一服の清涼剤


前回の記事でカミーノ・デ・サンティアゴのことを書いてから、その当時に読んだ本や、旅行記をまとめたサイトなどを思い出し、懐かしく読み返しながら、ちょっとした旅行気分を味わっています。

そんな中、色々旅行記を検索していると偶然とても素敵なサイトを見つけました。それがこちら。

「閑古鳥旅行社 サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼」

2012年なので今から3年前の比較的最近の旅行記ですが、巡礼中の日々を日記として残されていて(しかも毎日!)、これが文章も写真も、本当に素敵なのです。

特に朝夜の殺伐とした通勤電車の中で読んでいると、気分はフランスへ。ちょっと追われている日々の一服の清涼剤。やっぱり旅行記はいいですね。


さて、こちらの写真は昨夜のお肉。
終電を逃してタクシーで夜中に帰って来たけれど、本当に楽しい仲間達との素晴らしい夜でした。タクシーの運転手さんもとても良いおっちゃんだったし。笑

道に通じる話 〜 カミーノ・デ・サンティアゴ


上半身裸で陽射しをジリジリと身体に感じつつ、したたる汗も気にせず走っていると、ああ、狩猟時代の人間はみんなこうだったんだろうな、今みたいに高機能なランニングシューズもなく、どこでも気軽に水分補給できる訳でもなく、ただ獲物を仕留めることだけを考えながら、裸足で走り続けてたんだろうな・・・と、狩猟時代に思いを馳せることがあります。

そこまで遥か昔に遡らなくても、ほんの100年前、旅客機や自動車や鉄道がなかった時代は、当たり前のことですが、人は徒歩か馬で移動していたんですね。改めて考えるとすごいことです。


先日飲みの席で「一ヶ月休みがあればどこに行くか」という話題になり、大体ヨーロッパ周遊で意見がまとまったのですが、僕の場合はヨーロッパはヨーロッパでも、フランスからスペインに至る「カミーノ・デ・サンティアゴに行く」と迷わず答えます。

「カミーノ・デ・サンティアゴ」は訳すと「サンティアゴへの道」。

これは世界遺産に登録されているキリスト教の巡礼路(ヨーロッパ版お遍路さんですね)ですが、宗教的な背景はさておきフランスからピレネーを超えてスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに至る道をただひたすら歩くというこの経験、いつかしてみたいと以前から思っているのです。もちろん、なかなか実現はしないのですが。

カミーノ・デ・サンティアゴのことを知ったのは、今から7年前。

その時のことはブログにしっかりと残していて(過去記事:El Camino de Santiago 2008年4月29日)、今でもたまに見返すことがあります。その当時、この巡礼路を実際に歩いたある女性から話を聞き、本まで貸してもらって読んだ時に何かが心に刺さり「行きたい!」という強い気持ちが芽生えたことは、7年前の文章にも表れているようです。

一人、日常から離れて目的地を徒歩で目指す。このような経験をした時に人は何を考え、何を感じ、自分の中でどういった変化が起きるのか。

いつかは実現したいことの一つです。

カミーノ・デ・サンティアゴを検索すると、たくさんの旅行記や本がヒットしますので、興味のある方は調べてみては。歴史もさることながら、文化的にも、景観的にも、とても素敵な道です。

「世界遺産 サンティアゴ巡礼路の歩き方」

夜明けの月


連休明け一気に仕事の波にもまれ、休みボケを発症する暇もないまま通常の生活に戻っております。スロースタートするよりも「せーの」という感じで一気にスタートを切るくらいの方が身体も慣れて良いですね。


さて、連休最終日の明け方に八ヶ岳ベースを後にし、関西に向かって車を走らせたのですが、夜明けの月がまだ消えないうちに中央道から見える木曽駒ケ岳とのコラボレーションがとても素敵だったので、思わずパシャッとしてしまいました。

木曽駒ケ岳の残雪も朝日を浴びてきれいです。


告知です。
明日から開催される朝日放送主催のABCハッカソンにQuadceptが協賛しています。

このハッカソンでどんなプロダクトが生まれるのでしょうか。僕も明日夜から(ゴルフコンペの後ですが・・・)朝日放送入りします。いやー、楽しみです。

山桜の控え目な美しさ


八ヶ岳の蓼科高原に来ています。

毎年ゴールデンウィークと秋のシルバーウィークにくることが多い「八ヶ岳ベース」ですが、今年は少し気温が高かったこともあり、ソメイヨシノの満開時期は過ぎて今は山桜が満開です。

こちらには昨夜到着したために外の様子が分からなかったのですが、朝起きて庭を見ると山桜が雨露にしっとり濡れてキラキラと輝いていました。今もふと外に目をやると、窓の外に山桜が見えて嬉しくなります。

山桜は葉芽と同時に花が開きます。
華やかさはないけれど、地味な美しさがあって好きです。

今日から数日、こちらでゆっくりと骨休めをしたいと思います。

あるニュースから Getty Center に思いを馳せる


石油王、J・ポール・ゲティ氏の孫が自宅で遺体として見つかったとのニュースを見て、昨年、親友に連れて行ってもらったロサンゼルスのゲティ・センターのことを思い出しました。

ゲティ氏の私財で作られたこの美術館(ゲティ・センターの一施設)はパシフィック・パリセーズの高台にあって、マリブやベルエアの高級住宅街、ビバリーヒルズ、そしてLAのダウンタウンまで広く見渡せて最高に気持ちの良い場所でした。

そして建物もとてもきれい。

訪問レポートについては、昨年6月29日の記事で写真入りで詳しく書いています。

仕事でロスに行くことは少ないのですが、ここはまた必ず行きたい場所。

今は特に仕事が忙しいので、少し現実逃避気味な願望です。

漁師町ぶらぶら


兵庫県明石市の観光名所、魚の棚(発音は「うおんたな」)。

日曜日ということもあって、地元の人や観光客でいっぱいです。

ここは、たこ天や穴子の天ぷら、たこの柔らか煮などをつまながら、缶ビール片手にぶらぶらするのが正しい歩き方だと思うのですが、帰ってジョギングをするという使命があるのでアルコールは我慢しました。

そして明石公園。
娘に急かされると、人目も気にせず木登りしてしまう。

気持ちの良い日曜日。
来週はまた冷えるようですが、少しづつ春が近づいているようです。

広島から帰阪中の車窓から


出張で広島へ。
某大学にてみっちりと打ち合わせをさせていただきました。

ここに来ればやっぱり広島焼じゃろう、ということで、広島駅直結のお店にて美味しい広島焼をいただきました。

細麺にイカ焼きが入っているバージョンです。
久しぶりだけど、やっぱり美味しいですね。

すっかり広島銘菓の座をモノにした「生もみじ」。何でも米粉を入れてしっとりもっちりさせたら売れる時代になっていますが、次のブームは来るのでしょうか。とか言いながら、お土産にチョイスするのは生もみじ。してやられた感たっぷりというのも気持ちの良いもの。とにもかくにも、祖母の家を訪問するだけでなく、仕事で来る広島も良いものです。

新幹線で仕事をしながらトンボ返りの木曜日の夜。
明日もしっかりがんばりましょう。

建築と町並み


昨夕、ホーム空港であるKIXに戻って参りました。
やはり日本は日本で良いものです。家で食べる鍋も美味しい(先月2月6日の記事でも同じようなこと書いてた)。そして時差ボケしている暇もないまま、帰国早々ジェットコースターに乗った気分でタスクに追われていますが、これもありがたいことだと思っています。


建築物というのは、そのままその国の歴史や文化、気候を反映しているようで、興味の対象として飽きることがなく、関心を惹かれるものです。

というわけで移動の途中にサンディエゴの町並みをたくさんiPhoneに収めてきました。せっかくですので、掲載しておきます。

アメリカとメキシコの国境の町 SAN YSIDRO


San Francisco国際空港にて帰国便の出発を待っています。こちら現地時間の土曜日。日本に帰国するのは日曜日の夕方になります。

昨夜、無事にSan DiegoからSan Franciscoに移動し、夜に予定されていたミーティングも大きく遅れずに始めることができ、内容の濃い打ち合わせになりました。夜は地元で人気の寿司屋にも連れていただき、最後の最後まで充実した出張でした。お会いした皆様には本当に感謝です。

さて昨日はSan Diegoからすぐのリゾート、Coronado(コロナド)の写真を幾つかアップしましたが、そこから車で30分程南下すると、国境の町「SAN YSIDRO(サン イーサイドロ)」に行くことができます。島国日本に住んでいると「国境」を直に目にすることが出来ません。これは我々にとってはとても貴重な体験。空港に向かうまでにせっかくだから立ち寄ってみることにしました。

San Diegoの市内を走るトラムの終点駅、サン イーサイドロ。

たくさんの人がこのトラムに乗ってやってきます。駅の横に歩行者用の税関があるので荷物を抱えた人々がトラムに乗り込み、思い思いの場所に向かいます。

高速の入り口。
「MEXICO ONLY」の看板が「引き返せないぞ〜」って感じでイカツイですね。

歩道橋から見たフリーウェイ。アメリカからメキシコへの出国。メキシコに入ってすぐの町が、製造業の町ティファナです。一時期は日系企業の工場だらけだったようですが、最近はテレビ工場も閉鎖されて撤退が相次いでいる模様。アメリカからの出国は何の検問もないのでスムーズですが、メキシコ側から入国する車列の長さよ!アメリカ入国のイミグレーションは大渋滞です・・・(写真には写っていませんが)

壁の向こうにメキシコ国旗が見えますね。何故かとってもテンションが上がります。

歩きで国境を超える人達はこっちだよーという案内です。どうやら以前とルートが変わったようですね。


 
歩行者用の通路の先には、メヒコの看板が!
これがアメリカとメヒコの国境!
 
なぜだかテンション上がって仕方ない・・・
 
もちろん、僕たちはアメリカを出国する人の流れに逆らうようにリターンしました。
 

 
歩行者用通路の横にはリス?かな?が。母に連れられて出国する子供達が見て大喜びしていました。どこの国に行っても子供は本当にかわいいです。

 
いかがでしたでしょうか。
 
国境の町はとても独特な空気が流れていました。看板もスペイン語だらけ。なんだか分からないけれど、変な緊張感もあり、貴重な体験をすることができました。国境は目に見えない。でもその国境を超えると、物価も言語も治安も文化も変わります。とても不思議な感覚です。
 
 
さて、そろそろボーディングの時間です。
アメリカ出張も終わりです。
  
日本に帰国したらすぐに、うどんとタコ焼きを食べるぞ!だしの味に飢えています。
 
では、次回の更新は日本からお届けします。

From Coronado to San Francisco


San Diego国際空港から更新です。ただ今ボーディング待ち。今からSan Franciscoに向かいますが、夜の打ち合わせの開始予定がどんどんずれてしまっています。仕方がないとはいえ、先方様に色々調整していただく必要があり恐縮してしまいます・・・。


さて、空港に来るまでに少し時間が出来たので、Coronadoに立ち寄りました。ここはヒストリカルな建物である「Hotel del Coronado」があります。映画などの舞台になっている由緒正しきホテルです。広いビーチもジョギングコースも最高!

仕事の合間に息抜きがてら、ホテルの写真に町並みを添えて写真をアップしてみたいと思います。