“後悔のほとんどは、自分が怠慢でやらなかったことなんです” Jeff Bezos


帰宅してたまたまTVをつけてみると、売上高4兆円企業、Amazonのファウンダー、ジェフ・ベゾスがカンブリア宮殿に出ていました。おお、これは、と思いそのまま視聴。Amazonと言えば今やIT企業のジャイアントですが、10年前は赤字垂れ流し企業として有名でした。いつ黒字化できるのか?もう今年潰れるんじゃないの?という話題が多かったように記憶しています。

番組の中で、ある幹部が「ジェフは特殊な才能を持った人間です。普通の会社であればせいぜい2,3年後のビジョンしか描けませんが、彼は10年以上先を見ているのです」と言っていました。赤字なんて関係ない、これらは全て将来のための投資だ。今は物流インフラとサービスの拡張が必須なのだ、と明るく言い放ちひたすら拡大戦略を進んでいったと言います。

多くのスタートアップスが失敗する中で、営業利益が黒字化するまで8年かかったAmazonはたまたま成功したのでしょうか。ビジネスの多くがそうであるように、確かにラッキーな面もあったでしょう。経営陣がファイナンスに長けていたのか、あるいは投資家を納得させるプレゼンテーション能力に長けていたのかもしれません。しかし、ジェフの「見えないものを見ているかのような信念」と行動力、リーダーシップも大きな要素であったことは間違いなさそうです。

「なぜ、そんなことをやるのか?」よりも、「なぜやらないのか?」を考える。
出来る方法をひたすら考える。だから、ブレストの時間が一番好きだ。
ネット企業だからこそ、お客さんの来訪がない会社の設備は質素倹約にして、浮いたお金は顧客サービスに還元している。

「人生の最後に、あの時こうしておけば良かった、と後悔したくはないでしょう?後悔のほとんどは、自分の怠慢が原因で”やらなかったこと”なんです。」

この言葉、御意。

出来ない理由を並べて言い訳をし行動に移さない。やりたいと思っていても面倒くさくてやらない。こういう生き方は、将来必ず”後悔”を生む、と語っています。非常に納得ですね。「言い訳をしない生き方」を長期的な目標に置いている僕にとって、一つ一つの言葉が心に沁みました。結局、自分で積み重ねていくしかないんですよね。努力と積み重ね。出来ないことは自分の怠慢。