カーボローディングと装備のチェック


明日のフルマラソンに備え、四日前からカーボローディングに入っています。カーボローディングとは、「マラソンを走るときのエネルギー源となるグリコーゲンを、より多く筋肉や肝臓に蓄えることを目的とした食事法」(runnet引用)のことで、朝昼晩の三食、炭水化物だらけの献立になります。

朝は米飯、ランチはうどんとご飯のセット、夜はうどんかパスタ。

もちろん毎朝スムージーを飲んでいるので、野菜や食物繊維はバッチリ。一週間前までは少し体重を落としたくて「糖質制限」(炭水化物制限)を行っていたので、「え?こんなに炭水化物食べていいの?」という不思議な感覚で日々過ごしています。まあ、誰に指示されている訳でもなく、自分で勝手にやっているだけなんですけどね。

篠山ABCマラソンは2年ぶり2回目ということもあり、前日の今からとても楽しみにしています。明日の荷物もバッチリ準備できました。シューズ、着替えに加え、塩飴、ウイダーinゼリー、キネシオテープ、はさみ、バンドエイド、エアーサロンパス・・・もちろん、全部を背負って走る訳ではありませんが、帰りはビールでも飲みながらゆっくり電車で帰ろうと思っているので、マラソン後に痛むであろう足を少しでも軽くし、電車で駆け抜ける丹波路を快適に過ごすことができるものを色々と準備しています。

今日は雨でしたが、きっと篠山マラソンの運営スタッフさん、沿道の皆さんも色々と準備して下さっていたんでしょうね。応援して下さっている皆さんのためにも、感謝しつつ楽しんで走って来たいと思います。

それでは、今日はこの辺で。

近年稀に見るテンションの高さ


今月の日曜日は、4週連続で「一人ハーフマラソン」。

土曜日に10Km走って足慣らしをして、日曜日に20km以上。それを毎週末行いました。気持ちいいーー!!もちろん、大会ではないので、絶対に無理はしません。タイムアタックもなし。ゆっくりしたペースで、フルマラソンで目標にしているKmラップのタイムを、1km、1km、コツコツと積み上げていくだけ。どちらかと言うと、イメージトレーニングに近い。途中でトイレにも行きますし、水分補給もします。足に痛みが出たら、シューズや紐の締め具合も調整したり。

走りこんでいない時は10km走っただけでも「ふー疲れたー」となるのですが、今は20Kmが標準みたいになっているので、そういうこともないし、翌日に筋肉痛もありません。なかなか良い状態で来ています。本当は、毎日5kmでも10kmでも走っていれば最高なんだけど、それは出来ないので諦めています。でもこの一ヶ月で120km以上走れたのは大きな収穫でした。こうなると、12月の年末のバタバタと1月の体調不良が悔やまれるな・・・。あれがなければもうちょっと走り込めていたのに、と、言っても仕方ないことを考えたりしています。

ということで、3/2(日)の篠山ABCマラソンまであと一週間。今からとても楽しみであると共に、あの「30kmからの苦しみ」をまた味わうのかと思うと、ゾッとします。「ガチ」ではない普通のアマチュア市民ランナーは、30kmまではスーッと行けるのに、そこからガクンとなって、後は気力だけで足をひきずりながら、必死でゴールを目指すしかなくなる。35kmくらいが苦しみのピーク。もう、余裕も何もあったものではないのです。今回はそうならないように、最初からしっかりペース配分を守って、計画的に走りたいとは思いますが、さて、どうなることやら。

いずれにしても、篠山ABCならではの沿道の人達の声援と、炊き出し、猪鍋、を楽しみに、今週もしっかりがんばりたいと思います。

自分とは何ら関わりのない人達が頑張るオリンピックではあるけれど、そこから学ばされることは数多い


スポーツや芸術、ビジネスなどの分野で活躍している(時にカッティングエッジな)人達からインスパイアされることが多いです。自分は普通の一般庶民ですが、大勢の人々同様、少なくとも何かに自分なりに努力して取り組んでいる人間の一人でもある。比べることもないけれど、その「努力」という共通項で感情移入をし、励まされ、学ばされることは多い。

ちょうど今はオリンピック期間中です。

TVを見ていると、色々なドラマがありますよね。葛西選手の41歳銀メダルに至っては、オリンピックメダルに対してのモチベーションをあれだけ長い期間(7大会、20年以上も!)維持し続け、結果を出したという面がすごかった。インタビューでは「また新たに目標が出来た」と言うことで、次は4年後の45歳で金メダルを狙うということでしょうか、このような不屈の精神態度は素晴らしい。また、クロスカントリーのスプリントでは、転倒してスキー板が折れたロシアの選手に、カナダのコーチが駆け寄ってスペアの板と交換して走らせてあげるというシーンもあり、これは努力というよりはスポーツマンシップ的に感動するエピソードでした。

いずれにしても、ナショナリズム的な観点には僕は全く興味がないので、どの国の選手達も、今この場に立つために陰でどれだけの努力をしてきたのかという点にひたすら注目して見ていると、色々と学ばされることが多いです。結果が出る人もいれば、高梨選手やショーン・ホワイトのように、たまたまコンディションが悪くて結果が出ない人もいる。採点競技ならリザルトに不平不満もあるかもしれない。結果だけに注目して見ることも出来るけれど、僕は彼らと関わりのない一般市民なので、少なくとも、「この場に立つために」皆さんが日頃積み重ねた努力と裏側の苦しみなどを想像しながら、競技に注目して見させていただいています。元々の才能、育成環境、支え、色々な要素があるのも事実ですが、前日の疲れが残っていてしんどいのに、イヤイヤ練習に行かなければなら時もあっただろうし、怪我の痛みを押して泣きそうになりながら根性で試合に出た時もあっただろうし。それらを乗り越えての、今。

オリンピックやプロの試合なんてTVの向こう側の世界なんで関係ないよ、という人もいるかもしれませんが、彼らとは一切関わりがなくても、僕は、今朝、このような人々の存在に押されてランに出掛けました。ゆっくりペースだけど、1:53掛けて20.8kmの「一人ハーフマラソン」。二週間後の大会に向けて、順調に調整出来ています。膝と足首の痛みを抑えるためにキネシオテーピングも。


こちらはスポーツとは関係ありませんが、最近ハマっているアカペラグループ「Pentatonix」です。多少エフェクトは掛かっているかもしれませんが、Daft Punkのカバーがとても美しいので癖になります。

Daft Punk – Pentatonix

昨日の教訓を生かして


大阪市内、雪は解けていたけれど、今日の出社時は山用の厚い靴下をブーツで隠して出社。昨日の教訓を生かし、冷え対策は完璧である(自己満足)。

毎年のことですが、風邪を引いた後、喉痛や咳、鼻水が残ったままで花粉症になって行くという、気管系が不調続きの春先。春は好きな季節ですが、調子が良くないのも春なんですよねえ・・・。

という訳で今日も喉痛に咳なので、マスク姿に喉飴をなめながら、ティッシュを離さず頑張っておりました。

明日は天気も回復するでしょうか。
20Kmランの後に図書館にこもる予定。
気持ち良く走れたら良いなと思っています。

70億通りの、ライフストーリー


仮に地球全体の人口が70億人(世界銀行統計)だとすると、そこにには誰ひとりとして自分と同じ人間はいない訳で、今、この瞬間も「70億通り」のライフストーリーが進行中です。そう考えると自分の存在のちっぽけさ、ヒトってこんなにたくさんいるんだという驚き、長者番付やIQやスポーツの分野で何らかの形で世界のトップにいる方々のすごさ、そのような70億通りの生き方があるのに人の生き方なんて肯定も否定もできないじゃないか、など、色々と考えさせられます。自分も1/70億なんですから、今の自分が正解か不正解なんて分からない。

ちなみに、この「1/70億」という数字ですが、途方もなく大きな数字です。比較対象は全く異なりますが、イメージしやすいので書いてみると、

宝くじの一等当選確率: 10,000,000分の1
交通事故での死亡確率: 10,000分の1

地球人口の中での自分: 7,000,000,000分の1
地球の富の半分を持つ富裕層の割合:70億分の1% = 70,000,000人

ピント来るような来ないような(笑)いずれにしても、だからまあ、失敗しようが成功しようが、自分の好きなことを一生懸命やれるような人生が良いのですよ。長寿国の日本ですが、男性の平均寿命は79.9歳。それまでいかに生きるかという感じでしょうか。

いずれにしても、僕は「ライフストーリー」が好きです。それぞれの生い立ちがあって、経緯があって、生き方がある。そんな話を、場酒場のカウンターで日本酒を呑みながら聞くのなんて最高じゃないですか。


この四日間で40kmを走破しています。今日も夕方10kmを走りました。さすがに足に張りが。でも、この「張り」が心地良いのです。ああ、走ってるなあ、という実感があって。足首や膝にキネシオテープを貼って怪我予防をしたり。

学生の試験勉強よろしくかなりのハイペースで直前練習をしていますが、あとは風邪を引かないように体調管理をしっかりしておけば3月のフルマラソンは大丈夫そうです。やっぱり冬場はマラソンのシーズンですね。暖かくなったらゴルフも復活しますが、今はとにかく走りに集中します。

この街を離れることが出来ない理由があるとすれば ー Photo Blog


寒い週末でしたが、土曜日は10km、今日は20kmを走ることが出来ました。

昨日は雨が上がった後の細切れの時間に「よしっ」と思って急いで走り始めたら、完全に準備運動不足で膝を痛めてしまいました。寒い中、ストレッチもせずにいきなり始めたらあきませんね。知ってはいても、「何時までに帰って来なきゃ」と思えば焦ってしまうのです。
幸い、怪我には至らず、しっかりストレッチをしてウォーキングなどしていると膝が稼働し始めたので、そのまま10kmを走ることができました。ペースは4″21’/km。かなりハイペースでしたね。うん、焦ってたからだろうな。

今日はとても良い天気でしたし、時間的にも十分余裕があったので、20kmをゆっくりペース、5’35″/kmで。風光明媚な芦屋海の手を十分に楽しむことが出来ました。

ランナーにとっても、マリンスポーツをする人にとっても、スポーツのジャンルを問わず、最高の環境がここにあると思っています。僕がこの街を離れることが出来ないとすれば、その理由は、この風景でしょう。

それでは、ラン中の風景を写真でお楽しみください。

また良い番組に出会ってしまった 〜桂枝雀ドキュメンタリー


20kmランから帰って来ました。

今日はとても良い天気。
ゆっくりLSD(Long Slow Distance)するつもりが、ペース5.35/kmで20km。これでもスローペースを心掛けたのですが、性格がせっかちなんでしょうかね、なかなかゆっくり長く、というのは苦手です。まあ、この土日のランレポートは明日のエントリーで詳しく書きます。


さて、普段あまりTVを視ないので、番組表をチェックするということもありません。

ですから、自分にとっての良い番組との出会いは「たまたまつけたテレビで放送されていた」という偶然の出会いでしかない。これは本当に運命的なもので、パッとみた瞬間に、その番組から流れる空気やナレーターの声に一瞬で引きこまれてしまう。本当に、たまにそういう番組と巡りあうことがある。例えばその内の一つが、昨年11月の記事「武井壮に学ぶストイックな生き方」紹介した、マスターズ陸上に挑戦する武井壮のドキュメンタリー番組。あれも、たまたまTVに目をやった瞬間、録画ボタンを押してしまっていました。

さて、昨日の朝、コーヒーを淹れながらたまたまTVに目をやると、桂枝雀のドキュメンタリー「君は桂枝雀を知っているか〜伝説の天才落語家の真実」が放送されていました。桂枝雀というと、上方落語の爆笑王。うちは父がファンで、車に乗る時によくカセットテープで枝雀の落語を流していたので、有名な演目は大体知っていますし、14年前に自殺で亡くなられた時も大きなショックを受けました。この番組は、昨年11月に放送されたBS朝日の番組再放送らしい。

僕が説明するよりも、まずは視聴してみるべし(出来るなら)。とにかく真摯に落語に向かっていく姿勢と、心の闇の部分が、家族や弟子や米朝一門の兄弟弟子達、落語作家らによって明らかにされていく。そして、そんなインタビューの中に挿入される枝雀落語の貴重な映像を見ると、やっぱり「めちゃくちゃ面白い」。いやすごい。並じゃない。天才薄命。

ちなみに昨日に録画した番組を、今朝も視聴してしまいました。どうも、こういう「何かに突き抜けている人のヒューマンドラマ」が大好きなようです。インスパイアされますよね。

クリアな空気


とても寒い朝でした。
昨夜から「明日こそは早朝ランする!」と心に決めて就寝したので、自分に打ち勝つべくウエアに着替えて屋外へ。

寒い中、朝早く起きたご褒美がこのクリアな空気でした。六甲山がくっきりです。

芦屋川の「溜まり」の部分はなんと氷結!
そりゃ寒い訳だ。

久しぶりの早朝ラン、6km走っただけだったけれど、やっぱり気持ち良かった!会食や飲み、仕事で夜遅くなることが多いので(今もオフィスで仕事中)、一週間の内に何回も走ることは出来ないけれど、週一回は平日ランしたいですね。

走ることについて語る、村上春樹の心情とシンクロしたりする日曜日


村上春樹の「走ることについて語る時に僕の語ること」をパラパラと眺めていると、そこにはランナー心理をこれでもかと的確に表現したテクストがズラリとならんでいて、「ああ、そうそう、ほんとに、そう」と共感せざるを得ません。

彼は「走ることを人に薦めることはしない」と述べ、走ることには適正がありランナーはランナーになるべくしてなる、勝手に走り始めるものだというようなことを書いています。それは小説など「物を書く」こともそうなのでしょう。走ることに理由などない。

村上春樹が瀬古利彦さんに「走るのしんどく思ったことないですか」と聞いた時のエピソードの中で、瀬古さんが目をまん丸にして「当たり前ですよ、そんなのしょっちゅうですよ!」とのくだり、僕も今から10km走ってこようと玄関で靴紐を結んでいる時、少なくともワクワクはしていないのですよね。何も考えずにランニングウエアに着替え、シューズをはき、iPhoneの「Runkeeper」を起動させて「ランニングを開始する」を押し、黙々と走り始める。考えたとして、今日は身体重いかな軽いかな(走り始めてみないとその日の調子は分からない)ということと、今日は何を聴きながら走ろうかな、くらい。

走ることに対して何も考えない。走るべくして走っている。それだけのような気がします。もちろん走っている間の一時間くらいはずっと一人なので、あれこれと考えていますし、それが脳の中に散らかった情報のデフラグに役立つことはあったとしても、人にあえて言う程のことは考えてはいない訳です。

なんとなく村上春樹は苦手で、数年前まではレイモンド・カーヴァーの翻訳集くらいしか手に取らなかったのに、最近になって自分の趣味というか興味の対象が、村上さんのそれとびっくりする程マッチしていて、これは何だろうと不思議に思い始めました。スコッチウイスキーしかり、マラソンしかり、物を書くということしかり。

もちろん、全ての分野において僕は彼の足元にも及ばないのだけれど、ここまでマッチすると不思議な親近感が沸いてくるというのもまた人の心というものでしょうか。市民ランナー全員の気持ちを村上さんが代弁してくれるのはありがたいとも思いますし。彼は小説を書くこととマラソンは似ていると述べていますが、僕もこうして10年近くブログを書いている中で、同じように思うことがあります。ちゃんと調べたことはないけれど、ブロガーの中にはランナーが多いんじゃないかな。

そんなことを考える日曜日です。

ああ、まどろんだ思考を叩き起こすカフェのコーヒーが美味しい。

走って、食べて、飲んで


年末の風物詩、宝塚ハーフマラソンに出場。
今年の1月に椎間板ヘルニアをやって以来、年の前半はゴルフもマラソンもお休み。後半から徐々にリハビリを始めて、福知山マラソンにエントリーしたものの、大会自体が中止になったため、実に一年ぶりの復帰戦となりました。

コンディションは悪くない。とにかく、前半はハイペースで飛ばして、後半は消耗戦になるかもしれないけれど、なんとか逃げ切ろうという作戦に出ました。宝塚ハーフは、武庫川の河川敷を南下し、折り返すというコース。復路は緩やかな登りに加え、吹き下ろすアゲインストの風との戦いになります。まあ、そこが名物でもあるのですが。

前半12kmまでは、4:30/kmペース。作戦通りの展開に、「よっしゃ、このまま行けば!」と思ったのも束の間、右足の親指に豆ができ始めました。更に追い打ちをかけるように、15km地点で、手足がシビれて、喉が乾き始める「シャリバテ」に・・・。手足、全身のシビれは普通ならリタイアしてもおかしくない状態。そこまでのペースが良かっただけに、正直「やってもたー状態」です。塩飴一つ、キットカット一つ持っていれば防げたかもしれないのに。まあ、こうなると足が一歩も前に出ないのでどうしようもありません。少しペースを落とし、休憩しながらなんとかラスト5kmを乗り切ってゴール。1時間38分台を目指すつもりが、42分も掛かってしまいました。まあ、それでもシャリバテのコンディションにしちゃ、よくやった方だとは思いますが。この辺りのペース配分、体調調整のコントロールが出来ないところがブランクの意味するところですね。。。来年の篠山ABCではしっかりリベンジしたいと思います。


ダッシュで帰宅し、午後からは仲良しファミリー7組が集まってのハウスパーティーへ。上は小学3年生〜新生児まで子供も10人以上!とにかく賑やかな集まりです。このメンバー達とは、ゴルフを一緒に行っていた時代からずっと仲良しで、みんな順番に結婚して出産して子供が大きくなってからも、年に二回はこのように集まっているのです。昼間から食べて飲んで。気付けば皆がワイワイやっている横で2時間程寝ていたようですが、お陰で体力もしっかり回復し、また明日から頑張れそうです。みんな、ありがとうねー!!

今週の土曜日が仕事納め。
いよいよ今年の仕事納めの週ですね。しっかり締め括りたいと思います。