来の飛行機のコンセプトイメージが 「windowless plane」 「windowless jet」 などでGoogle画像検索するとたくさん出てきます。雲の中を自分が飛んでいるかのような、大都会の夜景を見下ろしながら、稲光を見ながら空の旅を楽しむ。とてもスリリングなように思いますがとても素敵です。

こんな飛行機でフライトしたいなあ。

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一昔前に想像していた未来が次々に実現していく時代です。旅客機はまだまだ進化の余地がある分野。このような「windowless plane」も将来必ず実現するでしょうね。

こちらは Futurism の youtube 動画。
夢が広がります。

The Plane of the Future: A Windowless Jet

自動運転キットに見るトレンド

iPhoneとPS3のジェイルブレイクを世界で初めて成功させてその名を世界に轟かせ、自動運転カーをわずか一ヶ月で自作して更に世界を驚かせた天才ハッカー、George Hotzが今年末までに1000ドルで自動運転キットを販売する予定・・・とのニュース。わずか1000ドルのキットですよ。実用性、安全性はさておき、ブッたまげてしまいました。記事のソースはこちら。詳しくは下記のリンクからご覧ください。

Teslaに挑戦する自動運転車ベンチャー、AIが人間の運転を見てドライブ技術を学ぶ (Emerging Technology Review シリコンバレーからの先端技術分析レポート より)

George Hotz’s Comma.ai snags Tesla engineer to work on autonomous car tech (the verge)

よくよく読むと、 “自動運転キットはドライバーの運転をアシストする機能で、Tesla Autopilotと同じコンセプトとなる。Googleのような完全自動運転ではなく、運転の責任は全てドライバーにある。” (Emerging Technology Review より) とのことで、あくまで運転「支援」システムですが、それにしてもすごいですね。

最近オートモーティブ界隈のスタートアップスが群雄割拠しています。例えば最新の車を買うとコストが莫大に掛かりますが、今乗っている車にそういうデバイスをオンボードするだけで、最新のコネクテッドカーのように危険検知したり、コミュニケーションができたり、運転支援ができるようなツールがあれば、みんなもっと喜ぶし広がりますよね。

日本のスタートアップスPyrenee もその一つ。ダッシュボードに乗せるだけで危険検知し事故を未然に防いでくれる支援キットです。最初に目にしたのは昨年の SEMICON Japan の World of IoT でしたが、その同じ週の週末に行われた Gugen2015 にも出品されていて、同じ週に異なるイベントで二度も社長と顔を合わせてお互い「おお!」と驚いたことを覚えています。ちなみに Gugen2015 では優秀賞を受賞されていました。

車そのものも良いですが、こういうキット化することによって誰もが手に届きやすいものを作るというのも社会的な意義があって素敵だと思います。当分オートモーティブからは目が離せません。

(サンフランシスコでの運転風景)
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国力とは

中国の工場を見学に行くと、若い人ばかりが手を動かして働いているのを目にします。とにかく、若い人が多い。勝手な想像ですが、日本の高度経済成長期に地方から集団就職で都会に出て働いていた親世代がいたという事実をプレイバック映像で目にしますが、今の中国もまさにそれだと感じます。

基板の手実装の風景
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もちろん、一人っ子政策の影響で中国も逆ピラミッド、近い将来、日本と同じような状況になる(あるいはもっと深刻)のは目に見えていますが、今の労働力を支えているのは地方からの出稼ぎの若者たちです。

女の子もいっぱい働く風景
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一概には言えませんが、このような光景は手による労働に支えられた経済であり、今後AIの台頭でガラッと代わる労働の光景の中でも、まだ残された「手による労働」が世界のものづくりを支えているんだなと感じます。しかし、このような経済もいつまで続くか分かりません。でも、とにかく若い労働者が多いというのは、日本のそれとは大きく異ります。

僕は40歳ですが、これからの日本を考えた時に75歳、いや、80歳まで何らかの形で働かなければならない超先進国に生きている自分の覚悟です。

あちらこちらを飛び回る理由

二日間に渡る怒涛の東京出張が終わりました。今回はテック系でもエレクトロニクス系でもなく、HR系の展示会にアテンドです。縁あって日経ヒューマンキャピタルの協賛側で参加させていただきました。

詳しくは書きませんが、僕の仕事は多岐にわたります。関係する業界も様々です。説明すると長くなります。複雑です。でも、それぞれの活動が自社の利益に繋がるようにあちらこちらを飛び回っています。飛び回れば飛び回るほど忙しくなるのですが、それが顧客と自社の利益になるのであればなんてことはありません。

お仕事はご縁により成り立っていると思います。IT野郎のくせに泥臭く、アナログですが、様々な業界で顔を覚えてもらい、仲良くすることが自分の仕事だと思っています。

今回の展示会でお会いした皆様、家族のような仲間たち、出会いに感謝です。ありがとうございました。

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同じ国なのに国境が存在する一国二制度の風景

世界の工場であり、ハイテク産業の集積地である深セン市からは陸続きに香港に行くことができます。しかし、そこは中国が誇る一国二制度。深センと香港の境には立派な「国境」が存在し、イミグレーションを通過しなければなりません。これがなかなかの経験で、自称「旅芸人」としては記録しておく必要があるでしょう。

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島国で生まれ育った日本人にとって、陸続きで国境を超えるという経験はとても貴重です。海外居住者や旅行者でなければ、「国を徒歩でまたぐ」という経験はなかなか出来ません。そういえば昨年の3月、サンディエゴ出張時にアメリカとメキシコ国境の町、サン・イーサンドロに行きましたが、その時の経験と良く似ています。「アメリカとメキシコの国境の町 SAN YSIDRO (2015年3月1日)」 緊張感、非日常、ロマン、旅情・・・様々な感覚です。

さて、深セン各地域から香港へ行くには、電車、車、船などの手段がありますが、僕たちは電車を選択しました。下の路線図で示されているLINE1で国境の「罗湖駅」まで移動します。

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ここが深セン側の罗湖駅。改札を出て、入国審査場へ。

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「罗湖口岸」と書いてあるのが、入国管理局のことです。

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中国人、台湾人、そして外国人で窓口が分かれています。

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出国と入国では建物の階が分かれており、一方通行です。両替屋や旅行会社の窓口がたくさんあります。

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イミグレは撮影禁止なので写真はありませんが、ゲートもたくさんあり、人が並んでいました。ちなみに、この「罗湖口岸」は10年前くらいまでは世界で一番旅行者の通過が多い国境だったようです。その数、なんと年間9300万人!今はマカオと中国の国境が一番の様です。しかし、一年で一億近い人が往来しているとは、さすが中国ですね。

イミグレを通過すると、渡り廊下で国境の川を渡ります。この廊下は2階建てで、一階は香港から中国へ入国する人、二階は中国から香港へ向かう通路になっています。

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これが、国境の川。
数々の歴史の舞台になったんでしょうね。ロマンがあります。

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渡り廊下の香港側から見る深センの「罗湖口岸」。立派な建物に「深セン」の文字。

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さて、香港側に無事に入国しました。

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ここに香港側の「罗湖駅」があり、電車に乗って市内を目指します。路線図はこんな感じ。

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駅を見下ろします。

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人もたくさん。

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こちら車窓からの風景。山が多い香港らしく、国境付近は自然のまま。市内に近づくに連れ、徐々に高層マンションが増えてきます。

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尖沙咀(Tsim Sha Tsui)という駅に到着しました。

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香港の路線図。公共交通が発達しています。

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九龍側の市街地です。

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名門、ペニンシュラホテル。

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1881 Heritage。

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こちらは工事中の香港藝術館。

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九龍側から香港島の中環方面を望みます。世界三大夜景のひとつです。

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いかがでしたでしょうか。一国二制度ならではの、国境のある風景。ちなみに、深センも香港もとても蒸し暑く一時間程度歩いただけなのに汗だくになりました。

さて明日は、このブログ名物「世界の空港シリーズ」をエントリーします。

中国の深センへ

今日はシンガポールの取引先とミーティングした後、関空にダッシュ、中国の深センに出張します。4時半起きでも仕事片付きません。週明けから多忙です。

さて、深センは、香港に隣接する中国きっての国際都市で、世界の工場中国の中でも最も製造業が発達している都市のひとつです。当社として「ものづくりプラットフォーム」のプロジェクトを進めており、Communityユーザ向けへのサービスの一環として重要な打ち合わせがあります。

中国はゴールデンファイヤーウォールが敷かれており、FacebookもGoogleもTwitterもアクセスできませんが、時間があればこのブログは更新しようと思います。

関空から直行便で4時間ちょっと。二泊三日の弾丸出張で、帰りは香港からの帰国になります。しっかり成果を出し、顧客の皆様に良いサービスが提供できるようにがんばりたいと思います。

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