2/24 – 26 San Diego APEX 2015 に出展します


告知です。

2月24日〜26日にかけて開催される IPC APEX EXPO 2015 in San DiegoQuadcept を出展します。西海岸で開かれる Electronics Tech系展示会では最大級のEXPOとなります。Silicon Valleyのど真ん中で開かれた2週間前の DesignCon に引き続き、今度はサンディエゴで存在感をアピールしますよ!

会場は San Diego convention center です。

図らずも一ヶ月に二度も渡米することになりますが(帰国が篠山ABCマラソンの当日ということで、フルマラソンを欠席することになりますが・・泣)、どこかで時間があればマラソン気分を味わうために、恒例の旅ランでもしてこようと思っています。

もし会場にお越しの方は是非遊びに来てくださいね。


Quadcept の今年のテーマは海外展開強化。2月末のAPEXの後は、台北でのセミナー、そして東京でのセミナーも予定されています(これらには別のメンバーがアテンドします)。この調子で今年も突っ走りたいと思います。

From SFO With Love – SFOより愛をこめて


全旅程が終了しました。今朝はベイサイドトレイルをジョギングしてから荷物をパッキングして空港へ。今、こうしてサンフランシスコ空港にて朝食を食べながら無事にブログを更新出来ていることに感謝です。

タコスとIPA。
今日だけは朝ビールをお許しください。

昨日はシリコンバレーに戻ってきてからすぐに、二件の現地企業を訪問させていただき、とても良いお話をすることができました。最後の夜は現地のパートナー様にサニーベールの地中海レストランに連れて行っていただき、誕生日をお祝いいただきました。本当にありがとうございました。

今回の出張は本当に良い成果を生んだと思っています。少なくとも、蒔いた種が少しづつ実りつつあるようです。刈り取りはまだまだこれから。ようやく今がスタート地点と捉え、これからしっかりアクセルを踏んで行かなければなりません。

宿題もたくさんいただいてきました。本当にたくさんの会社を訪問させていただき、また、展示会では数百人の現地の皆様とお話をすることができました。やること盛りだくさん!益々がんばって行きますので、よろしくお願いいたします。

それでは、次回の更新は日本から。

アメリカ国内線の機内で考えること

アメリカ国内線に乗ってミネアポリスからサンフランシスコへ戻ってきました。

毎度のことながら機内は満席。皆、荷物の追加料金を払うのを避けるために手荷物を多くするから、収納スペースは早いもの勝ちで埋まり、行き場のない荷物は足元のスペースに入れるから座席も狭くなってしまうのはいつものこと。今回のミネソタ行きは直前に決まったので、良い席も確保出来ず、残席数席という状態で予約したので文句も言えませんけれど。

僕は、飛行機でも新幹線でも窓側の席を(空いていれば)確保するようにしています。しかし今回はそのような事情のため、三列シートの真ん中に座ることになりました。

いつも不思議に思うのですが、窓側の人はどうしてあまり外の景色を見ないのでしょうか。国内線の機内からなんて、地形がハッキリ見えるのに。僕の隣の巨漢の紳士は、窓の外の光景には目をくれず、ひたすら村上春樹の、厚さ5センチはあろうかという「1Q84」のペーパーバックを読んでいます。彼の身体の隙間からは、砂糖を上から振り掛けたケーキのような美しい山々が見えます。ああ、写真撮りたい・・・いや・・・できない。一声掛ければ心地よく撮らせてくれるとは思うのですが、なんだかそれも恥ずかしくて、またチャンスはあるだろう、と諦めました。

と言いながらコソッと撮影。

そんなことを考えている僕も、彼の横で、同じく村上春樹の「走ることについて語る時に僕の語ること」を読んでいました。考えてみると、遥か異国の地の、しかも国内線の機内で隣り合わせた二人が同じ日本人の小説家の本を読んでいるなんですごいことです。ちなみに斜め前に座っている若い黒人女性はMacBookでドラマを見ているのですが、彼女のDesktopのウォールペーパーは、葛飾北斎の富嶽三十六景。僕が見る限り、日本人なんて一人も乗っていないのに、日本、ここまで米国人の生活に影響を及ぼしていますよ。誇りに思っていいのではと思います。

とここまで書いて、そろそろランディング。このタイミングでようやく老若男女がそわそわと外の景色を見始めましたよ。そうか、皆さん、ランディング前の低い景色を見るのが好きなんですね(あくまで仮設)。

さて、この長い出張も大詰めです。
今夜はサンフランシスコにて最後の一泊。

その前に、今からシリコンバレーに戻って二件の打ち合わせと、ディナーミーティングです。さあ、最後の仕事がんばります!

青空の下を移動しながら


ここシリコンバレーは車がないと、とても不便な地域ですので(アメリカはどこもそうかもしれませんが)、出張中はずっとレンタカーで移動することになります。今回レンタルしているのは、FordのFusion。同じサイズで借りた前回のVOLVOよりもよく走るし、快適です。

車社会だから、道路はよく整備されています。WifiとiPhoneとGoogle Mapsを使えば移動はとても便利。昨日まではEXPOだったのでずっと屋内にいましたが、今日は一日、打ち合わせをたくさん入れていますので、車で順番に訪問先に向かいます。

ちょうどランチ時間ですので、撮った写真を幾つかアップしておきましょう。今朝は曇っていたのですが、段々晴れて来ました。カリフォルニアの青い空が気持ちいいです。

マウンテンビューのGoogleCampusの近くから、Cupertinoへ。Appleの本社群がある場所です。近くに来ると必ず立ち寄る、気持ちの良いところ。

EVカーが多いシリコンバレー。teslaもたくさん走っています。
Appleの駐車場にも、EVの充電施設がばっちり整備されています。

それでは、次の打ち合わせ先に向かうとしましょう。
 
 

聖地のピッチに降り立つ感動


今回の出張のミッションはたくさんありますが、その中でも大きな目的となっているのが、DesignCon2015のExhibitです。Quadceptの米国出展は初めてですので、とてもエキサイティングです。

今日は前日のセッティングの後に、Reception Partyがありました。しかも、会場となっているSanta Clara convention center の真ん前の、49er’sの本拠地、Levi’s stadiumです!すごいよね。スポンサーになっているのは、Agilent。社名を変えて、今は KEYSIGHT となっていますが、昨年11月にNYSEに上場したばかりでノリノリです。

聖地のピッチに降り立つ。感動ですよ・・・

今日も1時間刻みで打ち合わせ、そして、セッティング、ミーティング、最後にWelcome Reception。海外出張ならではの、密度の濃い時間を過ごしています。

さあ明日から、がんばるぞ!!!

4ヶ月ぶりのサンフランシスコ・ベイエリアは、やはり快適です。


9時間のフライトの後、サンフランシスコに到着したのは16時半でした。

久しぶりのベイエリアは曇り、摂氏15度とは思えないくらい暖かく、半袖の上にパーカーで十分な気候は、やはりこの土地がとても住みやすいところであるということを認識させられます。

空港到着後、すぐにレンタカーに乗ってホテルがあるシリコンバレーのサニーベールにやってきました。ホテルのロビーでは今夜のディナーMTGを約束していたIさんが待っていて下さり、その場で打ち合わせをした後に、何度か通っているお気に入りの「BLACK ANGUS STEAK HOUSE」へ。

肉をガッツリいただきながらの打ち合わせ、到着してからぶっ通しではありますが、とても有意義なものでした。

ビジネスって面白い。

夜間飛行


羽田空港国際線ターミナル。
今から深夜便で、9時間半かけてサンフランシスコを目指します。

「夜間飛行」

サン=テグジュペリのドキドキハラハラも良いですけれど、やはり、城達也のジェットストリームの方がしっくりきます。

次回の更新はシリコン・バレーから。

それでは、また。

近頃のオアシスと、経験値の話


一仕事終えた後は、風呂蓋をテーブル代わりに半身浴しながら酒を飲むというのが最高ですよね。

今夜は10kmほど走った後にすぐ、ブラックニッカと炭酸水、グラスを用意して風呂蓋の上に置き、iPhoneから流れるJAZZをBGMにマッサージするというのをやっておりました。これぞ、週末の至福の時間です。そして最近の「心のオアシス」が、「村上さんのところ」という10年ぶりに村上春樹が読者からの質問に答えていくという交流サイトです。このやり取りが面白くて。なんだかとてもホッとするし、正されるような気します。毎日マメに更新されているので、電車での移動中、疲れた時など、清涼剤のように見てはクスクスと笑っています。


経験を積むことって何か良いことがあるのかな、と思う時がありました。特にITの業界では、コアな技術は別にするとデザインやプログラミングなど、一度現場を離れてしまうと自分の持つ技術なんてあっという間に古くなってしまうものです。

しかし、今朝、ああ、経験を積む良さってこういうことなのかなと思う出来事がありました。先月から米国の某取引先と2月初旬のアポ調整を行なっていたのですが、なかなか決まらず。あらかじめ決めていた期日も過ぎ、今回は見送りかなと、諦めてフライトを手配したのに、今朝メールを見ると「スケジュールが調整できた、訪問を歓迎する」と。笑

さあ、そこからがバタバタです。各方面連絡し、フライトを変更し、米国内便のフライトを乗り継ぎ検索して予約し(残席3というフライトもあり・・・死ぬかと思った)、レンタカーも手配し、WiFiも、あれもこれも・・・と、なんだかんだで、あっという間に手配を完了しました。

こういう時に、自然に「あれをして、これをして」と動けるのが、まさに経験値なんだと実感です。トラブル処理能力、火事場のクソ力的仕事って、やはり(出来れば避けたいけれど)経験がものを言うものだと思いますよね。まあ、ちょっと焦ったし、出張も長くなったけれど、うまくまとまったのでよかったです。

今日という日に決意を新たに


今日という日は、

震災から20年。
参加出来なかったけど、友人の結婚式。
仕事帰りにまた仕事。

そんな一日。
疲れた体に鞭打って電車に乗り、バスに乗り、電話をし、打ち合わせをこなす。移動中に眺めるスマフォには20年前の写真がニュースと共に映しだされています。それらに目を向けつつ、この20年を回想して思うことは、

あの時よりは少し成長出来たかな。
何を積み重ねてきたのかな。
その時に思い描いていた20年後の自分になっているのかな。

色々と考えていると、もうなんだか考えることにしんどくなってしまって、文字通り、目眩と吐き気がしてきました。いや、それは現実と空想の乖離から来る絶望ではなく、ただ、心身共に疲れてしまっているだけなのかもしれません。


人それぞれの人生があって誰一人として苦労を知らない人なんていない、というのが僕の考えです。ただ世の中には、自由自在に空間軸や時間軸を移動しながら、自分の発想と感性だけで思いを実現している人と、手抜きせずに人一倍頑張ってるのに、そうならない圧倒的大多数の人が存在しています。

「あの人は自由に生きて成功しているように見えるけれど、影では人一倍苦労してるんだよ」

はい、当たり前です。子供だって分かります。誰だって生きてりゃ苦労はしますから。苦労に差こそあれ、それが実になるかならないかだけの事です。それを実にするにはどうすれば良いのか。それは本当にブラックボックスですよね。恐らく、成功に理由なんてない。

でも多くの人々はその理由を知りたがるから、◯◯の法則、とか、◯◯の哲学、なんて啓発本や情報商材を買ってしまうんです。結果、答えのない物に対してお金を払わされているだけのことで、仕掛ける側に搾取されているだけの事なんです。これだから格差が埋まらないんです。


震災から20年。
今こうやって生きている事に感謝します。

生きていることに感謝するのであれば、やっぱり自分の思うように、思うがままに生きていこう。成功するもしないも「法則」なんて存在しないのですから。しがらみも、制限も、一切捨てて、自由自在に生きていこう。

感謝の気持ちと共に決意を新たにする1月17日です。

移動すること、出会うこと


金曜日の伊丹行き最終便となると満席。羽田空港は東京から各都市に向かう人でいっぱいです。飛行機だけではなく、新幹線も金曜の夜は早めに席を確保しておかなければ大変ですよね。

インターネットの時代になり、移動しなくても仕事が出来る環境が整ったにも関わらず、人は移動し、会い、展示会などに集い、商談をします。結局、時代が変わっても会って握手をすることで信頼関係が構築され、顔の表情や話し方で好きか嫌いかを判断し、血の通った人間関係を築き上げることによってビジネスも続いて行くのでしょう。


無事に三日間に渡る展示会も終了しました。

お陰様でとてもたくさんの方に来場いただき、連日大盛況でした。業界の重鎮や大御所もわざわざお越しくださって期待の言葉を述べてくださったり、ユーザー様から感謝の言葉を聞くと、感激して鳥肌が立つ場面も少なくありませんでした。会場は暖房が効いていて暑く、製品ロゴが入ったチームTシャツ一枚で対応していたので、鳥肌がバレてしまったかもしれません。

とにかく今週は有意義な一週間でした。お会いした皆様、本当にありがとうございました。次は26日からのシリコンバレー・サンタクララで商談と展示会です。アメリカでも良い出会いがありますように。