ポジショントークではなく、自分のオーガニックな言葉で伝える

少し間が空いてしまいましたが、先日東京を本拠とする一般社団法人グローバル人事塾主催の勉強会が本町で開催されました。東京では月に二回開催されていますが、大阪では4月の湯川鶴章さん以来です。

今回のゲスト講師はベストセラー「明日の広告」でお馴染み、コミュニケーションディレクターとして活躍中の佐藤尚之さん。僕も公私共に尊敬している方で、久しぶりの再会に喜びが隠せませんでしたが(多分前回お会いしたのは数年前のバーカウンターだった記憶・・・笑)、それよりなにより「ソーシャル時代の社員教育とインナーキャンペーン」というテーマで110分ぶっ通しの講演に学びがいっぱい。細かいレポートは(社)グローバル人事塾の公式サイトにアップされていますので、こちらを是非ご覧ください

img_7314

個人的には「(通り一遍の)ポジショントークではなく、自分のオーガニックな言葉で伝える」という話に気持ちを新たにされました。どうしても人に何かを伝える時に「うちの会社は・・・」とか「会社の方針が・・・」などの表現を使ってしまいます。もちろん会社の事が他人事になっている訳ではなく、あくまで自分事なのですが、それでもなぜだか一枚、壁を挟んでいるかのように伝えがち。やはり会社の事を自分事のように伝え、伝える相手にも自分事のように思ってもらうために、自分の言葉でオーガニックに伝えるのが大切ですね。

うちの会社も優秀で気持ちの良いスタッフがたくさん働いてくれていて、自分も毎日のように、みなが楽しく、最高のパフォーマンスを発揮し、満足の行く報酬を得、ステークホルダーに最高のサービスを提供することができるためにどうすれば良いのかを考えています。ネットを駆け巡るデジタル情報が1.8ゼタの「砂の一粒時代」、ポジショントークや企業発信の情報なんて、誰も聞かないよね。「そんなこたあ分かってんだよ、本音言えよ」とか「教科書どおりの言葉なんていらねえよ」。そんな感じでしょうか。ソーシャル時代は友人が最強のメディア。つまり発信する情報は友人が語るかのように、本音でオーガニックに伝えなければならない。ザッポスの10個のコア・バリューのように、分かりやすく誰もが共感できるようでなければならないんです。

ちなみに僕も少し登壇させていただいてHR勉強会の目的についてお話をさせていただきました。いくらAIの時代だロボットの時代だ、と言っても、結局は人と人とのオーガニックな繋がりが会社や組織を作っているのです。そういう意味で経営陣は当たり前ですが、人事の役割はとても重要です。

img_1665

全ての勉強会に出席できている訳ではありませんが(ほとんど東京だし)、この会で知り合う各業界をリードするたくさんの講師の方、そして参加される方との交流を通して、毎回ものすごい学びを得ることができています。

講演をしていただきました、さとなおさん、そして会場提供の中央会計さん、運営スタッフの皆さん、そしてお会いした全ての皆さん、素敵な時間を共有できて嬉しかったです。ありがとうございました!

自分の引き出しにあるものだけで話をするな

人間には2タイプいると仮定して、そのタイプを「ゼロからモノを作る人」と「作られたモノを使っている人」に分けるとします。どこにでもある自己啓発セミナーみたいな話ではなく、世の中には、他にはない何か、オリジナリティで無から有を生み出す人がいます。とても少数ですけれど。

そのような人の中でも、たった一人で道を切り拓いている人は、凄みがあります。静かな凄み。言葉の前に雰囲気。雰囲気の後に最低限の言葉です。いろんな人と会って話をして来ましたが、こういう人って、凄く素直で、凄くプリミティブな人が多いように思います。一体なんなんでしょう。そしてそのような機会があった時にいつも思うのは、自分の未熟さと、未熟ゆえに学び続ける必要性と、自分の「引き出し」に入っているものだけで満足してはならない、ということです。

自分の引き出しの中にあるものだけで話をするな

いつも、そのように自戒を込めて言い聞かせています。そして、そのような気付きとインプットがあった日には、少しだけハイボールの力を借りて雑音をシャットアウトし、見聞きした情報を静かに咀嚼し、消化し、整理してから引き出しの中に並べます。咀嚼から整理までの時間はアウトプットができません。だから、そういう人は静かになるのだと思います。そして、とてもエネルギーを使います。

「作られているものを使っている人」は、自分の引き出しの中にあるものだけでやりくりしていれば良いのでエネルギーを使わず済み、楽です。その代わり咀嚼から整理までの時間を必要としないので、静かにはしていません。

いろんな意味で、凄みのある人は静かなんだよなあ。

img_7298

[かなり効果あり]明元素言葉を発しながら走ると何倍も楽しくなる

明元素言葉(現状打破言葉)と暗病反言葉(現状維持、退化言葉)というのがあるようですがご存知ですか? 僕は実家のトイレに貼ってあるのを見て知ったのですが、これ、日頃意識しているとすっごく良いです。興味があれば是非検索してみてください。

iikotoba(http://www.web-ami.com/meigenso.html 引用)

というのも、意外に思われるのですが、僕の元々の性格は根暗でマイナス思考が強く、完璧主義ゆえにちょっとした失敗などで凹んでしまうような暗い奴なので、いつもジョギングしながら、「ホンマあかんわ」「ああしときゃ良かった」「あんなこと言わなきゃ良かった」・・・と、気を抜くと暗病反言葉を無意識に唱えながら走ってしまうのです。

そこで、今日の15kmジョギングは、明元素言葉を唱えながら走ることにしました。

「絶対できるって!」
「やってやろうよ!」
「良かったやん!」
「これでまた成長できる!」
「なんてラッキーなんだ!」

と頭の中で考えていると不思議と疲れず、走るペースも早くなり、上を向いてニコニコしながら走ることができるのです!松岡修三さんはやっぱりすごいわ。笑

さて、無事にアメリカから帰国して落ち着いた日本の生活が始まっています。仕事をし、走り、酒を飲み、勉強し、ラーメンを食らう。This is Japanese life! あ、アメリカでも同じことしてたか。笑

img_6587

翼が朝日を浴び始めるように

西海岸行きの夜間飛行では、到着地に近づくと、東から昇り始めた朝日が飛行機の翼に当たり、徐々に飛行機全体が明らかになってきます。

img_6607

ビジネスも同じで、真っ暗な中を辛抱強く、かつ、正確なコンパスで方向をしっかりと見定めて歩み続けていると、そのうち光が当たり始めてくるように思います。辛抱強さと強い気持ち。そして地図ではなく、コンパス。ただコンパスだけがあっても仕方なく、我々はどこに向かうのか、何を成し遂げるのかという目的地の明確化。しんどいことも頭を抱えたいこともたくさんあるけれど、続けていると何か良い方向が見えてくるものです。

話題とは全然関係ないけれど、こちらはサンフランシスコ国際空港での朝食。パンとスクランブルエッグとポテトとソーセージ。それと、シエラ・ネバダのペールエール。いつも行くメキシカンレストランがなくなっていて驚きました。
img_7251

太陽と木々とか

目立ちもせず、主張もせず、疲れたと愚痴もこぼさず、法則に従って連続する太陽と地球の運動と、光合成により命をつないでいく植物たち。自然の法則に拘束され、地球上という重力と大気の制約の中で生きる人間が、その短い歴史の中で様々な愛や絶望や欲望や思いの中で不可してきた、社会構造とか、経済構造とか、時間の概念とか、日曜日は安息日とか。これらに何か意味はあるのだろうかと考えるくらいに、夕焼け空はきれいでした。

img_6578

時間の概念って面白いもので、たまたま「地球の自転を一日」としただけで「地球が二回転すれば一日」でも良かったような気がします。

さあ、明日、明日、明日!

img_6574

[決める、実行する、評価する]決めるが多い週

今週も出会いと学びに溢れた一週間でした。

特にプロジェクト会議が多かったように思います。すごく単純なのですが、業務フローを「決める、実行する、評価する」に分解すると、「決める」が多い週でした。決め方にも色々あって、リーンキャンバスを使ったり、モックを作ったり、ブレストしながらホワイトボードに描いてみたり、飲みながら話したり。

img_2642

昨夜は米国からビジネスパートナーが来日し、会議の後に食事をしながら話をしていたのですが、コンピューターサイエンティストでありながら「技術力よりもホスピタリティ、サポート、信頼関係」を口酸っぱく強調する姿が印象的でした。

技術を持っていても信頼できない人はいる。逆に信頼関係がある人は、その技術も信頼できる。未来のテクニカルサポートのあり方についての青写真も興味深かったです。来週はこのチームとシリコンバレーでミーティングを行います。物事がどんどん進んで行きます。

img_6520

そしてこれから

関西地方は台風の影響もさほどなく良い天気に恵まれた週末でした。しかし場所によっては被害も出たようで手放しで喜ぶことはできませんね。ようやく、こちらは夕方から雨がポツポツと降り始めました。明日はどうなるのでしょうか。

先週末は知り合いが数人、日本で一番長い距離を誇る佐渡国際トライアスロン大会に出場し見事に完走を果たし、地元の芦屋浜ではアクアスロン大会が開催されて、こちらも知り合いが何人かエントリーしておられ、内お一人の見事なランを目の当たりにすることができました。皆が頑張っているのを見ると、自分も一日も早く腰を完治させて(もうほぼOKですが)、11月のハーフとフルに向けて体力を整えて行きたいと奮い立たされます。

(この土日は両日とも8kmづつリハビリランを行いました。暑かった!)
IMG_6484

夜は仲間たちと今夏最後のビアテラス。アルモニーアンブラッセ梅田です。湿った空気と高層ビル群がシンガポールを彷彿とさせました。
IMG_6485

明日からは二日間泊まり込みで、東京からパートナーを迎えて開発合宿です。今週もあっという間に過ぎていくんだろうなあ・・・

阪急梅田駅1階の[Le Vin Kohaku]にて。ここだけ切り取れば、まるでパリの街角のようですね。ブルーの青さが鮮やかです。
IMG_6496

IMG_6497

[阿呆腰男放浪記]動けば何とかなる

昨日のブログで、

「今回はとにかく痛くても動くようにしています。」

と、ベテラン風を吹かせる発言をしましたが、そのとおりのことを実践しています。今朝も、起きるなり意識がぶっ飛ぶくらいの痛みを感じたのですが(実際夜中に何度も目が覚めましたが)、クライアントと姫路まで出張同行しました。動けばなんとかなるもんです。

我慢のご褒美が、姫路駅から真正面に見えた晴天の国宝・姫路城。

IMG_6409

クライアント一行に心配されながら、なんとかミッションを終え、そのまま大阪へ。痛くてもとにかく動く!を今回のテーマにしているものですから、遅めのランチは最近オープンしたばかりの「一蘭 梅田店」へ。この閉塞感溢れる自習室のようなカウンターとすぐに膝が壁にあたる小さいイスにやり場のない怒りを覚えつつ、完食。

これが阿呆腰男放浪記たるもんじゃい!!
IMG_6410

そしてすぐに行きつけの整骨院へ。

「うわあ・・・これは・・・」 
(これはってなんじゃい!)

「痛いでしょう・・・?」 
(ああ、痛いさ。意識が遠のくほど痛いさ!)

「この状態で良くあちこち動いてますねえ・・・」
(それが仕事、ビジネスマンっちゅうもんじゃろうが!)

「山を走るなんて想像できないですねえ・・・」
(趣味や、ほっとけ!)

そんなことを思いながら、いつもすんませんねえと感謝と恐縮を表しつつ、再来週に海外出張控えてるんで、集中して来るからよろしくネ。と爽やかに立ち去りました。ビジネスは戦争やといいますが、痛み止めが切れた後、帰りの駅でハイボールを注入するあたり、ほんまに阿呆やなあと我ながら思います。

という訳で明日も大体同じような動きになるでしょう。
秋らしい風が吹き始めているのがせめてもの救いです。

腰死に

[ad#ad-2]
 
 
定期的にやってくる、ぎっくり腰。



5月にアメリカから帰国して以来三ヶ月強ぶりです。今朝、1mmも動けなくなりました。この土日、元気に山やロードを走り回っていたのが嘘のようですが、そういうものなんです。突然、急に、予告もなく来るのです。僕は数ヶ月に一度は激痛に襲われます。よく皆さん口を揃えて、

「ぎっくり腰は経験があるので痛みは分かりますよ!」

と気遣ってくれるのですが、年に何回も発症する僕からすると、人生の内で一、二回なんて・・・と斜に構えて見たりしてしまいます。お気遣いはとってもありがたいし嬉しいのですが、なんだかそんな風に思ってしまう自分が嫌になります。もう腰痛に関してはベテランというか、マスタークラスだと自負しています。もちろんヘルニアも持っています。

「ぎっくり腰」で会社を休むなんて、インフルエンザで40度の高熱が出ましたに比べると 「は?たかだか腰で?」 と思われてしまう風潮がありますが、両方を経験している者からすると、インフル40度の高熱とぎっくり腰では、後者の方が辛さは上であると断言できます。これより上を行くのは、メニエールによる目眩ですが、さすがのぎっくり腰もメニエールには勝てません。まあ、高熱よりしんどいのにはいろんな要素があるのですが、とにかく痛く、辛いのです。しかし腰痛って社会的立場はすごく下ですよね。

こうなると、普段、当たり前のようにできることが懐かしくなります。

会社に行きたい!
打ち合わせしたい!
飲みに行きたい!
山を走りたい!
河川敷を走りたい!
トイレにすぐ行けるようになりたい!

とはいえ、なんとか座れるようになると仕事はできます。頭はしっかりしているし、手は動くのでPCの操作や電話はできます。不思議なものです。会社にも、大阪での打ち合わせにも行くことはできないのに、メールを利用して、サンフランシスコや中国の深センとはリアルタイムにやり取りをしているのですから。時間や場所って何なんだろうと思いますよね。

今回はとにかく痛くても動くようにしています。鏡の前に立つと左に大きく身体が傾いていて気持ち悪いくらいですが、それでも歩いたり、ストレッチはしています。ギックリ腰=安静と言わますが、動けるなら動いた方が後々回復が早いとも効きます。とにかく、仕事の予定がビッシリなので、いつまでもこうしている訳には行きません。二週間後にはシリコンバレーに出張です。まったなし。とにかく治します。

こちらの写真は昨夜家族で行った焼肉屋ですが、この時はこうなるなんて予想すらしていませんでした。
IMG_6394



[ad#ad-2]

共通言語

シンガポールのビジネスパートナーとの会食の後、ラン仲間が集まる会合に参加させていただきました。いきなりの参加なのに、温かくお迎えいただいたのは「ランが好き」という共通項で結ばれているからに他なりません。

「結ばれる」

いい言葉ですね。なんだか愛情と絆を感じる言葉です。お誘いいただいたD様、ほぼ10年振りの再会嬉しかったです。そしてお会いした全ての皆さま、今日はありがとうございました。

image