【なぜウルトラマラソンは面白いのか】長時間、長距離ゆえの苦しみと、ランナー同士の交流、そこから生まれる数々のドラマ

チャレンジ富士五湖100kmウルトラマラソンを完走して一夜明けた今日。朝、ホテルから見える富士山、ほんとに美しかった!

ホテルに隣接した温泉での朝風呂にスタートし、お世話になったラン友さんたちに別れを告げ、午後からの仕事のために高速バスで新宿に移動しました。

もうね、足も脚もどこもかしこも筋肉痛。

「辛い、痛い」という言葉しかありません。おまけに、レース後半でパンパンにむくんだ持病の右足ですが、どうやらスネを痛めたらしく、骨を打撲をしたような痛みで(筋膜炎?)、ほんと大げさではなく歩けないくらい。脚をひきづって歩く姿、新宿の人にはどのように映ったのでしょうか。訪問先の担当者さんも実はランナー。ウルトラも二回完走されているので、僕を見て「いやー、ナイスランでしたねー」と労いの言葉を掛けていただき、改めて、ランナー同士の絆の深さを知るのでした。

さて、やっぱりウルトラマラソン・・・大好きだ。なんて魅力的なスポーツなんだろう!

2:00に起床。4:30にスタートし、100kmを12時間31分かけて無事にゴール!終盤の登り10kmが雨で大変でしたら、なんとか気持ちだけでゴールしました。

しんどかった!苦しかった!だからこそ、ゴール後の達成感は格別でした。

最高の瞬間!

起床2:00、スタート4:30(118kmの部は4:00スタート)。ウルトラマラソンならではのクレイジーな時間ですよね。スタート前、変態ランナーが会場に続々と集まり始めます。

いよいよスタート!
プロデューサーの坂本さんの掛け声で雄叫びを上げます。

この頃はまだ元気まんまん!

それにしても、ウルトラマラソンの魅力って一体なんなんだろうかと考えた時、やっぱり、その途方もない距離と、時間、そして同じくゴールを目指すランナー同士の交流にあるのではないかなと思います。

一日で、フルマラソンを二回半走るようなもの。強烈な長距離を、みんなで励まし合ってゴールを目指すので、ランナー同士の絆を生むのです。

40km地点なんて、まだ半分も来ていないのですから!フルなら、もうゴールですよね。

特に、ラスト20kmになると、疲労も脚の痛みもピークに達します。その頃に出会ったランナーさん。歩道で脚を伸ばしているので、攣ったのかな?と思って声を掛けると、大丈夫です〜と笑顔で応えてくれました。その後、そのランナーさんとはエイドごとに出会って抜きつ抜かれつするのですが、会う度に励まし合い、お互いゴールすることができました。

90km地点。もう、残り10kmが長い、長い。

エイドやボランティアの皆さんの応援が本当に力になります。

エイドの風景。エイドのみなさんの応援に元気をもらえます。
ボランティアのみなさん、ありがとう!

富士五湖の魅力はなんと言っても、湖を順番に回って行くというスタンプラリー的な要素。RPG感というのか。

1つ目の山中湖に始まり、

ハマグチさんと一緒に、富士山をバックに。この頃はまだふたりとも元気!

2つ目、河口湖

3つ目、西湖

4つ目、精進湖

富士五湖のランナーさんって、靴や服装ですぐに分かるんですよね。羽田空港からのバスでも話をしましたし、宿泊していたホテルもランナーだらけ。温泉でも、ラントークに花が咲きました。

こういうのも、ウルトラならではの魅力。
全国から集まったウルトラランナーとの交流、まさに旅ラン。

ゴール後の乾杯!

このメダルがすべてを物語っています。よくやった、自分。

苦しくて辛いウルトラですが、次はどの大会に出ようかと考えてしまう不思議な魅力があります。

まずは、傷んだ身体をしっかり治し、12月の大阪マラソンを目指したいと思います。

すべてに感謝!