実務家の皆さんから得る学び

どうせ同じ景色を眺めるなら、どんよりとしたモノトーンより、クリアで明るい色の景色を見たいものです。そのために、自分の心を常に健全で前向きに保っておくことように務めています。そうすれば目の前で起きる事象をすべてポジティブに受け入れられるし、相手を褒めたり、認めたり、前向きな意見を伝えることができますから。

人間ってほっておくと自然にネガに引っ張られる生き物だと思います。生き物なので、生存本能がそうするので仕方ない。だから「引っ張られないよう意識する」ことが大切なんだと思います。少なくともネガに引っ張られたとしても、それは自分の心の中で受け止めて、受け入れて、しまっておく。外には出さないようにしたいものです。

すぐに否定したり、ひがんだり、疎んだり、重箱の隅をつつくようにアラ探しをしたりする人がいるのは、きっと心のコンディションが悪いからなんでしょう。そういう意味では、周りの環境もとても大切で。常に気持ちの良い人たちに囲まれていると、自分もそうなりますよね。朱に染まれば赤くなる。誰と付き合うか、どんな環境に身を置くか、これらの要素はすごく大切です。集中して勉強したい時に図書館に行くのは、周りもみんなそうしているからですよね。そのような環境では自分も周りと同じように黙々と勉強が出来てしまうのです。

今週はオフの時間で様々な団体の企画に参加させていただきました。

自分が住んでいる自治体の市長とリアルな場で意見交換させていただいたり、3月の政策カレッジに防災担当参事官をお呼びして開催する勉強会の企画について意見をさせていただいたり、はたまた地元関西の活性化についてのイベント企画を仲間と一緒に考えたり。こういうことに取り組んでおられる方々ってみなさんとても前向きで素敵な方ばかり、まさに僕の今年のテーマである「Desgin a Better future」を地で行く方々です。

見る視点によってみなさんの考え方もそれぞれで。例えば地方行政では、使える資源をどう使うか、手元にある予算をどう按分するか。地域活性化では、人を呼び込むためにどのような仕掛けを考えるか。ハード面とソフト面でそれぞれ得意分野はあるものの、実務家だからこそアイデアも出る。たまにロジックや知識だけ豊富で実践経験や修羅場を踏んでいない人が現場で何もできないという場面に遭遇することがありますが、やはり手を動かし、汗をかき、実務の場数を踏んでいる人は強い。

そういえば、先日尊敬する経営者の友人と一緒にお茶していた際、「恋愛塾塾長、恋愛経験なし」というキーワードが出てきて大爆笑しましたが、知識だけ豊富で実践なし、という人にならないように自分も注意したいと思います。

少し話がそれてしまいましたが、気持ちの持ち方と身を置く場所によって、見える景色の色が変わるのは確か。与えられた時間を漫然と過ごすのではなく、一分一秒を大切にしていきたいと思います。