関西人は富士山が好きなのかな

朝から、僕の大好きな某メーカーの方と一緒に各社で商談、夕方、京橋ガーデンシティで行われているアナログ・デバイセズ社のカンファレンスに合流。

いつも定宿が法外な値段になっていたので、宿泊場所は翌日のアポ先のことも考え、都内を避けて横浜へ。

そういえば「関西人は富士山が好き」というのは本当なんでしょうかね。関東の人は、そこにずっと富士山があるので特に気にもしないのでしょうけれど、僕は関西ということもあるのか、富士山を見るとすぐに反応してしまいます。

今朝、新幹線から見る富士山はあいにく80点。

やはり、一昨日の日曜日の富士山は奇跡だったんだ。
一期一会ですね。

日曜日の富士山

【技術談義】考え抜けば、必ずブレイクスルーする

昨夜は工学部の教授2名と和食をつつきながら技術談義、今日は日本を代表するメーカーの研究所で長年、最前線を走ってこられたドクターエンジニアと和食談義。

二夜連続で日本のものづくりを牽引してこられた大ベテランの先生方と、今後の日本をどうすべきかについて熱い議論を繰り広げました。我々はソフト屋ですが、ここ最近イギリス製測定機器や、シリコンバレー本社のノイズ可視化装置、高周波用プローブの取り扱いをスタートさせるなど、ハードウエアの世界と切っても切れない関係にあります。このハードウエアの、更にニッチな電子の世界は様々な技術に支えられています。

我々も学生さんに興味を持ってもらうために、様々な工夫をしてインターンシップなどを実施しているわけですが、やはり酒の場での話題は「これからの日本のものづくりはどうなっていくか」となります。

これから日本のものづくりはどこに向かっていくんだろうね、時代は変わってどんどん便利になるけど、基礎技術を知らないと乗り越えていけないよね、など。でもやはり、「考えて考えて考え抜く力」、「悩み抜けば必ず解決するんだという執念は絶対に必要」など、本当にそのとおりと首が取れるくらいブンブンと頷きながらの時間はあっという間です。

昔と違って、今は会社や怖い上司に言われて山のような仕事を寝ずにこなしながら、結果としてスキルアップをしていった時代ではありません。会社が無理をさせないとなると、スキルを磨いて経験値を高めていくためには、どこかのタイミングで「無理をする」ということを、自分で決めてコミットしなければならなくなります。

これ、楽をしようと思えばいくらでもできてしまうという点で、「できる人」と「そうでない人」に完全二極化してしまう恐れがありますが(今でもそうなりつつありますが)、明日が見えない夜を何日過ごすかという経験が、結果として人を成長させて良い結果をもたらすということは否めません。

僕も42歳とはいえ、まだまだ若手。
さあ、これからだ。
 
 
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見てもらっているというのは嬉しいことですね

会う人からよく、ブロクを見ていますよ、と言ってもらうことがあります。直接ではなくても、間接的に自分のブログを愛読してくださっている人がいる、ということを第三者から聞くこともあります。

なんとなくブログを書き始めて丸13年。2005年からスタートして今14年目に入っています。今までたくさんの人が訪れては去っていったことと思います。僕はこのサイトで、実名で、定期的にテキストをポストし、読者のことや誰に見られているかを考えず、ただ独り言のように続けているだけです。書いたことをどのように受け止められるか、それも皆様にお任せしています。

時々、恥ずかしいなと思うこともありますよ。

ほぼ毎日書いていると、ちゃんと時間を掛けて構成を考えたりせずに脈絡のない文章を垂れ流すことがほとんどだし、校正しないから誤字脱字は多いし、ストレス発散のために支離滅裂なロジックをこねくり回すこともあれば、今日はこんなことがありました、楽しかったです。という子供の絵日記レベルの時も多くあります。それに、記事の大半はお酒が入っている夜間に書いていますしね。本当に、自然で嘘偽りのないそのまんまなので、パジャマで人前に出るのと同じくらいの恥ずかしさはあります。

けれども、一度やり始めたものは続けようということと、毎日を丁寧に塗りつぶしていくために振り返りの時間を作ること、その手段がブログを書くということに繋がっています。

何かの主義主張があるわけでも、時事ネタを引っ張り出してきて評論するわけでもありません。プライベートな空間なのでPRや宣伝は苦手です。でも、誰かに見てもらっていると思うことで、身が引き締まります。ダイエットを始めたことを周りの人間に声高らかに宣言するのと同じような効果というか、書いたことには責任を持たなければなりませんしね。

そういう意味では、書くということが自分を正すことになっているのは事実です。見られている生き方、見てもらっている感謝。
 
たまたま今日も身内から、この人もブログを見ているって言ってたよということを聞いたので、嬉しくもあり恥ずかしくもありですが、今までと同じようにこれからも、つらつらと続けていこうと思います。
 
 
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大好きな方のお見舞いに

午前はセミナーに参加し、午後からは友人のお見舞いへ。

生きてりゃいろんなことが降り掛かってくるものです。トラブルや、失敗や、突然の病など。

波風のない人生なんて面白くもなんともない。とはいえ、はるかに予想を超えた、テールリスクとも言うべきことが降り掛かってきた時、人はどう対処するのでしょうか。それが、命に関わるものであれば。

大好きな仲間のHさん。

ラン友であり、ゴルフ友であり、飲み友でもあり。男としてもかっこ良くて、いつも、すごいなあ、強いなあと羨望の眼差して見ている方です。

そんな大好きなHさんが重たい病気に掛かりました。僕の母と同じ病。それでも、Hさんは、強いんです。昨夜ちょっと体調が悪くなったという連絡を受けて、みんなで急いでお見舞いに行ったのですが、いつもと同じように、走ってる時やゴルフしている時と同じように、面白くて、かっこよくて、気立てがよくて、優しくて。弱音なんて一切はかない。

少し前、僕がリウマチの症状が出た時でも、「なんかあったらいつでも言ってな!またゴルフ行こう!」って激励のメッセージをくれました。逆に励まされてしまって。今日、面会に行った時も、「最近、車乗り換えたらしいやん、助手席乗せてな!」と言ってくれました。

僕が大好きな映画の一つが「紅の豚」なのですが、劇中、ヒロインの一人であるフィオがこんなセリフを言います。

「意地も見栄も無い男なんて最低よ!堂々と戦いなさい!」

Hさんは意地も見栄もお見せになりませんが、男らしく、強く、堂々と戦っておられます。その、なんとカッコよいことか。フィオの言葉を逆に取ると、最高の男なんです。一方の僕は、すぐにくよくよしてしまって。恥ずかしいなあ。

僕はHagiさんが大好きです。
こんなカッコいい生き方をしたいと思っています。

身近にカッコいい男(男だけじゃなく、かっこいい女性も多いですが)が多くて、見本に困ることはありません。また一緒にゴルフをプレーできる日のために、しっかり腕を磨いておきますね!


 
 
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袖振り合うも多生の縁

ついこの前まで信州の山の中にいたと思っていたのに、あれからもう一週間が経ってしまいました。

今週も色々とありましたが、当社のインターンシップで院生達と一緒に過ごせたのは嬉しかったですね。その日の夜に立ち寄った店で、たまたまインターンに参加していた院生の内の一人の大学の副学長が隣席にいらして、そのことをお話すると、おおそうでしたか、それはうちの学生が世話になりましたな、と、席を寄せ合い色々とお話をお伺いすることができたのも何かの縁。

こういうことがけっこうあるんです。面白いですよね。

今週は土曜日まで仕事でした。
明日ももりだくさん。

一日一日を大切に塗りつぶしていこう。
 

 
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ヘッドライト、テールライト

 
僕はほとんどマイカーに乗りません。乗るとしたら週末。たとえば家族でコストコや買い物に出かける時や、ゴルフに行く時くらいのもの。駅近に住んでいるということもあるし、目の前にタイムズカーシェアリングもあります。

シェアリングエコノミーの時代に、マイカーなんて時代遅れだなあと自分でも思うので本当は「クルマなし生活」にしたいのですが、家族がいるからどうしても叶わず。今は一家に一台にして、主に家内用(ほぼ、娘二人の送り迎えと買い物)として使っています。さて、そんなマイカーライフですが、三年お世話になったクルマを乗り換えることになり、新しいクルマを迎えました。

ステーションワゴンから、SUVに。

SUVというと、10年以上前、フォードのエクスプローラーという大型SUVに7年ほど乗っていた時期がありましたが、それ以来です。少し背が高いので、運転しやすいですね。居住空間は、EクラスからCクラスサイズになったので、少しだけ狭く感じますが、大きいクルマはもう色々としんどいので、徐々に小さくして行こうと思っています。

三年間お世話になったクルマを見送りました。これがなかなか寂しいんですよね。新しいクルマのヘッドライトを迎え、古いクルマのテールライトに手を振って見送ります。

電子業界にいるので、仕事柄、装備品や機能にはどうしても注目してしまいます。

昨今のコンデンサを始めとする電子部品不足、基板業界の活況は、クルマの装備品と搭載機能を見れば一目瞭然。スイッチ類など電装系全般、タブレットなどダッシュボードだけでなく、エンジンの制御やブレーキ、燃費のコントロールなども全てコンピュータ。

大きく変わったのは、やはり自動運転機能ですね。
渋滞時に楽チンな、前方車の追随機能、車道幅を検知した自動運転(ハンドルとアクセルをから手足を離す勇気が相当求められますが・・・)など、もうね、今のクルマはコンピュータとセンサーとカメラとモータの塊ですよ。非常ボタンを押せば、センターにつながって位置情報を元に駆けつけてくれるし。そりゃ、電子部品が不足するわ。
 
そんなこんなで、古いものを大切にするのも良いですが、技術を学ぶのに新しいものに手を出すのも一つの方法かと思います。

余談ですが、クルマが売れないこの時代、買い方も色々と多様化してきましたね。基本的には購入のハードルがすごく下がってきたと思います。所有せずに低金利で一定期間乗れるリース契約などがその例ですが、サービスの充実など、ディーラーさん、どこも本当に知恵を絞っています。
 
 
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ちょうどいい街の大きさ、心地よい距離感

日本では、どこからともなく金木犀の香りが漂ってくる季節になりました。

特に夜。
涼しい風がほしくて少し窓を広めに開けると、ほんのりと香ります。まだ咲き始めなのか、そんなに強くもなく弱くもなく、ちょうどいい感じ。適切でふさわしい金木犀の香りとの距離感です。

街にもちょうどいいサイズというのがあると思います。

サンフランシスコからGGB(ゴールデンゲートブリッジ)を渡った対岸にある街、Sausalito(サウサリート)。高級住宅街としても有名ですが、この街のサイズはまさに適切で正しいサイズ。

山肌にはりつくような家々と、海沿いの道路。大都会サンフランシスコから30分もかからないところにあるちょうどいい距離感。

大きすぎず、いや、どちらからといえば箱庭のようなサイズの街のメインストリートには、ちょうどいいサイズのお店が並んでいます。

自分が住んでいる街も、生まれ育った地元であるとはいえ、海山の近さとちょうど良いサイズが自分が心地よいと思える感覚とマッチして、やっぱり離れられないなあと思うのです。

適切でふさわしいサイズというはもちろん人によって様々ですが、人それぞれ無理のないサイズがあって、それはそれで良いですよね。
 
 
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「ご安全に」って、いい言葉ですよね

台風の週末。

沖縄はまさに通り過ぎている最中でホテルに足止めされてる方々もいらっしゃいますが、明日は本州にも上陸し、関西も午後から大変なことになりそうです。

昨夜馴染みの店からの帰り際、お店の方々と「週末は台風ですから、どうぞご安全に」と言って別れたのですが、「ご安全に」ってとても良い言葉ですよね。僕が最初にこの言葉に出会ったのは、内装関係の仕事をしている弟に「現場での挨拶は、ご安全にやねん」と教えてもらった時です。

ほう、「ご安全に」か。

なんかいいなあ。さりげなく相手のことを思いやり、自分も気を引き締める。挨拶の中にいろんな意味が含まれていると思ったのです。それ以来、この挨拶は僕の脳裏に焼き付いて離れなくなってしまったのですが、現場で仕事をしていない自分としては日常生活で使えるシーンはそうそうありません。というわけで台風や地震などの災害に備えるとき、明日は大雨になりそうな時の別れ際の挨拶に積極的に使うようにしています。

さて、その言葉の由来ですが、検索してみると関西電力のWEBページにこんな一文がありました。

※「ご安全に」は、その昔、ドイツの炭鉱夫たちの間で使われていた「ご無事で!(Gluckauf、グリュックアウフ)」という挨拶が由来とされています。日本では昭和28年に住友金属工業で「ご安全に!」が使われ、その後鉄鋼業界を中心に広まり、関西電力でも声かけ運動として取り入れられるようになりました。

出典:関西電力

なるほど、危険な現場での安全最優先の言葉なんですね。

そういえば、今日はお世話になっている車のディーラーでも使いましたっけ。明日は台風で店をクローズすることが早々に決まっていると聞き、担当の方にご安全にと言って別れたのでした。

というわけで、今日の締めの挨拶もやはり、

皆様、どうぞご安全に。

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【情熱大陸】心を掴んで離さない方、尾畠春夫さん

周防大島で2歳男児を発見して一躍時の人となった尾畠春夫さん。

ちょうどお盆休みに東京のホテルでニュースを見て以来、あの方は僕の心を掴んで離さない存在になりました。発する言葉の竹を割ったような明確さ、芯の強さ、ぶれない生き方。こんなに気持ちの良い方がいらっしゃるんだ。どんなに有名で、偉い人の言葉よりも、一言一言がグッと胸に刺さります。

そんな尾畠さんが毎日放送「情熱大陸」に出演されるとのことで、忘れず録画(夜が弱く、翌日がゴルフだったのでリアルタイムで見れなかったのです)。その録画を、この二日間で朝と夜に2回づつ、4回はリピートして視聴しています。娘たちからも、パパは尾畠さん好きだねと言われる始末。仕方がない、心底尊敬しているんですから。

「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」を地で行かれる方。尽くす分には慣れているが、お昼ご飯の差し入れには涙を流す。

「78歳になるけど、おふくろに思いっきり抱きしめてもらいたい。いつか向こうに行った時に、頭をなででもらいながら、背骨、肋骨が折れるほど、思いっきり抱きしめてもらいたい」

そう涙目で語る尾畠さん。

極貧家庭で生まれ、小学校5年の時に母を亡くし、近所の農家に奉公に出されて以来、ずっと一人でお母さんの背中を思いながら生きてきたんだろうな、と。どこかで見ているお母さんに恥じない生き方がしたいんだろうなと、感じました。

それに比べて、自分はなんと物質的で独善的な生き方をしているか。
尾畠さんの背中を追うにはまだまだ修行が足りません、いや、足りなさ過ぎますが、少しでも、関わる人間に尽くすことができるような生き方がしたいと思います。もっと、あらゆる物に対する愛情も深めていきたいな。

これから、ちょっと疲れたり、元気がなくなったりした時など、この録画にお世話になりそうです。


 
 
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一人のランナーがリウマチ発症に際して考えること、感じること(急がず焦らず、マラソン復帰を目指します!)

 
 
基本的に、「治る」「治す」と思っているので深刻視していませんが、リウマチという病を発症してしまいました。日本全国70万人のリウマチ患者の諸先輩方、新米ですが、どうぞご指導、アドバイスのほどよろしくお願いいたします。

さて、この病は激しい運動、走るということがどうやら難しそうなのです。もしかしたら11月の西宮、大阪マラソンに間に合うかもしれませんが・・・とにかく今は買ったばっかりのシューズが浮腫(むく)みで入らないので、全く走れません。9月の走行距離は0km。最悪DNSしたとしても、一生懸命応援するつもりです。

リウマチとは、免疫の異常により、手足の関節が腫れたり、痛んだりする病気のことです。

進行すると、骨や軟骨が壊れて関節が動かせなくなり、日常生活が大きく制限されるとあるのですが、僕の場合、8月末頃に足底筋膜炎で右足裏に激痛が走るとほぼ同時に、右足首の異常な浮腫(むく)み、起床時のこわばりに始まり、その浮腫みが両足と両膝に広がり、渡米中は両足が風船のようにパンパンに腫れ、ストレッチパンツが履けないほどになりました。渡米前に血液検査、渡米後に診察を何度か受けてリウマチの診断。いよいよ来週から投薬治療がスタートします。ちなみに、日常生活に全く影響はありません。ダッシュや激しい運動ができないだけで、普通に歩けるし、横断歩道ではジョギングペースで渡ることもできます。

走ることは、僕のライフワーク。

走ることが制限、あるいはできなくなるかもしれないということは、今はまったく想像できません。ショックという気持ちすら確認できません。ランがない人生は自分の中では「ありえないこと」なんです。なので、今は無理せず治療に専念して、またみんなと一緒に走れるように復帰を目指したいと思います。それまではウォーキングや山歩き、ゴルフなどを楽しみたいと思います。

それにしても、親に健康に生んでもらい、健康だけが取り柄だったのに・・・色々と出てくるものですね。病気知らずが、30代になって腎盂腎炎、メニエール病を発症。メニエール病が落ち着いてきたと思ったら、今度はリウマチでしょう。親に申し訳ない。まあ、常に突っ走っている人生ですから、どこかで自動ブレーキが働くようになっているのかもしれません。

悪いのは頭だけで勘弁してよーという感じですが、身体もしっかり治しますよ。幸い、心はとても元気ですから。

とりあえず、ゴルフは大丈夫そうですので、明日はホームコースで父と一緒にラウンドを楽しんできたいと思います。

さて今回の件にあたっては、小学校からの幼馴染、すがぬま整形外科クリニックの菅沼(かー君)院長に大変お世話になっています。

これからもよろしくね!

(先週のシリコンバレー・ベイランズパークでの写真。パンパンに浮腫んだ両足の記念撮影です)

 
 
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