自らのアイデンティティをモザイクで表現することに、Give me a reason


オタクという言葉に定義がないのをご存知でしたか?
自分はオタクと自覚している人、大きな間違いです。

だって、そう思っている皆様はオタクだからです。自己を胸を張って肯定することにしましょう。

ここからは是非ともwikipediaを参照いただきたいのですが、何かに対してこだわりや強い興味がある人はオタクらしいです。そういう僕も、完全に、いや、完全無欠、真性のオタクです。テクニカルなこと、概念的なこと、空港、音楽、飛行機、デバイス・・・数え出したらキリがない程、いろんなことに対して深堀り(実は浅堀りである)していると思っています。

ライフワークとして、ありとあらゆるもの(時にキワモノ)に対する造詣を深めていくことをテーマにしていることに加え、更にタチの悪いことに、10年近くもブログをやっているものだから、どうしてもその深めた何かを小出しに披露してしまうこともある。これぞ、オタクの押し付けです。そして、オタクはあくまで自己満足の世界であり、横の繋がりを求めない極めてネクラで孤独な人種でもあります。そこに悲哀と、何とも言えないノスタルジーを感じずにはいれません。


他の人から見た時の自分の印象は、自分で知っている自分像と大きく乖離していることがあります。ある人がおっしゃっていた事によると、僕は、とても真面目、かつ山の手育ちのボンボンのように見えているようですが、それは大きな間違いです。

そして、その間違いを示すべく、モザイクを入れた画像をFacebookに投稿することによって、その違いを示唆するようにしています。つまり、モザイクは自己アピールの手段の一つであり、アイデンティティなんですね。ってどんなアイデンティティなんですか。


今夜はその理由を知りたくて、「Mondo Grosso – Give Me A Reason」をローテーションしています。

Mondo Grosso – Give Me A Reason

エキゾチシズム豊かな光景に惹かれる


“exoticism” (エキゾチシズム・異国情緒)っていい言葉ですよね。

僕の場合、流れているBGMの中にフランス語やスペイン語のボーカルが交じると、あっという間に脳内バーチャルトリップが始まります。英語の曲では決して沸き起こらない、目の前に広がる異国の風景。

物理的な問題として今すぐ外国に行ける訳ではありませんから、その欲求を満たすためには「それらしい音楽」を聴いたり、「それらしい地名」でGoogle画像検索をしたり、トリップアドバイザーにアクセスしたりして、その気分を味わうことにしています。

エキゾチズムに反応するのは、言葉も文化も全く違う国に対する純粋な興味に加え、もしその場に一人で置かれたら何を考え、どう行動するかをイメージして気持ちを高揚させたり、旅情を感じたかったり・・・と色々な理由があるんだろうと思います。空港や飛行機、船が好きなのも、根底では繋がっているのかも。

エキゾチシズムには、欧米人のエジプトやオリエンタルに対する興味、アジア人の欧米文化に対する興味が代表的なものとして挙げられるようですが (wiki参照)、僕の場合いつもイメージするのは、見知らぬ街の夜の風景。誰もいない街角や、知らない言葉で会話をしながら通り過ぎる人々や、店の明かりに照らされた石畳の道や、どこから漂ってくる料理のにおい。そして必ず決まって、そういう時は一人旅なのです。場所は特に決まっていないのですが、なんとなく、南仏かイベリア半島のようなイメージかな。あちら方面の歴史に興味があるのも理由の一つかもしれません。

(free pic)

最後に、タイトルを「エロチシズム」に空目してクリックしてしまった皆様には、この場を借りてお詫びいたします。期待させてしまってごめんなさい。


mondo grosso の曲はすべてと言って良いくらい名曲ばかりだけれど、その中でも master piece だと思っているくらい好きな曲があります。涼しい季節、夜の散歩のBGMにぴったり。

聴き手のコンディションによっては涙出てしまうかもしれないくらい、美しいメロディラインに、Amel Larrieux のボーカルが染みます。

Mondo Grosso feat. Amel Larrieux – Now You Know Better

設立15年で時価総額25兆円(Googleは設立16年で約40兆円)


アリババのNYSE上場のトピックで持ちきりだった今日。

アリババ時価総額、フェイスブックやトヨタ超え(日経新聞)

アリババの時価総額は25兆円となり、日本一のトヨタの時価総額を一瞬で上回りました。長い歴史で培われた高い技術力と、世界的に有名な「カイゼン」という言葉に代表される徹底したコスト管理で質の高いクルマを生産し続ける「ものづくりの雄」を、ネット通販の企業が時価総額で上回るのですから。ちなみに、トヨタ自動車よりも時価総額が高いネット関連企業は、他に、Oracle、Facebook、Googleがあります。Googleは、Apple(約61兆円)、エクソンモービル(約42兆円)に続き、3位(約39兆円)です。Googleの設立は1998年ですから、設立16年。それで時価総額世界3位なのですから、インターネットのポテンシャルは計り知れません。ちなみにアリババは2014年4月~6月で約2080億円の純利益を叩きだしているので(中国アリババ、4~6月の純利益2.8倍:朝日デジタル)、このままのペースで行くと年間で一兆円の利益も見えてくる訳です。そりゃ株価上がるわ。

アリババ設立は、1999年3月。わずか15年でここまで成長するのは、一大マーケットである中国市場を席巻したビジネスモデルと、設立初期に出会った孫正義との関係も多いにあるように思います。孫さんはアリババ設立当初に、ジャック・マーに20億円を出資しましたが、それがなんと8兆円に化けてしまいました。ソフトバンクはこれで4~9月期の連結決算に約5000億円の持ち分変動利益を計上することになります。ちょうど、Googleを設立する前のラリーとセルゲイが、スタンフォードの先輩だったサン・マイクロシステムズのファウンダーだったアンディ・ベクトルシャイムから初対面なのにいきなり出資を受けたというエピソードを彷彿とさせますね。

ソフトバンク社長「株売る気ない」 アリババ上場含み益8兆円(日経新聞)

このような景気の良いニュースはビジネスマンとして感化されると共に、富の一極集中という影の部分と、現代社会の特徴である国境を超えた経済、資本の複雑な繋がりという一面を見せてくれるような気がします。

涼しい季節とお酒の関係


外の景色が見たい時と、屋内でリラックスしたい時。

例えば屋内の時は、
町家の蔵を改装したイタリアンとか
(於:Italian Dining PESCA なんば)

夜風に誘われて、外の景色が見たい時もある。
そういう時はこんなカウンターの席とか
(於:芦屋日記)


涼しい季節に良い感じの曲。
とても爽やか。

Freedom Orchestra – Viva La Vida

iPhone5の写真ギャラリー:ロックガーデン編


このブログでアップしている写真は、ほぼ全て iPhone5 で撮影してアップしているもの。自分で言うのも何だけれど、iPhoneでも(だから?)なかなか良い写真が撮れるんです。まあ、もちろんコンデジやデジイチ、プロの専門的なテクニックと比べる訳ではありませんよ。あくまでサッと出してパチリと撮れる「写メ」レベルの話です。

最近、発表された iPhone 6 のカメラ機能も更にパワーアップして楽しみですが(どうなるコンデジ?iPhone 6のカメラ性能がすごすぎると話題に – Naver まとめ)、昨日の朝にジョギング代わりに登ったロックガーデンで撮影した写真もなかなかだったので掲載しておきます。天気も良かったですしね。

ちなみに良く聞かれるのですが、自分が入っている写真は、このようなiPhone専用のコンパクト三脚で撮影しています。セルフタイマー付きのカメラアプリを入れて。Amazonで340円くらい。めっちゃ使えますよ。

【Airport Gallery】自分にとってのアメリカの拠点・サンフランシスコ国際空港(SFO)


短いアメリカ出張から帰国。
関空に到着し飛行機を降りた瞬間の言葉は、「蒸し暑い〜」。

ずっと日本にいたら、今日なんて「秋晴れの良い天気だー」なんて言ってたかもしれないし、このブログを更新している今なんて涼しい風が窓から入ってきて気持ち良いのだけど、日差しは強くてもカラッとした過ごしやすい(朝晩なんて肌寒い)気候のシリコンバレーから帰国すると、この蒸し暑い気候の日本は堪える。そして人も多けりゃ、蚊も多い(笑)
日本もすっかり亜熱帯気候になってしまいましたね。

さて、このブログも飛行機好き、空港好きの方が多いので、今日は「SFO」でお馴染みの、サンフランシスコ国際空港の写真をギャラリー的にご紹介します。

SFOは西海岸の玄関口の一つであり、発着回数世界23位。
ユナイテッドとヴァージン・アメリカのハブ空港です。

逆光の滑走路

海のそばに位置しています

高い天井の解放感のある空港

Galleryもありました

こちらはユナイテッド・ラウンジ
逆光で真っ暗ですね。

ユナイテッドのハブらしく、UA機で一杯

美しい機体を真上から見下ろす
ああ、屋根にまたがりたい

ゲートにつながるコンコース

空港ファンの皆様、いかがでしたでしょうか。
やはり空港って良い場所ですね〜。

参考までに以前の記事もどうぞ。
こちらでは5つの空港を紹介しています。

「空港の魅力は良い「気」が流れていること」(2014/7/2)

ベイエリアの透き通るような晴天の下で、TechとBusinessの話を熱く行う


今朝の Santa Clara も、この地らしく透き通るような晴天。

典型的なシリコンバレーのOfficeは、平屋で低層の建物が多い。

こんなシンプルなOfficeなのに、先端技術の解析やシミュレーションが行われていたりして、このような技術が iPhone や電気自動車、先端メディカル機器を下支えしている。

朝から打ち合わせを数件、午後からのMTGにおいては鳥肌もののディールが決まった。まだまだ詰めなければならない事が多いけれど、とにかくここでの第一歩を踏み出せた気がする。もちろん、仕事の内容については全てNDA。その内、大々的に発表できるに違いない。

夜のディナーミーティングは、Cupertino で。
やっぱり、シリコンバレーでは sunnyvale や Cupertino が大好きだ。Apple HQ (Infinity Roop)の城下町、とても美しい町並みが広がる。

会食場所の Macy’s
群青色の空の色が深く、美しい。

そして、Apple HQ に隣接する BJ’s は地ビールのお店。来訪の度に来るお決まりの場所だけれど、ここのペール・エールはとても美味しい。Apple社員の憩いの場であり、地元の食通をうならせるFoodも最高だ。

iPhone6 の発表が行われたコンベンション・センターも近く、カンファレンスの後の BJ’sは心なしか盛り上がっているような気がした。世界を動かすプロダクトの多くはこの地から生まれている。


シリコンバレーから日本人が少なくなったと聞くけれど、僕が知る限り、在住日本人は(LAほどではないけれど)とても多いと思う。そんな彼らの情報源や息抜きがこれだ。

ベイエリアスポーツ(?)、略して、ベイスポ。

Santa Clara での Exhibition へ


相変わらずの晴天、そして乾いた空気。

日本では低気圧に伴う偏頭痛に悩まされることも多いけれど、ここではその心配はまずありません。朝から滞在先のSan JoseからSanta Clara convention center まで車を走らせます。

convention center の横には、levi’s stadium. NFLファンなら誰でも知っている名門、San Francisco 49ner’s が今シーズンから本拠地にする “levi’s stadium” がドーンと。7万人収容の巨大スタジアムがシリコンバレーのど真ん中にあるのだから、かなり盛り上がりそうですね。

どう考えてもSan Franciscoではないので、Santa Clara 49ner’s にすれば良いのにというのは、地元の方々の意見。

さて、今日の目的は PCB WEST 2014 のattendと商談。

EDA業界の Exhibition とすれば、このPCB WESTと冬に行われる Design-con が有名。業界人で一杯のコンベンションセンターでは知人の会社もたくさん出展しています。

こちらの Exhibition が面白いのは、ランチが振る舞われること。これがなかなかアットホームな雰囲気を醸しだしていて、日本人からすればとても面白いのです。長蛇の列。

convention center に併設する Hyatt

Oracle Campus の通りはとても美しい

成果は上々、様々なソリューションがあるので勉強になるし、ご紹介いただいた数社もパートナーシップを結んで米国市場での展開もできそう。まだ詰めなければならないことも多いけれど、すごく進んだと思います。

明日も一日商談、たくさんの成果を持ち帰りたいものですね。


アメリカにいるにも関わらず、なぜか山下達郎先生が聴きたくなってしまいました。なんでだろう。でもまあ、この人の曲のかっこよさは、多方面の音楽を聴いてきた僕からしても、別格です。

名曲”Merry-Go-Round”でさえ、今から31年前の曲ですから。

Tatsuro Yamashita ~ Merry-Go-Round (メリー・ゴー・ラウンド) (1983)

2ヶ月ぶりのシリコンバレーは涼しく感じられる


現地時間 9(火) PM12:30、SFOにランディング。

空港の建物から外に出た時のサンフランシスコは、6月末に来た時とは違う、からりと涼しい風が吹いていた。もちろん、今日の天気がたまたま良かったというのもあるかもしれない。

夕方からのディナーミーティングまで少し時間がある。
まずはランチということで空港でレンタカーをピックアップし、サンフランシスコのダウンタウンに向かう。

ランチはどうしようかと思ったのだけど、やはりサンフランシスコはシーフードだし、今回の出張でこの街に来るのは初日くらい、あとはずっとサンノゼやサンタクララに張り付きなので、折角なのでフィッシャーマンズ・ワーフに行くことにした。

アルカトラズを望む名店「scoma’s」で、クラムチャウダーとシーフードを。
優しい味に癒やされる。

フィッシャーマンズ・ワーフと言えば、ピア39。たくさんのアシカが桟橋に寝そべる姿はとても可愛らしい光景だ。

夕方のミーティングとディナーに間に合うように、ハイウェイを南下。滞在先のサンノゼへと向かう。サンフランシスコから距離にして40km、車で一時間ちょっとくらいしか離れていないバレーだけれど、やはり南下するだけあって、気温も高い。

湿度が少なく、カラリと晴れていて空が青く、高い。ああ、やっぱりこの気候がシリコンバレーの値打ちだ。

機内を含めてかれこれ40時間近くは寝ていないけれど、この気候の良さにピリッと身も心も引き締まる。今夜のディナーミーティングも、とても収穫のあるもので楽しかった。皆様に感謝です。

短い滞在ならではのスケジュール。
また明日もがんばろう。

【空港にて】時間距離と物理的な距離について


サンフランシスコ行きのUA便が2時間ディレイしているので、KIXにて更新。

今日のお昼にGoogleハングアウトでホノルルを結んでWEBカンファレンスを行なっていたのに、今から10時間かけて、そのハワイを超えてサンフランシスコに向かうというのですから不思議な感覚。電話やインターネットってすごいですね。あっという間に何千キロ離れたところを繋ぐのですから。

距離には、実際の距離と「時間距離」があります。

例えば、乗る物や手段によって同じ時間でも距離が変わります。東京〜大阪間を新幹線で2時間40分のところ、飛行機なら同じ時間で上海まで行けてしまう訳だし、芦屋から六甲山頂を経て有馬温泉までのハイキング5時間30分のところ、やはり飛行機ならホーチミンまで行けてしまう訳ですね。物理的な距離と時間距離って面白いですね。


遅延すると、その分、現地到着も遅れます。その後の予定がずれたりすることもあるので、スケジュールには出来るだけ余裕を持ちたいところですが、なかなかそういう訳にも行きません。到着後の色々を考えて、出来るだけ機内ではゆっくり過ごしたいものです。

それでは、次回の更新はシリコンバレーから。