刺激をどのように作るか

夏も終わりに近づいてきましたね。

実際はまだまだ暑い日が続くのでしょうけど、8月も最終週に差し掛かり9月が見えてくると、余計にそう思います。夏の終わりを感じるイベントのひとつ、今日は淀川の花火大会だったんですね。

会場から20km離れた自宅からも遠目で見ることができました。部屋の電気を消して、一時間たっぷり鑑賞しました。3年ぶりの素晴らしい花火でした。

さて、先日Instagramにも投稿したのですが、最近、怒ること、苛立つこと、落ち込むことが本当に少なくなりました。ほぼ皆無といえるかもしれません。精神的にネガティブになることもなく、誰かに対して負の感情を抱くこともなく、毎日忙しくとも本当に楽しく、笑顔で過ごすことができています。これって独立して得られる最大かつ最高のご褒美なのではないのかなと思うのです。

自分で仕事を選び、時間の使い方も自分で調整していると付き合う人たちも変わってくるので、自分と意見が相違する、あるいは自分から見て残念に思うような考えや戦略に接する機会がほとんどなくなったことが最大の要因かもしれません。環境は人を作るといいますが、ネガティブな環境にいると成長もしないし、埋もれたまま。逆にポジティブでハイレベル(定義はさておき)な環境にいると自分もそうなります。

一方で、悪い刺激が人を成長させるということも事実です。たとえば上司に反面教師のような人がいると、こんな人になりたくないと「なにくそ根性」でがんばれるし、環境が悪いとその環境を少しでも改善しようと努力する。不条理や低レベルな事象に面した時、もっと良くしたい、成長したい、脱出したいなど、モチベーションは様々あれど、悩み、もがき、苦しみながら成長できるというのは事実ですし、自分自身もそんな風に年を重ねてきたと思っています。

ただ、一旦そのような環境から解放されると、本当にノンストレスで毎日楽しくて仕方がないため逆に怖くなるんですよね。ないものねだりをしてしまうというか。こんなに楽しくて良いのだろうか、こんなに幸せでいいのだろうか。

そこで今、自分が取り組んでいるのが学び直しです。今までやってきたこと、感覚的に会得してきた物事を体系立てて学問として再構築してみるということをやっています。たとえば経営であったり、統計であったり、組織論であったり。経済紙などを読んでいると、研究の題材になるようなニュースが毎日たくさん流れてきますよね。たとえば最近だと、日本電産の後継者問題なんて、外部から見ていると本当に興味深い。経営学の教科書に載りそうな題材です。

いずれにしても刺激は自分で作ること。興味関心の幅を広げるために、様々な社会課題に目を向けてみること。

こうすることで、ただのお気楽ハッピーおじさんにならなくて済むような気がします。(ただのお気楽ハッピーおじさんでもいいんですけれどね)