24時間の中身によって

一日24時間という真理は変わらないのに、その24時間の中身で、その一日は「素晴らしく」なったり、「つまらなくなったりします。一分の隙間もなくずっと予定が入っているのが素晴らしいかというとそうでもなく、忙しいのが良いのかと言うとそうでもなく、やはり、誰と何をしたかということや、結果的に獲得したもの、例えば成果だけではなくて、疲れを取る、癒やされた、良い気分転換が出来た、とか、そういう内容によって、その一日の評価が決まるような気がします。

そういう文脈の中でいうと昨週の後半はかなりハードな動きをしていましたが、その流れのまま、土曜日は会社ゴルフコンペ、夜の送別会、そして今日は朝から酒抜き21kmラン。昨夜一緒に飲んでたラン友に誘われて、国道をひたすら西に向かうといういつものコースです。午後からの予定のために須磨まで行って電車で帰ってきましたが、先週のフルマラソン明けの筋肉ほぐしランニングとしては最高でした。もちろん、ラン後の王将でのビールと餃子も。

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今日は素晴らしい一日です。
まず、天気が最高。
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そして店番をする看板の猫にも出会えました。
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今はカフェの座席で、目の前に娘がいて勉強をしています。僕はこうしてPCを叩き、ジェットコースターのように過ぎゆく日々の記憶を刻もうとしています。

でも、今はちょっと動き過ぎたからなのか、眠たくもあります。
ああ、24時間。

14年前、長野の雪山にいた自分と久しぶりの再会

最近、スポーツと言えばマラソンとゴルフばかりですが、実は物心ついた時から長女が1歳になるまでの約30年間、冬と言えば長野の八方尾根でスキーばかりしていました。しかし次女が誕生してからはすっかり雪山からも遠ざかってしまっています。

先日、自宅の片付けをしていた時に懐かしいものが出てきました。平成15年1月に、長野県の車山高原で取得したSAJ1級の合格証です。今から14年前なんですね・・・そりゃ年も取るわ。

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娘達も大きくなり、自分が父にスキーを仕込まれ、祖父にゴルフを仕込まれたように、僕も勉強以外の何かを彼女たちに教えてあげないとな、と思うようになりました。冬はマラソンシーズンとも重なるので泊りがけは難しく、兵庫県の北の方に日帰りで行っても良いかなと思っています。そこで、今日、10年以上ぶりに倉庫からギアを取り出し、点検してみました。

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ロシニョールの9DOという板で、回転系の小回り用なのにスピードにも強いんです。今はこの板を自在に操れるような滑りは出来ないと思いますが(あ、ビンディングの開放値も下げないと・・・)、せっかく出したんだから今年は一度くらい日帰りで行きたいものです。

合唱曲を聴く(出来れば歌う)

忙しい日々が続き、毎日が飛ぶように過ぎて行きますが、こんな時には合唱曲を聴くことが良い薬になります。いや、唐突ですよね。

自分自身は特に合唱部出身とか、グリークラブに所属していたということもないのですが、子どもたちが小学校に入学してから音楽会や合唱コンクールなどを参観するに従って、僕はすっかり「合唱」の魅力にハマってしまいました。iPhoneには数曲の合唱曲を入れて、移動中などテンションを上げたい時に聴いたり、Youtubeで子どもたちが歌っていた曲を検索して聴いてみたりと、「笑顔になる薬」代わりに使用しています。

昨年行われた次女の小学校の音楽会のDVDが今日届き、夜家族で視聴しました。4年生学年全員での曲は、「明日笑顔になあれ」という曲なのですが、もうね、とても良い曲なんです。テンポの良いピアノ伴奏に、素晴らしい歌詞。一部書き起こしてみます。

もしもこの背中に 翼があったなら今 高い山をとびこえ
海をわたって 遠くキミの住むまちへ とぶよ
もしもキミの頬に
涙こぼれたなら
ひかる 風の花束 空中集め その胸にかざるのに
いつだって いつだって 思っているよ
会えないときも空はつながっている
明日笑顔になあれ 願い大空へ飛べなくても そうさ胸の翼広げて
my friend
そばにいるよ

合唱曲って、どの曲も歌詞がいい!それを子どもたちが一生懸命歌っているだけで、こみ上げるものがあります。なんてピュアなんだろう。酸いも甘いもある程度噛み分けることが出来るようになった(と思った)時こそ、合唱曲です。そして、出来れば聴くだけでなく、一緒に歌ってみると効果は倍増しますので、オススメです。いつまでもピュアでいたいものです。

さて、今日の写真シリーズ。
今週に入ってからの夜の徘徊模様を掲載してみます。

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コーヒーの湯気と共に消えて行きそうな、小さな日々の記録と記憶

腰痛と膝痛を押して走りに出たは良いが、1kmもしないうちに腰が爆発しそうになってリタイア。こういう時は絶対に無理をしてはいけないというのが身体に染み付いているので、あっさり引き返して帰宅しました。朝から一日、自宅の机に向かっていたので、余計に良くなかったのかもしれません。まあ、ダメなら帰ろうと思って出たのですが、その「ダメ」が思っているよりも早く来た感じです。

寒空の下では、華やかな着物姿の新成人とまだ蕾すら見えない桜の木の黒い幹とのコントラストが鮮やかでした。

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ランニングで予定していた二時間がぽっかりと空いたので、娘の書き初めの手伝いをした後は、スタバで本読みの続きを。徐々に薄暗くなっていく窓際の席は何かを集中するのに、あるいは気分転換するのに最高の場所です。そして、僕は今、事のついでにこうして日記をつけています。そう、ブログは日記。小さな日々の、記録と記憶です。

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共に過ごす時間

ラスベガスで開催されているCESの情報がたくさん入って来ている連休期間です。CESにはQuadceptのユーザー企業だけでなく、ビジネスパートナーも多数出展しているようで盛り上がりを感じることが出来ています。今年のトレンドを占う年始のCES、総括はまだもう少し先でしょうか。各メディアの記事をチェックする時間を確保しなければなりません。

渡辺謙主演のドラマを視聴しました。
ダメなパパが主演の一家の物語、「しあわせの記憶」。家族構成も娘二人となっていて、自分と重ね合わせながら見てしまいました。「家族は記憶」というセリフに、ああ確かに、と納得です。子育てって、かわいくて仕方なくていつまでも一緒にいたいと思う子どもたちを一日でも早く立派な大人として自立させる(=親離れさせる)ために行うことですから、ほんと、こうして一緒に炬燵に入ってテレビを見ながらああだこうだと言ってる時間なんて、あっという間なんですよね。

家族は記憶。
少し寂しく感じますが、素敵な言葉でもあります。

こちらの写真は今日のコストコで見掛けた、シャンパンとチョコのお洒落なセット。いかにもパーリーピーポーが好きそうな代物です。
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テールライト

妻と子供たちが実家の手伝いに行っている間、僕は自宅の洗面所と台所を数時間掛けて掃除しました。大晦日の午後に、Diana Krallの“Live in Paris”を聴きながらゴム手袋をして汚れを落とす作業は良い気分転換になると共に、今年の出来事を思い返す良い時間となります。

ただ日付が変わるだけなのに、そんな日常でも、年をまたぐというのはどうしても大きなイベント、節目のように感じますね。普段ほとんど乗らない車なのに、それに、何もこんな日に洗車しなくてもいいのに、やっぱり洗車したりして。

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2016年のテールライトを見送り、2017年のヘッドライトを迎えます。

そんな大晦日の夜。
皆さまも素敵な時間を過ごされていますように。

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音の趣味は遺伝するのだろうか

自宅で仕事をしている時は、テーブルに TDK A33 スピーカーを設置し、Bluetooth で iPhoneからお気に入りの音を飛ばしながら、Macに向かっています。

昨夜は妻が風邪でダウンしているので、いつも一緒に寝ている娘たちがパパと一緒に寝るということで、3人揃って川の字で寝ようということになりました。僕がスピーカーの音を小さくして音楽を流していると、少し離れたところで寝ている長女が 「もうちょっと大きくしてー。聴きたいから」 と言うのです。その時に聞いていたのは、NujabesのIsLand。美メロの中の美メロインストですが、娘もNujabesが大好きのようです。試しに他の曲、例えば、Eternal や、Imaginary Folkloreなどを聴かせても、大好き!とのこと。驚きました。そういえば、赤ちゃんの頃から車の中でJazzやDeep House、Loungeなどをずっと聴かせていたからでしょうか。最近でこそ、自分たちでyoutubeを検索しては初ミクなどを聴いていますが、やっぱり幼少期の記憶がベースになっているのか、遺伝なのか。

とにかく、パパとしては娘たちがセンスの良い音感を持っていると思い、ちょっと嬉しくなったのでした。

今日は良い晴天の中、久しぶりに住吉川ラン15km。たくさんのランナー、ウォーカーで賑わっていました。

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Nujabes – Island ft. Uyama Hiroto & Hakuka Nakamura (2011)

僕も娘も旅の途中

帰阪中(神戸空港に帰着したので帰神中?)のANA最終便の機内で、ハイボールを飲みながら「翼の王国」をパラパラとめくり、目についたコラムを読んでいました。

コラム。

そのテーマが、食や温泉や海外のトピックなど・・・つまり旅の色が濃ければ濃いほど、僕の心は踊り、そして落ち着きます。「翼の王国」にしても新幹線車内誌「WEDGE」にしても、乗り物の中で読むのは旅のコラムが素敵です。

それは、旅というものが、安心より不安で、習慣より異例で、要は「もう二度と繰り返されないかもしれない」という約束があるからなんだろうと思う。だからみんな写真を撮る。

<中略>

きっと旅を旅らしくするには距離が必要で。そこには移動が生まれて途中が生まれて、その空白こそが旅。

(平野紗季子 翼の王国より)

博報堂の社員でありながら、フードエッセイストとして各方面で活躍中の平野さんの文章は、20代の女性という若々しさと独特の言い回しの中に、ハッとさせられるほどの核心をついた指摘があり、その後にじんわりと温かくて心地良い共感を生み出させてくれます。

そう、旅は移動。移動は空白。空白は旅。

毎日の日常が旅ということも出来るかもしれませんが、この週末は長女の誕生日であり、内部進学入試の日であり、翌日合格発表というまさに長女デー。結果の方は無事に合格ということで、年を越す前に来春からの進学が決定し、プレッシャーからの解放で嬉々としていました。よくやったね、おめでとう。

きっと彼女も旅の途中。

そしてその姿を写真に撮る僕も、旅の途中。

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小学校生活最後のステージ発表会に

6年生の長女のステージ発表会。
毎年12月に行われる学芸会のようなもので、小学生活最後のステージとなります。

学年全員での発表は、修学旅行に行った東北での経験を題材にし、命の尊さと、家族や仲間達の大切さをテーマに良く練られた内容で、本当に良く練習したんだなあと感心しました。ステージで歌ったり踊ったりしている子供たちを見ていると、小さくでダブダブの制服を着ていた1年生の頃とは比べ物にならないほど立派に成長し、月日の早さを実感します。

演技後には体育館でパパを見つけて飛びついてくるし(抱っこせえと言うが重たくて仕方ない)、普段寝る時は小4の次女共々パパの両脇に納まって安心して寝るような、まだまだ甘えん坊の娘たちですのでパパにとっては可愛くて仕方ないのですが、来年から中学になると思うと幾分寂しさも覚えると共に、頼もしくも思います。

もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい? 燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい

子供たちの合唱に心を打たれました。

写真は今日のランチです。
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今日のCostcoはノスタルジック

子供の頃から図書館や本屋が好きで、幼き頃に映画の中で見たNYの書店のワンシーンのような、ペーパーバックの本が天井まで高く積まれている部屋や環境に、今も少なからず憧れみたいなものを持っています。

雨の日のCostcoはたくさんの客で賑わっていましたけれど、英語のペーパーバックやコミックが積んであるコーナーに行くとと、僕の心は否応なく幼少時代に戻ります。

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今日は朝から雨だったので早々にランは諦め、午前は仕事と部屋の掃除、午後は買い物に出掛け、夕方から風呂に入って疲労気味の体をゆっくり解し、風呂の蓋を盆代わりに半身浴しながらハイボールなんか飲んでいると、そろそろ年末だなあ、一年早いなあ、と、少し早めの「今年の振り返り」なんかやってしまいました。ぼーっと物事を考える時間があるというのはとても幸せなことで、それだけリラックス出来ているということなんでしょうね。

そういえば、Costcoにはシャンパンやスーパークリングも大量入荷していました。やっぱり年末シーズンは着々と近づいているようです。

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