開示することにより速度を上げる


週明けから日帰り東京出張。
主な目的はクライアント企業との3時間MTGだが、
その前に品川に本社を構えるS社の
VIPツアーに参加させていただいた。
この社屋の中には、
「室内テーマパーク」と言ってもよい規模の
最先端の技術ショールームがある。
ミニシアター、映写室、3D体感スタジアム、会議室、
3DのLEDシアターブース等。
女性ガイドさんがアテンドしてくれて、
分かりやすいプレゼンを聴きながら体感、視聴可能。
正直、3D映像の鮮明と臨場感には感動するし興奮する。
招待を受けなければ参加することはできないので
そういった意味ではクローズド(写真撮影も当然禁止)
なのだが、S社の「自社の技術を公開して、コラボを生む」
という「餅は餅屋に任せてシナジーを」という姿勢を
伺い知ることができる。
(もちろん、製品の売り込みも多少はあるが。笑)

餅は餅屋に、という発想はスピードとアイデアを生む。
足りない技術や専門知識は他社と組むことで補完する。
これほどの大企業でも時代のスピード、
マーケットの変化に対応するためには、
「自社で、かつ、自前で開発」という閉鎖的な発想では
グローバル市場では勝てないと判断したのか、と想像する。
表面的にしか分からないが、
フラットな思考で物事を判断し、
フットワーク軽く迅速に対応していこう、
そうするためには自社の技術を見せて、
パートナーのアイデアや発想力を刺激し、
新しい「何か」のジェネレートに期待しよう、という
意気込みのようなものを感じた。
ある種のベンチャー気質が、今の時代
一番求められているのかもしれない。
とにかくスピードと決断力の早さ。
そして何よりも忘れてはならないのが「デザイン力」。
デザインは人に感動を与えるし、説得力がある。
このショールームでも細部に気を配り、
「遊び心とクールさ」で小物や展示物一つ一つにも
こだわりをもって制作しているのを感じた。
まさに、うちのテーマもそこ。

ちなみに一緒に参加させていただいた数社の皆様も
非常に熱心だし優秀な方ばかり。
色々と勉強になったが、
やはり学生の時にしっかり勉強しておいた方がいいなぁと
再認識。。。(そこ?