Lifecycle and my behavior


メディアはPaid、Owned、Earnedにカテゴライズされる。これは2009年〜10年くらいに、あるアメリカの記事で発表されて依頼、業界のデファクトスタンダードになっています。Googleの画像検索で検索すると山のようにダイアグラムが出て来るのでどうぞ。自社製品のプロモーションを考える上でカテゴライズしやすい考え方なので僕もこの分類モデルを用いることが多いのですが、大切なのは顧客のライフサイクルとコンバージョンに至る行動モデルをどう定義し、どれほどの予算をかけ、どのようにアプローチしてコミュニケートしていくのかということですね。
Acquisition / Activation / Retention / Referralなどの消費者行動モデルが効果的に回るようにするためには、戦略が必要です。戦略というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、結局のところ、施策を出来るだけ具体的にリスト化して優先順位を決めてアサインし、出来ることから実行するだけです。我々のような中小規模の会社では「身の丈にあった出来ることを、一つづつ着実に、かつ迅速にやる」ということになるでしょうか。ちょうど明日の会議でその話を行うので、少しだけ思考整理を行なってみました。


少し考えるところがあって、ここ数日23時〜2時くらいまでの間は「インプットの時間」と称して自学自習をしています。日中は少ないキャパをフル回転して仕事も行っているものですから、当然、目や脳の疲労も蓄積されてしまいます。そこで、食事やシャワーなどをアクセント代わりに用いながら、気分転換に勉強、という思いで取り組んでいます。そう、まさにこのタスクも習慣化しようとしています。

もちろん、平日は最低2回は会食や飲みが入るので、そういった日は出来ません(明日も東京から友人が来阪するので楽しみな外飲みです)。だから週中は3日程度、合計9時間がインプットアワーになります。昨日の記事でも書きましたが、これが本当に楽しくて、ついつい時間を忘れてしまう程。自然に眠たくなるまでやる、という、いかにも「自然の摂理」に従った無理のない(?)習慣ですが、今日はさすがに眠たくなってきたのでこの辺で。いやー眠い。

明日もがんばりましょうね。
冷え込むだろうなー。

Indigo Jam Unit “Terminal”

強さの秘訣

今日は美容サロンの撮影。カメラマンはいつもの相棒、久保さん。気心知れた仲なので今日も楽しい撮影でした。オーナー、モデルさん、デザイナーさん、お疲れさまでした。そして今日もパンフとWEB用の写真に男性モデルとして出演しています。撮影時は毎回、予算削減のために「代打オレ」で登場します。意外と種々媒体にモデル出演数が多いことネタにしています。

さて週明けから、なかなかな量の仕事が来ています。まあ、まだまだ余力はあるので楽勝ということにしておきましょう(涙目)。そんなジェットコースタースタートの今日ですが良質の読み物に出会って「気付き」を感じることもあります。今夜は疲労困憊で帰る電車にて、こんな記事を目にしました。

「電通マンから学んだ『戦略おべっか』の真髄」

現代ビジネス、馬場康夫さんの対談記事です。
広告会社として単体で世界最高の売上高を誇るD社。なぜこんな稼ぐ会社なのかを独自の切り口で語っておられます。FBでシェアされているのを見て早速読み始めましたが、面白いのなんの。こういう気遣いが巨大企業とは言えDNA的に受け継がれているのであれば、そりゃ強いハズ。業種業態は違いますが、本当に面白い記事でした。何かのヒントになるかもしれませんね。是非、オススメです。

読みたいものがたくさんある


(タイトルに続いて)
しかし、時間が足りない。という話。

この三連休、完全にスイッチを切りました。仕事もしない、仕事のメールもチェックしない。こんな休日、本当に珍しい。意識的にスイッチをオフにした訳ではなく、本当に忙しかったのが理由です。仕事はいつでもある訳だから、空いた時間に少しでも進めれば良かったのですが。ちょっと反省。

しかし、その反動でしょうか。
今日は仕事がはかどるはかどる。
当たり前のことをしているだけなのに、とても新鮮な気持ちで取り組むことができました。この調子で、頭の痛いプロジェクト数本のボトルネックもサクサクっと解決すればいいのに、と真剣に願いますが、追い風が吹いていることだけは確かでしょう。


電車での通勤時間が読書タイム。
今は行動経済学の本を読んでいますが(まだ途中)、
今日もAmazonで二冊ポチってしまいました。

一冊目はこれ。日本一熱い男、たむこーさんの話題の新刊ですね。
Amazonで入荷待ちでしたが再出荷が始まったようです。

二冊目はこれ。
今日、パートナーに紹介していただいた本。
この手のドキュメンタリーは大好物です。632ページ・・・。

到着が楽しみです。しかし読む時間を捻出しなければ。
読みたい本がたくさんある。ランニングもしなあかん。仕事も山積。ああ、一日36時間、もしくは一日2時間睡眠でも超スッキリ!となるような身体を手に入れたいものです。

リスクマネジメントとBCPを再認識


怒涛の一週間もいよいよ終わりに差し掛かっています。
本当に慌ただしい週でした。久しぶりにフル回転した感じ。充実感を感じながら、今は心地良い疲労感に浸っています。先ほどまで、社内で壮行会を行っていました。海外に拠点を移す社員や、産休に入る社員。いずれも退職という訳ではないので、こちらも寂しい気持ちもなく「がんばって来てねー」と送り出しました。ビールを少し飲んだだけで、五臓六腑に染み渡る感じ、種々の感情と身体の心地良い疲労感が入り交じった金曜日ならではの感覚です。


業界的には某サーバで大規模障害が発生し、FTPやファイルマネジャー、WEBサーバ上のデータ、メールサーバ等が吹き飛んでしまったとのニュースで今週後半はもちきりでしたね。対岸の火事とも思えず、ユーザーサイドはもちろんのこと、サービス提供側(親しい友人もこの会社にはいますが・・・)の気持ちを考えると、本当になんとも言えない鎮痛な思いです。当事者は文字通り、地獄です・・・原因の詳細はわかりませんが、なんとか復旧してほしいものです。
これを機にバックアップ等の基本的なリスクマネジメントから、事業継続計画、BCPの再構築等の動きが加速するでしょう。いい意味でリスクアセスメントの見直す良い機会になったとも言えるかもしれません、あくまで当事者ではないので言えることですが・・・orz

では、皆様、良い週末を。

こういうのを真に「革新的な製品」と言うのだろう


案件が多数重なっていてちょっとクタクタ気味なんですが、気合いを入れて紹介をしておきます。

本日プレスリリースされた「ONTROX Insight Digger(TM) Technology」。僕も親密に関わらせていただいているONTROX社から、従来のマーケティング手法を根本的に変える可能性を持つビジュアライゼーションエンジンがリリースされました。

プレスの詳細はエキサイトニュースからご覧ください。

WEB上で動的にソーシャルメディアの情報伝播要因を直感的に把握できる ビジュアライゼーション・エンジンを発表

最近流行りの単純な「ビッグデータ解析」や「データの見える化」エンジンではありません。膨大かつ複雑なデータ間における相互関係性をビジュアライズし、時系列に並べることによってリアルタイムでの情報伝播経路を可視化したエンジンです。しかもブラウザ越しに閲覧可能(世界初)。

キーとなるテクノロジーは「画面表示ノード数:5万件・ノード処理件数:100万件」を可能にした超高スペックな描画アルゴリズムと、ソーシャル上での口コミに見られる属性別の情報伝播解析アルゴリズムでしょう。例えば、ソーシャル上での情報(口コミ)は一般的に「発信元」→「インフルエンサー」→「視聴者」と広がります。プレスの記事では、「情報発信者のsupplier(サプライヤー)、情報を別の属性の人へとつなぐconnector(コネクター)、情報を多くの人に拡散させるspreader(スプレッダー)、情報を参照するwatcher(ウォッチャー)」と4属性にセグメントされていますね。いずれにしても、一つの製品におけるキーワードをクラスタ化してネガポジ判定するだけでなく、伝達経路のトレース、インフルエンサーの特定、エクスプロージョンポイント(発火点)の時期とトリガーなど、キーワード別クラスタと情報伝達経路をリアルタイムに可視化することができます。さらに専門的な話をすれば、通常、キーワード解析では「教師コーパス」と呼ばれる辞書機能が必要ですが、IDTでは教師を必要としない独自のアルゴリズムを採用していますので、世界の主要言語対応も可能ですし、抽出されたデータが教師となり、解析を重ねる毎にさらに精度を増して行くという、人工知能的なエンジンになっている点も革新的です。

まあ、こうやってサラッと書いていますが、描画、アクター別伝播アルゴリズムの気が遠くなるようなロジックを編み出すあたり、単純な「ビッグデータ解析」をはるかにトランスしたテクノロジーの集積ですね。僕もロジックについては全く理解できていませんし、極理系エンジニアの計算式をショルダーハックしてみましたが、失明しそうになったくらいなので採用しているテクノロジーの詳細は知りません。しかし、活用例のイメージはできます。

例えば、ブランディング測定、ROI測定、プロモーション最適化、ソースコード解析、コールセンターの問い合わせデータ解析によるQA最適化、アンケート解析など。広告、マーケ会社や一般消費財メーカー等の専門部署からすれば、自社の製品が今、どのような評判になっているのかをリアルタイムで知り得るし、広告を打った後のコンバージョンや口コミ効果などの測定もブラウザ越しに瞬時に閲覧可能。クレームや炎上に対してすぐに手を打つころができるので、リスクマネジメントにも有効活用できそうです。

いずれにせよ、従来のマーケ手法を革新的に変える可能性を持つ製品の登場に胸が高鳴ります。まずはONTROX社の皆様、お疲れ様でした。本当におめでとうございます。今後のロードマップからも目が離せません。

FOUR


プロモーション関連。
メルセデス・ベンツEクラスカブリオレのPVです。

“FOUR” オンナの4つの顔。4つのポエティック・ムービー PV

ターゲットを30代〜の働く女性。映像全体の雰囲気とBGMもマッチしていてとても良いと思いますし、「あなたの声に惚れたの。そうよ、声だけよ。」といった台詞も秀逸。とりとめのないセリフがランダムに散らばるのもあえての狙いでしょうか。このような「乱れ打ち」は共感や憧れを誘発する効果はあるかも。実際、「こんなセリフがさらっと言えるような女になりたい」と言っている女性もいましたし、逆に言われたいとも思いますが、自己の生活の中で素敵なエッセンスが一掴み、その中にメルセデスのカブリオレがある、という情景をイメージさせればもうOK、という感じがします。このようなPVがどこまでブランディングや購買意欲に繋がるのかはなかなか数値化しにくいところだと思いますが、僕は一視聴者として、このようなPVはとても好きです。全4シリーズ。

“後悔のほとんどは、自分が怠慢でやらなかったことなんです” Jeff Bezos


帰宅してたまたまTVをつけてみると、売上高4兆円企業、Amazonのファウンダー、ジェフ・ベゾスがカンブリア宮殿に出ていました。おお、これは、と思いそのまま視聴。Amazonと言えば今やIT企業のジャイアントですが、10年前は赤字垂れ流し企業として有名でした。いつ黒字化できるのか?もう今年潰れるんじゃないの?という話題が多かったように記憶しています。

番組の中で、ある幹部が「ジェフは特殊な才能を持った人間です。普通の会社であればせいぜい2,3年後のビジョンしか描けませんが、彼は10年以上先を見ているのです」と言っていました。赤字なんて関係ない、これらは全て将来のための投資だ。今は物流インフラとサービスの拡張が必須なのだ、と明るく言い放ちひたすら拡大戦略を進んでいったと言います。

多くのスタートアップスが失敗する中で、営業利益が黒字化するまで8年かかったAmazonはたまたま成功したのでしょうか。ビジネスの多くがそうであるように、確かにラッキーな面もあったでしょう。経営陣がファイナンスに長けていたのか、あるいは投資家を納得させるプレゼンテーション能力に長けていたのかもしれません。しかし、ジェフの「見えないものを見ているかのような信念」と行動力、リーダーシップも大きな要素であったことは間違いなさそうです。

「なぜ、そんなことをやるのか?」よりも、「なぜやらないのか?」を考える。
出来る方法をひたすら考える。だから、ブレストの時間が一番好きだ。
ネット企業だからこそ、お客さんの来訪がない会社の設備は質素倹約にして、浮いたお金は顧客サービスに還元している。

「人生の最後に、あの時こうしておけば良かった、と後悔したくはないでしょう?後悔のほとんどは、自分の怠慢が原因で”やらなかったこと”なんです。」

この言葉、御意。

出来ない理由を並べて言い訳をし行動に移さない。やりたいと思っていても面倒くさくてやらない。こういう生き方は、将来必ず”後悔”を生む、と語っています。非常に納得ですね。「言い訳をしない生き方」を長期的な目標に置いている僕にとって、一つ一つの言葉が心に沁みました。結局、自分で積み重ねていくしかないんですよね。努力と積み重ね。出来ないことは自分の怠慢。

いかにして個人的な情報を発信するか


見えるものが全てではない

という点について、最近思いを巡らせています。ソーシャルメディアの時代に生きている人の多くは自分の生活の一部を公開するようになりました。個人メディアとして、ブログやFB、Twitterで情報の発信を行っています。時として私生活や日々の思いを発信することにより、繋がっている人々に親近感を与え、共感を生み出し、エンゲージする。この事は人間関係をより強固なものにする上で大きなメリットを生みます。実際に会った回数が少なかったとしても、このような手法を活用することにより短期間で濃い人間関係を形成できる場合もあります。また、遠方に住んでいる家族や友人、なかなか会う機会を持てない人達との人間関係を保つ上で、このようなシステムは嬉しいですよね。

その上で、ソーシャルを有効に活用するための方法は「見えるものが全てではない」という前提をいかに理解するかにかかっていると考えています。当たり前ですが、発信する情報はあくまで発信者のインディビデュアルな意思決定に基づくものであり、他の誰かから日々の行動を「日報」のように提出を義務られるものではありません。僕のように実名で発信している場合は特にセンシティブにならざるを得ません。

例えば、僕自身もこのブログやソーシャルメディアで発信している情報は、全て自分自身の「グレートファイアーウォール」を通過しているものであり、言い換えれば完璧な情報統制を行いフィルタリングされた上での情報、ということになります。例えば、このブログではほとんど自分自身が関わるビジネスについては記載していません。というより、できません。なぜなら、他の全てのビジネスマンがそうであるように、ビジネスシーンにおいてはNDAやコンフィデンシャルが絶対条件となるプロジェクトがほとんどであり、それを逐一(あるいは特定の企業名や製品名がぼんやりとでも分かる場合も含め)報告していればNDAに抵触する恐れがあり、それは情報のリークとして訴訟の対象となってしまいます。当たり前ですがこのような事を行う人はまずいないでしょう。従って仕事の話になると、既に公開しているものやオフィシャルなプレスリリース、メディアでリリースされている内容をせいぜいキュレーティングする程度の内容になってしまいます。

プライベートな内容においても同じ事が言えます。僕の場合、ここで掲載している内容は(人や店や行った場所を含め)全てパブリックな情報です。言い換えると「知ってもらいたくない」情報を掲載することは絶対にありません。例えば僕のブログではBARNSに関する話が多く登場しますが、これはつまり「公開しても全く問題のない」内容です。もっと分かりやすく言えば、妻や子供、親にさえ知られても良い内容なんですよね。それに、お店はパブリックな場です。しかし、BARNSに行く度にTwitterやFourSquareで「ここにいますよ」という訳ではありません。一人で飲みたい時などは「知らせたくない情報」になりますので発信しませんよね。店の話が出たのでついでに続けると、例えば「自分一人で大切にしたいお店」はここには記載しない、ということになります。

逆に、自分にとっては構わないのだけど、掲載される相手にとっては不快と思われる内容を悪気なくアップしてしまうこともあります。写真を個人が特定されない程度に縮小して掲載する場合もありますが、写っている人から「公開しないでほしい」と言われるとすぐに謝罪し削除します。公開してもOK?という確認を事前に取ることがほとんどですが、これも情報の取捨選択の一つです。またFBにアップしている写真もほとんど「誰と一緒にいるか」のタグ付けを行いません。これも上記の理由です。(エラそうに言っておきながら最近も自主的にいくつかの写真を下げました。すいません。何かあればご指摘を・・・)

このように多くの場合、人の24時間のほとんどは「知ってもらいたくない」情報で成り立っています。発信できる情報なんて氷山の一角にしか過ぎません。隠れた氷山の全貌を見たいと思っても見れる訳がありません。まさに「見えるものが全てではない」ということになります。見えるものはあくまで、見ても良いよ、とフィルタリングされたテキストでしかないのです。

このポイントを抑えると、ソーシャル上のコミュニケーションは非常に楽しいものになります。人間には元々「知りたい」という欲求があるものです。しかし欲求が強すぎると、それは自分にも相手にもストレスを与えてしまいます。そこを理解し適切なキュレーティングを行うことが、円滑なコミュニケーションを生む秘訣であると考えています。

そんなことを、昨夜は某所で白ワインを堪能した後、別の店でコロナを一本空けながら考えていました。

プロフェッショナルとのコラボレーション


地元繋がりで仲良くさせていただいている方は結構たくさんいて、仕事/プライベートの垣根を越えて交流させてもらっています。仕事が忙しいと、会社を軸にどうしても付き合う幅が狭まってしまいますが、こういう「仕事でも同級生の友人達でもない、仲の良い友人達」という関係が地元にあるというのは本当に嬉しいことです。

さて、先日、少し楽しいコラボレーションをさせていただいたのでご紹介。と言っても僕は何もしていませんが・・・。

いつもお世話になっている歯科医院の戸島先生(戸島歯科医院)と、こちらも仲良くさせていただいているフォトグラファーの久保さん(P&F)。

一見、絡むことのなさそうな職業ですが、お二人でコラボレーションして「治療後の写真撮影サービス」を展開しておられます。審美や矯正の治療後、ピカピカになった歯を見せて笑顔で写真を撮影するサービス。これは皆さん喜ばれるでしょう。

僕も”モデル”(いや、そんな見栄えの良い人間ではないので”サンプル”としてですね)ありがたく撮影していただきました。見ただけでは絶対に分からないでしょうけど、差し歯を入れていただいたんです。少し恥ずかしいですが、こんな感じで撮影していただけます。

こんな狼男みたいな牙むき出しの写真とか。
はい、フォトグラファー久保さんのアイデアです。

お二人のプロとしての仕事に触れる良い機会となりました。
皆様も是非、どうぞ。

芦屋市の戸島歯科医院
http://www.toshima-dental.com/

久保さんのサイト。Photo & Flower
http://www.photo-flower.net/

阪神間であかちゃんの日常を撮影する”Babyphotograph”も展開しておられます。
http://www.babyphotograph.net/

夜中にビッグニュースが飛び込んできた


今日もポカポカ陽気ですね。早起きして小学生の娘を送り、駅では知り合いに3人も会って否応なしに目が覚め、春の陽気を感じながら気持ち良く早朝出勤しています。おはようございます。

夜中にビッグニュースが飛び込んできました。
既にFacebookやTwitterのタイムラインはこのニュース、「Facebook、Instagramを10億ドルで買収」でもちきりです。少し前に評価額5億ドル(社員10名前後の会社でこれもあり得ないが・・・)ということで度肝を抜かれてしまっていたのですが、それから間もない今日、FacebookがInstagramを評価額の倍の価格で買収するということで更に驚きました。真夜中に目がパッチリ覚めてしまいましたよ。

元々、Instagramの成長速度は他のスタートアップに比べても目を見張るものがあります。アプリの初版リリースは2010年10月。つまり、わずか17ヶ月前。iPhoneアプリのみの販売であっという間に3000万ユーザーを獲得し、最近リリースしたAndroid版でもあっという間に3000万ユーザーを獲得。現在、世界中で約6000万ユーザーがいると推測されています。Instagramは僕もiPhoneで利用していますが、確かに「味のある写真」を撮って、ソーシャルとすぐに連携することができるので使いやすいアプリです。しかし、正直(10億ドルの価値がつく程)そこまでイノベーティブな製品だとは思っていません。確かに使いやすさ、写真好きの心をくすぐる17種類のフィルターの数々、ソーシャルとのシームレスな連携などは魅力ですが、写真の加工技術については既存技術を上手に組み合わせただけのアプリであるような気がします(もっとすごい技術が搭載されているのかもしれませんが)。では、なぜ彼らはここまで自分達の会社のバリューを上げることができたのでしょうか。

やはり、特筆すべきは「独自の世界観と使いやすいUIを提供することによって熱狂的なファンを作り、彼らと上手にエンゲージメントした」ことなのだろうと思います。あと、間違いなくタイミングが良かった(笑)それ以外に彼らの成功を説明する要素は・・・僕の薄っぺらい調査だけでは見当たりません。
いずれにしても、ファウンダーや10名程度の写真、そして投資家にとっては最高の形でエグジットできたのではないか、と思います。本当に素晴らしい。おめでとうございました。そして最後に忘れてならないのは、「ザッカーバーグってお金持ちやなー」ということですね。

僕はアナリストではないので、ちゃんとした分析は下記の記事からどうぞ。笑
これから続々と分析記事が出てくるでしょうから、楽しみにしたいと思います。

Facebook acquires Instagram for $1B

Here is why Facebook bought Instagram