娘の青春に触れる一時〜学園祭でのチア演技

今日は次女の中学の学園祭。
午前中は会社で仕事をして、急いで向かいました。

中学1年生の次女は、チアリーダー部に所属しています。関西では強豪校のひとつらしく、中高合わせて100人以上が在籍していいるので、その演技も圧巻!見ている方もエキサイトして、ビデオを回す手が震えてしまいました。

次女も、毎晩寝る前に柔軟や振り付けの練習をし、勉強もがんばっているので、学年のセンターポジションで踊らせてもらっているのですが(チアは学業の成績が悪いと前には出せてもらえないらしいのです、厳しい世界だ)、帰ってから自分の演技をビデオで入念にチェック。

ほんと、情熱を注げるものを見つけて楽しそうにしている娘たちを見ていると、ああ、青春だなあと思うのです。いいなあ、青春。

パパも「今が一番若い」を座右の銘に、何事にも積極的に挑戦して行こうと心に決めたのでした。

そして、買い物に行って帰ってからも、またまたビデオをチェックする次女の熱心さにも学ばされます。

小さい世界で徒党を組んで傷を舐めあってる人間がとても残念な理由について(毒注意)

まあ、大中小関わりなく、生きている世界が小さい人間って本当に残念ですよね・・・見ていて辛い。そして、願わくば関わりたくない。時間の無駄です。

僕が残念に思う人間ってすごくわかりやすくて、例えばこんな属性です。

・小さいコミュニティで必死になってプレゼンスを保とうとしている人間
・イキること、偉そうに言うことによって承認欲求を満たしている人間
・傷を舐めあって目先のことしか考えない人間
・表だけ繕って、その場をやり過ごそうとしている人間
・傷つきたくない人間
・「自分らしく」を盾にして努力をしない人間

なぜ残念なのでしょうか。理由はいくつかあります。

・世界が、見えている世界の大きさ以上、広がらない
・努力をしているつもりでも、努力の総量が圧倒的に足りない
・己の弱さを定量評価できない
・自分のことで精一杯で、人に愛情を注ぐことができない
・己をさらけ出すことができず、嘘で塗り固められた人生を送るしかない
・弱さ、できないことを言い訳にする

最近の風潮として、「自分らしく」とか「本能の赴くままに」と言った言葉が自己啓発界隈で言われていますが、ほとんど麻薬と同じですよね。そこから何が生まれるのでしょうか。はっきり言って、何も生まれない。自己満足にもならない。

僕は技術の世界で生きているので分かるのですが、AIとかロボティクスとかって、結局、今の能力差のディバイドを広げるしかないんですよ。つまり、誰もができる単純労働は、すぐにAIとロボティクスで置き換わります。そこに情はないし、プロセスに対する評価が介在する余地はありません。「自分らしく」とか「本能の赴くままに」と言って惰眠を貪っている人間は、あっという間に、ベーシックインカムでシャブ漬けにさせられます。もしくは、ジェダイよろしく、世捨て人になるしかない(それはそれで幸せかもしれないが)

なぜか。

法律的に人の命は奪えませんから、養うしかないんです、AIとロボットが一生懸命(いや、彼らに意思はないのですが)働いて財を生み出すから。じゃあ、そこでシャブ漬けにさせられない人間になるには何が必要なのでしょうか。

・他責にせず、自責で物事を切り開く力
・誰よりも努力を重ね、学ぶ力
・常に居心地の悪い環境に身を置く覚悟
・自分の弱さを認め、公表し、長所で他者を圧倒する力

これがないと、多分これから先生きていくのは難しいでしょうね。

ちなみに僕は自己を正当化するつもりはありませんが、元ウツだし、腎臓もやられてるし、メニエール持ちだし、リウマチ持ちですよ。でも、日々学び、走り、ウルトラマラソンも、山ランも、とにかく乗り越え、昨年と同じ仕事はせず、新しいことにチャレンジし、英語を操り、技術もやるんです。みんな、よく言うんですよ、いや、あなたは特別ですよ、と。エリートです、と。

バカバカしい。

こっちもハンディ抱えながら日々生きるか死ぬかでやってんだよ。若い頃から今まで、どんだけ学び、努力し、居心地の悪い環境に身を置いているか。

目を覚ませ、皆。

必ずできる。
みんな、できる!

やってやろうぜ!

【仕事終わりにハッカー学生たちのピッチ見学】自作のIoT製品に、英語でローカルエンジニアたちの前でプレゼン。おじさん驚いちゃったよ

現地取引先とのミーティングを次々にハシゴして、仕事終わりに向かった先は、初日に訪問した Hacker Dojo 。

滞在している大学2年の学生さんたちが、金曜日の夜に、この二週間のサマーキャンプの成果発表を行うというのを事前に知っていたので、参加して来ました。

参加した感想を先に述べると・・・

学生さんたち、めっちゃ優秀!!

なんていうのかな。
技術がすごいとか、英語ができる、とかだけではなくて、これだけの「いかつい」ローカルエンジニアたちの前で物怖じせずに話ができる、その度胸と勇気、これがすごい。

そして、みんなグダグダにならずにちゃんとまとめてくる。何より、みんな心の底から楽しんでいる。

いわゆるビジネスアイデアコンテストのようなものではなく、「こんなことができる、こんなものを、こんな技術を用いて作りました。」という分かりやすさがあるとはいえ、大したものですよ。おじさんびっくりしちゃった。

それと忘れてならないのは、オーディエンスの態度。

「日本から来た学生がなんか電子工作みたいなの作ってるわ」と下に見るのではなく、敬意を持ってちゃんと真剣に聞く、ローカルのエンジニアたち。誰一人、偉そうに聞いている人はいません。

ほんと、日本の偉いおじさんたちに煎じて飲ませたいわ、この聞く態度を。

男の子も女の子も、みんな個性が強くて、素晴らしかったです。

特に面白いなと思ったのは、AI搭載の知育玩具のようなもの。レゴで作った動物を、カメラの前に置くと、AIが認識した動物の鳴き声を出す。犬を作れば犬の鳴き声、象を作れば、象の鳴き声。要するに、レゴで、上手に動物の形をつくらないとAIが認識しないというものです。レゴづくりの腕も上達しますよね。

これ、某メーカーで発表したときはすごく好評だったそうで、ああ、やっぱりなと頷きました。

他にも、叩いて被ってジャンケンポンのようなものや、

サーボモータ(サーボ使うところがなかなかチャレンジング!)を使った楽器演奏ロボなど、見ていて飽きなかったです。


面白い製品の周りには人が集まってきて、ああだこうだと質問をします。これも良い文化ですよね。

いやあ、元気をもらったなあ。

学生さんたちにとってもこの二週間は素晴らしい経験になったでしょうね。仕事で少し疲れていたのですが、またまたエネルギーをもらってしまいました。

さあ、今週もこれで終了。

ベイエリアでの週末を楽しみたいと思います。

【学生インターン打ち上げ】教授陣との暑気払いの後は、鱧。関西の夏はやっぱり鱧。

関西にいると、夏場はやっぱり鱧(はも)となります。

こういう写真をアップすると、鱧好きな方に羨ましがられるので本当に申し訳ないし、インスタの方では、大阪出身で北陸住みの友人から、鱧!ずるい!みたいなコメントをいただきましたが、やっぱり、関西の夏は鱧、なんです。

昨夜は、学生向けインターンシップ(講義の一部)を共にがんばった大工大の教授陣と一緒に暑気払い。来年のカリキュラム提供も決定しました。

先生方との会食の後は、開発部の二人と一緒に、寿司屋(縄寿司)で二次会。
「寿司締めって、いいっすね!」との言葉に、ついついたくさん頼んでしまいました。鱧に、握りに、大好きな、みょうがの細巻き。とても楽しい時間でした。

ああ、夏ですね〜!

いい環境で自由に学べる学生たちに混じって

某工業大学のアイデアラッシュに参加。

3年生のロボティクス関連授業でのメンタリングと、インターンを担当することになりました。

それにしても、今の学生は恵まれていますね。充実した設備に都心の美しいキャンパス。こう言うと年寄りくさくなってしまうのですが、大学に行く度に、学生時代に戻りたいなあと、どうしても思ってしまうのです。

理系学生たちはとても熱心。

17時から20時までの2コマ講義も疲れることなく、チームに分かれて熱心にディスカッション。将来有望な学生たちと一緒にものづくりができるのが楽しみです。

うんうん、昔はみんなそうだったんだよ

前夜、飲み仲間でもある某大学の教授方と来年のプロジェクトに向けて軽く一献・・・の予定が、話が盛り上がり過ぎてどっぷり飲んでしまいました。途中で、アカンアカン飲みすぎてると気付き、水とヘパリーゼを緊急注入、会の終わりに更にヘパリーゼとミネラルウォーターを注入、帰宅してダメ押しのアクエリアスとヘパリーゼで仕上げ。これだけ対策しても軽く二日酔いなのですから、まあ「飲みすぎるな」ということです。

それほどまでして翌日に酒を残したくなかったことには、ちゃんとした理由がありまして。

翌日の午前中に、大阪にある別の大学の経営学部のゲスト講義の機会をいただいていたからなんです。文系学生80名の前で学内セミナーとして会社説明、製品説明を熱心にしても、電子回路やプリント基板、IoTと言っても身近じゃないでしょうから、経営学部生に馴染み深いビジネスモデル論とオープンイノベーションについての事例を交えながら話すと、半分近くの学生の目がキラキラ。いいですね〜真剣な眼差し。

一方で、スマフォいじりや内職をしている学生もいるにはいるのですが、まあ勉学のありがたみを心底実感するのは、社会人になってから。うんうん、自分も昔はそうだったなあ、でも、今のうちにしっかり勉強しておいた方がいいよ〜と思ったりして。何人かの学生さんと講義後に話すことができましたが、こんなビジネスをやろうと思っているんですけどどうでしょうか、と相談してくれたりして嬉しかったですね。

とにかく、最近大学との連携仕事が多くなってきていますが、産学官連携の重要性を意識している自分としてはやってきたことが実り始めた実感もあり、とても嬉しいです。

松田知樹

セミナー後のランチは、二日酔いを癒やす胃に優しい湯葉と豆腐のあんかけ蕎麦で。この週末は寒くなるそうですから、あんかけ系がほしくなりそうですね。

[ad#ad-2]

求められる信頼と尊敬 「国内外最新動向から考える、日本企業の採用革新」 第96回グローバル人事塾 in 大阪

 
今年3回目となる人事塾の大阪開催。

東京以来二回目の登壇となる、神戸大学大学院経営学研究科の服部泰宏先生をお招きし、「国内外最新同行から考える日本企業の採用革新」をテーマにご講演いただきました。

デレク・チャップマンによると、求職者を惹きつける最も重要な決定要素は、「仕事や組織の特徴」に続き、「リクルータの人柄」「振る舞い」「コンピテンシーや保有する知識量」となっています。心理学的なアプローチとして、ハーバードのAmy Cuddyによると、人間が相手に対する評価を、2つの側面からすることが分かっています。1つは、信頼できるか、もう1つは、尊敬できるか。

これ、要するに人柄なわけです。人事・採用担当者だけでなく、誰にでも求められる資質なんですよね。その人がいるから、その会社に入ろう。この人をこの会社に紹介してあげよう。そう思われる人になることが大切なんですよね。まだまだ精進しなきゃ(笑」

また、企業の多くがどうしたら良い人材を獲得できるのだろうと悩んでいますが、「どうすればうちを選んでくれるか」ではなく、「ひとはどんな目的、どんな欲求で会社を選ぶのか」を考えるのが大切です。

例えば、グリコのGABA。

「ストレス社会で闘うあなたに」のキャッチフレーズで大ヒットしましたが、「どうすれば、よる多くの顧客が自社のチョコを買ってくれるのか?」ではなく、顧客が実際にチョコを買う瞬間を観察したり、チョコを買った経験を振り返ってもらって、それがどんな日のどんな時間のどんな気分の時だったかなど、具体的な状況を振り返ってもらうことにより、少なくない消費者が「仕事や勉強に疲れたり、むしゃくしゃしている時、コンビニのチョコレートに手を出している」ということに気づいて発売したのです。

どんな課題を解決するためにアクションするのか?
その課題を解決するソリューションを考えたいものですよね。

今後のスケジュールの発表。

昨夜の人事塾も、50名以上の方が集まり、とてもアツくて楽しい回となりました。
いやあ、懇親会も大盛り上がりで、楽しかったなあ。
ちょっと飲みすぎてしまいましたが。笑

講師の服部先生、会場提供の中央会計・小松さん、いつもご参加いただく常連メンバーの皆さん、会員企業様、そして初参加の皆さん(異父母姉含むw)、昨夜はどうもありがとうございました。一緒に学べて最高の時間を共有できました。

そして、運営のために駆けつけてくれた代表理事の樫村さん、WARK長瀬さん、素敵な司会をしてくださった、かの子さん。そして、愛する大阪運営メンバーの皆さん!いつもいつもありがとうございます。

12/13の忘年会まで突っ走りましょう〜!

[ad#ad-2]

と、そんなことを考えながら、車窓から美しい夕日を眺めるのです

 
  
ホテル暮らしを終え、一週間ぶりに自宅へ。

普段から一週間単位で出張することが多い身としては日常的なことですが、夏場に溜まっているマイルで飛行機移動しようとしても、8月、特にお盆休みは期間対象外だったりするので、(あまり好きではない)新幹線で移動という不本意な結果となっています。新幹線は日帰り以外はなるべく使いたくない・・・なぜでしょう。乗っている時間が長いからでしょうか。グロスでは飛行機とあまり変わらないのに。

それでも、唯一の新幹線の楽しみがビールを飲みつつ、車窓から富士山を眺めることなのですが、涼しくなって、風も強くて、今夕は絶好の富士山日和かなと思っていると、この有様でしょう?

結局、ただビールを飲むだけ、となってしまいました。控えていた酒も、飲みだすと「なし崩し」です。また一週間禁酒するかな。

そんなことを考えながら、美しい夕日を眺めるのです。

 
 
 
[ad#ad-2]

KNS発足15周年記念大会 〜 たくさんの学びと元気をもらえた一日

IMG_7510

甲南大学で開かれた第60回KNS(産学官連携・関西ネットワークシステム)定例会、そして、15周年記念大会。たくさんのお知り合いにお会いでき、大変学びが多く、交流会も含めてとても楽しい一日になりました。

KNS世話人、堂野さんの挨拶に始まり、甲南大学学長の長坂先生、そして、市野教授の基調講演と続きます。特に市野先生の話は、面白かったなあ。ゼミの学生は幸せ者ですね。
IMG_7512

僕も、「シリコンバレーを支えている、変なオタクの皆さんたち」というテーマでプレゼンさせていただきました。普段現地で見聞きしていることと、自身の仕事・製品に加え、先日訪米した際に、水野さんから聞いたお話をベースに、「Geekとイノベーション」というコンセプトでまとめてみたのですが、なかなか好評だったようで、立ち見の方や教室の外の廊下から聞いていただいている方もいて、嬉しかったです。

濱口さんに写真撮っていただきました。
IMG_7531

僕の前には、本田ポンタ先生のお話。さすがに面白かった!
IMG_7521

うめランのメンバーもプレゼンされていましたよ!
まずは、NTT都市開発の大堀さんー!
「うめランのコミュニティ」
IMG_7513

主宰であり、六甲山観光取締役の西田さんー!
「ちょっと変わった六甲山の楽しみ方(UFO、パワースポット等)」
IMG_7517

姉妹団体、メビランの皆さんも。
KNS世話人堂野さん!
「MebicとKNSは同じ年、15年前に始まった2つの立ち上げ物語」
IMG_7518

辻さん!のお話
「赤外線の目が見抜く身体的・精神的機能」
IMG_7519

白波瀬さん!「四肢麻痺からの復活」話、心を打たれました。
IMG_7522

お仕事仲間の松本さんは、奈良県宇陀市の「祭学(さいがく)連携で秋祭りを活性化」というタイトルで、地元のお話をされていました。
IMG_7523

交流会でのうめランメンバーと!
IMG_7532

最後に記念撮影、楽しい会をありがとうございました!
学びと元気をもらえた一日になりました。世話人の皆様、お疲れ様でした!
29027373_1698778640178209_6075922055616790528_n
 
 
 
[ad#ad-2]

今年最後のグローバル人事塾:森本千賀子さんに学ぶ、魅力的な人とは。人を輝かせる大義とミッションとは。

25635103_1941240945916530_57927793_o

今年最後のグローバル人事塾(第81回)は、大阪開催。「NHKプロフェッショナル〜仕事の流儀〜」をはじめとして、メディアや講演会で大活躍の伝説の転職エージェント森本千賀子さんを招いての勉強会は真冬にも関わらず、アツい二時間となりました。(会場提供の中央会計さん、いつも感謝です。)

今まで3万人以上の人と関わり、2000人以上のエグゼクティブ転職を支援してきた森本さんの言葉は、一つ一つに説得力と人に対する愛情で溢れていました。

自分として刺さったことは、まず、「魅力的な人=どこからも必要とされる人」の特徴についてです。

・「人間力、ひとたらし力」が強い人
・常に、知識欲を持ち、学習・インプットを怠らない人
・好奇心があり、スポーツなどをして挑戦を続け、結果としてシュッとしてる人
・とことん自分と向き合うために時間を取る人
・好きなことを仕事にするというよりは、目の前にある仕事を上手に楽しめる人
・家庭と会社以外に、利害関係のない場所で様々な人やコミュニティに関わり、居場所を持っている人

そして、更に「大義とミッションは人を輝かせる」という話についても、「そうそう、本当にそのとおり!」と首が取れるくらい頷いてしまいました。

1900年当時のイギリス。
「南極探検隊」募集の新聞広告には、このような文言が書かれていたそうです。

『探検隊員を求む。
至難の旅。わずかな報酬。極寒。
暗黒の長い月日。絶えざる危険。
生還の保障なし。
成功の暁には、名誉と賞賛を得る』

この広告に当時5000人以上の志望者が集まったといいます。そうですよね、人が動く、人が輝くのは、大義、ミッション、使命。今年開催した22回の人事塾で、この「ミッション」というキーワードがどれだけ出てきたか。

僕としては、個人でも組織でも、大義、ミッションが全てといっても過言ではない、そう思って日々この言葉と向き会い続けた一年でした。

さて今年のグローバル人事塾はこれで終了です。来年は1月12日の「~新春特別企画~ グローバル人事塾 × club:CHRO 生きかた×働きかた」を皮切りにスタート。5周年記念イベントも1月18日に開催されます。

来年も、一般社団法人グローバル人事塾をよろしくお願いいたします。

25635036_1734143956620079_1197249834_o