目標を変えつつ

昨日は二年ぶりの出場となる篠山ABCマラソンでした。

予報では曇時々雨とのことでしたが、結果的には最後まで雨が降ることなく、季節はずれのポカポカ陽気の中を走ることができました。結果としては、一昨年からの不調を今年もそのまま引きずってしまい4時間35分でのゴール。またまたワースト記録を更新してしまいました。

30kmからの苦しみはもはやトラウマレベルですが、久しぶりに130km走ったのに調整不足なのか、体調不良なのか。ここまで落ちてくれば「記録」というより「完走」が目的になってしまいます。とはいえ、自身6度目のフルマラソン完走、とりあえず色んな箇所を痛めながらも走り切れたことに感謝です。

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途中であまりにも身体が動かず「なんでやろう」と自問自答の連続。今まで、しんどいながらもスーッと走れていたことを思うと、路肩で足を抑えてうめいている自分が無様で仕方なくなるのです。とりあえず今回はなんとか這ってでも棄権ではなく完走を目指そう、でも、もうこれでフルマラソンは最後にしようかな・・・と道端でうずくまりながら何度か真面目に考えましたが、また懲りずにエントリーしちゃうんでしょうね、多分。とりあえず、エントリーするとしても、これからは「記録」ではなく「完走」を目標に楽しみたいと思います。

今回、行動を共にしてくれた友達のみんなには感謝感謝です。朝から夜まで、ずっと楽しく過ごすことができました。帰りの温泉も飲み会も最高!

次回は4月の芦屋ハーフマラソン。
これは地元の大会としてレジャー気分で楽しみたいと思います。

マスクプレー

3月に入ってからというもの、とても忙しくてブログの更新もままなりません。おまけに花粉症が追い打ちを掛けてきて、喉は痛く、頭はボーッ、身体は慢性疲労気味。ついに今年初めてマスクを装着。今日のゴルフもマスクをしたままのプレーになりました。

さて、今日はのコースはメンバーの方にリザーブいただいた「花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース」です。4月8日ー10日までスタジオアリス女子オープンが開かれるということもあり、あちこちに大会を盛り上げるためのポスターが掲載されていました。OUTコースはサブグリーンを使用。コースメンテも始まっています。

花屋敷よかわコースは初めて周りましたが、距離もあってトリッキーで、さすがトーナメントコースという感じでしたが、組の感覚も広くてゆったりとプレーできました。こんなところでいつもゴルフしていたら上手くなるだろうな!!スコアの方は46・50の96という不甲斐ない内容。久しぶりに50叩きましたが、まあ、シーズンはまだまだこれからですので、気を取り直してがんばりたいと思いますです。はい。

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明日は3月上旬の山場、篠山ABCマラソンです。
腰と膝の痛みに加え、花粉症でボロボロですが・・・死ぬ気で走ってやる!!!笑

それでは今日はこの辺で。

粒子との戦い

3月といえば花粉症の季節です。

気候は素晴らしいのに、花粉症のおかげで梅雨と並んで一年で一番憂鬱な季節でもあります。今年は一度も風邪を引かず(引いている暇がなかった)、インフルの影響も受けずになんとか3月を迎えたのですが、花粉症にだけは敵わない。喉の痛み、頭痛、鼻水。まったく風邪と同じ症状です。特に喉の痛みが大変。でも明らかに風邪と違うのは、何をしても「抑えられない」という点です。年度末で忙殺されているのに!

風邪なら、葛根湯と風邪薬を飲んで寝ればすぐ治るし、頭痛や寒気、ストレス、悩みなど人生で直面する大抵の問題事は酒で解決してきたのですが、これだけはどうにもなりません。葛根湯と酒が効かないなんて!この粒子の野郎!

もう随分前になりますが、花粉症シーズンの真っ只中に、ゴールドコーストに飛ぶ機会がありました。その頃の僕は春先になると咳が止まらず、寝不足と体力消耗で心身共にドン底だったのですが、飛行機でブリスベンが近づいてきた瞬間に咳がピタリと止まったのです。いや、もしかしたら赤道を超えた辺りだったかもしれません。本当に、まるで魔法に掛かったような感じでした。

結局、滞在先のゴールドコーストでもシドニーでも、本当に「あれはなんだったんだ?」という感じで全く何事もなく咳も喉の痛みもスーッとなくなったのです。手かせ足かせから解放されて、心身共に爽快感を味わって体力も回復したのにも関わらず、関空に帰国した瞬間に、また咳が止まらなくなった・・・という経験をしました。

本当に、粒子だけはどうにもなりません。
国外脱出しか方法がなさそうです。

こちらは今年1月のサンタクルーズ。
ああ、そろそろ戻りたい。花粉症から解放されるだろうなあ。
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寒暖の差が激しいと、人はボーッとする

3月に入ったというのにまだまだ寒い日が続きます。今週末は暖かくなりそうで、それが何よりの楽しみです。10代、20代の頃はスキーをしていたこともあり、寒さには強かったのですが、年々弱くなってきました。この身体の変化は自分でも驚きです。背中にカイロとか貼ってると妙に落ち着きますからね。いやいや、仕方ありません。

昨夜、TVで「寒暖の差が激しいと、人はボーッとする」というコーナーがあり、ある芸人さんに屋外と屋内を色々と理由をつけては行き来させ、分かりやすいドッキリを仕掛けて引っ掛かるかどうか、という実証実験をやっていたのを見て「んなこたぁ、ないやろう」と思っていたのですが、あれ、本当にそうなりますね。

今日の昼、外出中で身体が冷えたので、温かいラーメンがいいなと思い、一人で天一に入りました。食べている最中はKindleで人工知能の書籍を読んでいたので、思っているほど「ボーッ」とはしていなかったと思うのですが、事件はお会計の時に起きました。

レジで伝票を渡す代わりに、小銭入れ(100均のパスケース・過去ログ参照)を若い女性店員さんに渡し、自分は伝票を片手にポケットをゴソゴソと探すという失態を演じてしまったのです。後から思い返して見ると、これはかなり滑稽な光景です。

100均のパスケースをいきなり手渡され、唖然としている店員さんの前で、伝票片手に小銭入れを探す40歳男性。「あっ」と気付いた時はお互いプッとふき出してしまいましたが、やはり寒いところから暖かいところに入ったので頭がボーッとしてたんでしょう。

こういうこともありますので、皆様も気をつけてくださいね。

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焦燥と期待の間

昨年10月の大阪マラソン以来、5ヶ月ぶりのフルマラソンを日曜日に控え、そわそわしています。

篠山ABCマラソンは過去に何度か走っていてコースも良く知っているし、歴史ある大会ならではの、円熟した沿道の皆様の盛り上がりも楽しみではあるのですが、レース一週間前の独特の焦りと不安、そして35kmからの辛さを思い出すと、ああ、またあの苦しみを味わうのかと若干憂鬱になったりもします。

昨年の篠山は、ちょうど米国出張と重なってしまい、レース当日の夕方にサンフランシスコから関空に到着するということで、仕方なしにパスしました。後で出場された方に聞くと、雨と寒さで「あれは走らなくて正解」とのことだったので、それはそれで良かったかもしれません。なにはともあれ、二年ぶりの出場に、楽しみの方が幾分勝っています。

このブログでも何度か書いている通り、普段はマラソン大会に一人でエントリーして、一人で酒を飲みながら帰ることが多く、特にどこかのチームや同好会に所属している訳でもないので、沿道や会場でたまたま友達や知り合いを見つけて「おお!」とか「どうでした!?」などと挨拶する程度です。過去に一度だけ友達の車に乗せてもらったことがあって、それはそれでとても楽しかったことを覚えていますが、まあ普段は孤独と言えば孤独だし、寂しいといえば寂しいのですが、何年もこんなスタイルなので、これが普通かなと思っていました。

しかし、今回の篠山は、同級生のO君が、やはり同じくエントリーしている同級生達の情報を集めてグループを作ってくれたので、みんなでワイワイ出来そうです。いつもとは違う感じで、楽しみ。色々とメッセージをやり取りしていると、否が応にも気分は盛り上がってきます。

今日、会社を訪問いただいた取引先の社長も今週末の篠山ABCマラソンにエントリーしておられる方の一人。「調子どう?」「どれくらい走ってる?」などランナーならではの共通言語で情報交換をしました。

今シーズン最後のフルマラソンを前に、気分も盛り上がっています。

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巣篭もりの末に小山を超える

暖かくて良い天気の日曜日。

今週末は諸々の締切があり「巣篭もり」を決め込んでいました。朝は寝起きで入院中のように半身を布団に突っ込んだまま文献読み、気温が上がってくるとシャワーを浴びて近所のスタバへ出陣です(この時点で巣篭もりではなく、スタバ篭もりに変更)。

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週末のスタバは、僕と同じく「ここ一本集中」を決め込んだ人たちが集まっています。場所にもよるのでしょうが、僕がいつも行くスタバは学生が多く、カウンターが空いていなかったので、8人掛けのテーブル席に陣取りました。8人掛けのテーブル席の四隅に、四人が座っています。残りの椅子はそれぞれの荷物置き場。でも、そのうち店内が混雑してくると、誰からともなく荷物をどけて席を空けています。このあたりのマナーに関してはなかなか良い感じです。

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幸いなことに8人テーブルは全員、一人勉強の方ばかり。若い女性が多い中、おじさん一人で恐縮しながらも(心の中でラッキーを連呼)、数時間の集中のお陰で仕上げることができました。ちょっとした山超え。小山超えです。

夜はご褒美に焼肉へ。
何の後ろめたさもなく飲むお酒と肉のうまいこと。また明日からがんばります。

創意工夫

次女が学校で作った作品が市の美術館で展示されるというので見に行ってきました。市内の幼稚園、小学校の児童の絵画、工作、版画などがテーマに沿って並べられています。

古い靴を人形の顔として利用し、色を塗り、歪ませたりして表情を作ってオーケストラの演奏者にしているもの、廃材を利用して作ったお面など、自分も昔はこういうの良く作ったよな、と懐かしい思いに耽ることが出来ると共に随所に創意工夫を感じることが出来ました。

創意工夫

手元にあるもので何かを作ろうとすると、足りないものが出て来ます。その足りないものを埋めるのが工夫とアイデアですよね。手間暇掛かるということは、イコール、時間が必要ということです。特に子供の発想には先入観がなく自由なので、たまにおっと思うような工夫を見ることができます。そう来たか、と。

日々の生活の中でたっぷり時間を掛けて何かを集中して行うということから離れて久しく、自分もたまにはこういうこともしなきゃなあと考えさせられました。

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初購入

イヤフォンの話です。

僕は普段、基本的に音漏れがなく高音質で、動いたり走ったりしても外れないカナル型のイヤフォンを愛用しています。今まで数多くを装着して来ましたが、ここ数年は、Final Audio Design の Adagio を使っています。しかし、有線型のダメなところは、断線です。僕のように付けたり外したり、走ったり引っ掛けたりするような人間が使うと、すぐ・・・という訳ではありませんが、一定の期間利用すると接触不良で片耳が聞こえなくなったりするので買い換える必要があります。ちなみに今のAdagioは3台目になります。

そこで今回、初めて Bluetooth のイヤフォンに挑戦してみることにしました。これならブラブラすることもないし、PCやiPhoneのイヤフォンジャックに接続する必要もありません。そりゃ音質は有線よりも絶対に落ちるでしょうけれど、きっと(いや、多分・・・)長持ちするはずだし、走る時にも線が邪魔にならないのは便利です。

購入したのはこちらの製品。特に拘りもなかったので、Amazonでタイムセールをしていた imarku に決定です。これが1990円だったんですよ、奥さん!もし失敗しても納得出来る価格です。(恐らく一掃セールだったのでしょうね、現時点で在庫切れとなっています)

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当然、筐体サイズは大きくなりますね。もちろんバッテリー内蔵なので充電しなければなりませんし、on/offのスイッチもあります。Adagioと比べると大きさの違いは歴然。ちなみに、マイクも内蔵なので通話も可能(充電2時間、再生・通話 4時間〜6時間)。Apple Watch も身に付けて、これも装着していると、腕からでも耳からでも通話できちゃいます。便利なのかどうなのか。

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こんな感じで充電します。

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で、肝心の音質なのですが、これが意外と良い!特に重低音なんか最高ですね。「まあ大したことないだろう」と高をくくっていたので、これには良い意味で驚きました。音飛びもない訳ではありませんが、十分満足できる品です。走る時や移動する時は Bluetooth イヤフォン、デスクワークはカナル型、という併用も良さそうですね。

アウトプットの千本ノック

物事を上手に表現できる人を尊敬します。

誰もが納得する話し方、書き方、理論。時に詩的な表現、そして、たとえ話。これは先天的なものではなく、常にインプットを怠らず、投入した情報を頭の中で咀嚼し、考え、自分のシナプスと外的な要因を上手に繋げて一つのロジックを編み出し、整然と整理された情報をアウトプットする作業を千本ノックよろしく打ち続ける努力と鍛錬の賜物なのです。

ここ数日、たとえが上手な人、考え方がマッチする人と出会い、話が弾みました。やはりこういう人は日頃からインプットを怠っていない人でした。自分も日々経験していますが、インプットって楽ではないんです。興味のある分野だけでなく、今まで繋がったことがない外的要因をシナプスと繋げ、宇宙の誕生であるビッグバンと同じように無の中に広がりを生み出すためには興味がない分野のインプットも必要なんです。すごく手間暇掛かります。それを日々トレーニングのようにしている人は、マラソンと同じく、結果が出る。そう思います。走った距離は嘘をつかない。努力した時間は嘘をつかない。

僕はそういう人の足元にも及びませんが、こんな人気のない過疎のブログを11年も続け、大抵ひどく酔っ払っている深夜に更新する作業を「なぜ」行っているかというと、少しでもトレーニングをしたいからに他なりません。不器用なやり方ですが、仕方ありません。誰にも迷惑を掛けずに、ほんの少しでも、です。

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水中翼と根

水中翼船というものがあります。

水中翼船とは、文字通り、水中に翼(Hydrofoil)を登載している船のことです。例えば、島と島を結ぶ高速船や、トライマラン、モス級と呼ばれる高速ヨットなどがそうです。見ていると、海面から浮いているようで、それはあたかも風を羽いっぱいにうけて飛ぶ鳥のようです。

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なぜこのような構造にしているかというと、水の抵抗を極力抑えるためなのです。水中の翼で浮力を得て(飛行機と良く似ていますね)船体を浮かせ、接水面を極力少なくすることで効率的に速く進むことができます。いかに速く進むか。ヨットの場合は帆に受ける風をどれだけ効率的に推進力に変えるか。それを徹底的に追求した結果このような構造の船が生まれたんでしょうね。(構造に興味がある方は色々調べてみると面白いですよ)

帰りの電車で、世界最速のヨットやトライマランの水中翼船の写真をiPhoneで眺めていると、「大地にしっかりと根を下ろす大木」って全くの対極にあるよな、と思いました。地上に見えているものよりも、地中の根の方がはるかに生え広がっています。風雨に負けず、何があっても動じない。それはまさに水中翼船とは対極にあるもののように思います。

人生やビジネスも良く似ていて、風や波に上手く乗れば一気に加速することもあるし、跳ねることもあるでしょう。でも一方で、大木のように変わらぬ信念も大切です。何があっても動じない信念と決意。正反対のように見えるものですが、結局両方とも大切。芯がなければいけないし、芯にこだわりすぎても風をキャッチできない。抵抗を極力少なくして軽やかに進まなければならない。

色々あるけれど、結局全部なんです。