自分は自信を持って何かを肯定できるほど何かを知っているわけではない


「地球は丸くない」と言われたら、きっと驚くに違いありません。
でも一度、Googleの画像検索で「earth is not circle」と検索してみてください。こんな画像が出て来ます。

2015-09-14 21.37.00

同じように、「geoid」という単語を入れて画像検索してみると、

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ジャガイモのような地球がたくさん出て来ましたね。
これはジオイド高計算した地球の形です。
詳しくは国土地理院のサイトをご覧ください。ジオイド高計算した地球は実物の地球の形に最も近いと言われている説もあります。


自分が見ているものだけ、知っていることだけを「真実」「常識」と思っていると、このようなジャガイモ地球の形を見てショックを受けます。自分は地球は丸いと信じ切っているし、それが当たり前、常識であり、ジャガイモなんてありえないと思っているからです。

固定観念で固まっていると、新しいことを受け入れることができません。まず抵抗から入ります。でも自分が知っている世界など、所詮は海の砂粒程度の小さなものです。その砂粒一つを頑なに守ってもいいし、目線を上げて砂浜の端まで見通しても良いでしょう。そこは人それぞれです。

こういう事実を知ると、色々と考えさせられます。

常に斜めから見る、ひねくれる、まずは疑ってかかるという意味ではなく、「自分は自信を持って何かを肯定できるほど何かを知っているわけではない」という自覚が大切なのではないかと思います。そうすることで、謙虚に物事を受け入れることができるし、学ぶ力が湧いてくるし、人の意見に傾聴できるし、毎日が新鮮で刺激になります。常に若くいれるので、アンチエイジングにも効果的かもしれません。

「自分は何も知らない」

シンプルだけど、大切なことのように思います。
 
 

一日にタイプする文字量は


ふと思ったこと。

一日で一体何文字くらいタイプしているのだろう。
職種にもよって差異が発生するのは事実だけれど、少なくとも僕は、メールやチャットや資料作成など、PCの前でひたすらタイプ(コーディングではない)することが仕事と言って過言ではありません。作家でもないのに、一日に一体どれだけ文字を打つんだ。日本語でも英語でもちょっと調べてみましたが、「タイピングスピード」に関することばかり出てきて、さすがに社会人の一日にタイプする文字量の平均は見つけることができませんでした。

タイプライターもPCもネットもない時代は、こんなに文字を打つということがなかったはず。手書きはとても疲れるし、いくらなんでもこんなスピードでは書けないですよね。これも情報化社会の一片と考えて良いのかもしれません。

メールやLINEやチャットという伝達手段に加え、資料の電子化、SNSやブログなどのテキストと写真で情報を発信するツールの台頭が、人の文字によるアウトプットを急速に促したことは事実だと思います。日記なんて三日坊主だった人でも、SNSなら写真と共に文章を週に何度かはアップするでしょう。技術が進化し、人も進歩していると仮定するなら、このようなパラダイムシフトは歓迎すべきものと信じたいです。


いくら待っても晴れない。

晴れたら走ろうなんて悠長なことを考えていると時間ばかり経ってしまうし、身体に苔が生えてしまいそうなので、今週のラン予定を立てることにしました。予定と言っても至ってシンプルです。「晴れようが小雨が降ろうが走る」です。

平日の夜に走るのはなかなか難しいので、走るとしたら朝。
とはいえ平日は時間がないので、無理せず5kmだけ。それを平日に3回走れば15km。土日で20km走れば一週間で35kmを稼げる計算ですね。この計画どおりに出来れば、月に140Kmを稼ぐことができます。ただ厄介なのが出張ですね。出張時にどれだけ稼ぐかがポイントです。

というわけで、早速今朝、仕事前に5km走ってきました。

小雨パラパラ、気温も低め、ミストシャワーを浴びながらのようで気持ち良かったです。気のせいか、オフィスでも集中力の持続時間が長く、仕事も捗ったような気がします。

明日は台風で大雨のようですが・・・
大雨の時はどうしよう。

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一歩づつ、こつこつと


自己啓発書やハウツー本は読まなくとも、今を輝く経営者達の言葉はニュースメディアでも飛び交っているのでついつい目にしてしまいます。また、いろんな集まりやカンファレンスでそういう人達が登壇することがあります。最近も、日本を代表する企業の経営者の言葉を聞いたのですが、大変参考にはなるものの、正直、「それはあなただからでしょ」と思うようになってきました。(別にヤサグレてはいません)

子供の頃は、クラスにスポーツが得意な子、国語が得意な子、計算が得意な子、絵が得意な子・・・それぞれに得意分野が違う子たちがたくさんいましたよね。

子供って、そういうものだと思います。内気な子もいれば、人気者もいて、色んな子たちが集まってクラスを形成していました。しかし大人になればどうでしょうか。誰しも否応なしに「働く=金を稼ぐ」ということをしなければなりません。いくらダイバーシティだの多様性だのと言われようが、大人になればいかにビジネスを上手くやれるか、金を稼げるか、という物差しで測られてしまうんです。得意分野があったとしても、生活できなければ意味がない、そう言われる訳です。それは生きていくために仕方のない事だし、原始以来、人は食うために働いて来ました。中には生まれながらに食べることに困らない人間もいますが、それはまた特別です。


ビジネスの世界で名の知れた人間は、インターハイでベスト4に残るようなチームのキャプテンみたいなもので、「1%の世の中」と言われますが、ほんと、1%未満の人達なんです。そういう人は、たまたま「金を稼ぐ」「組織を作る」「市場を作る」という分野で、とてもセンスがあった人達なんですね。持って生まれたものと言っても過言ではないと思います。

いくら、

「寝ずに勉強しました!」
「寸暇を惜しんで働きました!」
「明日食うものがなければ死のうと思っていました!」

と言っても、寝ずに働いている人間なんて山のようにいるし、同じこと思って明日が見えない人間も幾らでもいるし、みんな色々と折り合いをつけながら歯を食いしばって働いているんです。その上、誰もが知る超有名経営者は大抵、とても遊んでいます。あえて言いませんが、国外国内関わらず、ほんと、そうなんです。そんな暇あったら仕事しろよと思うのですが、以外にそうでもないんです。それは、仕組みを作ったからなんですね。センスがあったんです。もちろん、そのプロセスでは寝ない時もあったでしょう。でも、寝ないことが、結果として実を結んだだけのことです。99%の人間が同じこと、つまり、寝ずに学び、寸暇を惜しんで働いたとしても、実を結べないんです。これを言ってしまえば終わりですが、世の中というものは、資本主義であれ共産主義であれ、そういうものなんです。

結局、僕がこの過疎ブログで何をが言いたいのかというと、成功者の言葉は参考にすれば良いけれど、「鵜呑みにしてはいけない」ということです。イチローが「バットはこういう風に振ればヒット打てるんだよ」と言って、その真似をしたとしても、誰があんな選手になれるのかってことです。言い方を変えると、身の丈をわきまえることが大切です。

誰もが出来ること、つまり「諦めず、コツコツと日々積み重ねる」ということだけをやれば良いのだと思います。人も、組織も、会社も、そうです。「会社たるもの、こうあるべき」なんてものはクソです。それぞれ事情は異なるし、使えるリソースも雲泥の差ほど違う。

だから、良い意味で「身の丈」なんです。
無理したり背伸びすれば、いずれ破綻します。

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雲を跳ねのけて


オホーツク海から来る強力な低気圧と、南方の夏雲の間に挟まれて、日本列島はおろかベトナムまで伸びる巨大な秋雨前線にやられっぱなしの今日この頃です。しかしどうにかならないか、このジメジメは。一週間に晴れ間が除くのがこれ程少ないなんて、この際、オホーツクでも熱帯でもいから、どっちかにがんばって欲しい。はよどっちか勝て!見てくださいよ、この前線を。もはや嫌がらせにしか思えない。

画像はデイリーポータルZから
yabai

昨夜は京都泊、今朝は6時の電車で神戸まで帰ってきて、ほぼ終日外出。種々の打ち合わせで取引先の会議室に5時間半閉じこもっていました。偏頭痛なんて酒で飛ばしてしまえ!まだまだ疲れてませんよ!もっと議題もってこーい!

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夜は東京のものづくりの皆さんと梅田で会食兼ディスカッション。深く考えている人、現実志向の人、明るい未来を考える人。みんな違ってみんないい!

嵐の前のクリアな夜空とセキュリティ

嵐の前のクリアは夜空は、昨夜の写真。
淀屋橋から見た中之島、これぞ水都大阪の夜景です。

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備忘録として。

wirelesswire.jp のMayromaさんこと谷本さんの記事が興味深かったので紹介します。

IoTは暗黒の未来をもたらすか  IoT to bring dark future?

これ、おっしゃるとおりなんです。
だからこそ、IOT界隈、特に自動車なんかはそうですが、セキュリティ系のイベントやセミナーがとっても盛ん。自動車?と思われる方もおられるかもしれませんが、車は本当にハッキングできますからね、特に◯ライスラー車など。これは車だけでなく、デジタル家電も含め、ネットと繋がるものはすべてハッキングの対象になります。ハッキングとセキュリティはイタチごっこ。守り破られまた守り・・・では、人命が奪われた時には遅い。

自動車でも家電でも、完全にスタンドアローンな状態でも稼働するような、物理的対策も含めて実用化に進んでいくんでしょうね。僕はセキュリティの専門家ではないので、これからどのようなカタチで進んでいくのか、注視したいと思っています。

夢があるプロジェクトとブレイクスルーする瞬間


wired.jpから

日本ロボットとの決戦に備え、MegaBotsがKickstarterキャンペーンを開始(wired.jp)

なんとあの水道橋重工の「Kuratas」と戦うというメガロボがアメリカで誕生したというニュース。2016年の決戦を前にクラウドファンディングで資金集めを始めたというところが今っぽくて良いです(しかも結構集まってるw)。ロボットの世界では、DAPRA Robotics Challengeに代表されるような災害救助用人型ロボットのサイズ、あるいはそれより小さいサイズが一般的ですが、やっぱりメガロボットは夢がありますね。まさに重機の世界です。ガンダム世代の我々にとっては理由なくワクワクするのがメガロボの世界です。


ブレストを重ね、考えに考えを重ねるマドルスルーな日々の中で、たまにブレイクスルーする瞬間があるのですがこれってたまりませんね。スッキリする気持ちと共に、一気に前進する起爆剤のようなものが出ます。アドレナリンとでも言いましょうか。まさに仕事の醍醐味です。

忙しい一週間でしたが、このブレイクスルーを味わう事ができたので、今週は二重丸でした。

明日が仕事の方も、そうでない方も、皆様、お疲れ様でした。

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ハード目線で考えるIOT


ハード屋とソフト屋が集まって新しい製品のプロトタイプの開発ミーティングをしている時は本当に面白いものです。ブレストとかハッカソンとは違う、リアルに動いている現場での、しかも既に市場で売れている製品の次世代製品のプロトタイプ作り。そんなプロジェクトが動き出そうとしていて、少しワクワクしています。

IOTというキーワードは、バズっているようなイメージがして実はあまり好きではありません。IOTって、技術的には既存の技術に対して、急激に精度が上がってきたセンシングとワイヤレスを合わせ技にしたものであり(ざっくり言い過ぎ)、Tech目線で行くと特に目新しいものではないからです。でも実際、この分野で民生品の試行錯誤が続いているということは、ハードが蓄積しているデータの活用法が分からないことが多く、そこはメーカー内での縦割り、技術の専門分野が細かく分かれ過ぎていて「木を見て森を見ず」な状況が業界内で長く(少なくとも、ものづくりの現場レベルでは)続いて来たからなのかなと想像します。

でも実は、現場のエンジニアで特にアンテナの高い方々は、そういうことを頭の中でずっと考え、マッシュアップしていたりするのです。柔軟な発想というのは、レガシーな技術をいかに組み合わせるかを考えるオーガナイズ力であり、最初は見てくれが悪くても、とりあえず技術レベルで実現するという突破力だと思います。

写真は記事の内容と関係はありませんが、昨日行った店にデカデカと貼ってあったので、思わずパチリ。Jim Beam もサントリーグループですね。

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各自、個人合宿


当初「一家離散」というタイトルにでもしようかなと思ったのですが、やめました。「離散」と言うと少し暗いイメージになってしまいますが、我が家のお盆は、各自がそれぞれの立場で目標に対して前向きに取り組む時期になるからです。そういう理由で「各自、個人合宿」。これが一番しっくりきます。

さて、このお盆休みですが、娘たちは両親に連れられて八ヶ岳の別荘へ行き、宿題と自然学習、妻は自宅で子供がいない間に家の用事と静養、僕は勉強のために東京に来ています。この一週間、英語漬けの日々を送る予定。会話は良いがライティング力が弱いと米国の取引先から小馬鹿にされていますので、来月のシリコンバレー出張に向けてテコ入れです。

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今週は同時進行で仕事も動いていますので、なかなかハードな一週間です。


しかし、大きくなったとはいえ、子供たちと一週間以上会わないというのはやっぱり寂しいものです。海外出張時は一週間から10日間くらい会わないのは当たり前で、子供たちもすっかり慣れて「あ、パパまたどこかに出張してるー」って感じのサラリとしたものですが(女子って怖い)、問題はパパだよ、パパ。

日航ジャンボ機墜落事故から30年。
Yahoo!Newsの記事を読み、ぐっと来たりするのです。

日航機墜落事故から30年、機長の娘が思いを語る(Yahoo!News)

業務用スマートグラス


Wired.jpの記事で、新バージョンのGoogle Glassは業務用であるとの観測記事が出ていて、そりゃそうだよなと思いつつ読みました。

Google Glass「復活」の舞台は、工場や医療現場(wired.jp)

工場、医療現場では手作業がほとんどなので、両手が自由になるというのは大きなメリットです。今後、工事現場や警備といった分野でも広がっていきそうですね。そういった意味で、スマートグラスはパーソナルユースよりも、エンタープライズユースの方が親和性が高く、導入イメージもしやすいというのは当然の流れではないかと思います。しかしこの分野では、既に大手メーカーの工場向けに、富士通やNEC、ブラザー工業などがヘッドマウントディスプレイを続々と発売していて、熟練技術者の手元の動きを見ながら作業が出来るようにしたり、製品についたバーコードを自動的に読み取って、仕向地や仕様、進捗などを確認できたりするようなことが始まりつつあり、この分野でもシェア争いが激化しそうですね。

しかしここでも面白いのは、Google Glassは当然、多岐に渡るGoogleのサービス(Apps、Gmail、検索等)をベースにしている点に対し、エンタープライズ向けの各製品は、セキュリティ的にも閉じられた企業内ネットワークのクローズドな環境で使用することに特化している点です。特に国内は、ノウハウやデータは絶対に外に出さない!が根強く、今後この差がどのような形で出てくるのか楽しみです。


さて、こちらは昨日の飲み会でいただいた物たち。
相変わらず、天満は安旨で最高ですね。