興味の対象

今まで行った海外と言えば、

アメリカ、カナダ、オーストラリアなど英語が通じて、

日本より東側にある国が多く、

いわゆる地理的「西洋」には行ったことがない。

昨夜はトルコ帰りのファッションデザイナー、アッチョンに

たくさんの写真を見せてもらっていたのだけれど、

トルコという国は僕の興味を引きつけて離さない国の一つになった。

カッパドキアやトロイの遺跡などは、

TVの世界遺産でしか見たことがなかったが、

そういう場所に「リアル」に行く意味、あるいは必要性とでも

言った方がいいようなそれは、

ぼんやりと想像することはできる。

石の文化の特徴は、

エフェソスの円形劇場やアルテミス神殿などのように、

1、2世紀のものでも、また、風化しながらでも形として残っていること

のような気がして、古代と現代が同居するという時間軸を超えた存在

の大きさに思考が停止してしまうような感覚を覚える。

土曜日が出勤だと、

曜日の感覚が狂ってしまうことがある。

東梅田に「味家」という美味しい韓国料理屋さんがあって、

本当はそこに行きたかったのだけれども、

金曜日ということで満席だった。

以前に韓国のお客様をお連れした時は、

ガラッガラだったのでそのイメージがあったのだけれど、

そういやあれは週の半ばだったということに気づく。

昨日は金曜日だったのだ。

自分的曜日感覚と、世間での認識のずれ。

これもディバイド。

というわけできょうも元気に仕事、仕事。

実感がないという実感

07年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値が、

年率換算で3.7%増という事前予測をはるかに超える

高い伸びだったというニュースでもちきりだった今日。

株価も日経平均558円高で大引けということで、

なんだか景気の良い話ばかりだけれど(まあ、

大幅下方修正は必至との見方もあるが)、

正直言って、町場にも自分にも全くそんな雰囲気はない。

ニュース番組でも、

いつもと同じように、町のサラリーマンや、

タクシーの運転手、銀座のママなどにインタビューしていたが、

みんな、異口同音にさっぱりですわ。とのこと。

好景気の実感がないということは、

それだけ格差が広がっているということで、

その点は内田先生がとても分かりやすく論じておられた。

「富の偏在」のもたらす資本主義の停滞と、

「誇示的消費」と「享受的消費」の差異。

詳細はこちら から。

うーん、分かりやすい。

さすが先生。

 

 

 

 

北米ミンカス族のことわざ。

「目に涙がなければ魂に虹は見えない」

 

立てる時に立って、

歩けるようになったらまた歩きだそう。

今日みたいに溢れ出してからでもいいのだけれど、

できれば、溢れる前に力を抜いてみようね。

あなたには、

きっと、虹が見える。