タクシーの運転手さんに景気の動向を聞く時代ではなくなったのかもしれない

東京から取引先が来阪されました。彼は数年ぶりの大阪ということ。せっかくなので大阪っぽいものを食べましょうということになり、粉モンと串カツの二択で選択していただきました。

結果はこちら。

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大阪を代表する「だるま」です。
最近、会社近くの茶屋町にオープンしたので、とても便利になりました。普段、彼は東京で多店舗展開している「串カツ田中」に行くらしいのですが、関西からのお客さんと一緒に行くと、「本場大阪の味と書いているけど、大阪とはなんかちょっと違う」と言われ、気になっていたようです。ちなみにこの「田中」ですが、僕も東京でしょっちゅう目にするもののまだ一度も入店したことはありません。

さて、だるまはメジャー店ですが入りやすいし美味しいしで、やっぱり安定感がありますね。久しぶりの串カツでしたが、とても良かったです。

二軒目のビールバーを挟んで、三軒目は新地へ。ここで終電がなくなりタクシーで帰宅しましたが、タクシーの運転手さんと話をしていると、新地も暇ですわ、人おりませんねん、ということでした。先週の木金は期待していたらしいですが、電車がなくなるまで飲む人がいないようです。

僕は北新地でタクシーに乗ると必ず、最近どうですか?と聞くようにしています(誰やねん)。

先月の発表で、「景気拡大がバブル期を超え 4年4か月続く」とありましたが、こういうニュースをみると、「どこか?実感ないよね?」となります。しかし景気拡大というのは、少なくとも「後退」しなければ「拡大」となるため、バブルのイメージのように「急拡大!絶好調!」という訳ではなく、なんとなく、じんわり、ゆっくり、ちょっとづつの拡大がながーく続いているということなんですね。

一昔前までは、タクシーの運転手さんと話をすることで景気の判断ができたのかもしれませんが、今は高齢化社会に加え、時代の変化に伴って、価値観、文化も変わりつつあります。お金が増えると外食や飲みに行き、クラブで遊ぶという時代ではないんでしょうね。

逆にそういう人たちは時代と共に淘汰されるか、高齢化していき、好景気の恩恵を受けている人たちは早めに家に帰って走ったり、読書をしたり、ビットコインに投資したりしているのかもしれません。
時代の変化に伴い、個々のマインドセットも変化させなければなりませんね。