GUGEN と DMM.make AKIBA レビュー


12/13、14の二日間、日本最大級のハードウエアコンテスト「GUGEN 2014」の展示会と表彰式が開催されました。この一年間に各地で開催されたハッカソンやアイデアソンなどの総括でもあります。

Quadceptもスポンサーとして協賛させていただきました。

Quadcept賞として選ばせていただいたのは、義足の「Raplus」さんです。腰にバッテリーと基板が内蔵されたポーチを装着し、市販の義足に駆動装置を装着するという、補助器具。介護ロボの「HAL」などは価格も高いし、ほとんどの場合、オーバースペック。「Raplus」はドクターのリクエストで「30%」のパワーを供給することで足の不自由な人のサポートをするという、非常に実用的な装置であるという点が素晴らしいと感じました。

商品は「Quadcept一年間無料使用権」です。ぜひ、Quadceptで回路を描き、より良い製品開発を続けて行っていただきたいと思っています。おめでとうございました。

大賞、その他の作品についてはこちらの記事(THE Bridge)からどうぞ。


さて、本大会は富士ソフト秋葉原ビルで行われましたが、11月にオープンしたハードウエア開発の総合モノづくり施設「DMM.make AKIBA」も同じビルと入居ということもあり、なんだかハードウエアに関わるものが秋葉原に集結しているような感じです。

どうして秋葉原なのか。
GUGEN2013の大賞であり、James Dyson Award なども受賞している exiii Inc. さんも最近「DMM.make AKIBA」に入居したばかり。皆さんに話を聞くと施設の充実に加え、「便利な立地、試作とかする時パーツがすぐに手に入りますしね」とのこと、まあ、確かにそうですよね。


DMM.make AKIBAは、ハードウェア開発に必要な最新の機材を取り揃えた「DMM.make AKIBA Studio」、シェアオフィスやイベントスペースなどビジネスの拠点として利用できる「DMM.make AKIBA Base」、ハードウェア開発のトータルコンサルティングを行なう「DMM.make AKIBA Hub」で構成された、ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設です。途中で施設の方を紹介いただき、中を案内していただきました。

メーカー企業さながらの、振動試験機や、電波暗室、それに基板コーナーでは実装機、半田リフロー、X線検査装置などが。実装機なんて使える人がいるとは思えないけれど、まずはファシリティを充実させて、後から考えようということでしょうね。とにかく「すごい!」の一言に尽きます。入居希望のハードウエアスタートアップスが殺到しているのも良く分かります。

では設備の一部を写真でどうぞ。

回路図CAD、PCB-CADに加えて、3DのCATIAも入るという贅沢さ。PCには3Dプリンターが接続されています。

共通言語で結ばれた絆は強いんだって(越中詩郎風に


趣味や仕事など、共通言語で結ばれた絆の強さを実感しています。

今回は本業の方で、日本最大級のハードウエアコンテスト「GUGEN」のスポンサーとしてアテンドしていますが、ソフト・ハード関わりなく、「ものづくりが好き!」という人々が仕事とは別のプライベートな時間で制作した渾身の作品を並べて展示しておられます。

もうね、皆さんの目のキラキラがすごくいいんです。本当に「ものづくり」が好きで、筐体を設計し、コードを書き、アプリを開発している。自分が作った作品を心の底から子供のように思っていて、それを語る時の目の輝きといったら!説明を聞くこちらまで嬉しくなってしまいます。

会場となっている富士ソフトアキバプラザは大盛況。

同じビルに入るDMM.make AKIBA 見学させていただきました。
ここもハードウエアスタートアップスが多数入居しています。そして、設備が信じられないくらい豪華・・・基板実装機まで置いているのには心底驚いた。

ものづくりって、本当に楽しいですよね!
ちなみに「GUGEN」展示会は明日まで開催。いよいよ、今年度の最優秀作品が決まりますよ!お近くの方は是非いらしてください。見ているだけで楽しめますから。


同じく共通言語で結ばれた絆の話。

昨夜は「プロレスを語るクリエイター関係者の忘年会」に飛び入り参加させていただきました。実は僕、大のプロレス好きなのですが、あまりにマニアックな世界故に、その話をする機会がない。ところがですよ、この集まりではその「プロレス」が共通言語になっているので、全員初対面の方でしたが、一瞬で仲良くなることができるのです。これ、本当に不思議。そして、とにかくバカ笑いして、飲んで、語って、あっという間に時間が過ぎて行ってしまう。本当に、共通の趣味(それがマイノリティであればある程、絆は強くなると思う)って、人間関係を一瞬で縮めますね。

ご一緒させていただきました皆様、本当にありがとうございました。

ケンドーコバヤシ 越中詩郎漫談

カフェで隣合った親子との交流から感じたこと


週末まで東京出張です。

今日、カフェである親子とのちょっとした交流がありました。

アポを2つ終えた後、次の打ち合わせまで少し時間が空いたのでカフェでPCを開き仕事をしていました。東京は駅前に必ず数軒はカフェがあるので打ち合わせ間の繋ぎにはとても便利ですね。ちなみに「打ち合わせ〜カフェ〜打ち合わせ〜カフェ」という行動を「カフェホッピング」と呼んでいます。

さて、カウンター席でPCをカチャカチャしていると、乳児を抱っこ紐で胸に抱えたママと、三歳の男児(年齢は後で判明)が僕の隣の席に座りました。テーブル席が空いていなかったようで、カウンター席の高さがあるイスに男児を座らせ、落ちないように気を使いながらコーヒーを飲んでいます。

少しすると、赤ちゃんが大声で泣き始めました。ママはイスから降りて立ったまま赤ちゃんをあやしつつ、男児にも気を配りながら、コーヒーとケーキを食べるという感じで、とにかく周りの人に気は使うし忙しいし、という感じでした。僕は隣で仕事をしつつも、なにか手伝いたいな〜と考えながらその様子を片目で見ていました。僕は性格的に子供が好きなので、ちょっとしたきっかけがあるとすぐに遊んであげたりするのですが、一応、ちょっと遠慮していました。

すると、男児がイスからハシゴのように降りようとして後ろ向きの姿勢になり始めました。ママも気付いていない様子だったので、咄嗟に体が動いて、「危ないからね〜」と男児を抱きかかえて膝の上に乗せてあげました。ママは「あ!あ〜仕事中にすいません〜」と言いながら恐縮しておられましたが、僕は元々子供がとても好きなので、大丈夫ですよ〜と言いつつ、ママが落ち着くのを待ってからイスに戻してあげました。すると、それから男の子もとても僕に懐いてくれて、色々と無邪気に話し掛けてくれるので、赤ちゃんが大泣きしている間、しばしその男の子の相手をしていました。すると、近くにいたマダムもママに近づいて赤ちゃんに飴やお菓子をくれたりして、なんだか、とてもホッコリする空気が流れました。赤ちゃんも飴を見て泣き止みました。

ああ、なんだかいいなあ。
ちょっとしたことかもしれないけれど、みんなで助け合っている感じがして。


親子が帰った後、色々と考えてみました。

今回は男児がイスから落ちそうになっていたので、咄嗟に体が動いてしまいましたが、このようなケースって難しいですよね。もちろん、人によっては手助けしてくれるのを嫌がる人もいると思います。お節介なことしなくても良いのに、と感じる人もいるかもしれません。

僕は娘二人のパパという立場だけど、赤ちゃんを抱っこ紐で抱えて3歳の男児をカウンターに座らせているママの立場ではないので、その気持ちは全然分かりません。もしかしたら「別にかまってくれなくてもいいのに」と思っているかもしれない。まあ今回のケースは明らかにお母さんは恐縮しながらも助かったような表情をされていたので良かったのかもしれませんが。

こういう場面、良く遭遇しますよね。僕にも娘が二人いるから、公共の場所で赤ちゃんが大泣きした時のなんだか申し訳ない気持ちは痛いほど分かるので、何かしてあげたいとは思います。でも本当にどこまで踏み込んだら(?)良いのかも分からないし、もしかしたらこういうのって僕の自己満足なのかもしれないなとも考えました。なので、別にこのエピソードをを美談として紹介している訳でもありません。それにもし他の誰かがヘルプしていたら、きっと僕は安心してPCと睨めっこしていたと思います。

とは言え、まあとにかく社会全体が(良い意味で遠慮しないで)色々な意味で明るく優しくなれたら良いなとは思います。少なくとも、ベビーカーや赤ちゃんを抱えている母親や妊婦さんに優しい世の中って、悪い世の中ではないと思いますし。些細なことですが、色々と考えさせられました。

銀座BVLGARIもすっかり年末仕様ですね。

週間雑記


師走感満載。
とにかく忙しい日々です。

そんな中でも道端で旧友とバッタリ出会って、なかなかホッコリするような場面もあったりして楽しい日々です。


日本最大級オリジナルハードウエアコンテスト「GUGEN」の応募作品を、スポンサー賞の選定のために見ているですが、ものづくりは面白いですねー。

アプリも良いけど、ハードウエアはなんだかとてもワクワクする。アプリ系はちょっと食傷気味になっているところがあって、やはり原点回帰といったところでしょうか。子供の頃にプラモデルやミニ四駆に夢中になった頃を思い出しながら、見ています。やはり時代の流れからIOT系、センサー技術系が多いのが特徴ですね。

皆様もお時間あれば是非。

GUGEN 応募作品一覧
http://gugen.jp/contest2014/entrylist2014

ホームグラウンドならぬホームエアポートとBali Gallery


各国の空港も良いですが、やはりホームグラウンドならぬホームエアポートであるKIXに帰ってくるとホッとします。

こちらの写真は出国時のものですが、アジア各国のキャリアが揃っているところが萌えますね。

ベトナム航空からフィリピン航空を望む

ガルーダインドネシア航空

昨日バリから帰国し、そのまま会社へ直行。
旅モードから仕事モードへと即切り替えなところが我社らしいところでもあります。

では、幾つかバリの写真を並べてみましょう。

今回はニュークタゴルフで3年ぶり2度目のプレーでした。

慣れないレンタルクラブに最初は苦戦しましたが、前回のラウンドを思い出しながらのプレーはとても楽しかったです。しかし海外ゴルフは難しい!芝も強くてねちっこいし、なにせ暑い!スコアは47、47の94でした。まあ及第点でしょう。

【Airport Gallery】イ・グスティ・ングラ・ライ国際空港(デンパサール:DPS)


バリ島デンパサールにある「イ・グスティ・ングラ・ライ国際空港」。
3年ぶりのバリですが、国際空港ターミナルが昨年リニューアルされ、規模も大きくなり、とても美しくなっていました。

ボーディングブリッジに接続される、カタール航空。

日差しと紫外線対策なのか、ブリッジの窓が青くなっているのが分かりますね。そこから撮った写真もこんな感じで青くなってしまいます。

神々の島、バリの寺院を型取った建物が素敵ですね。

広くてきれい!
3年前よりも全然美しくなっていて驚きです。

バリと言えば割れ門。

空港でゆっくりする時間はありませんでしたが、なかなか素敵な空港です。

さて、クタの町はものすごいスコールで洪水のようになっていました。

(KIXから更新)何にせよ、飛ぶということは魅力的である


KIXからの更新です。

朝便で発つ時はKIXのマクドというのが定番化してきました。電源もあるのでとても便利だし、何よりもエアフェチからすれば空港で過ごす時間は「快適そのもの」であるので、少し早めに到着してコーヒーを飲むという訳です。

とにかく飛ぶということは魅力的です。
飛んでいる飛行機を見ることもそうだし、飛行機そのものもだし、乗って飛ばなくても、チャンスがあれば自分から飛んでしまいます。


先日、「はやぶさ2」が種子島から打ち上げられましたが、ちょうど那覇から大阪に戻る機内から「はやぶさ2」を見ることができた人がいたようで、Youtubeで話題になっています。地上から見上げるのは分かるけれど、空からロケットを見ることができるなんて。

僕がその場にいたら、興奮して失禁、もしくはそれ以上になってしまったでしょう。動画を見るだけでどうにかなってしまいそうだ・・・鳥肌です。

という訳で、今からガルーダ・インドネシア航空でデンパサールを目指します。更新する時間があれば明日はバリからお届けすることになると思います。

それでは。

ぎっちぎちでも良い。今が一番若いのだから。


師走です。

月が変わっただけでこの忙しなさ。一日で何度も頭を切り替えなくてはなりません。そのようなフェーズに入ると、物事を出来るだけシンプルに考えたり(要するに省エネ運行ですね)、無理したら良くないから程々にしておこう等、思考が守りに入ることがあります。しかしそんな折に思い出すのは母親のこの言葉(バリバリに元気で健在ですが)。

「今が一番若いんやから」

これね、短い言葉だけど恐ろしく真理ですよ。だって確かに「今」「この瞬間」が、生きている中で一番若いのです。人間は過去に戻ることはできませんから、本当にそうですよね。良く「もう若くはないんやから」という言葉も聞きますけれど、いやいや、あなた。今その瞬間が、あなたが生きている中で一番若いんですよ、ということです。そう考えると、一分一秒無駄には出来ないなと思いますよね。

ゆったり?無理せず?自分らしく?

なにそれ。どうせそのうちポックリ死ぬんだから、
ヌルいことは言わずに走れるうちは走っとけ!

って言われているような気がします。


疲れた時に元気が出る画像は幾つかありますが、その中でもトップ3に入るのが「インドの列の並び方」です(画像はらばQから転載)。何の疑問もなく、横入りを防ぐためだけにギチギチに並ぶインドの人たち。人口が多いとこうなるのだなあ。環境ってすごい。

更にパワーアップした版。
運動会の種目のようだ。

ギチギチでもいい。
とにかく、流されつつ進もう。

またひとつ学ばされた


12月に入りましたね。

今年も12分の11が過ぎ去った訳ですが、そろそろ今年の振り返りと同時に来年の絵も描かなくてはなりません。年齢と共に一年の経過がどんどん早くなっていくことは既成の事実で、その速度と共に本来であれば成長速度も上げて行かなければならないのですが、まあ、一日一日が勉強という感じで遅々とした歩みではありますが、一歩一歩がんばって行きましょう。


そんなこんなで、11月最後の日曜日は今シーズンのフルマラソン初戦でした。場所は加古川。独立系の非公認大会ですが、陸連公認コースを走るので初戦の足慣らしとしては問題なし。今年3月の篠山ABC以来の「42.195km」を久しぶりに体験して来ました。

しかし結果は・・・自己ワースト記録。
マラソン初参戦以来、ずっとサブ4(4時間以内で走ること)を自慢にして来たのですが、マラソン初参戦の時よりも35分も遅い、4時間30分でゴール。個人的には今まで走った中で一番過酷なレースとなってしまいました。

しかし、マラソン大会というのは良いものですね。
幾らレースが過酷なものになったとしても、大会の雰囲気が大好きです。

気温が高くて軽い熱中症になったことも、25Kmから両足が攣ったことも、コンディションの悪さと準備不足ですね。走る前から「明日はヤバイかもな」と思っていたのが的中。無事に完走出来ただけでも良かったと思っています。

次回は年明けのハーフマラソン、そしてメインに据えている3月の篠山ABCへとシーズンは続きます。これだけしんどい思いをしても、まだ走りたいと思うのが「始めにくく、やめにくい」マラソンの魅力かもしれませんね。

またひとつ、マラソンから学びを得ることができました。

日本酒とウイスキーとメヒカリ


素敵な夜もあるものだ。

昨夜はアメリカに住む同級生Tのご実家にお邪魔することになった。もちろん、当の本人はロスにいるので不在。僕は彼のご両親とお会いするのは初めてで、しかも初対面が家に招待いただいて・・・というのが、なんだかとても不思議な感じだった。でも、ロスにいるTには渡米時にとてもお世話になっているし、精神的な支えにもなってくれているので、彼のご両親と一緒に酒を飲ませていただき、日頃の恩を伝えることができるのをとても楽しみにしていた。

アレンジしてくれたNちゃんは幼い頃からTファミリーと家族ぐるみで付き合っていて、まるで本物の家族のよう。だから本人がいなくても、たまに連絡を取ってこのようにご両親達と一緒に酒を飲んだりしているのだという。そして、昨夜はもう一人、彼らと共通の友人F君も紹介いただいた。一瞬で仲良くなれるこの空気感がすごい。本当に皆さん、信じられないくらい良い人達だし、何よりも日本酒が大好きだ。


その日は愛知県に出張していたので、帰りに皆からのプレゼントとして奥三河の地酒「蓬莱泉」のひやおろしと、蒲郡の海の幸を色々買って持参した。

旬のひやおろしがうまい。更に、賀茂鶴(祖母の地元、広島西条の名酒)に、天河と、素晴らしい日本酒がずらりとテーブルに並ぶのは日本酒好きとしてはたまらない。お母様の最高に美味い手料理と一緒にいただくという贅沢さ。

酒談義に花を咲かせながら、日本酒も一段落したところへ(その時点で相当飲んでいる)、ウイスキーを出していただいた。それがこの「NIKKA From the Barrel」。

WWA2009年ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキーであり、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ 2014」において3年連続で金賞を受賞している名酒。佐藤卓さんデザインのシンプルなボトルも話題になった。実は僕も飲むのは初めてで、まさかここで出会えるとは思ってもいなかったのでびっくり。

51度の樽出し(From the Barrel)をロックでいただく。美味い。めちゃくちゃ美味い。ついつい今までの酒量を忘れて、何杯もいただいてしまう。

日本酒の名酒、そして、名ウイスキー。食卓に集う温かくて楽しい皆様。こんな素敵な夜があるというのが、とても幸せ。友人たちに本当に感謝。


こちらは蒲郡の寿司屋でいただいた「蒲郡ラーメン」。

あっさりした魚介系スープに、あさりとわかめ、そして「メヒカリ」の唐揚げが入っている。メヒカリの唐揚げの美味しいこと!!僕はどうやら、メヒカリやキスやハタハタといった小型の魚が好きみたい。この唐揚げだけで、ビール何杯もいけちゃう。