動くと違う景色が見えてくる

年末に向けて、今年一年の振り返りを始めました。

僕自身、成長至上主義者というわけではありませんが(かつてはそうでした)、一年前の自分から見た今の自分がいたとして、その自分が「思い描いていたとおりの自分」に少しでも近づけている方が良いなとは思います。今年も昨年と同じだったな〜と思うと、なんだか悲しくなりますもんね。

一年の棚卸しの仕方は色々とあるとは思いますが、まずは年頭に立てた目標を達成できたか。昨年から変わったこと、成長できたことは何か。この「変わったこと」を具体的に実感し、言語化できるかどうかがとても大切だと思っています。

20代の頃は、会社も仕事もすべてが新鮮で赤ちゃんが子供に成長するかのごとく、毎年できることが目に見えて増えていく時期ですが、40代になると自分から動かなければ周りの環境は変わらないし、自分も大して成長しない(ある意味安定する)という時期に差し掛かります。それが「脂がのる」「経験値が増える」という言い方をすることもありますが、加算ではなく、乗算で結果を出して行こうと思うと、貯金を切り崩すやり方ではなく、新たな環境に身を置き、自分のスキルを試し、結果を出すということがとても大切なことだと思っています。そう、環境を変えること。

動けば見える景色が変わる。
身を置く環境を変えれば付き合う人々が変わる。

今年は自分にとって、これからの人生の第一歩を踏み出した年になりました。会社を辞めて裸一貫、ゼロから仕事をスタートしました。多くのご縁に恵まれ、たくさんのお仕事をいただきました。様々な会社に関わらせていただき、素敵な仲間たちと一緒にお仕事をさせていただいています。独立しなければ関わることのなかった人々との新たな出会いが生まれ、その中でまた成長させていただく。

そして、何より自由がある。
誰から管理されることも、制限されることもない。自由に時間を使い、自由に行きたいところに行き、自由に会いたい人に会える。

このことは本当に大きなことで。今日も打ち合わせの帰りに枯葉を踏みしめて歩きながら空を見上げ、ああ、今、僕は本当に幸せだなと思ったのです。

具体的な振り返りはこれからですが、今のところ自分で点をつけるとすれば、100点以上をあげたいなと思っています。