なにかを成し遂げる人の裏側にある、緻密な段取りと地道な努力の積み重ね

ランイベントでお会いする方、クラブの仲間たちの中には、世界的に活躍するランナーから、ウルトラマラソンを十数回完走している人、ハードワークと平行しながら百名山を制覇している人など、いわゆる「すごい人」がたくさんおられます。

昨夜もそんな方々のお話を中華料理屋でビール片手に伺いながら、「なにかを着実に成し遂げる人」に共通する資質について思いを巡らせていました。彼らに共通するのは、緻密な計画、それを実現するための計算しつくされた段取りと日々の努力の積み重ね、そして、必ずやり遂げるんだという強い意思。特に、見えないところでの段取りと日々の鍛錬には目を見張るものがあります。

物事を成し遂げる時に近道は存在しない。多くの人が、どうせやるなら最短距離でと、高いハードルを設定して闇雲にがんばろうとするのですが、人間の能力は高々しれているのですぐに飛び越えることはできません。最初はやる気もあるし元気だから何度も飛び越えようとがんばる。でも無理だからそのうち諦めてしまう。結果、小さなハードルすら超えれず時間だけが過ぎ去っていくんですよね。

良く「いついつまでにこうなります!」「何歳までにこれを実現します!」と肯定口調で威勢よく宣言してくれる若い人がいますが、誓うことは全然OKですし、自らの脳に働きかけているという点でも良いことかもしれませんが、結果的に何年も状況が変わっていない人が多いのは、きっと目先の小さなことから着手するのが苦手なのかもしれません。夢は大きく、目標は高くというのは多いに結構ですが、実現して始めて評価されるもの。

ですから、なにかを成し遂げたい時は目先の手が届くことにまず着手すること。地味な積み重ねがきっと良い結果を生むということなんですね。いや、ほんと多くを学ばせていただきました。

階段を一歩づつ登るかのごとく、小さなことからコツコツと。