機械の擬人化、変化の時期、新年度へ向けて

あっという間に3月も最終日。
明日4月1日は入社式です。桜も美しい季節。こういうイベントがあるとリフレッシュして気持ちを新たにさせる時期でもありますね。

4月からスタートする理系学生インターンシップの計画を大学の教授と打ち合わせをさせていただく中で、昨年学生たちががんばって開発していた介護系IoT製品のプロトタイプを見せていただきました。我々は設計〜基板実装とソフトウエアの制御までしかお手伝いしていないので、筐体つきでしっかり動くものの完成を見届けていないのです。

面白かったのは、幾つかの製品が「〜君」とか「〜丸」とかのネーミングをつけられていたこと。たとえば「ページめくり君」とか、「泥棒お知らせ丸」とかね。なんとなくイメージ湧きますよね?犬のことをポチ、猫のことをタマ、というくらい、〜君、〜丸、と名前をつけて、プロタイプのロボットや機械を擬人化するのって人間の性ですね。

SNS上では、今日を最後に会社を退職される方の挨拶が散見されました。例年より多く感じたのは気のせいでしょうか。昨年来のコロナ禍で世界がガラリと変わりました。今まで漫然と生きてきたところに、今までの常識を根底から覆すようなことが起こり、人々の思考がより本質的なところに向いたような気がします。

本当に自分がしたいことってなんだろう
理想の形を諦めてないだろうか
自分に言い訳して漫然と過ごしていないだろうか
これからの社会にとって良いこととはなんだろう

こんなことを考えた時、一度きりの人生、過ぎたら二度と帰ってこない時間の一分一秒をどのように使うかを真剣に考えはじめたのではないのかなと思うのです。

どんな人生も、尊く輝かしいもの。
全力で応援します!