翼が朝日を浴び始めるように

西海岸行きの夜間飛行では、到着地に近づくと、東から昇り始めた朝日が飛行機の翼に当たり、徐々に飛行機全体が明らかになってきます。

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ビジネスも同じで、真っ暗な中を辛抱強く、かつ、正確なコンパスで方向をしっかりと見定めて歩み続けていると、そのうち光が当たり始めてくるように思います。辛抱強さと強い気持ち。そして地図ではなく、コンパス。ただコンパスだけがあっても仕方なく、我々はどこに向かうのか、何を成し遂げるのかという目的地の明確化。しんどいことも頭を抱えたいこともたくさんあるけれど、続けていると何か良い方向が見えてくるものです。

話題とは全然関係ないけれど、こちらはサンフランシスコ国際空港での朝食。パンとスクランブルエッグとポテトとソーセージ。それと、シエラ・ネバダのペールエール。いつも行くメキシカンレストランがなくなっていて驚きました。
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[Photo Gallery]ワイナリー紀行 Napa Valley (ナパバレー)編

ソノマから車で30分程度でカリフォルニアワインのメッカ、Napa Valley(ナパバレー)に到着します。ナパの最高級ワインと言えば、Opus One(オーパスワン)。オーパスワンは、シャトー・ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロスチャイルドとカリフォルニアワインの重鎮、ロバート・モンダヴィが創立したワイナリーです。今日のエントリーもギャラリー風に。たっぷりとその雰囲気を味わってください。

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圧倒される外観。独特のデザインで傾斜した外壁は良く手入れされた芝生で覆われています。ダンボールを尻に敷いて滑りたくなりますが、十分それを思い留まらせるだけの重厚な雰囲気があります。
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エントランスにはフランスとアメリカの国旗。
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テイスティングは要予約。予約せずに行くと、とても丁寧な「あなたたち何しに来られたの?」という笑顔で応対していただくことができます(うそ。応対はとても親切ですw)。ちなみにゲストはハリウッド映画に出てきそうなセレブ感溢れる方々ばかり。なんだこの世界は!
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オーパスワンのぶどう畑です。美しく手入れされています。
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さて、僕達の主な目的はオーパスワンではありません。道向かいにある「ロバート・モンダヴィ ワイナリー」が目的地です。モンダヴィはオーパスワンの共同創業者でもありますが、ここのテイスティングはリーズナブルでとても人気。雰囲気もカジュアルで、たくさんのゲストで賑わっていました。

この塔がモンダヴィのシンボル。ラベルのデザインともなっています。
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こちらがテイスティングルームの入り口です。
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お洒落なカウンターでテイスティングメニューを見ながら注文します。
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グラスを持って、屋内、屋外どちらでも好きなところで飲むことができます。
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スタッフは片手で7つのグラスを持てるんだと自慢してくれました。
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ここナパにもたくさんのワイナリーが存在しています。本当にワインが好きな人にはたまらない場所ですね。

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いかがでしたでしょうか。青い空に緑色のぶどう畑、そして瀟洒なワイナリー。機会があれば是非カリフォルニアワインのメッカ、ナパやソノマを訪れてみてください。これぞカリフォルニアという光景に出会うことができます。

[Photo Gallery]ワイナリー紀行 Sonoma(ソノマ)編

サンフランシスコから車で一時間程度走ると、荒涼とした大地にぶどう畑が広がり始めます。ここはSonoma(ソノマ)。Napa(ナパ)と並んで有名なのがソノマワインです。地元の人たちに言わせると、ナパワインは「Napa」と付くだけで値段が高くなっちゃうけれど、ソノマは味もいいしナパよりも安いのでお気に入りということらしいです。

そんなソノマに数百とあるワイナリーの一つ、「Viansa Winery(ヴィアンサワイナリー)」を写真でご紹介したいと思います。ちなみに、僕はワインには全く詳しくないですし、ナパに行く途中に「あ、素敵なワイナリーがある」と思ってフラッと立ち寄っただけですので、それ以上のウンチクを語ることはできません・・・笑

真っ青な空に美しい建物。
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まるで南欧に来たかのようですが、実はオーナーはイタリア人というのを聞いて納得。
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高台にワイナリーがあり、そこから広大なぶどう畑を見下ろすことができます。
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ドライブしながらお気に入りのワイナリーでワインとピザを楽しむ。良い休日ですね。
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バンドの生演奏もありました。
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こちらはテイスティングカウンター兼ショップです。
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地元に住んでいる人が、「カリフォルニアって他の州に比べると税金高いけれど、(天気税)だと思えばいいんだよ」と言っていましたが、本当にその通りだと思います。晴天で湿度が低く、朝晩涼しくて過ごしやすい。この気候に勝る値打ちはありません。

ソノマからナパに向かう途中もひたすらワイナリーが続きます。今度は他のワイナリーにも行ってみたいと思います。

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[Photo Gallery]ゴールデンゲートブリッジとサウサリート

サンフランシスコと言えば、ゴールデンゲートブリッジ。今日は対岸のフォートベーカーから眺めるゴールデンゲートブリッジと美しい高級住宅街、サウサリートの雰囲気を少しでも味わっていただきたく、写真をたくさん掲載してお届けしたいと思います。

まずはサンフランシスコから橋に向かいます。朝は霧が立ち込めていますが、これもいかにもサンフランシスコですね。
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橋を渡ったところに、ビスタポイントという展望台があります。ここからの眺めも最高です。
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週末ということもあり、展望台には人がいっぱい。
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さて、橋を渡ってすぐ右側に広がる美しいサウサリートの町に下って行きましょう。
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こまめに手入れされている住宅が多く、とても美しいです。
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もちろん、ジョガー、ランナー、バイカーもたくさん。
毎朝こんなところを走れたらさぞ気持ちいいでしょうね。
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橋のたもとのフォートベーカーまで回り込んでみました。
徐々に霧も晴れて橋がきれいに見えています。
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フォートベーカーの町並み。
溜め息が出るくらいの美しさです。
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ランチはここで。
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さて、サウサリートの町に戻りましょう。
海に面しているので、ヨットハーバーが素敵です。
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いかがでしたでしょうか。

アメリカでは今まで、ロサンゼルスのマンハッタンビーチ、サンディエゴ、サンタクルーズ、キャピトーラ、ペブルビーチ・・・と、太平洋に面した美しい町や場所を散策し、走ってきましたが、サウサリートは独特の良さ、特別な何かがありました。

ランナーとしては、海と山が隣り合わせのこの町の方が登りも下りも練習できて適しているかもしれません。とはいえ普通の人が住めるような住宅のお値段ではないので、週末に遊びにきて走るとかバイクを漕ぐとかの楽しみ方が現実的かもしれませんね。

 

[シリコンバレー通信]新社屋建設〜NVIDIA編〜

前回の記事でAppleの新社屋「Apple Campus 2」の近況を報告しましたが、拡大を続けている企業はAppleだけではありません。

Quadceptアメリカ支社(サンタクララ)の向いには、グラフィックス処理、演算処理の高速化で世界をリードするGPUメーカー、NVIDIAが、既存の社屋群のとなりのブロックに新社屋を建設中です。

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こちらは体育館のような建物になっており、やはり巨大。
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少し離れて全体像を。
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このNVIDIAですが、企画設計と買収で大きくなった、ファブレス企業(工場を持たない企業)です。このNVIDIAがGPU市場で大きなシェアを持つため、IntelがALTERA、Nervanaを買収して、この分野での打倒NVIDIAを宣言しているのも興味をそそります。

シリコンバレーでは、GoogleにしろCiscoにしろ、潤沢な資金で活発に買収を行うジャイアントが多数存在しており、それぞれが巨大企業として一つの町を形成しています。ここに来ると、建設中の建物から、業界の動きを感じることができます。

一方、Quadceptアメリカ支社です。カリフォルニア特有の晴天です。

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建設中のアップル本社が姿を現し始めた

数カ月ぶりに来てみると、宇宙船アップル号(新社屋「Apple Campus 2」)の全貌がかなり明らかになって来ました。

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ちなみに完成予想図はこちらです。
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写真でこの巨大さを表現するのは難しいですが、約202万平方メートルの敷地ですから東京ディズニーランドよりも大きいです。この社屋で一万人以上の社員が働く予定となっており、クパティーノ周辺の住宅は高騰を続けています。

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iPhone7が発売されていますが、ここクパティーノのアップル本社のストアも大盛況でした。あまり列ができているのを見ることがないので新鮮。今年に入ってストアの規模も縮小されてしまったからか、皆さん外で待機です。しかしこちらは気候が良いので外の方がかえって気持ち良かったりするのでオールOKです。

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並んでいる人をひたすら撮ってみる。
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来る度に何かが変わっているシリコンバレー。アップルやテスラが転けたらみんな転けるというローカルの人もいますが、まだまだ転ける気配はありません。

日本もがんばろう。

[PCB-WEST2016]石の上にも・・・群雄割拠のシリコンバレーで製品の認知を高めるために

PCB-WEST2016のExhibitionは水曜日の一日だけの開催です。Technical Conferenceは三日間ずっと行われているので、各国からの来場者で今日もSanta Clara Convention Centerは盛り上がっていることでしょう。

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さて、Quadcept Incとして、今年のPCB-WESTはニ回目の展示会になりました。今からニ年前の2014年の9月に初めてPCB-WESTを視察に来て、その翌年2015年1月にはDesign Conに、そして同年9月にPCB-WESTに出展。PCB-WESTに関しては今回が二回目となります。

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Intel、Tesla、Apple、NVIDIA、Google・・・など時代の先端を走る企業から、ローカルのデザイン会社、スタートアップスに至るまで、ベイエリアの回路設計、基板のレイアウト設計に携わっている方に徐々に「Quadcept」の名前が知られて来ているという実感を感じることができました。ダウンロードして使用してくれているユーザにも何名かお会いすることができました。とてもうれしいことです。CADの乗せ換えには、企業方針、ライブラリデータの問題、過去のデータ資産を流用、活用するためのコンバートの問題がありますが、それらを解決するソリューションを用意し、忍耐強くプロモーションしていると少しづつユーザが増えてきます。やはりキーワードは、継続すること、サービスをリリースし続けること、そして、部品調達や製造、実装会社など、外部の協力会社とのパートナーシップが不可欠です。

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そして、業界内外に、たくさんのビジネスパートナーや友人たちが出来てこのような展示会で再会して「おー、久しぶり!元気!?何か新しいニュースはある?」と言ったような会話から、ガチのビジネスミーティングまで様々なミートアップや、セッションを行うことができています。石の上にも三年と言いますが、ただ来るだけではなく、しっかりとした目的を持って年に数度もシリコンバレーを訪れていると、ビジネスも徐々に形になってくるものです。

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展示会は終わりましたが、まだビジネスミーティングは続きます。とても良い波が来ていると思っています。木曜日、金曜日の二日間、引き続きがんばります。

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松田知樹
(Quadcept Inc. COO/Marketing Director)

[クラフトビールを飲みながら]Innovationを起こすべく固い握手を交わす

定刻どおりサンフランシスコ国際空港に到着。
レンタカーをピックアップして、マウンテンビューへ。打ち合わせまでの時間をスタンフォード大学で過ごしました。

世界中からエリートが集まる全米屈指の学府です。大きな塔は、スタンフォードのシンボル、フーヴァータワーです。
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3ドル払えばガイドの方の案内でタワーに上がることができます。パロアルトの美しい町並みと広大なキャンパス。ここに来ると元気になります。

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その後、Santa Claraの会場に行き、セットアップを終えた後はクパチーノのApple本社横にあるクラフトビールの専門店 ”BJ’s” に、ミネソタからやってきたビジネスパートナー、Digi-Key社の親しい担当者二名とのミーティングのために向かいました。

シリコンバレーは期待通りの爽やかな晴天です。
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久しぶりの再開となったDigi-Keyの面々と、一通りの打ち合わせをし、イノベーションを起こすべく業界の課題に対して解決する方法を話し合い、固い握手を交わしました。
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初日から駆け足でしたが、韓国からきたビジネスパートナー、Polliwog社のみんなとも会ったり、馴染みのレストランでいつも親切にしてくれる友人たちと再開したり、ここでは、本当に様々な国からやってきた友人たちと出会うことができます。

そうそう、車を運転しながらなので上手に撮れていませんが、宇宙船のようなクパチーノのAppleの新社屋がその姿を現していました。四ヶ月前はここまで出来てなかったのに、急ピッチで工事は進んでいるようです。
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帰国後は秋めいていることを期待して

関空からサンフランシスコへは、UNITEDが直行便を毎日運行してくれています。

夕方のフライトに搭乗するため、いつものようにお昼に会社を出発して関空へ。今から、今年三回目のSFとシリコンバレーに出張です。毎年9月の現地は快晴の日が多く過ごしやすいので、この高湿度、蒸し暑い日本をしばし離れられるのが少しうれしかったりします。朝ランの時も汗がすぐに引くのが気持ちいいんです。

さて、今年も我がQuadcept社は、Santa Clara Convention Center で開催される PCB-WEST 2016 に出展します。情報はこちらからご覧ください。IoT関連製品が前年に比べて増えているような予感。前後の日程は現地企業や開発パートナー企業との打ち合わせが目白押しです。さあ、がんばろう。

それでは、次回の更新はCAから。
行ってきます。

Head out to PCBWest at Santa CLARA CONVENTION CENTER, CA. Hope to see you at exhibit booth 311 this Wed. Come to our booth and join the conference. Looking forward to meeting you. (CONFERENCE:September 13 – 15 EXHIBITION: Wednesday, September 14) http://www.pcbwest.com/

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太陽と木々とか

目立ちもせず、主張もせず、疲れたと愚痴もこぼさず、法則に従って連続する太陽と地球の運動と、光合成により命をつないでいく植物たち。自然の法則に拘束され、地球上という重力と大気の制約の中で生きる人間が、その短い歴史の中で様々な愛や絶望や欲望や思いの中で不可してきた、社会構造とか、経済構造とか、時間の概念とか、日曜日は安息日とか。これらに何か意味はあるのだろうかと考えるくらいに、夕焼け空はきれいでした。

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時間の概念って面白いもので、たまたま「地球の自転を一日」としただけで「地球が二回転すれば一日」でも良かったような気がします。

さあ、明日、明日、明日!

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