夕焼けと夕立

僕のデスクはオフィスフロアの端の部屋にあり、窓側に向かって座っています。

PC仕事に疲れた時にふと目を上げると空が見えるので、良い気分転換になりなかなか気に入っています。今日の夕暮れ時なんだか雨が降っている気配がしたので外を見ると、美しい夕焼け空に夕立の光景。夏ですね。

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隣のビルが少し邪魔ではありますが、もしこの瞬間、着陸前の飛行機に乗っていたら、あるいは高層ビルの屋上にいたら、または視界を遮るもののない高原にいたとしたら、それは素晴らしい夕焼け空を見ることができたでしょうに。濡れた路面と夕日に照らされた雲のコントラストがとても幻想的でした。

ちょうどその時にイヤフォンから流れていた音楽もチルアウトです。
ゆったりゆらゆらまったりと。

Pacifika – Chiquita

時間を忘れるくらい延々続けられるものがあるとしたら

昨日の記事の内容と相反するかもしれませんが、実は、7月に入ってからというもの著しく体力と生気が低下していて、毎日毎日錆びついた自転車を無理やりキコキコと漕いでいるかのように、必死で身体をやりくりする日々を過ごしています。

早朝起きて、走って、仕事して・・というのも、かなり無理してやっているところもあります。まあ一度リズムに乗ってしまうとそれなりに気持ちいいし、楽にはなるし、晴れやかな気分になるのですが。元々一日のスケジュールが分刻みで真っ黒になるくらい予定が詰まっていないと気が済まないような性格なので、動いて追い込んでナンボみたいなところがあるのに、ここ最近は気持ちとは裏腹に身体に鞭打たないと動けないということもあり、精神的に参ってしまいます。

ニュースを見るにつけ、親世代、いやそれ以上の高齢の方々が、真夏の炎天下にも関わらず、とっても元気に演説したり、バンザイしたり、泣いたり、言い訳したり、敵を罵ったり、逃げたり、全力で保身したり、深夜まで会議したりして精力的に「生きている」のを見ると、ああ、こうしたイスタブリッシュメントが日本や世界を動かしているんだなと、自分には到底あんなこと出来ないなと思ったりします。信念が人を動かすと言いますが、政治家であれ起業家であれビジネスマンであれ酒場にたむろするオッサンであれ、なんであんなに生命力に満ち溢れているのでしょうか。僕も傍から見ればそう思われているのかもしれませんので、実は元気そうに見える人でも「毎日、命からがら」なのかもしれませんね。

夏バテかもしれないので、急がず焦らず惰性で流されてみようと思います。気持ちの中では時間を忘れるくらい仕事や学びや遊びに没頭できればいいのに!と思うのですが、今は時間を忘れるよりも先に意識が飛んでしまいます(いつ何時、何時間でも寝ることならできます)。今週は金曜から日曜までの東京出張を乗り越えれば、翌週の盆休みは八ヶ岳の山荘に大量の本と共に避暑に行く予定なので、そこまでは何とか生き延びようと思います。

生き延びる。

大袈裟かもしれませんが、結構大事なことです。

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小さな頑張りや努力が集まると、良い空気の流れを生むような気がする

様々なライフハックの手法が世の中には存在しますが、僕の場合は決まっていて、早起き、朝ラン、シャワー、家事、スタバの順にこなすことが今のところ一番しっくり来ています。今朝は山に行こうか海に行こうかと悩んだあげく海を選択しました。理由は単純。トイレの心配がいらないからです(結構大事)。

川沿いを下り、海に向います。この辺りの埋立地は海好きの富裕層が、庭先からすぐにヨットやクルーザーに乗れるように係留設備がある家を建てていて、なんとも気持ち良さそうな邸宅が並んでいます。

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僕もある程度不動産の知識がありますから、邸宅の傍らをジョギングしながら暇なのでアレコレと試算してみます。大きさに差はあるものの、5億円以上する家がゴロゴロしています。更にヨットやクルーザー、維持管理費を入れるとランニングコストもすごいことになるでしょう。一体このような人たちはどんな仕事をしているのかを考えるだけ愚問です。何をしているのか分からない富裕層がたくさんいるのが資本主義経済そのものですから。実際何もしていない人もたくさんいるでしょう。シュリンクや格差が問題になる一方で95%の人間が真面目に頑張っても届かない世界があり、その世界がどんどん広がっています。

そんなことを考えながら、エアコンの効いた涼しいスタバへ。

ここには真面目にコツコツと頑張っている人たちがたくさんいます。参考書を開いている学生、PCを叩いている男性、資格関係の本を読んでいる人。一つ一つの小さな頑張りや努力が集まると、良い空気の流れを生むんでしょうね。居心地が良く、効率が上がるのはそういう理由からかもしれません。

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週末のスーパーマーケット

とにかく色々と走り回った一週間でした。

打ち合わせや会議に呼ばれては訪問し、要件を聞き、持ち帰り、まとめる。そんなことを繰り返していたらデスクワークが溜まってしまって来週は机での作業がかなり増えそうです。体質的にエアコン漬けの社内仕事は身体が疲れてしまう(なんなんでしょうね)、暑くても外に出ている方が身体は楽なのですが、必要とされるということはとても有り難いことなので期待にお答えできるようにしっかりと頑張って行きたいと思います。

先週はそんなこんなで予定ぎっしりの上に毎晩飲み会、そして土曜日は猛暑の社内コンペだったのでグッタリと疲れてしまいました。ゴルフ場は気持ち良かったですけれど、なんせ暑さに体力がどんどん奪い取られて行きます。そしてスコアもギリギリ99と情けない内容に。

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帰宅して少し休んだ後は、家族でスーパーに買い物に。
週末のスーパーは大好きです。今日はどんな献立にしようかな、ちょっといい肉買おうかな、こんなビール買ってみようかな、など考えながら見て周るのは、それだけで気持ちが和みます。最近は普通のスーパーでもクラフトビールや輸入ビールが置いてあるので驚きますね。

週末最高!!

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靴底崩れる

僕は比較的「物持ち」が良い方で、どんな物でも使い捨てることなく出来るだけメンテしたり修理したりしながら使う方です。普段仕事で履いている革靴も安物ではありますが、しっかり靴底を張り替えつつ毎週のように愛情を掛けて磨きながら履いています。

しかし今日ついに恐れていたことが起きました。恐れていたというのは靴底を変えた時に靴屋の親父さんから「これは素材的にかなり強度は弱くなるよ、それでも貼る?」と脅されつつ、是非にとオーダーしたものです。

今日びの暑さも相まって恐らく強度に耐えなかったのでしょう。靴底がペロリンチョと剥がれてしまいました。こうなるとあれですね、まあ歩きにくいこと。ヒールが折れた女性の気持ちが分かったような気がします。

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ちなみに外出先でこんなことになったのは初めてで、やはりプロの意見は素晴らしいなあと思う所存です。

明日もがんばります(←何を)

Watsonで走る自動運転バスとスマートパーキング

幾つか自動者関連のネタを投稿したいと思います。

まず一つ目は以前から話題になっている、IBM Watsonを登載し車体を3Dプリンターで作った自動運転バス「Olli」です。このバスはワシントンD.Cのショッピングエリアを走行、30以上のセンサーによって乗客の情報(音声、言語、文章抽出)を取得してWatsonで処理し走行します。乗客と対話しながら走るインタラクティブなバスですね。デザインもかわいいし。

IBMの「Watson」を搭載した自動運転バス「Olli」が登場。しかも車体は3Dプリント (Gizmode Japan)

Watson’s Newest Job Is a Tour Guide on a Self-Driving Bus (popularmechanics.com)

このようなモビリティは今後どんどん出てきますが実用化の速さはさすがアメリカです。日本で登場するとしたらテーマパークや空港などでしょうか。公道は色々と法規制が厳しそう。

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(出典:Gettyimages、Washington CBS Local)

そして、次の話題は、「全自動駐車場と駐車代行ロボット」です。
中国深圳にあるYEEFUNGが最近、世界初「レーザーナビゲーションとコーム交換」の無人搬送車が開発したことを発表しました。Youtubeの動画を見ていると確かにこれは便利です。推測するに、レーザーセンサーで周囲の物体との距離を確認しながら接触しないように車を運んでいくというような(ロボット掃除機のような)技術が採用されているんだろうと思います。

ちなみにあまり知られていないことではありますが、中国は世界最大の自動車市場であり、自動車メーカーも120社が乱立しています(生産効率を上げるために、政府が再編を進めているところ)。部品メーカーもニ千社以上存在すると言われていますから、こうなると、このスマートパーキングのように自動車関連サービスがどんどん出てくるのも当然の話を言えますよね。

今後、中国国内(特に深センなど)自動運転とスマートカーで世界をリードするシリコンバレーのようなところも出てくるのではないかと思います。

朝焼けから夕暮れまで

今朝は3時半に起床し、4時半に自宅を出発。
朝日に向かって高速を走ります。脳内BGMは、カシオペアの「ASAYAKE」。懐かしい。

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今日は取引先主催のコンペ、全6組。
実はどんな形であれ、ゴルフコンペは大好きです。僕はなんと第一組目の一番打者。20数名が見守る中での第一打はなかなかの栄誉でした。ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。とても楽しいコンペでした。

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夜は次女と近所の河川敷まで花火を見に。

小型のクーラーボックスと簡易チェアを持って、二人で鑑賞しました。花火は夏の風物詩ですが、季節のイベントは年に一度しかないので、昨年はどうだったか、来年はどうなるか、と否応無しに年数と向き合わなければなりません。いつまでこうして娘と花火が見れるだろうなあ、今、この瞬間ってとっても貴重いなんだなと思うと感慨深いです。

ソフトバンクのARM買収と、ウッドサイドの豪邸

ソフトバンクのARM買収がニュースを賑わせています。

それもそのはず、キャッシュで3.2兆円、しかも業界にいないと知らないARMというニッチな企業が買収先なんですからね。MicrosoftやGoogleなどがポンと兆を出すのは分かりますが、日本企業というところも話題性があります。ARMについてはエレクトロニクス業界にいれば誰でも知っている有名企業ですが、一般の方はまず知らない会社ですよね。

この買収劇の理由については数多くのメディアで取り上げられているので割愛しますが(興味がある方は「ソフトバンク ARM 買収」で検索してみてください、山ほど論考が出てきます)、それなりの理由と価値はあると思っています。これが成功なのか失敗なのか評価はもう少し先になると思いますが、シリコンバレーによく出張する人間しては行くたびにApple、Intel、NVIDIA、Ciscoなどの社屋が拡大しているのを目の当たりにしながら、101沿いから見えるソフトバンクとスプリントのニ棟連なっている社屋の一つが減ったりしている寂しい状況を見ていると「孫さん、100億以上も出してウッドサイドに豪邸購入したのにもちょっとがんばって」と思っていた矢先のARM買収で、それは驚きました。

孫さんは実業家としてはもちろんだけど、実は投資家としても抜群の実績を上げている人です。(ベンチャー投資に限れば、約4000億円を投資し、10兆6000億円もの成果を得ている。 ITmedia参照)お金があっても、トヨタやNTTグループはこんな事出来ません。オーナー企業の創業者だからこそ、トップダウンで巨額投資を行うことができるんですね。戦略的とはいえ、一歩間違えれば奈落の底という賭けに近い経営を続けてきたということもできるかもしれません。また別の言い方をすれば、世界の借金王とも言えます。今の時代、こんなことが出来るのは彼くらいでしょう。そこに孫さんの希少性があるのかもしれません。経営者であり投資家である。自社のサービスにも借金背負ってどんどん投資する。すごいですね。

こうなったら、IntelとNVIDIAも買収して、サーバと車載のCPUも抑えたらいいのに。とか、笑えない冗談を言っちゃったい気分になります。笑

写真はウッドサイドの麓にあるスタンフォード大学のキャンパス。今年の1月です。
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