金曜日から土曜日にかけて

金曜日は4年間のロンドン生活を終えて帰国したスーパープログラマが帰国し、久しぶりに飲み。日本とイギリスでリモートワークをしているとはいえ、やはり本社勤務してくれると打ち合わせや相談もしやすいし、僕は彼の帰国をずっと楽しみにしていたのでした。

二軒目は前回がいつぶりだっただろうと思うくらい二人でサシ飲み。彼が新卒で入社したのが10年前。僕が中途入社した年の4月に彼が入ってきました。お互い11年目となり、積もる話に花が咲きました。価値観と歴史を共有できている奴との飲みはやっぱりいいものです。とてもいい夜だったなあ。今週はとにかく社内のメンバーたちと飲みに行く機会が多くコミュニケーションを取ることができました。僕はいつも「ただでさえ一日10時間以上、週5日もずっと一緒にいるのに、社内のメンバーと飲みに行くくらいないら社外の人たちと飲みに行って色々と吸収してきなさい」と言っているのですが、月に一度くらいはこうして飲みニケーションするのはいいですね。建設的な話が出来れば最高です。

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そんな訳でスイッチが入ってしまったもので、芦屋に帰ってバーを二軒ハシゴ。昨夜はサクッと帰るつもりだったのにあれよあれよという間に深夜まで、久しぶりに深酒をしてしまいました。僕の場合、酒にまつわる話の「久しぶり」というのは一週間ぶりくらいの時間間隔くらいでしかありませんが、楽しい常連さんたちと金曜日の夜に共に傾けるグラスは心身のリフレッシュに繋がります。

今日は雨の予報だったので散髪に仕事にいつもの土曜日。また梅雨が舞い戻ってきた感じの天気でしたね。めちゃめちゃモイスチャー。

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人類史上初めて超高齢化社会に生きる者として

Yahoo!ニュースより。

65歳以上人口、4分の1超=全県で15歳未満上回る―15年国勢調査

これが何を意味しているか、他人事ではなく自分事として考えてみる良い機会です。これ、大袈裟でもなんでもなく人類の歴史が始まって以来初めての社会です。前例のない社会、「人類初」の重みです。既存の経済学はおろか、人類学も、下手したら社会学も当てはまらない社会です。

今からたった14年後の2030年には65歳以上が40%になります。リタイアして年金生活・・・なんて夢のまた夢。お金持ち以外優雅に生活できないですよね。年金なんてある訳ないよね。AIとロボットに頑張ってもらうしかないよね。今の社会を維持したいならAIが代理できない儲からない仕事に老若男女関わらず80歳超えて死ぬまで就いて働こうね。こういう社会です。14年後なんて我が子はまだ20代です。うーん厳しい。

ネガティヴに言えば衰退する国家に生きる者として、ポジティブに言えば、シュリンクを前提とした新たな経済を編み出す良い機会になります。さあ、何を考えて今働きましょう?国家としてどんな社会を目指しましょう?

バイツェンを優雅に飲んでる場合じゃないなあ。

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知的であるかどうかを見分ける方法

知的であるかどうかは、五つの態度でわかる。という記事を、Books&apps で見掛けたので、自戒を込めて引用します。

一つ目は、異なる意見に対する態度
知的な人は異なる意見を尊重するが、そうでない人は異なる意見を「自分への攻撃」とみなす

二つ目は、自分の知らないことに対する態度
知的な人は、わからないことがあることを喜び、怖れない。また、それについて学ぼうする。そうでない人はわからないことがあることを恥だと思う。その結果、それを隠し学ばない

三つ目は、人に物を教えるときの態度
知的な人は、教えるためには自分に「教える力」がなくてはいけない、と思っている。そうでない人は、教えるためには相手に「理解する力」がなくてはいけない、と思っている

四つ目は、知識に関する態度
知的な人は、損得抜きに知識を尊重する。そうでない人は、「何のために知識を得るのか」がはっきりしなければ知識を得ようとしない上、役に立たない知識を蔑視する

五つ目は、人を批判するときの態度
知的な人は、「相手の持っている知恵を高めるための批判」をする。そうでない人は、「相手の持っている知恵を貶めるための批判」をする。

知的である、というのは頭脳が明晰であるかどうか、という話ではなく、自分自身の弱さとどれだけ向き合えるか、という話であり、大変な忍耐と冷静さを必要とするものなのだ、と思う。

分かっちゃいるけど、ついつい出てしまうこともたくさんありそう。実際、心当たりあるし。常に自己チェックですね!

ちなみに、このBooks&appsを書いていらっしゃる安達裕哉さんですが、7月27日の第49回グローバル人事塾に「普通の会社が飛び抜ける 新時代コミュニケーション活用!」というタイトルで登壇してくださいます。場所は東京の麻布。詳細はまもなく人事塾公式サイト公式Facebookページで告知されると思いますので、要チェック。

今日の写真は快晴のシリコンバレー、El Camino Realです。
記事とは直接関係ありませんが、梅雨を吹き飛ばしたいので掲載しました。ちなみに、僕は今、日本にいます。

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自動運転キットに見るトレンド

iPhoneとPS3のジェイルブレイクを世界で初めて成功させてその名を世界に轟かせ、自動運転カーをわずか一ヶ月で自作して更に世界を驚かせた天才ハッカー、George Hotzが今年末までに1000ドルで自動運転キットを販売する予定・・・とのニュース。わずか1000ドルのキットですよ。実用性、安全性はさておき、ブッたまげてしまいました。記事のソースはこちら。詳しくは下記のリンクからご覧ください。

Teslaに挑戦する自動運転車ベンチャー、AIが人間の運転を見てドライブ技術を学ぶ (Emerging Technology Review シリコンバレーからの先端技術分析レポート より)

George Hotz’s Comma.ai snags Tesla engineer to work on autonomous car tech (the verge)

よくよく読むと、 “自動運転キットはドライバーの運転をアシストする機能で、Tesla Autopilotと同じコンセプトとなる。Googleのような完全自動運転ではなく、運転の責任は全てドライバーにある。” (Emerging Technology Review より) とのことで、あくまで運転「支援」システムですが、それにしてもすごいですね。

最近オートモーティブ界隈のスタートアップスが群雄割拠しています。例えば最新の車を買うとコストが莫大に掛かりますが、今乗っている車にそういうデバイスをオンボードするだけで、最新のコネクテッドカーのように危険検知したり、コミュニケーションができたり、運転支援ができるようなツールがあれば、みんなもっと喜ぶし広がりますよね。

日本のスタートアップスPyrenee もその一つ。ダッシュボードに乗せるだけで危険検知し事故を未然に防いでくれる支援キットです。最初に目にしたのは昨年の SEMICON Japan の World of IoT でしたが、その同じ週の週末に行われた Gugen2015 にも出品されていて、同じ週に異なるイベントで二度も社長と顔を合わせてお互い「おお!」と驚いたことを覚えています。ちなみに Gugen2015 では優秀賞を受賞されていました。

車そのものも良いですが、こういうキット化することによって誰もが手に届きやすいものを作るというのも社会的な意義があって素敵だと思います。当分オートモーティブからは目が離せません。

(サンフランシスコでの運転風景)
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週末のメンタルケア

雨のためインドアの一日。

晴れていればランニングも出来るんだけど、雨なので仕方ありません。それに、曇天と降雨時は著しくパフォーマンスが低下(頭痛と自律神経系)してしまうので、ここはもうスパっと諦めてしまう。流されることと、自分にとって心地よいことを行うようにしています。

音楽を聴きながら寝そべって旅行記を読んだり、アイロン掛けをしたり、靴のメンテをしたり。疲れたら窓の外の雨音を聴きながら目を閉じて寝る。無理をしない。先日東京で開催された日経ヒューマンキャピタルでも、メンタルヘルスやヘルスケアのブースが活況でした。仕事で最大限のパフォーマンスを発揮するためには、やはり、心身の健康が不可欠という訳です。週明けからスタートダッシュを決めるためにも週末を効果的に使いたいものです。

僕にとって、整理整頓もメンタルケアの上で大切な要素です。
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国力とは

中国の工場を見学に行くと、若い人ばかりが手を動かして働いているのを目にします。とにかく、若い人が多い。勝手な想像ですが、日本の高度経済成長期に地方から集団就職で都会に出て働いていた親世代がいたという事実をプレイバック映像で目にしますが、今の中国もまさにそれだと感じます。

基板の手実装の風景
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もちろん、一人っ子政策の影響で中国も逆ピラミッド、近い将来、日本と同じような状況になる(あるいはもっと深刻)のは目に見えていますが、今の労働力を支えているのは地方からの出稼ぎの若者たちです。

女の子もいっぱい働く風景
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一概には言えませんが、このような光景は手による労働に支えられた経済であり、今後AIの台頭でガラッと代わる労働の光景の中でも、まだ残された「手による労働」が世界のものづくりを支えているんだなと感じます。しかし、このような経済もいつまで続くか分かりません。でも、とにかく若い労働者が多いというのは、日本のそれとは大きく異ります。

僕は40歳ですが、これからの日本を考えた時に75歳、いや、80歳まで何らかの形で働かなければならない超先進国に生きている自分の覚悟です。

普段聞くことが出来ない音を聞く

早い時間から大阪駅で打ち合わせ。
天気は下り坂でもないのに、どうも頭痛がひどくて取引先と飲みにも行かずに直帰しました。

今は一年で一番日が長い時期ですが、19時半の空はまだ全然明るく、「薄暮」という表現がぴったりのとても美しい空でした。普段であれば頭痛は飲酒で治療するという、チンパンを絵に描いたようなことをするのですが、最近は「飲む日以外は飲まない」という至極当然のことを固く心に決めているので、今日はジョギング・デトックスだなと思いつつ帰宅。なんとなく薄明るさが残る20時の国道沿いを走り始めました。

この時間、郊外の国道沿いはとても平凡かつ健全な人の営みを見ることができます。犬の散歩をする人、仕事帰りのOL、塾帰りに自転車に乗る学生。セルフうどんの店を覗くと、小学生の娘とワイシャツ姿の父親が二人で向き合って仲良く嬉しそうな顔でうどんを食べています。都会と自宅を電車で往復するか出張に出向くかの自分の生活の中で、このような平日の日常生活を目の当たりすることはまずありません。週末くらいです。

だって、静けさの中で自転車を漕ぐチャリチャリとした音を聞くことがとても新鮮に感じられるのですから。いかにも、自分が狭い世界の中で暮らしていることを感じることができます。さて、頭痛の方はジョギングでたっぷり汗を流したことで回復しました。

まだ少し、仕事の続きをすることにしましょう。

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ボロ雑巾からタオルへと

「ボロ雑巾」という表現が好きで、特にヘトヘトに疲れている状態、英語で言えば「exhaust」のことを、僕はボロ雑巾状態と言っています。

用法としては、急に飲みに誘われたりした時に「ボロ雑巾やけどいい・・・?」とか、「ボロ雑巾寸前やわ」などと使用します。あまりポジな表現ではありませんね。

味と環境は比例するといいますが、例えば今日の仕事帰りに立ち寄った天一と、昨夜、地元の仲間たちと行った芦屋モノリスとでは、僕の中で比べるもののなく、どちらも「美味しい」。ただ、どちらが、ボロ雑巾からタオルレベルまで回復させてくれるかというと、天一のスープだったりします。

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もちろん、モノリスのクラシックな店内も素敵でしたよ。

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とりあえず、ボロ雑巾とタオルを行ったり来たりしながら日々を超えて行くのが人生というものなんでしょう。仕事を前に進める唯一の方法は、仕事を一つひとつ終わらせること。

では、明日もがんばりましょう。

音と空間

次女のピアノ発表会。

長女は多忙のため今回はスキップ。子どもたちの演奏からプロの先生方の演奏まで、ゆったりとしたホールの客席に深く腰掛けて目を閉じ、奏でられるヴェートーベンやショパンに耳と身体を委ねます。時間の速度が普段の日常生活からは考えられないくらいゆっくりと流れ、五感で感じる空間のディティール一つ一つをしっかりと味わいながらの土曜日はとても素敵な一日でした。

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昨日までの日経ヒューマンキャピタルでも、メンタルヘルスやヘルスケアのブースが活況でした。会社は人なり、と言いますが、働き手がパフォーマンスを最大限に発揮し、チームとして売上と利益を右肩上がりで増加させるためには、身体と心の健康が不可欠です。

ちょっと無理しているなと感じた時には、自分が一番リラックスできる環境に身を置きリフレッシュすることが、仕事でのパフォーマンスを最大化するためにも必要だと感じます。

明日も晴れるといいな。

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あちらこちらを飛び回る理由

二日間に渡る怒涛の東京出張が終わりました。今回はテック系でもエレクトロニクス系でもなく、HR系の展示会にアテンドです。縁あって日経ヒューマンキャピタルの協賛側で参加させていただきました。

詳しくは書きませんが、僕の仕事は多岐にわたります。関係する業界も様々です。説明すると長くなります。複雑です。でも、それぞれの活動が自社の利益に繋がるようにあちらこちらを飛び回っています。飛び回れば飛び回るほど忙しくなるのですが、それが顧客と自社の利益になるのであればなんてことはありません。

お仕事はご縁により成り立っていると思います。IT野郎のくせに泥臭く、アナログですが、様々な業界で顔を覚えてもらい、仲良くすることが自分の仕事だと思っています。

今回の展示会でお会いした皆様、家族のような仲間たち、出会いに感謝です。ありがとうございました。

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