71歳の御大に学ぶ「したいことがありすぎて」ワクワクして夜もなかなか寝付けないような生活


ライフストーリーが好きだ。

自己啓発書やビジネスのノウハウ本を読むのなら、人のライフストーリーを読む方が余程楽しい。そういった意味では、AppleやGoogleなど成功企業を外から取材してまとめられたような本も大好きである。

さて、最近読んだ記事で面白かったのがこれ。

『ビデオゲームの父』が語るゲームと学習の今後、ATARI、BrainRush創業者Nolan Bushnellへのインタビュー (TECH WATCH)

僕は「アタリ」という社名にノスタルジーを覚えるような世代でもなく(僕達はファミコン世代だ)、アタリと聞いて思うのは、スティーブ・ジョブズが40番目の社員として入社したこと、新人のクセに尊大な言葉をまき散らしながら裸足で風呂にも入らず社内をほっつき歩いていたこと、この会社で与えられた仕事をウォズにやらせて報酬をピンハネしたことなどのエピソードでアタリを知っているだけである。

しかし実際に、このインタビュー記事の中で創業者のノーラン・ブッシュネルが語る言葉を読んでいると引きこまれてしまった。ゲーム業界の生けるレジェンドであるノーランを語るのにこの記事はあまりに短すぎるし、もっともっと色んなことを聞きたい、知りたいという欲求が沸き起こる。

特に印象的だったのは、御年71歳、ビデオゲームの父と呼ばれる彼のこの言葉だ。

<記事引用>

『僕は死ぬまでにあと12個のビジネスをつくりあげると決めている。今までに22のビジネスに携わり築き上げてきた。4つのビジネスに失敗し利益のでないビジネスも他にいくつかあった。それでもキャリアからのリタイアは僕にとって死ぬのも同然なんだ。まだまだやりたいことがありすぎる。将来何十年先にくるであろう未来をもっとはやく実現したいし、常に未来を生きていたいからね。』(TECH WATCH)

彼の年齢の半分程度、現在38歳の僕は同じような気持ちで日々を過ごしているだろうか。やりたいことが多過ぎて、毎日ワクワクして夜もなかなか寝付けないような生活をしているだろうか・・・ 楽しいこと、ワクワクすることも多いけれど、実際はそうでないことの方が多い。この状態は、まさに「猛省」の一言に尽きる。なぜなら、どうせ元気で生きていて、一日10時間仕事をしているのなら、常にそうでいたいではないか。

シリコンバレーに出張することはあっても、現地で住んだことも、勤めたこともない僕にとって、ノーランが育ったその風土がどんなものなのかは分からない。ただ、失敗しても何度でもチャレンジできるという文化がDNAレベルで根付いているというようなことが、梅田望夫さんの「シリコンバレー精神」に書いてあったような気がする(うろ覚え)。

もしそういう文化なのであれば、日本のような終身雇用とは対局に、やりたいことをやって、失敗しても何度でもチャレンジするという生き方がごく自然に出来るのだと思う。成功しようが、成功しまいが、こんなに楽しい人生はないだろう。


冒頭に触れたので、この機会に、幾つかお薦めの本を紹介しておく。
どれも業界の人なら知っている、スーパーメジャー級に有名な本ではあるけれど、良いものは良い。

1,社員をサーフィンに行かせよう

昨日書いた記事ともリンクするが、環境企業として名高いアウトドアブランドの「パタゴニア」創業者の経営哲学。普通の企業が絶対にしないような、自分達の商品なのに「この製品は買わないで」というようなキャンペーンや、平日の勤務時間でもいつでも社員はサーフィンに行っても良いというルールなどを実施し、成功している。人生観が変わる(読み過ぎると、現実との差異に悩むので要注意)経済書。

2,icon スティーブ・ジョブズ 偶像復活

先のアタリでのエピソードも、僕はこの本を通して知った。544ページという分厚い本だけれど、何度も読み返したくらいの名作だと思う。ちょっと気分が落ちた時などに読むと、また元気になったりする(多分、僕だけ)。

3,グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

Googleのインサイドに迫る本。これもとっても面白い(世界を本気で変えようとしている戦略は時に怖い)。こちらも632ページを超える大作だけど、全く飽きないでジェットコースターのように読める。サーゲイとラリーは二人共「したいことを徹底的にさせる」モンテッソーリ教育を受けた点にも注目されているけれど、実は僕もモンテッソーリ教育で有名なマリア幼稚園の出身だ(笑)。同じ教育を受けているはずなのに、なぜこうも違うのか、なんて思ってみたりして(笑)

設立15年で時価総額25兆円(Googleは設立16年で約40兆円)


アリババのNYSE上場のトピックで持ちきりだった今日。

アリババ時価総額、フェイスブックやトヨタ超え(日経新聞)

アリババの時価総額は25兆円となり、日本一のトヨタの時価総額を一瞬で上回りました。長い歴史で培われた高い技術力と、世界的に有名な「カイゼン」という言葉に代表される徹底したコスト管理で質の高いクルマを生産し続ける「ものづくりの雄」を、ネット通販の企業が時価総額で上回るのですから。ちなみに、トヨタ自動車よりも時価総額が高いネット関連企業は、他に、Oracle、Facebook、Googleがあります。Googleは、Apple(約61兆円)、エクソンモービル(約42兆円)に続き、3位(約39兆円)です。Googleの設立は1998年ですから、設立16年。それで時価総額世界3位なのですから、インターネットのポテンシャルは計り知れません。ちなみにアリババは2014年4月~6月で約2080億円の純利益を叩きだしているので(中国アリババ、4~6月の純利益2.8倍:朝日デジタル)、このままのペースで行くと年間で一兆円の利益も見えてくる訳です。そりゃ株価上がるわ。

アリババ設立は、1999年3月。わずか15年でここまで成長するのは、一大マーケットである中国市場を席巻したビジネスモデルと、設立初期に出会った孫正義との関係も多いにあるように思います。孫さんはアリババ設立当初に、ジャック・マーに20億円を出資しましたが、それがなんと8兆円に化けてしまいました。ソフトバンクはこれで4~9月期の連結決算に約5000億円の持ち分変動利益を計上することになります。ちょうど、Googleを設立する前のラリーとセルゲイが、スタンフォードの先輩だったサン・マイクロシステムズのファウンダーだったアンディ・ベクトルシャイムから初対面なのにいきなり出資を受けたというエピソードを彷彿とさせますね。

ソフトバンク社長「株売る気ない」 アリババ上場含み益8兆円(日経新聞)

このような景気の良いニュースはビジネスマンとして感化されると共に、富の一極集中という影の部分と、現代社会の特徴である国境を超えた経済、資本の複雑な繋がりという一面を見せてくれるような気がします。

Santa Clara での Exhibition へ


相変わらずの晴天、そして乾いた空気。

日本では低気圧に伴う偏頭痛に悩まされることも多いけれど、ここではその心配はまずありません。朝から滞在先のSan JoseからSanta Clara convention center まで車を走らせます。

convention center の横には、levi’s stadium. NFLファンなら誰でも知っている名門、San Francisco 49ner’s が今シーズンから本拠地にする “levi’s stadium” がドーンと。7万人収容の巨大スタジアムがシリコンバレーのど真ん中にあるのだから、かなり盛り上がりそうですね。

どう考えてもSan Franciscoではないので、Santa Clara 49ner’s にすれば良いのにというのは、地元の方々の意見。

さて、今日の目的は PCB WEST 2014 のattendと商談。

EDA業界の Exhibition とすれば、このPCB WESTと冬に行われる Design-con が有名。業界人で一杯のコンベンションセンターでは知人の会社もたくさん出展しています。

こちらの Exhibition が面白いのは、ランチが振る舞われること。これがなかなかアットホームな雰囲気を醸しだしていて、日本人からすればとても面白いのです。長蛇の列。

convention center に併設する Hyatt

Oracle Campus の通りはとても美しい

成果は上々、様々なソリューションがあるので勉強になるし、ご紹介いただいた数社もパートナーシップを結んで米国市場での展開もできそう。まだ詰めなければならないことも多いけれど、すごく進んだと思います。

明日も一日商談、たくさんの成果を持ち帰りたいものですね。


アメリカにいるにも関わらず、なぜか山下達郎先生が聴きたくなってしまいました。なんでだろう。でもまあ、この人の曲のかっこよさは、多方面の音楽を聴いてきた僕からしても、別格です。

名曲”Merry-Go-Round”でさえ、今から31年前の曲ですから。

Tatsuro Yamashita ~ Merry-Go-Round (メリー・ゴー・ラウンド) (1983)

【空港にて】時間距離と物理的な距離について


サンフランシスコ行きのUA便が2時間ディレイしているので、KIXにて更新。

今日のお昼にGoogleハングアウトでホノルルを結んでWEBカンファレンスを行なっていたのに、今から10時間かけて、そのハワイを超えてサンフランシスコに向かうというのですから不思議な感覚。電話やインターネットってすごいですね。あっという間に何千キロ離れたところを繋ぐのですから。

距離には、実際の距離と「時間距離」があります。

例えば、乗る物や手段によって同じ時間でも距離が変わります。東京〜大阪間を新幹線で2時間40分のところ、飛行機なら同じ時間で上海まで行けてしまう訳だし、芦屋から六甲山頂を経て有馬温泉までのハイキング5時間30分のところ、やはり飛行機ならホーチミンまで行けてしまう訳ですね。物理的な距離と時間距離って面白いですね。


遅延すると、その分、現地到着も遅れます。その後の予定がずれたりすることもあるので、スケジュールには出来るだけ余裕を持ちたいところですが、なかなかそういう訳にも行きません。到着後の色々を考えて、出来るだけ機内ではゆっくり過ごしたいものです。

それでは、次回の更新はシリコンバレーから。

3Dプリント技術のポテンシャルから見える未来のプロダクト


3Dプリンターのポテンシャルについては数年前から幾多のニュースが飛び交っていますが、これはすごい。シェアされていた記事から。

どんな立体物にも直接電子回路をプリントできる3DプリンターLBS 45XE (i-maker.news)

(画像引用:i-maker.news)

観点は二つあって、一つは回路図をDLするだけで電気製品が簡単に作れちゃうということ、そしてもう一つは既存製品への応用です。

筐体そのものに電子回路をプリント出来るということは、プリント基板が必要なくなるので、更なるプロダクトの小型化、軽量化、超薄化を実現することができる。加えて、筐体の形状を全く気にしなくて済むようになりますから、どんな形のものでも作ることができますね。

今でも、フレキシブル基板や透明基板などは存在していますし、折り畳み式デバイスや装飾用基板に使用されていますが、どんな形状のものにもプリント出来る技術はもっと応用が効きます。例えば、チェーンネックレスのような携帯電話や、厚さ3mmくらいのノートPCだって出来ちゃうかもしれない。筐体と基板の干渉チェックとか必要ありません。

もちろん、高多層な基板が必要とされるような製品(スマフォやPC、その他高機能製品など)や車載や航空宇宙、医療系など、高機能かつ悪環境、熱、湿度、インピーダンスを考慮しなければならない基板の代わりになる日は、ずっと将来のことでしょうけれど、LEDが光るような簡単な製品には応用可能でしょうねえ。まあ、基板の性能にもよりますから、この記事にあるように、車載や携帯のアンテナなどの量産に導入予定というのも頷けます。形状にもよるのでしょうけれど、小型の電子部品なら実装も問題なさそう。すごいなあ。


実は今日、お仕事で大阪を訪れていた、シリコンバレーで25年以上も製造業に携わっている遠藤吉紀さんとランチミーティングをさせていただいたのだけれど(来週、サンノゼでお世話になります)、その会話の中でも、「テスラモーター、Uber、Squareなど、イノベーティブな企業って、実は既存のモノやサービスの土台の上に成り立っているんだよね」という話が出ました。Innovationというと、何かトンデモないものを発明したり、あり得ないと思うようなことを実現しちゃう天才的な閃きから来るイメージがあるけれど(まあ、実際そんな技術もありますが)、実は、既存技術の応用でなんとかなるものが多いのです。

これは絶対に変えれないよね、この業界はこうだよね、さすがにこれは無理かな、と思った時点で思考が停止してしまう。

なんとかなるんじゃない?
いやいや、全然革新の余地はあるよね。
当たり前と思っていることって実はおかしいよね。

このような柔軟な思考と飽くなき探究心、そして未来志向の概念から、プロダクトやサービスが生まれるんですね。その点、日本の企業は技術力はあるけれど、なかなか、Innovationを醸成する土壌、文化には乏しいように感じます。見せ方もあまり上手ではないし。だって、IT、tech分野のリーディングカンパニーは、全てではないとしても、やっぱりシリコンバレーから生まれるんですから。

デバイスはどこまで人に近くなれるのだろう


デバイスはウェアラブルの時代ということで、Google Glass や Smart Watch に代表されるように、GoogleやAppleを筆頭に各メーカーが凌ぎを削っていますね。

そんな中、コンセプト映像を次々に公開していることで有名な SET Solution が iWatch のコンセプト映像を公開しています。

iWatch & iOS 8 – Wireless Charging and Colors

なるほど、確かに魅力的。
視線を落とし、指で操作するというのは、今のiPhoneの操作と同じですが、それを腕にはめることで何かが大きく変わるかもしれないと期待できるようなイメージ。ネガネ型にしろ、腕時計型にしろ、人がより自然に操作できるような、もっと言うと、デバイスを意識しないでネットの向こう側と繋がることが出来るようなデバイスってどんな形状になるのでしょうか。

これから先がとても楽しみです。

dataSTICKIES ー 斬新なアイデアと、それを実現できる技術の両輪


RocketNEWS で見かけた未来のデバイス。USBメモリがなんと付箋の薄さに・・・です。極薄付箋型のデータ保存デバイスですね。

ほとんど付箋紙!「貼るだけでデータの読み書きが出来る超極薄USBメモリ」が考案される

こちらオフィシャルサイトです。

http://datastickies.com/

まあ、「USBメモリ」っていうのはちょっと違いますね、なにせ、PCに張るだけでデータ移動が出来てしまうんですから。もちろん、専用のアプリやデバイスが必要です。

でも、何がすごいって、その斬新なアイデア。直感性を徹底的に追求し、重ねるだけで容量アップ。例えば、32GBと16GBの付箋メモリを重ねると、48GBの付箋メモリの出来上がり。

この「dataSTICKIES」、現在開発中ということですが、数年後には実用化されて人々の生活が変わるでしょう。アイデアとそれを実現することができる技術の両輪がイノベーティブな製品を生み出します。素晴らしい。


アマゾンCEOのジェフ・ベゾズの個人的投資先一覧をまとめたブログです。

ジェフ・ベゾスが個人で投資するスタートアップの陣容から漂う「未来を作っている感」がヤバイ

文字通り「未来に投資」をしていることが分かります。宇宙・新エネルギー、量子コンピュータ、ヘルスケア、教育、エンタープライズなどなど・・・興味がある人はご覧あれ。

自身もアマゾンを率いる傍ら、個人投資家としても活躍。後ろを振り返らず、現状を維持しようともせず、ただひたすら前だけを見ている姿勢を垣間見ることができますね。
 
 
 

今からは想像できない、20年後の世界のリーダーとなる都市


Wall Street Journal から
20年後に世界のリーダーとなる都市は?―ジャカルタとマニラが有力

ATカーニー調べ。
以下、記事から抜粋です。

「低中所得国の34都市のランキングを発表、商業活動から労働力の健全性、さらには安全性に至るまで、あらゆる面で世界的リーダーになり得る都市として、ジャカルタをトップに挙げた。次点はマニラで、次いでエチオピアの首都アジスアベバ、サンパウロ、ニューデリー、リオデジャネイロと続いている」

20年後といえば、遠そうで近い未来。
ジャカルタ、マニラ、サンパウロなどは分かるとして、3位のアジスアベバはびっくり。固定観念やイメージだけでモノを判断してはいけないですね。これから変貌を遂げていく都市を見るのは楽しそうです。一方、今まで世界を引っ張って来た、NY、ロンドン、東京、パリなどはどうなって行くのでしょうか。シュリンキングシティ化していくのでしょうか。

ちなみに今、一番興味がある本がこれです。
ゴールデンウィーク用に購入。

国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源


今週は昼夜問わず予定びっしりで、何だか訳がわからない間に金曜日。とはいうものの、日々のスケジュールは公私共にグーグルカレンダーに記載しているのでちょっとチェックするとどこで何をしていたのかはすぐに分かるのですが、それにしても早かったなー。今年に入ってから特にですが「加齢と共に早く感じる」ということでしょうかねえ。

前回の記事ではありませんが、一日一日を大切に。

フレッシュはとても新鮮である


新入社員の季節ですね。

今日はお世話になっているパートナー企業の新入社員研修の外部講師として、二時間ほど話をさせていただきました。
しかし新入社員の皆さん、院〜専門卒まで年齢層に幅はあれど、フレッシュやわー。デザイン会社なので女性が圧倒的に多いし。そして質疑応答の時間になっても女性が活発なんですよね。元気いっぱいに質問してくるし、発言も多い。男性も爽やかな感じでがんばっていましたが、女の子は元気だわ。

さて、このような機会を与えていただくと、何を話そうかとあれこれ考えるので脳の整理にも役立ちます。持ち時間は二時間。あまりに深堀りし過ぎると時間がいくらあっても足りないし、浅すぎてもいけない。ある程度の広さを確保しながら、少し深堀りするところは時間をかける。そして、飽きさせないように。極力、難しい話は噛み砕いて説明しなければならないので、逆にこちらの方が勉強になります。興味を持ってもらうために強弱つけたり小ネタも仕込んだりしながら、研修資料を作っているというのは楽しいものです。

内容としては、インターネットの基礎知識、サイト、システム構造、OSとDB、ネット上のトリプルメディア(ペイド、オウンド、アーンド)戦略、消費者行動モデル「AISAS」「SIPS」、プロモーション施策、そして、主観バリバリの「インターネットとハードウエアの融合による未来像」・・・などなど。ちょっと詰め込み過ぎたかもしれないけれど、楽しんで研修を受けてもらえたようで何よりでした。


この二日間かなり忙しくしていたからなのか、地元の駅に着くと「目も開けていられない状態」。眠いとかそういうのではなく、目がしょぼしょぼして開かない。そして頭痛がひどい。仕方ないから、帰宅してウイスキーのボトルを開ける。ちょっとウイスキーが入ると血行が良くなって、少しだけ復活する。この繰り返し。これはこれで良いのだけど、一つだけ難点があるとすれば、自宅なのに「飲み過ぎてしまう」ということ。いやいや、ほどほどにしとかないといけませんね。

それでは、今日はこの辺で。

David Morales Ft Tamra Keenan – Here I Am (Kaskade Remix)

楽しいところ、面白いところには人が集まる


メーカーが大きな声で「自分達の製品、サービスってすごいんです!」ってがんばって声を張っても、成熟したマーケットには響きにくい昨今、やはり注目が集まるのは「なんか面白いことしてる!」という興味を惹きつける何か。面白そうなこと、楽しそうなことに、人は集まる。そして「なんや面白いことしてるらしいで!」という口コミで、更に人は集まる。

大きな声で「おーい、僕達すごいから!」と主催者がいくら呼びかけても、他の人達が面白いと感じなければ、ただ単にシラけられてしまうのですね。

面白いこと、楽しそうなこと、ワクワクすること、みんな大好きです。花見などのイベントもそうだし、イプシロンロケットの打ち上げも、B級グルメフェアも、単なる野次馬根性もそうでしょう。人が集まっていると、他の人も気になって、更に人が集まる。最初は遠くから見ているだけかもしれないけれど、だんだん自分も参加したくなる。これが「巻き込み力」ですよね。つまり、一番効果的なプロモーションです。

こういうことを考える時に、毎回思い出すのが、このTEDプレゼン。

デレク・シヴァーズ
「社会運動はどうやって起こすか」

今日、数年ぶりにこの動画を見返しました。
やっぱり面白い!そして、なんだか分からないけれど、元気になる(笑

「面白い何か」にこそ、ビジネスチャンスがあるものだと思います。