ぴったり合うものは何か、時間を掛けてしっかり見極める

会食続きで色々な方とお会いし、お話することでたくさんの刺激をいただいています。日頃、一人で考えていることを人に話すことで、断片的に散らばっていたものが繋がったり、新たな視点をいただいたり。

そのような中でやはり思うのは、合わないことは無理やり合わせる必要がないよね、ということ。アメリカがこうだから、中国がこうだからと、新たな手法や事例を学ぶことは良いことだけれど、それをそっくり日本に当てはめようとすると無理がある。それは人事の評価制度であったり、ジョブ型雇用であったり、DXであったり。言葉に振り回されて「当社もやらなきゃ!」とコンサルタントのいいなりになることは危険です。日本は日本のやり方があるし、文化、歴史、日本人の性質など特有のものが色々とある。合わないものを無理やり当てはめようとすると、混乱も生まれ、歪が出てくると思うのです。それに無理やりやっても、どうしても古いもの(=必要なものともいう)に引っ張られて、ものすごく中途半端なものになってしまう。

何かを変えようとする時、まず必要なのは自分の周りを良く観察すること。どこに課題があり、ボトルネックがあるのか。問題の原因が見つかったら、すぐにそれを排除、解決しようとするのではなく、それが必要なものが不要なものかを判断する。きれいごとではなく、必要悪が存在するから円滑に回っているものもあります。

これって、PCの空き容量を増やすために、不要と思われるファイルを削除してアプリが立ち上がらなくなって大変な思いをするのと良く似ています。きれいにクリーンアップしようとして失敗するのと同じで、不要と思われるものでも必要な働きをしているものもあります。

足元を見たら、今度は極端に遠くを見てみる。50年、100年先のあり方を見据え、今からどのような準備をしなければならないか考え、できることから実行する。足元の景色と遠くの景色。足元を整えながら、遠くの目的地に正しく向かっているかを確認することが大切だなと感じています。

ちなみに、在宅ワークがこれほどぴったりとハマったのは、日本には昔から内職という文化があったからだと思っています。←それこそ無理やりか 笑

当たり前のことを長々と書いてしまいましたが、とかく情報量が多い時代、自らがオーバーフローしてハンドルさばきを間違えないように、しっかりと大切なことを見極めていきたいと思っています。

話は代わりますが、人間の体って面白いですね。
最初は会食連続が久しぶり過ぎて、飲み慣れていないのか、翌日グッタリということも多かったのですが、徐々に慣れてきました。

ただ、アルコールは明らかに弱くなっていると思います。ま、良いことなんでしょうけどね。というわけで土日を挟んで一週間、毎日忘年会が続きますが、しっかり楽しんで行きたいと思います。

こちらの画像は、久しぶりの神戸ラン。神戸海の手の夜景です。