旅を通じて「村づくり」について考える

GW明けすぐに東京出張に来ています。駅や新幹線の混雑もさほどなく、社会が日常を取り戻しているようです。個人的には平日休日関係なく仕事をしているので、休みボケという感覚はありませんが、なんとなく「さあ、フルスロットルでがんばるぞ!」という気持ちになっています。

さて、今年のゴールデンウィークの前半は愛媛へ、後半は和歌山に一泊で家族旅行に行きました。それぞれが忙しくしているので家族全員が揃うことがなかなかなく、久しぶりの家族旅行です。

和歌山の黒潮市場では海鮮丼やキスの天ぷらなど海の幸をいただき、現地の海鮮加工品をたくさん購入しました。波間に沈みゆく太陽を見ながらの食事は最高ですね。

山あいの道の駅では、地元産の苺、甘夏、不知火などの柑橘類、味噌や手作りこんにゃく、よもぎ餅やみたらし団子などを購入しました。どれもめちゃくちゃ美味しかった!地産地消と言われて久しいですが、物流コストの上昇や円安による物価上昇が顕在化してくると、身近で手に入るもののありがたさが身に沁みます。

人間は結局、食べる物がないと生きていけませんよね。
政治的理由や外圧、グローバリゼーションの影響で農業が衰退し、食料自給率はカロリーベースで38%の日本ですが、改めて「畑を耕し、物を作ること」の重要性を認識しなければと思います。僕は畑を耕す能力も経験もありませんが、少しでも関心を向けて、安ければ良いというのではなく、地元のものを優先的に購入して消費していきたいなと思うのです。願わくば、自分で野菜くらい育ててみたいな。

コミュニティづくりなどは仕事で手掛けていますが、やはり将来的には物理的な「村づくり」にキャリアが向いて行くのかな。なんて、漠然と考えるきっかけになる旅でした。