毎月、1日と15日の楽しみと言えば・・・
そう。「PEN 」の発売日。
今週号は、東欧のグラフィック。
レトロでかわいいイメージと同時に、
赤と黒のキレイな二色の表紙。
グラフィックに惹かれて買ったはずですが、
すぐに、サブ特集の「ドキュメンタリー映画」の
ページを読み始めてしまいました。
そこで特集されていた、
「ダーウィンの悪夢 」という映画。
アフリカ大陸、タンザニアのビクトリア湖周辺で、
今現在起こっている事態。
「金になる外来魚」ナイルバーチが放流されたことで
変化していく湖の生態系と人々の暮らしの変化、
それがもたらす負の遺産、ストリートチルドレン、
ドラッグ、売春、飢餓、貧困、エイズ・・・
日本にも大量に輸入されている、
白身魚の「ナイルバーチ」漁から始まるグローバリゼーションを、
淡々と映したドキュメンタリー映画だそうです。
監督がアフリカで見た光景、
カラシニコフ銃と小麦、地雷と義足が同じ飛行機で、
同じ場所に届けられているという真実が、
この映画を撮る動機になったのだそう。
グローバリゼーションという問題は複雑で、入り組んでいて、
明確な解決策はないとは分かっているけど、
でも、絶対知らなければいかない真実があるんですよね。。。
見たくないけど、見たい。見なければならない。
そんな映画だと思いました。
DVD出るまで待つことになりそうですが・・・