味のある写真

この写真を見て、「どの駅か」を即座に言い当てた人はなかなかの建築マニアか鉄道マニアです。

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ヒントはこれ

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はい、もう分かりましたね?
答えは京都駅。

京都駅は日本最大の観光都市の玄関口として、なかなか良い具合に設計されているなと思います。僕は建築の専門家ではないので詳しいことは分かりませんが、開放感のある改札口と、トラス構造の屋根は空港をイメージさせますし、地下に続くエスカレータはとてもモダンに感じます。確かに「和」のテイストはあまり感じられないかもしれませんが、大きすぎず小さすぎず、良い具合と機能性を保っている感じが素敵です。

更にマニアックな視点で言うと、改札からホームに入ると一気に地方都市のローカル駅感が出て最高です。大阪駅は巨大ルーフにホーム全体が覆われていますが、京都駅はなんだか様子が違います。改札の内側と外側で、こんなに雰囲気が違うものかと思ってしまいます。そこが「くすぐる」ポイントです。

もっとローカルな駅になると、例えば阪急の駅は、ホームの上りか下りのどちらか片方にしかトイレがありません。下り線に乗って帰ってきて、トイレはどこかなと思って探すと、改札にではなく、反対側の上りホームにあり、こういう駅には大抵エスカレータがないので階段をヨタヨタと(多少焦りながら)上ってようやく辿り着くということも多々あります。

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こういうディティールに、いたく感動してしまう夜です。

横丁のネオンなど

飲み屋横丁を徘徊するのって楽しいですね。

「吉田類の酒場放浪記」や「おんな酒場放浪記」という番組がありますが、あんな感じでふらりと立ち降りた駅で、酒と肴を求め、この店がいいかな、あの店がいいかなと散策する。それがまだ薄明るい時間なら最高です。一軒目、二軒目とはしごをしながら、ほろ酔いでくらいで帰るのがちょうど良い。

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「ちょうど良い」という言葉には自戒の感情も込めていまして、年度末の激忙の中にも楽しい飲み会が続き、ついついテンションが上がって、「ほろ酔い」どころか「ベロ酔い」してしまい翌日の仕事が更に辛くなるという悪循環にハマってしまったりしたからです。いやあ、どんなことでも、ほどほどに。

今日も元気に出勤、明日はゴルフ。このまま一気に月末週に繋がっていきますが、仕事の方は今かなり良い波が来ているのでこのまま乗っかって行こうと思っています。

それでは、また明日。
良い週末を。

週中の癒やし

たまにすごく焼き鳥が食べたくなることがあります。そう、天下一品が無性に食べたくなる時と同じくらいの頻度で。何がトリガーになるか分かりませんが、炭火の香りとハイボールの味を思い出すだけで、もうその日の夜ご飯は決まってしまいます。今日はそんな日。

焼き鳥とハイボール

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厚あげとハイボール

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焼き物、揚げ物とハイボールの相性の良さよ。
さあ、明日からもしっかりがんばりましょう。

自由な時間を得るための唯一の方法

それは、すべき事をとにかく黙々と片付けること。なぜこんなことをしなければならないのか、明日にしようかな。このような邪念は一切シャットアウト。ただ無心・無欲に、黙して取り組むのみ、です。

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そのようにして初めて自由な時間を獲得することができます。週末に積み残したタスクは、出来るだけ早い内に終わらせたい。という訳で、今日はほぼ一日スタバに篭りっぱなし。こういう時、カウンターに電源があるのは本当に助かります。そういえば4月21日のグローバル人事塾は、元スターバックスCEO(コカ・コーラビバレジ常務、ザ・ボディショップ社長も歴任)の岩田松雄さんが登壇されます。「第42回 グローバル人事塾 2016年 4月21日(木) ミッション!経営の原点」

スタバのWifi化や環境づくりがあるのも、このようなビジネスモデルにあるんですね。湯川鶴章さんの会の翌週ですが、毎度すごい講師が登壇されます。

さて、昨夜の寝相が良くなかったのか、今朝は寝起きの瞬間から腰痛が。さすがに4、5時間もスタバの硬い木製のイスでは疲れてきますし、腰が痛くなかったとしても、集中力とキレがなくなってくる。そんな時のために村上春樹の「遠い太鼓」をカバンの中に忍ばせ、パラパラとページをめくっては、行ったことのないイタリアやギリシアに思いを馳せ、気分転換をしています。ああ、旅に出たいなあ(←こういうのが邪念)。

日が長くなってきましたね。凝った身体をほぐすべく、夕方10kmジョギングに出ましたが18時でもまだ全然明るいのはありがたい。夕焼けもとてもきれいでした。明日も早起きして仕事の続きです。午前中には終わらせてやる!

皆様も良い週末をお過ごしくださいね。
それでは、また明日。

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眼前にSTAR WARS ジェット

羽田空港ラウンジからの更新です。
まもなくボーディングですが、眼前にSTAR WARSが見えて嬉しくなっています。

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天気予報どおり、東京は晴天のポカポカ陽気。目的地の広島はもっと気温が高そうです。今日のプレゼンが一つの山。天気も良いことだし、テンション上げてがんばります。

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寝て起きて

新幹線は仕事をするには適した環境だと思っていますが、それ以上に、寝る空間としても最高です。
これは時としてまずい事態を引き起こすことがあります。今日も、社内で積み残した仕事を「新幹線でやればいいか」と思ってPCをカバンから出し、さあと思っていたらいつの間に寝てしまい(京都駅を過ぎた辺りから記憶なし)、名古屋から乗車して来た人にも気付かず、浜名湖の辺りで目が覚めた時に隣に人が座っているのに気づいて驚くということになってしまいました。今、急いで仕事を続きを始めていますが、新幹線は、下手したら家よりも良く寝れるのかもしれません。

多少暖かくなったと思ったら、曇空。
富士山は期待できないかなと思っていたのですが、薄らとその勇姿を見ることができました。

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先日見ていた番組で、富士山写真家の大山行男さんの家が特集されていましたが、富士山の魅力に取り憑かれ、富士河口湖町富士ヶ嶺にドームハウスを自ら建てて26年間もずっと住んでいるようです。ドームハウスの大きな窓からはいつも富士山の全景を見ることができますが、「富士山を毎日見ながら生活出来るなんて、こんな幸せな暮らしがありますか」と言っておられたのが印象的でした。

僕もなんとなく、分かる気がします。

セルフブランディングって何だろう

ブランディングの重要性が叫ばれて久しい昨今ですが、今一度、ブランディングとは何だろうということを考えていました。ブランディングには二種類が存在すると仮定して、仮に、企業ブランディングとセルフブランディングに分けてみます。

一流企業に勤めている人にとっては、自分よりも企業名の方が認知されています。ここで重要なのは、企業としてのブランディングです。そういう会社はたいてい上場しているか、プライベートカンパニーであったとしても歴史と内部留保が潤沢なので広告代理店にアカウントを作って、大々的にプロモーションを行うことができるでしょう。様々な業界の知識人を集め、ストラテジックに策を練ることができます。自分達が気付いていない強みを、外部の、例えばコンサル会社やシンクタンクが入ることによって棚卸しをし、効果的にPRすることができます。

一方、名も知れない中小零細企業にとっては、そもそも知名度が皆無な訳ですから、それをどう知らしめるかが課題になります。潤沢に予算がある中小零細企業は、広告予算を投下してブランディングが出来るかもしれません。簡単なことです。しかし、そうでない会社にとっては、ありとあらゆる(金以外の)リソースを使う必要があります。つまり手駒をどう使うかがとても重要になります。では、リソースは何かというと、それはつまり、その組織に属する「個」のポテンシャルです。ネット社会からソーシャルの世の中になって、何が劇的に変わったかというと、個人が個人の枠の中で情報発信が出来るようになったという点。個人が個人でブランディングが出来るようになったのです。こんな素晴らしい時代はありません。

◯◯株式会社の◯◯さん、が通用するのは一流企業だけです。そうでない会社は、「会社名は聞いたことがないけれど、ああ、◯◯さんが勤めている会社ね」というところにバリューを置くべきだと思います。個人の知名度からの企業名、そこがとても重要です。したたかかもしれませんが、そういったリソースを有効活用できる会社が、効率的にブランディングが出来る会社ということが出来ると思います。

今は安定志向の若者が多いと言われています。大企業は大企業の良さが間違いなくあります。ベンチャー = 薄給、リスク、過重労働というイメージです。その通り、間違っていないかもしれない。ただ、だからこそ、セルフブランディングが出来るのです。情報発信を怠らず、自費で学び、組織に頼らず、強い個としてたくましく生きることを望む人は、是非、名も知れない町場の中小零細で仕事をすべきです。そこに、個人としての価値と、ひいては、組織としてのブランディングがあるんだと思います。自戒をこめて、今一度、セルフブランディングを見直すべき時に来ていると実感しています。

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全ては気のせいである

ありがたいことに(そして信じられないくらいに)忙しい年度末ということもあり、毎日が矢のようにビュンビュンと飛び去って行きます。打ち合わせに次ぐ打ち合わせで筋肉痛を感じる暇もなく走り回っていると、あんなに辛かった脚の痛みもいつの間にやら引いてしまったようです。まだ火曜日なのに。

年を取ると筋肉痛が時間差で来るといいますが、ことマラソンに関してはそうではありません。痛みのピークは走っている最中に訪れ、そこから徐々に薄れて行きます。もちろん翌日は筋肉痛になりますが、走っている最中、しかも今回のようにコンディションの悪い時は余計にですが、それと比べれば屁のようなものです。そこがありがたいところです。

今日は帰りの電車に間に合うかどうかというところで急いでいましたが、いつの間にやら駅の構内とエスカレータを走っている自分に気付き、ちょっと驚いてしました。人間の回復力ってすごいですね。とはいえ、今週に入って何が原因なのか分かりませんが体調がすこぶる悪いのは、気のせいということにしておきます。

粒子との戦い

3月といえば花粉症の季節です。

気候は素晴らしいのに、花粉症のおかげで梅雨と並んで一年で一番憂鬱な季節でもあります。今年は一度も風邪を引かず(引いている暇がなかった)、インフルの影響も受けずになんとか3月を迎えたのですが、花粉症にだけは敵わない。喉の痛み、頭痛、鼻水。まったく風邪と同じ症状です。特に喉の痛みが大変。でも明らかに風邪と違うのは、何をしても「抑えられない」という点です。年度末で忙殺されているのに!

風邪なら、葛根湯と風邪薬を飲んで寝ればすぐ治るし、頭痛や寒気、ストレス、悩みなど人生で直面する大抵の問題事は酒で解決してきたのですが、これだけはどうにもなりません。葛根湯と酒が効かないなんて!この粒子の野郎!

もう随分前になりますが、花粉症シーズンの真っ只中に、ゴールドコーストに飛ぶ機会がありました。その頃の僕は春先になると咳が止まらず、寝不足と体力消耗で心身共にドン底だったのですが、飛行機でブリスベンが近づいてきた瞬間に咳がピタリと止まったのです。いや、もしかしたら赤道を超えた辺りだったかもしれません。本当に、まるで魔法に掛かったような感じでした。

結局、滞在先のゴールドコーストでもシドニーでも、本当に「あれはなんだったんだ?」という感じで全く何事もなく咳も喉の痛みもスーッとなくなったのです。手かせ足かせから解放されて、心身共に爽快感を味わって体力も回復したのにも関わらず、関空に帰国した瞬間に、また咳が止まらなくなった・・・という経験をしました。

本当に、粒子だけはどうにもなりません。
国外脱出しか方法がなさそうです。

こちらは今年1月のサンタクルーズ。
ああ、そろそろ戻りたい。花粉症から解放されるだろうなあ。
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水中翼と根

水中翼船というものがあります。

水中翼船とは、文字通り、水中に翼(Hydrofoil)を登載している船のことです。例えば、島と島を結ぶ高速船や、トライマラン、モス級と呼ばれる高速ヨットなどがそうです。見ていると、海面から浮いているようで、それはあたかも風を羽いっぱいにうけて飛ぶ鳥のようです。

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なぜこのような構造にしているかというと、水の抵抗を極力抑えるためなのです。水中の翼で浮力を得て(飛行機と良く似ていますね)船体を浮かせ、接水面を極力少なくすることで効率的に速く進むことができます。いかに速く進むか。ヨットの場合は帆に受ける風をどれだけ効率的に推進力に変えるか。それを徹底的に追求した結果このような構造の船が生まれたんでしょうね。(構造に興味がある方は色々調べてみると面白いですよ)

帰りの電車で、世界最速のヨットやトライマランの水中翼船の写真をiPhoneで眺めていると、「大地にしっかりと根を下ろす大木」って全くの対極にあるよな、と思いました。地上に見えているものよりも、地中の根の方がはるかに生え広がっています。風雨に負けず、何があっても動じない。それはまさに水中翼船とは対極にあるもののように思います。

人生やビジネスも良く似ていて、風や波に上手く乗れば一気に加速することもあるし、跳ねることもあるでしょう。でも一方で、大木のように変わらぬ信念も大切です。何があっても動じない信念と決意。正反対のように見えるものですが、結局両方とも大切。芯がなければいけないし、芯にこだわりすぎても風をキャッチできない。抵抗を極力少なくして軽やかに進まなければならない。

色々あるけれど、結局全部なんです。