コンセプトトレーラーと牛達の話


3月31日ということで、無事に期末を迎えた企業も多かったのでは。お疲れ様でした。当社の決算は5月末なので、自社的に忙しいということもなかったのですが、取引先関連の締め+増税前とあって、今月はどこで何をしていたのかも忘れてしまうくらいバタバタして、あっという間に過ぎ去って行きました。

でもこうして3月の全ての業務を終え、帰宅前の一時を駅構内のカフェで過ごしていると、脳みそのデフラグをしながら、様々な事案を冷静に考えることができますね。


幾つかのネタをYoutubeから。

ウォルマートのコンセプトトレーラーがかっこいい。
コンセプトモデルなので、実用車ではないらしいですが、いかにも”Advanced”です。外見もさることながら、コックピットがまるで飛行機だ。

Introducing the Walmart Advanced Vehicle Experience concept truck

ウォルマートと言えば、創業者サム・ウォルトンの「私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ (講談社プラスアルファ文庫)」を昔に読んでとても感銘を受けたことがあります。40年で、石油も自動車も抜いて世界一の売上高を誇る企業(2013年はロイヤル・ダッチ・シェルに次いで二位だが)を育て上げたサム・ウォルトン。単なるビジネス書ではなく、一個人のライフストーリー。


こちらは、Whatsより。

人という監獄から解放された牛。その喜ぶ姿にあなたは何を感じますか?

乳牛という役目を終えて死を待つばかりの牛25頭を引き取って育て始めたケルンの牧場主。牛達が喜びのあまり草原を飛び跳ねているのを見ると、考えさせられること多し。

“happy Cows” Kuhrettung Rhein Berg english subtitles / vacas liberadas

明日から4月ですね。
心機一転がんばりましょう!

それでは今日はこの辺で。

一貫性を保つために、時間を掛けて醸成させていく


しっかり醸成させなければ良い酒が出来ないのと同じで、言葉や思考もしっかり時間を掛けて醸成させなければ、良いものは生み出せないと思っています。

ふとした瞬間に立ち止まり、過ぎ去ったある時点での出来事や、今後の事などを考えようとした時、また、何かのテーマに対しての答えを導き出そうとした時など、「冷静に、じっくりと時間を掛けて考えなければ・・・」、「客観的に見なければ・・・」、という一種の強迫観念にとらわれることが多々あります。

日常生活の中で、瞬間的に何かを判断することが多いからかもしれません。仕事では、日々膨大に押し寄せる電話やメールの対応に追われていて、ある意味「頭」で考えなくても事務的に処理する事、あるいは瞬間的に判断することが身体の隅々にまで根付いている。またこのブログもそうですが、毎日の更新に拘っているところがあるので、そのとき考えていることを15分、20分で殴り書いて更新してしまうことも多い。時々しっかり時間を掛けて書くこともあるけれど、そんなことは週に一度あるかないかなので、ほとんどが薄っぺらいものとなってしまっています。


先ほど「強迫観念」と書きましたが、人は誰でも自分の考えや発する言葉に一貫性を保ちたいと思いますよね。でも、時として短絡的に考えてしまったり、日頃から自分の内にある「持論やロジック」と少しシンクロするところを見つけては、都合良く「connect the dots」してしまうこともあります。瞬発的かつ直感的な判断が正しいこともあるかもしれないけれど、後になってブレそうで怖いし、その時々で考え方が変わったり、先延ばしになることは「根拠がない=考えがない」のと同じことなので避けたい。

果たしてそうなのか?
何かを見失っていないか?
自分にとって都合の良い解釈ばかりしていないか?
本質はどこだ?

このような自問自答を繰り返し、意識的に客観視するようにし、特に急いで答えをだす必要がない場合、また、考えても答えが出にくい種類の問題などは、結論を急がずにしっかり醸成させたいものです。そのためには時間も必要だし、目に見えるメモ書きだけじゃなく、歩いていてもボーっとしていても直ぐに思い出せるように、脳みそに付箋を貼っておくような訓練も必要かもしれませんよね。

という訳で、今夜も酒場の与太話よろしく、
殴り書きでやり過ごしたいと思います。

コーヒーを巡るマーケットの変化


オフィスに持ち帰るコーヒーの種類が、最近変わって来ています。というのも、コンビニのコーヒーのレベルがすごい。僕個人としては、身の周りに多いセブンイレブンのコーヒーが大好き。Mで100円、Lサイズで150円。安いですよね。こういうコンビカフェの台頭により、スタバやタリーズなどに行く機会が減りました。

例えば、カフェモカやキャラメルマキアートなどを飲むなら別にして、ブラックコーヒーを志向する人(自分含む)にとっては、単純に値段を比較すると、スタバ、タリーズは350円、一方コンビニコーヒーは100円〜150円。コンビニとカフェが二軒並んでいたら迷うことなく、コンビニに入りますよね。

とはいうものの、今日の帰社途中にはコンビニがなかったので、夕方は近くのタリーズに寄ってオフィスに戻ってきました。結局、自分にとって都合の良いところにある店を選択しているようです。

コンビニのすごいところは、今や郵便局であり、銀行であり、カフェであるという点です。郵便局や銀行にとってはチャンネル(窓口)が増える訳ですからむしろ歓迎すべきですが、コーヒー・チェーン店にとっては完全に競合ですよね。あと、自販機も。少なくとも、僕のように、テイクアウトはコンビニコーヒー、その場でゆったりと時間を過ごしたいのであれば、スタバやタリーズなどのコーヒーチェーン。完全に半々になって来ました。以前はコーヒーチェーンでお金を落としていたのに。自販機で缶コーヒーを買うこともなくなったなあ。

ミクロ経済というのは、こういうものですね。

夢中になるということを教えてくれた記事


ハーバードMBA出身で、ボストンやシリコンバレーでVCに勤めていた古賀洋吉さん(「愛の日記」でも有名ですね)が、最近「Drivemode」という自動車関連のベンチャーを起業したのですが、そのいきさつを書いた記事がめちゃくちゃ面白いので、シェアさせていただきます。

Drivemode設立経緯その1

Drivemode設立経緯その2

まあ、とりあえず、興味のある人は読んでみてください。百聞は一見にしかず。Seeing is believing。

ちなみに、同学年である古賀さんに対して、僕は何年も前からすっかりファンな訳ですが、彼が自分にとても正直であるということ、飾らないこと、自分にとって「おもろいことをやる」という点、めちゃくちゃ惹かれる訳です。後先考えず、まずやってみましょう。人生一度だから後悔のないようにやりましょう、みたいな。「守り」が一切ない。

で、このような生き方(結果、成功している)の背景には、奥様の存在もある訳ですね。

 ”え?あなた、転職とか考えてるの?起業するものだとばっかり思ってた。なーんだ”

といった言葉や、

”まあ、世の中の多くの奥さんは本能的に安定重視だと思うわけだが、うちの奥さんの場合は僕に対して「あなたにはできる」というよくわからない前提がいつもあります。そして、「できるのになぜやらないのだ。家族が心配だと?失敗しても別に殺されないだろう。あなたらしく生きろ。」という一環した男らしいスタンスを貫きます。”

(””内は記事から抜粋)

この奥様の考え方が、全くそのまま、うちの家内も同じ。
笑けるほど良く似ている。

まあ、僕が思うに、男は一概に「臆病」と思ってもらって差し支えありません。
途中までは威勢のいいことばかり言うのだけれど、いざとなった時に尻込みする。しかし女性は、そんな尻込みしている男を見て「ポーン」と背中を押してくれるんです。芯の強さがある。少なくとも僕の場合、家内がズバリそんな性格ですし、僕の性格を良く知る友人も「知樹は出来る子なんだから、あれこれ難しいこと考えずに感性で突っ走りなさいよ」みたいなことを言う人ばかりだったりするので、「くっそー、こいつら勝手な事ばかり言いやがってー」と思う反面、ああ、いい人達に恵まれてるなあ・・・といつも感謝しています。


さて、とにもかくにも、夢中になれることを夢中でやるという人生はどんなに楽しいことでしょうか。リスクも恐れず、失敗しても何度でもチャレンジすれば良い。別に、まあ、普通にビジネスをやっていて「殺される」ということもない。周りに恵まれてさえいれば「守るものがある」というのは本人のエゴでしかないので、結局、臆病な自分を正当化するための言葉にしか過ぎなかったりします。

いやー、本当に学ばされるわ。

久しぶりにクールダウンしながらカフェ勉について考えてみる


久しぶりに退社後、ターミナル駅近くのカフェにてクールダウン。ある文献を線を引き引き読んでいます。平日夜のサンマルクやタリーズは、仕事終わりの方々がそれぞれ思い思いに本を読んだり、勉強したり、仕事の続きをしていたり、週末の図書館のようになっていますね。僕もこの雰囲気が好きで、週に何度かは仕事終わりに一、二時間程度過ごすようにしています。

思えば、仕事前後の朝や夜、また週末に、カフェで仕事や勉強をするといった風潮はいつ頃から増えて来たのでしょうか。スタバ、タリーズ、ドトール、サンマルクなど早朝から深夜まで営業している駅近くのカフェが増えてきたのと比例して増加してきたのではないかと思いますよね。スタバなどがなかった時代は、飲み屋とは違って深夜までやっている喫茶店などそもそも少なかった訳だし、勉強や仕事するなら、家でというのが当たり前だったような気がします。社会全体が勤勉で勉強好きになったのかな、資格ブームかな、とも考えましたが、今まで家でひっそりとやっていた人たちが外に出て顕在化した訳で、昔も今も変わらないのかもしれません。

しかし、変な一体感も生まれるのが、外勉強の良いところ。

図書館でもカフェでも、一人ひとりがカウンターに座ってそれぞれ勉強していると、ああ、みんなそれぞれがんばっているんだな、と思って励まされたりします。そして、この時間の早いこと早いこと。21時半に入店して、今時計を見るとあっという間に23時です。集中していると時間の経過が早い早い。

なかなか充実の時間です。

「全員精鋭主義」がもたらした一つの大きな結果


IWF2013で、Quadceptが優勝を獲得しました。

Innovation Weekend Grand Finale 2013

IWの関係者の皆さん、応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました。そして、この優勝は「もちろん」チーム全員で勝ち取った賞だと確信しています。

徹夜でプレゼン資料を用意して練習に練習を重ねたスピーカーK君、マーケターMさん、そして、毎日毎日、夜遅くまで開発に励む開発部のみんな、営業、サポート、クリエイティブ、ICT・・・しっかり下支えしてくれているチーム全員で獲った賞です。表に出ることはなくても、みんなの働きが一つの結果になりました!全員に、おめでとう!

少し、会場の雰囲気なども。

そして、一緒にファイナルに出たスタートアップスの皆さん、お知り合いになれてとても嬉しいです。舞台裏の控室には独特の緊張感と一体感が生まれ、特に同じテーブルに座っていた皆様とは「戦友」のような感覚になりましたね。とても盛り上がりました!皆さん、素晴らしいアイデアに、ドクター、マスタークラスの優秀な方々ばかり。皆で成功したいと心から願います。これも何かの縁、これからも仲良くして行きたい!


今年は、たくさんメディアに取り上げていただいたり、賞をいただいた年でした。グッドデザイン賞を皮切りに、IWF優勝で無事に今年も締めくくることが出来そうです。これで、明日の夜からのグアムでも思いっきり羽を伸ばしてこれる!(なんて

それはさておき。
我々のグローバル戦略はまだ始まったばかり。やらなきゃいけないことが山積しています。いきなり大きな事は出来なくても、目標に向かって小さい事をコツコツと積み上げることは出来るはず。これからは多方面からのアドバイスも取り入れながら、着実に歩を進めたいと思います。

タイミング良く、明朝9時からアメリカの大手商社と、とても重要なテレカンを実施しますし(今、まさに帰りの最終新幹線で必死に英語資料閲覧なう)、師走ではありながら、とても良い波が来ている感じです。このままの流れを維持し更に加速させつつ、来年を迎えたいと思います。

なにはともあれ、本日はお疲れ様でした。
そして、お会いした皆様全員、ありがとうございました。

雲の切れ目にK-7とMe323


ピアノ演奏の音色に耳を傾けて優しい気分になった後は、空に浮かぶ分厚い雲を見上げて「あの中からどんな飛行体が現れるのだろうか」と空想に浸ってみたり。そんな日曜日。

飛行体というと、僕の興味を惹きつけて止まないのが、プロペラ機の帝王カリーニン7メッサーシュミットMe323の二巨体。巨大ダムや発電所、橋など、人は巨大な人工物に惹かれるという特性を持っていますが、その中でも飛行機、しかもプロペラ(間違えてもジェットエンジンではありませんよ)であのK-7の巨体を持ち上げようとした1930年代の旧ソ連の技術(翼の中に120人以上収容できるらしい。意味不明だ)と、ナウシカのバカガラスそのままのドイツ軍Me323ギガントの異様な風貌は、メカフェチの興味を惹きつけて離さないものとなっています(いや、僕だけか)。

カリーニン7のCG画像(http://englishrussia.com/より

メッサーシュミットMe323ギガント(Wikipedhiaより)

本当は眠気を覚ますために外出したはずが、こんな飛行機のことばかりを考えて一向に学問が進まないという状況に陥ってしまうほど、今日の厚い雲の影響は大きかったのかもしれません。とりあえず、ホットコーヒーを飲むとしよう。

車窓、移動、フライトミュージック


二日連続、新幹線の車窓から。
全ての行程を終えて午後からの会議に間に合うように帰途についています。昨日の東京はぐずついた天気だったけれど、今朝の横浜はこんな快晴。空気もキリッと引き締まり、とても気持ちの良い天気でした。


今週はなんだか移動や打ち合わせが多いなあと思いながら記事を書いていますが、実は僕の移動距離なんて「移動」の内に入らないのではないかと考えさせる話がありました。今アライアンスの話を進めている某システム会社の社長は、いつも日本全国を飛び回っていて、本社に帰るのは月に一回、家に帰るのも月に一、二度程度だそう。一番多い時は、北陸〜関東〜中部〜関西〜中国〜四国〜九州〜沖縄〜関西〜北陸の移動を一週間で行脚したこともあると。

「キャリーバッグ一つで生きていく方法を身に付けましたよ、ははは」なんて笑っていましたが、そんな生活、慣れるまでは相当しんどいでしょうねえ。僕の場合、飛行機はまだマシですが、東京〜大阪間の新幹線2時間40分で疲れてしまうんですから。仕事をしながらではありますが、あの揺れと気圧の中でPCをカチカチするのは、どうも身体に合わないようです。腰もすぐに痛くなるし(虚弱


当社マーケ担当のYAZAN氏は、いつもピンポイントで興味ある記事をキュレーティングしてくれる強い味方。今朝スカイプで届いたのはこんな記事でした。

日経ビジネス「「リケジョ」は日本のモノ作りを変えるか
彼女たちの本音と企業の思惑」

先日の Maker Faireでも「リケジョ」学生さんがたくさんお見えになられました。うちもリケジョが欲しい企業の一つ。企業のニーズや彼女達の本音など、後程じっくり読んでみたいと思います。


ここ最近、とても気に入っているBGMです。
こんなのを作ってアップしてくれる職人の皆様に感謝感謝です。今は昼なので、Holiday Version。夜間飛行Versionもあるんですよ。

【作業用BGM】 ~フライトミュージックセレクト~ Holiday In Flight-Paradise Airline- 【Fusion/Smooth Jazz】

それでは今日はこの辺で。
金曜日、午後からもしっかりがんばりましょう。

ソーシャルシティと概念先行型


wired.jpの「ソーシャルシティ グランフロント」の記事を読んで、概念先行型の典型だなと思ったので、頭の中に浮かんだことを酔った勢いでツラツラと書いてみたいと思います。ちなみに、10/28(月)にグランフロントで開かれるWiredイベントには早速申込みました。ただ単に何かが見れる、何かが体験できるというセミナーやイベントにはほとんど興味が沸かないのですが、その中でも概念や哲学が先行し、形のないビジョナリーな要素が見え隠れするようなイベントには、すぐに食いついてしまいます。

(ちなみに、記事の途中で寝落ちしてしまったため、朝から続きを書いています)

さて、グランフロント大阪は「街と人がつながるソーシャルシティ」というコンセプトのもとに作られた街(昔風に言うと近未来型)ということですが、まさに「将来こうなるべき」という理想モデルを先行して実装している街だと思っています。僕はこの概念先行については結構ポジな意見を持っているし、そもそも新しいものを生み出す時こそ、フォワードは概念先行型であって、バックヤードはエビデンスに基づいた実現可能(もしくはプロトタイプで既製されている)な状態で、そのバランスが上手く取れていることと、先行し過ぎてハイリスクにならないように、いつでも実行可能な状態に持っていくべきであるという要素が重要だと常々思っているからです。

記事に書かれていたように、「モノを買うだけでなく、何かを発見したり交流できるコトを楽しめる街」に、という点も非常に概念的。じゃあ、その「街と人がつながるソーシャルシティ」とは具体的に何なのか。ITリテラシーが高い人間はまだなんとなくイメージは出来るかもしれないけれど、圧倒的多数の人間はピンと来ないはずです。でも、こういった「街」(粗い言い方ですが、駅直結巨大ショッピングモールと言った方が良いかも)のメインターゲットはTVや雑誌などの流行に敏感な層が来るはずで、そのレイヤーが街に来てはお金を落としてくれるコアユーザーだったりする訳です。ガラケー持った人がまだ日本人口の半分以上を占める中で、果たして「ソーシャル」の恩恵を受けることが出来るがどうか、が問われてくると思います。もしかするとICカードも持っていない層が、デジタルサイネージやカードポイントの恩恵をどこまで受けることが出来るのか。

この辺りが、概念先行型のリスクに成り得ると考えています。概念はOKだし、哲学的にも「街はそうなっていくべき」というのもその通りなのだけど、でも、お金を落としてくれるお客さん達がついて来てくれるのか。5年、10年後にはもっとこのような仕組みが浸透していき当たり前になっていくのだろうけど、一方、日本は超高齢化社会に突入する訳で、おじいちゃんおばあちゃんがセグウェイのような小型モビリティを操って3Dフォログラムを見ながら、ソーシャルリコメンドされた情報を元に街を堪能することができるのか、この点をどのように考えているのかというのも知りたいポイントではあります、うん。

しかし「ただ街をつくっただけでは時間とともに経年劣化していきます。われわれが目指しているのは、そうならない、人とともに成長していく街です。」この言葉、理想ですよね。いずれにしても、これからの日本は人口減少に加え、超高齢化社会が待っている訳で、大阪の駅前一等地、しかもオフィスと商業スペースという点で言えばまだまだ「成長していく」要素は多分にあるものの、まずは、オフィス入居率30%の現状が今後どうなるのか、ここにも期待です。

一方、郊外のタワーマンションしかり、分譲型のニュータウンしかり、あんなに家立てても住む人がおらず数十年後には空き家だらけ、資産価値も0になって行くという状況の中で、建設はいつまで続くのでしょうか・・・。日本も移民政策でもとって人口増やさなければ、数十年後には日本の至るところで空き家だらけのゴーストタウンが生まれるだけになると思うのですが。まあ、建て続けなければ仕事が回らない色んな業界の都合も理解はできるのですけど、なんだか矛盾を感じます。そこで使っている鉄骨や人件費を、劣化問題が発生している高速道路や橋梁の補修に使えばいいのにね。

本と珈琲の香り


昨日は図書館の一日。
午前は一人で市立図書館の本館へ行き、習い事から帰宅した娘達を連れて、今度は自宅近くの分室へ。朝淹れたてコナコーヒーをポットに入れて持って行き、西洋史の本を読み耽る。

本とコーヒーが入り混じった香りは、人の気持ちを落ち着かせるようです。イヤフォンから流れる音もそれらに合わせてアレンジ。時間の流れが、平日のそれとは全然違う。ゆっくりと流れる時間に、身も心も頭もじんわりとほどけて行きます。

夜、BSで「ユー・ガット・メール」が放送されていたので、懐かしいなと思いながら視ていました。あの映画も本屋が舞台。僕にとっては、キャスリーン・ケリーの街角の本屋も、ジョー・フォックスの大型書店もどちらも好きです。

意図せずに、本に囲まれた一日になりました。


秋の実りと言えば、柿。
実家の柿の木には、たくさんの実りが。

さて、今日も良い天気です。
毎週のことですが、今日も山を目指すことにします。