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25日は、
スティーブ・ジョブズAppleCEO退任のニュースで
タイムラインもFBも埋め尽くされた。
僕はあの朝、客先へと向かう電車の中で
Wall Street Journalの速報を見、
「ああ、この時が来たか」と実感した。
これほどまでに世界中の人々を熱狂させ、
これほどまでに惜しまれつつ
退任する企業のトップがいただろうか。
「現実歪曲フィールド」と呼ばれるプレゼン、
彼の言葉から発せられる次の言葉、
ポケットから出るデバイス、
Keynoteの次のページを、世界は注視した。
Techcrunch(英文)は退任発表があったその日の記事で、
「Steve Jobs: The End Of An Era」という
見出しを付けた。
まさに、「一つの時代の終わり」だったのだ。
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僕もスティーブ・ジョブズに
影響を受けた多くの人間の中の一人だ。
今から6年前、このブログの2005年9月15日のエントリーで、
僕は興奮気味に、
あの有名な「スタンフォード大学卒業スピーチ」に
ついて紹介している。
原文は今でも
スタンフォードのサイトに残されている。
「’You’ve got to find what you love,’ Jobs says」
彼はあのスピーチで、金言を数多く残した。
「dots」の話、
「Keep looking, don’t settle.」
「You’ve got to find what you love」
そして、
「Stay hungry, Stay foolish.」
これらの言葉はそのまま僕の座右の銘になり、
何かあれば必ず思い出す「標語」のようになっている。
Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something ? your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.
点と点が結んで線になる。
今自分があるのは、その場その場で選択した
決定が結び合わされて線になったものだ。
人は未来を予測することはできない。
だからこれからの自分の選択も、必ず将来
線となってつながることを信じなさい。
この言葉に触発され、
6年前に転職を決意した。
また、彼の生死についての下りにあるように、
「もし明日死ぬということが分かっているとすれば
自分は今していることをそのまま継続してするだろうか」
と自問し、「好きなことを見つけるまで落ち着いて
しまってはいけない」と、自分に発破をかけている。
自分の人生において、
本当に多くの影響を受けたスティーブ・ジョブズ。
もう第一線には出てこない(出てこれない)かもしれない。
だが、彼が残したカルチャー、妥協なきデザイン、
決断はそのまま引き継がれていくに違いない。
彼に直接会えるチャンスなんて絶対にない思うけど、
もし今、声を掛けることができるとすれば
こう言いたい。
スティーブ、今までお疲れ様でした。
でも、次の一手を考えているんですよね?
You've got to find what you love
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