純粋で、スレていない青年たち

飛行機での移動が多い自分ですが、時と場合によっては新幹線を利用することもあります。以前はダントツで新幹線の利用が多かったのですが、東京までの2時間半超が長いこと、理由は分かりませんが、年齢と共に新幹線での仕事(PCを開いてメールチェックなど)が苦痛になってきたことなどがあります。飛行機は飛行機で空港から目的地までの移動が面倒くさいなどデメリットはありますが、なにせ乗っている時間が短いのが助かります。

とはいえ、電車に乗るとそれはそれで色々と旅情を感じる素敵な光景を目にすることもできます。

今朝、移動中の在来線での出来事です。中国人と思われる青年二人(揃って背丈も一緒、メガネ着用)が「◯◯的青年行自由〜大阪・京都・奈良」みたいなガイドブックを熱心に読み込んでいました。そのうちの一人が対面に座っている僕の足元に「◯◯的青年」をドスンと落としてしまったのですが、とても礼儀正しく、はにかみながら黙礼してくれたのは、なんだか純粋でスレてなくていいよなあと感じた次第です。そうだ、若い頃って、純粋でスレていなかったよなあと懐かしく、寂しく思い出したのです。僕は色々と悪い意味で「こなれて」「やつれて」しまっているのかもしれません。

新幹線で癒やしの友と共に帰阪中です。
なんだかバタバタと忙しい一週間でした。なにか色々と抜け漏れがありはしないかと心配です。
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黙考に最適の時間

5時半に起床しての3日連続早朝ラン。
朝に軽ジョグをすると一日が気持ち良く過ごせそうな気がします。ちょうど朝が気持ちの良い季節。出来る時は積極的に外に出ていこうと思っています。

走っている間の一時間は、一人黙考するのに最適の時間です。

大変お世話になった取引先の社長の突然の訃報に、今までの思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。走りながら、色々なことを思い出していました。当日まで会社に出勤されていたのに、とても元気だったのに、突然の急逝でした。先月お会いした時にも、これからこんな風にしていくねん、色々と考えてることあるねん、と、いつものように楽しそうに豪快に話しておられました。

昨夜は社員さん達と、終電の時間まで酒を飲みながら思い出話で偲びました。残念、寂しい。思い出は尽きることがありません。
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降りるべき滑走路にソフトランディング

朝が気持ちの良い季節になってきました。

日も長くなり、朝5時台から明るく、爽やかで涼しいのはありがたいことです。今朝は久しぶりに早朝ラン。好天の中、軽めのジョギングを楽しみました。

GW中はずっと信州の山の中にいたので、久しぶりというほどでもない通勤電車と梅田の高層ビルの景色に、ああ都会に帰ってきたなという感を感じずにはいれません。ギャップは時間を遠ざけますね。

朝のジョギングによって徐々に身体も通常の生活に慣れ、仕事を楽しみ、帰りの飲みを楽しみ、緩やかに降りるべき滑走路にソフトランディングして行くのでしょう。

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山の稜線と空の継ぎ目

雨まじりの風がごうごうと吹き、雲が東に流れていきます。

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時折風がやむと、静寂が訪れます。標高1400mに位置する広大な牧場では、山々の稜線と空の継ぎ目がよく見えます。アルパカと水平線の継ぎ目も。

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午後からはすっかり天気もよくなり、3日連続のテニスを楽しむことができました。テニスで疲れてしまって、結局ランニングは一日だけ。同じだけカロリーを消費しているので、良しとしましょうか。
 
 
 

湧水となって湧き出る雪解け水

今、蓼科高原は雪解け水と桜のシーズンです。

八ヶ岳山麓に積もった雪が雪解け水となり、岩肌や隙間から湧水として湧き出ています。中でも、女の神氷水(めのかみひょうすい)は、蓼科山の山麓にあり、こんこんと水が湧き出ています。氷水という名のとおり、手が痺れる程の冷たさ。ペットボトルに汲んで飲んでいる地元の人もいる、天然無添加の湧き水です。

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ドライブしているとあちらこちらで満開の桜を目にすることができます。
桜の名所である蓼科山聖光寺はもちろんのこと、小さなペンションの軒先でも、道の傍らでも、白やピンクの桜が目を楽しませてくれます。

個人的には、ピンクの桜が好みかな。
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こちらは聖光寺の桜
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山の中で経験すること 〜 小鳥のなきがらと静寂

自然の中で生活していると、ちょっとしたこと、例えば、小鳥のさえずりとか、小さな花とか、雲の流れに目が行きます。

時間に支配されないからかもしれません。人や車が少ないからかもしれません。里山を走っていても、聞こえるのは、風の音と小鳥のさえずりくらいです。普段の生活とは比べ物にならないほど、限られた情報だけが五感に伝わってきます。

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朝起きると、家のデッキで小鳥が死んでいました。

黒と黄色で彩られた羽に覆われた小さな身体が横たわり、今にも飛び立ちそうでした。家の屋根か壁にぶつかったのか、原因は分かりません。しかし、小さな命が儚くも消えてしまったという事実だけがそこに残っていました。

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子供たちと一緒に大切に、庭に穴を掘って埋めました。山の中だからこそ、経験できることかもしれません。山では色んな経験をすることができます。

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普段と同じことを高原の中で

標高1200mの八ヶ岳ベースに来ています。山々には雪が残り、桜は満開、新緑の絨毯はようやく芽吹き始めたばかりです。

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こちらに来てもやることは変わらずで、走り、本を読み、レポートを書き、仕事をし、肉を焼き、酒を飲む。テニス部に入ったばかりの長女のためにテニスコートも抑えました。

普段と違うのは、山と森の景色と、水と空気の美味しさと、リスなどの野生動物が庭を走り回っていること。この違いが値打ちなんです。

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明確な目的を持たなくても続くことがある

5月に入りました。この時期になると、自分がブログを始めた頃を思い出します。

2005年6月にスタートしたこのブログ、今年は2017年なので干支が一周回ったということなんですよね。普段は干支に興味がないのですが、気になって調べてみると2005年は酉年だったようです。なるほど今年も酉年。確かに12年、一周回っています。

12年前と今とでは、ネット上を飛び交うデータの量は何倍にも膨れ上がっているし、SNSでのコミュニケーションがメインだし(FBもすっかり衰退期に入っていますが)、よくまあこんな過疎地にひっそり佇む寂れた商店のような個人サイトで、細々とブログを続けてるなあと思います。本当、自嘲気味に笑ってしまいます。明確な目的がないまま書き始めて、いや、それなりに、備忘録とか、子供が大きくなったら、とか、アウトプットの力を鍛えるとか、多少の目的はありますけれども、今も書き続けることができているのは、まさに、これという明確な目的、目標がないからなんですよね。だから、達成することもないし、挫折することもない。つまり、やめる理由がないんです。

日々のスケッチを写真ではなく、文章として残す。思ったこととか、見たこととか、そういう目に見えないものを文章にしていると、スケッチブックも13冊目に入りました。

願わくば、出来るだけ正しく生活できればいいなと思っています。

例えば、謙虚に真面目に、とか、早寝早起きとか、時間があれば走るとか、炭水化物を減らす、とか。でも疲労や不健康な心は人を狂わせてしまいますね。こんな感じで。

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心身共に健康が一番です。

小さなことがキラキラと光る

車の窓を全開にして走っているだけで幸せを感じる季節です。
柔らかな陽射しに爽やかな風。

市内の図書館に調べ物に行きました。図書館は住宅街の真ん中にあり、細い路地にはたくさんの木が植えられていて木漏れ日の中を親子が手を繋いで散歩しているのは微笑ましい光景です。図書館の中では、あまりの気持ち良さからか本を片手にソファに座り、そのままいびきをかいて寝ているご老人もいました。平和な日曜日です。

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小さなコトやモノがキラキラ光る季節が春なのかもしれません。
街路樹や、風の強弱や、道に咲く草花や、光の射し方、それら一つ一つが気持ちを高揚させてくれます。実家の庭も草花が元気に育ち、花を咲かせていました。

ゆっくりと過ごすことが日曜日でした。
明日と明後日はしっかり仕事です。

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