週末から急に秋になりました。ようやく過ごしやすくなってきましたね。
とはいえ、今年の夏はどこに行っても猛暑との戦いでした。
9月の初旬に父方の祖母の100歳を御祝するため広島県に赴きました。山と田んぼに囲まれた田舎だからか多少は涼しくは感じたけれど、やはり暑い。祖母はエアコンもつけず、玄関と窓を開けて過ごしていました。若干涼しくは感じたけれど、少し心配になります。でも、とにかく元気で、市長が百寿のお祝いに来てくれるとうれしそうに語っていました。
叔父とも話しましたが、宅地開発の波になんとか抗いながら、田んぼと畑を売らずに守っているとのこと。体力的にはしんどいけど、と言いながらも、今年はトマトが大量に取れたと満足そうに話してくれました。70台後半になっても元気で、週二回、三回は飲みに行くという叔父を見て安心しました。きれいな空気と水に囲まれ、土を触り、身の回りのことを全部自分たちでやっている人は認知症とは無縁のような気がします。
土を触ること、アーシング。大切ですね。
自分が神社仏閣巡りが好きな理由のひとつに、悠久の歴史(=時間)を感じられる場所だからということをこのブログでも何度か書いていますが、一方向にリニアに続く時間軸の中で過去と未来に挟まれた「今」に集中することがいかに大切かを、高齢の祖母を見ていて思います。過去でも未来でもない今を中心として捉え、その瞬間を生きること。それを日々、何年も何十年も滔々と重ねていくこと。それが過去から現在、現在から未来へと繋がっていく。「中今(なかいま)」という言葉は神道の重要な考え方の一つだと教えていただきました。
過去を振り返ってもしんどいし、未来を考えても不安になる。「今ここ」に集中すれば、そのようなこともなくなります。とはいえ、若い頃に出来ていたことが、年齢とともに出来なくなっている自分にがっかりしたり、先のことを考えて不安になったりというのは、自然に湧いてくる感情なので、日々修行。最近、瞑想の習慣を取り入れ「今ここ」に集中するようにしています。
今に集中すると、自然に「手放せ」るんですよね。
こだわりを捨て、広い心を持ち、金や物、人間関係や自分自身にも固執しないことを、ここ数年意識し取り組むことで、生きることが楽になり、不思議なことに仕事も経済面も人間関係も驚くほど順調に回るようになりました。
人それぞれ解釈の仕方は違うと思いますが、個人的には、「空」「中今」「手放し」は共通しているように感じます。
さて、今週はいよいよ第三回 服部足祭りです。
9/27、28の土日、大阪府豊中市の服部天神宮にぜひお越しください。
「今ここ」に生きる強さ
返信