カフェで隣合った親子との交流から感じたこと


週末まで東京出張です。

今日、カフェである親子とのちょっとした交流がありました。

アポを2つ終えた後、次の打ち合わせまで少し時間が空いたのでカフェでPCを開き仕事をしていました。東京は駅前に必ず数軒はカフェがあるので打ち合わせ間の繋ぎにはとても便利ですね。ちなみに「打ち合わせ〜カフェ〜打ち合わせ〜カフェ」という行動を「カフェホッピング」と呼んでいます。

さて、カウンター席でPCをカチャカチャしていると、乳児を抱っこ紐で胸に抱えたママと、三歳の男児(年齢は後で判明)が僕の隣の席に座りました。テーブル席が空いていなかったようで、カウンター席の高さがあるイスに男児を座らせ、落ちないように気を使いながらコーヒーを飲んでいます。

少しすると、赤ちゃんが大声で泣き始めました。ママはイスから降りて立ったまま赤ちゃんをあやしつつ、男児にも気を配りながら、コーヒーとケーキを食べるという感じで、とにかく周りの人に気は使うし忙しいし、という感じでした。僕は隣で仕事をしつつも、なにか手伝いたいな〜と考えながらその様子を片目で見ていました。僕は性格的に子供が好きなので、ちょっとしたきっかけがあるとすぐに遊んであげたりするのですが、一応、ちょっと遠慮していました。

すると、男児がイスからハシゴのように降りようとして後ろ向きの姿勢になり始めました。ママも気付いていない様子だったので、咄嗟に体が動いて、「危ないからね〜」と男児を抱きかかえて膝の上に乗せてあげました。ママは「あ!あ〜仕事中にすいません〜」と言いながら恐縮しておられましたが、僕は元々子供がとても好きなので、大丈夫ですよ〜と言いつつ、ママが落ち着くのを待ってからイスに戻してあげました。すると、それから男の子もとても僕に懐いてくれて、色々と無邪気に話し掛けてくれるので、赤ちゃんが大泣きしている間、しばしその男の子の相手をしていました。すると、近くにいたマダムもママに近づいて赤ちゃんに飴やお菓子をくれたりして、なんだか、とてもホッコリする空気が流れました。赤ちゃんも飴を見て泣き止みました。

ああ、なんだかいいなあ。
ちょっとしたことかもしれないけれど、みんなで助け合っている感じがして。


親子が帰った後、色々と考えてみました。

今回は男児がイスから落ちそうになっていたので、咄嗟に体が動いてしまいましたが、このようなケースって難しいですよね。もちろん、人によっては手助けしてくれるのを嫌がる人もいると思います。お節介なことしなくても良いのに、と感じる人もいるかもしれません。

僕は娘二人のパパという立場だけど、赤ちゃんを抱っこ紐で抱えて3歳の男児をカウンターに座らせているママの立場ではないので、その気持ちは全然分かりません。もしかしたら「別にかまってくれなくてもいいのに」と思っているかもしれない。まあ今回のケースは明らかにお母さんは恐縮しながらも助かったような表情をされていたので良かったのかもしれませんが。

こういう場面、良く遭遇しますよね。僕にも娘が二人いるから、公共の場所で赤ちゃんが大泣きした時のなんだか申し訳ない気持ちは痛いほど分かるので、何かしてあげたいとは思います。でも本当にどこまで踏み込んだら(?)良いのかも分からないし、もしかしたらこういうのって僕の自己満足なのかもしれないなとも考えました。なので、別にこのエピソードをを美談として紹介している訳でもありません。それにもし他の誰かがヘルプしていたら、きっと僕は安心してPCと睨めっこしていたと思います。

とは言え、まあとにかく社会全体が(良い意味で遠慮しないで)色々な意味で明るく優しくなれたら良いなとは思います。少なくとも、ベビーカーや赤ちゃんを抱えている母親や妊婦さんに優しい世の中って、悪い世の中ではないと思いますし。些細なことですが、色々と考えさせられました。

銀座BVLGARIもすっかり年末仕様ですね。

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