このケーススタディは面白い


面白い記事に出会ったのでご紹介。wiredから。

「その「理想のオフィス」は本当に「理想的」? Studio KNOLが見つけた「自由な職場」の矛盾」

理想なワークスペースとは?
Googleのオフィスのように自由で、遊園地のようで、犬や猫を連れてくることができたりするようなクリエイティビティで自由なスペースに憧れはあるものの、本当にそれが理想的なんだろうかというアンビバレンスに迫ったケーススタディです。

結論から言うと、自由で楽しくいつでも美味しいコーヒーが無料で飲めるようなオフィスに人は満足を持つものの、それとは対局にあるような、学校の教室よろしく無機質に机が並べられていてチャイムが鳴って初めて休憩ができ、完全管理された職場環境の方が、生産性が上がり就業後の満足が高いとの結果もある。

「制約があるからこその自由」。

思わず、なるほど、と唸ってしまいました。

このケース、無機質な環境はまさに映画「ガタカ」の内部を思わせます。

息は詰まりそうだけど、仕事しかすることがないので、集中できて生産性は上がりそう。

ちなみに僕のようにオフィスにも出社するけれど、社外でも家でもMac Book AirとWifiとiPhoneさえあればどこでも仕事ができるタイプの人間としては、制約と自由を行ったり来たりしている訳で、まあ、強いて言えばオフィスには緑がたくさんあって、気分転換ができる屋外のウッドデッキがあって、ランチとコーヒーがフリーなところであれ十分なんです。 (←条件多いな)

最終的に行き着くのは、”maddle through” という考え方


【maddle through】というのは、文字通り、泥の中でもがきながら、なんとか答えを見出そうとする考え方のことですが、ことビジネス(もちろん人生)においては日々マドルスルーな事案に直面します。

それでも、もがき続けていれば、針の穴から差し込む光のようなものが見えてくるというもの。それを信じることができるかどうか、そして、もがき続けることができる根性があるかどうかが、光を見出すことができる要素となるのでは、と。

年齢的には、そろそろ確固たる成功のためのロジックが見つかっていても良いと思うのですが、好き好んでなのか、そういう星の元に生まれたからなのか、日々マドルスルーを繰り返しているのは、ある意味でしんどいし、また別の意味で刺激的なのは確かです。ジャンキーになる前に、少しでも成功のためのロジックが見つかるように、また明日もがんばって行きたいと思います。

(photo by NY times)

しとしと しっとり


朝カーテンを明けると、しっとり雨の朝。

娘たちが弾くピアノの音を聞きながら過ごす土曜日の午前中。この空気感、たとえ天気が悪くても良いものです。

僕はピアノのことは分からないけれど、こうしてPCをカチカチしている横で先生に色々とアドバイスを受けながら弾く娘の音色に片耳を傾けていると、ああ、自分に出来ないことを普通にしているなんて、成長したなあと思います。もっともっと僕に出来ないことや知らないことを身に付けて大きくなっていくんでしょうね。


心斎橋、和牛料理、要(かなめ)という店があります。客先での打ち合わせの後に、この辺りに詳しいSEに連れて行ってもらいました。ご飯も料理ももちろん美味しかったのですが、印象的なのは町家を改装したような店内。

木造の長屋アパートを二棟使っているのでしょうか、エントランスを入ってから個室に行くまでにまた一旦外に出る。厨房がある棟と個室が別の棟になっているようです。面白いですね。中の通路(屋外)を挟んで両側に長屋が向かいあっています。

夜は、梅田の博多もつ鍋「おおやま」で。安定感抜群のもつ鍋、朝はにんにく臭いと言われながらも、やっぱり超多忙だった今週の疲れを吹き飛ばすのはにんにくでしょう。

ニ週間ぶりに自宅で過ごす週末、時間を大切にしながら過ごしたいと思います。

広島から帰阪中の車窓から


出張で広島へ。
某大学にてみっちりと打ち合わせをさせていただきました。

ここに来ればやっぱり広島焼じゃろう、ということで、広島駅直結のお店にて美味しい広島焼をいただきました。

細麺にイカ焼きが入っているバージョンです。
久しぶりだけど、やっぱり美味しいですね。

すっかり広島銘菓の座をモノにした「生もみじ」。何でも米粉を入れてしっとりもっちりさせたら売れる時代になっていますが、次のブームは来るのでしょうか。とか言いながら、お土産にチョイスするのは生もみじ。してやられた感たっぷりというのも気持ちの良いもの。とにもかくにも、祖母の家を訪問するだけでなく、仕事で来る広島も良いものです。

新幹線で仕事をしながらトンボ返りの木曜日の夜。
明日もしっかりがんばりましょう。

電車に揺られながら日米の違いについて出来るだけ浅く考えてみる


アメリカから帰国して、またいつものように満員電車に揺られる日々。

帰国する度に感じるのは、どうしてこんなにみんな真面目に働いているのに豊かさを実感できないのか。疲れているのか。という点です。毎朝毎晩たくさんの人が電車に乗り、会社に行き、一生懸命(そうじゃない人もいるかもしれないけれど)仕事をして家路についています。

皆、ちゃんとした格好をして、スーツやジャケットを着て、少なとくとも見た目では僕がよく出張するシリコンバレーや、先週滞在していたサンディエゴで目にする人たちとは違います。彼らはもっと自由で格好もいい加減。

それでも日本が抱える問題は大きい。成長、豊かさ、夢がないように感じます。もちろん、皆が皆そうである訳ではありませんが。

昨日発表されたForbes長者番付や時価総額ランキング企業、そして目新たしいテック系スタートアップの中でも日本のプレゼンスは相変わらず低いというのが原状。一昔前はサラリーマンは「お気楽で安定」と思われていたけれど、Lifetime employment はもはや過去のものとなり、税金、社会保険、厚生年金もどんどんアップし、いつクビになるか分からない現実の中で「サラリーマン=苦」というのが原状ではないでしょうか。

だって、勤め先一箇所からの収入じゃ、経費を落としたり節税のしようがありませんからね。どんな人でもサラリーマンである以上、額面よりも実質所得ははるかに低いのです。だから大して稼いでいないように見える個人事業主の方が実は財布が分厚かったり生活が豊かだったりするのですね。それは「経費」が使えるからです。経費を使って所得を低くし、その結果、所得税、住民税など税金を安くすることができます。ちょっと話が逸れそうなので、この辺りの仕組みのお話は専門書を読むか、税理士さんにお尋ねを。

さて、話を戻しましょう。

もちろんアメリカの街を歩いていると、本当にたくさんのホームレースを目にするし、3人に1人が自己破産の可能性を持っているような中、日本はまだ格差という意味ではマシなのかもしれません。それにアメリカの企業が強いと言っても大抵はグローバルカンパニーですので、自国に税金を落としているとは限らないし、タックスヘイブンで節税しているので落としていたとしてもごくわずかである可能性があります。また医療保険制度だけ見ても、家族4人がアメリカで生活するだけで保険代が月に15万以上も掛かります。

でもマクロ視点で見ると、やっぱり強いのがアメリカ。日本にいると内需でなんとかなっているのはありますけれど、人口減少に伴ってマーケットサイズもシュリンクしているし、グローバルでのプレゼンスは相変わらず低いとなると・・・先は見えています。


とはいえ、個人レベルではこの原状を変えられないのが事実。

やはりこれからは、サラリーマンが「夢」を持って仕事ができるような環境づくりが大切ですね。

それと共に個人でもしっかりと「稼ぐ」という意識を持つこと。自分の身は自分で守る。税金の仕組みや確定申告をすることのメリットについて、とにかく勉強する。自分の財産は自分で蓄える。この主体性を持っていれば、例えサラリーマンでも明るく元気に仕事ができるはずです。会社や環境のせいにせず、自分で稼ぐという意識を持つことができるのは活力とモチベーションに繋がります。働いているのにお金がないというのはやっぱりモチベーションを下げてしまいますからね。

・・・と、そんなことを電車に揺られながら考えていました。

さて、写真はインペリアルビーチです。
人が少ないこのビーチ、ジョギングやサイクリングには最適の場所です。走りたいなあ。

セグウェイな人たちも。

【Airport Gallery】サンディエゴ国際空港(SAN)


KIXからサンフランシスコを経由して、はるばるサンディエゴにやってきました。明日から我が社の製品Quadceptが出展する展示会「IPC APEX EXPO 2015」にアテンドするためです。

サンフランシスコからサンディエゴへの国内便は、まず海上を飛び、コースト沿いからサンディエゴのダウンタウンをかすめてUターンするようにしてランディングします。

「サンディエゴに来た!」というような青空と海。

緑が多くて美しい街並みであることが機内から良く分かります。

サンディエゴ国際空港は、ローカルで小さな空港のように見えますが、滑走路一本の空港の中ではアメリカで一番ビジーな空港らしく(wikipedia参照)、たくさんの乗降客が出入りしています。

こじんまりしている中にも、ソフィスティケートされた雰囲気が漂い、この土地ならではの爽やかな青空と相まって、とても開放的な雰囲気です。

これまで色々な空港を紹介していますが、どこの空港もそれぞれの味があって良いです。それに、サンディエゴという町は想像していた以上に素晴らしい町です。

また明日の記事で、その町並みを紹介させていただきます。

思えばそこがパラダイス


帰りの電車で、久しぶりに好きなサイトのコラムを読んでいて、ふとBill Evansが聴きたくなりました。有名なアーティストの中でも「この一曲」というのは人によって異なるものです。好きな文章に、好きなアーティストの一曲。

ここがニースじゃなくても、ナッソーじゃなくても、この二つが揃えればパラダイスなのです。たとえその場所がくたびれた人々を満載にした満員電車の中だったとしても。


ビジネスをしている以上、それが良いか悪いかは利益の多い少ないで判断できます。儲かっていれば「良」で、儲かっていなれば「悪」です。残念ながら、それはとても分かりやすくて、多ければ「上手」だし、少なければ「下手」ということになってしまうのも資本主義ならではの特徴です。

経済番組を見ていると「上手な人」も「下手な人」も出て来ます。経験、理論、根性、ありとあらゆる武器を使って利益を出す(ことを目指す)。見ていると、やはり上手な人に目が行ってしまいます。でも、それだけではないということも分かります。経済番組なんて見るものじゃないですね。笑

Bill Evans “Peace Piece”

酔拳肯定派であることを恥とは思わない


少なくとも自分にとって「忙しい時の酒」は、枯渇したタンクにおける文字通りのガソリンですし、火に油を注ぐガソリンにもなり得ます(つまり、周りを気にせず良くも悪くも感情を全て露わにする)。

ちなみに僕は、酔拳肯定派です。

自分自身が、典型的な日本人の性質を持っているので、素面の時にはあれこれ考えて動作が鈍りがちになり、酒が入ると決定力が上がります。もっと分かりやすく言うと、即断即決の思考回路が、まさに潤滑油をさされた直後の歯車のように滑らかにスムーズに回り始めます。むしろ素面の方がアレコレ考えるからよろしくない。

かなりオフェンシブなアル中と言っても良いでしょう。これだけ仕事が捗るなら、24時間飲んでてやろう。うん、そうしよう。しかし社会的な体面は保とう。

ちなみに皆さん、最近アメリカ出張が多いので勉強させてもらっているのですが、「自分勝手」「キレキャラ」の方が人生楽っすよ。主義主張は全面に出す。意見が合わなければ喧嘩すれば良い。わがままの何が悪い!いやー楽やなー。積極的に、わがままになりましょう。僕の2015年のテーマは、「自分勝手とわがまま」です。

他人がどう思うか?
空気を読め?

知らね(笑)

ただ勘違いしないでいただきたい。大切なのは「利益になるワガママ」ですよ、皆さん。仕事で利益にならないなら、わがままはク◯です。大切なのでもう一度言います、◯ソです。

それと、やっぱり人に対する思いやりは大切。


時期的なものなのか何なのか、久しぶりにちょっとだけ忙しい日々です。でもまあ、まだ余裕あるけれど。

東京帰りの新幹線に乗っている今も、山積みされたメールに返信しながら、ハイボールの本数が増える今日この頃です。まあ、クズだから仕方ないよね。聖人君主にも、エリートにもなれん。No sake, No life.

さあ、もう一本空けて、車内仕事しよう!明るいアル中!

イメージは未来に具現化する


Appleが自動車開発をスタートしているというニュースで話題の今週。

Appleの自動車R&Dチームは総勢1000名、フォードやベンツからも指導的人材を確保(techcrunch)

日本の自動車会社に迫る危機は並大抵ではない(Blogos)

詳細は記事を参照のこと。

僕はTOYOTAやMercedesは素晴らしい企業だと思っていますが、どんな業界でも旧態依然とした企業に未来はありません。生きるか死ぬかの世の中です。「自分達が変わらなくても」勝手に時代は変わって行きますよね。置き去りにされたくないし、二番煎じも嫌です。全然違った発想を持たなくてはならないし、固定観念に縛られるのは危険です。

それにしても厳しい世の中です。10年前までは参入できないと思われていた産業でも、例えば自動車には Tesla、Google、Appleが参入していますし、宇宙産業も民間企業の参入が相次いでいます。10年で時代は変わりますよね。変化のタームが短い。


そんな厳しい世の中ですが、こんなホッコリする動画もあります。wired.jpで見つけた「世界最古の「携帯電話」で通話する様子の動画」

イメージは先の時代に具現化するんですね。

World’s First Mobile Phone (1922)