自らInspiredされる機会を生み出せる人と、そうでない人とでは大きな違いが生まれる

在宅、リモートワークが一般的になり、会食や出張、訪問などもすべてオンラインになると、Inspiredされる場面がおのずと少なくなっていることに気づきます。

こういう言い方をすると古臭く感じるかもしれませんが、ランチMTGや夜の会食、商談や打ち合わせの雑談といったことから、いかに日常的に、無意識のうちに、インスパイアドされていたか。そういうことって本当に多かったんだなとつくづく実感します。字義どおり、感化、啓発、鼓舞、奮い立たされたり、ひらめきや刺激をもらっていたんですね。

ところが、呼吸をするように、意識しなくても刺激されていたことが、意識しなければ取り入れることができないようになってくると、ただ日々を漫然と凡庸に過ごしてしまい、タスクを消化することに精一杯で、新しいことにチャレンジしたり、何かを生み出したりすることもなく、結果として無気力感が増幅されるということになりかねません。仕事に対するモチベーションも変わり、パフォーマンスが落ちることもあるかもしれません。

そこで、これからの時代、一人ひとりが元気で健全にモチベーションを高めていくためには、それぞれが工夫して【自らインスパイアドされる機会をつくる】ということが必要です。そのためのスキルを身につけること、これがこれからの時代を生き抜く上でとても大切なことだと思っています。

まさに、リクルートの旧・社訓「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」の言葉どおりですね。勝手に入ってこないなら、自分で探しにいく、見つけにいく。

幸い、ツイッターなどのツールを使えば、有名人や専門家じゃなくても、心の中に小さくとも熱い炎を燃やした一般の方々のコシのある言葉に触れることができます。それらの言葉からひらめきや刺激を受け、また明日からがんばっていく。

今日もある技術者の方とオンライン飲み会で様々な刺激をいただきました。
自らで機会を創出していきましょう。

今までもがんばってきたけれど、ここからもう少しだけがんばりどころ。

 
9月に入りましたね。

ここのところ、いろんな意味で力が入る場面が多く、ちょっとしんどいなあと思っている方、いらっしゃいませんか?

僕もまさにそう。いろんな問題が目についてしまう、思いどおりに進まない、プレッシャーが掛かる場面が多い、などなど、ちょっとだけ我慢だな、正念場だなと思う場面が多くなりそうな9月です。

9月に入ると、年末まで残すところ4ヶ月。

年内を区切りにした進行案件も多いのではないでしょうか。コロナの影響でいろんなことが後ろ倒しになったり、来年が見えないことも多いですよね。計画どおりに行かないこともありますよね。やってることが正しいかどうか分からなくなりますよね。しんどいですよね。でも夏休みの宿題のように、毎日一つひとつ目先の課題をこなして行けば、そのうち余裕も出てくるというものです。

今までもがんばってきたけれど、ここからもう少しだけがんばりどころ。

さあ、もう少しです。

先を見据えて種をまく。まいた種は大切に育てる。ただし、期限を決めて。

コロナ禍で多少スローになった部分もありますが、先を見据えて2年前から取り組んできたビジネストランスフォーメーションの取り組みがようやく少しづつ芽を出し始めたかなと実感しています。

当たり前のことですが、事業には「現在」と「将来」の二つの視点が必要です。「現在」は既存事業。「将来」は投資。

資本コストが事業収益を上回らないようにコントロールされている財務状況を前提として考えるのであれば、将来への投資は借り入れではなくキャッシュで行うのが安全ですが、いずれにしても事業の延長線上にある投資を怠って目先ばかりを見てしまうと環境の変化に対応できなくなり、いずれジリ貧になります。マラソンやスポーツと同じで、短期間で身体を気前よく使い切ってしまうと、将来的にケガに苦しみ、先々長くそのスポーツを楽しめなくなるのと同じです。上手にバランスを取らなければなりません。

変わらぬやり方にしがみつき、頭を使わず同じことを繰り返していて事業を継続できるほど、今の世の中は甘くない。様々な出来事をみていて、本当にそう思います。

「現在」と「将来」、最近、この絶妙な経営バランスがとても重要だということを再認識しています。そのためには、ダメならピボットするという柔軟さが必要ですね。一つの事業に5年以上資本投下を続けて、ある程度軌道に乗ってきたとしても、損益分岐点に乗らないなら、それはもうピボットの対象と考えていい。そしてピボットしたら、また効果測定を行う。新しい方向に舵を切っても効果測定(振り返り)ができていないから、だらだらと続けてしまっていつの間にか沈没に向かってしまうのですよね。

変える決意、いつでも変わる身のこなしのよさ。
見直し、新しく取り組むこと、捨てるものは捨てること。

先を見据えて種をまく。まいた種は大切に育てる。
ただし、育てる期限を決める。
(お金がある会社は期限を決めずに永遠に育ててよし)

この見極めでがんばって行きましょう。
来週から9月です。

そのことが正しいことであれば、道は開かれる

ちょっと忙しかった今週。少し疲れた身体を癒やすべく牛タンの店へ(牛タンは癒やしの食材なのか)。

「スター選手は、正しいときに輝きを見せる」というイチローの言葉について友人と一緒に話をしていると、ビジネスシーンにおける「輝き」が = 売上・利益であるなら、正しいこととはなんなのか、ということを考えさせられます。

正しいことをやっていても、鳴かず飛ばずの時もある。正しいことをやっているのに、ジリ貧になることもある。では、正しいこと、とは何なのか。時流に乗っているから、マーケットに受け入れられているから、需要があるから、クリエイティビティだから、運が良かったから、という単純なことではなさそうなんですよね。そこに、何かありそう。

いずれにしても、昨夜の友人との会話のように、波長の一致は新しいものを生み出し、そこから生み出されたものが正しいものであるならば、利益を生む。そのように考えてまず間違いはなさそうなので、「正しさ」について次は追求して行きたいと思います。

そのことが正しいことであれば、道は開かれると考えれば、なんだか元気が出るじゃありませんか。

それでは今日も一日、がんばりましょう。

会って話す。現場で話す。

三日間の関東出張が終わりました。神奈川、東京、埼玉と、進行中のプロジェクトの打ち合わせ、商談、製品のデモなどであちこち動きました。

やっぱり、現場が好きだなあ。
会うと話が進むなあ。

我々の仕事は、基本的にメーカーさんや製造業さんを取引先としています。感染者数の増加でまた在宅ワーク比率が上がっている大手メーカーさんもありますが、ほとんどの企業は開発、製造などで出社されている方が多い。対策をしっかりした上での訪問に関しては歓迎していただけます。やはり、人と会う機会が減っているので、打ち合わせに行くと皆さんニコニコと喜んでくれるんですよ。ああ、久しぶりですね、お元気でしたか、と。

大手メーカーさんの担当者さんから聞く話では、数合わせ(出社率〇〇%)のための在宅勤務で、結局仕事が進まず困っていると。そりゃそうですよ。だって品質評価などの部署は、装置や測定器がないと仕事が進まないんですから。もっとひどいのはVPNすら整備されていないのに在宅勤務となり、社内サーバにもアクセスできず、ノートPCも足りず、調べ物や勉強などをしながら自宅で過ごすというもの・・・いや、感染防止対策は大事なんですけどね。現場の人から言わせれば、開発、製造、評価、試験させてくれってなるわけですよ。リモートができる業種の方は全然OKだから関係ないけど、生産現場や評価はねえ・・・分かるわ、その気持ち。このあたりのバランスが大事ですね。


いずれにしても対策も必要ですが、会って話す。現場で話す。

とても大切なことだと僕は思います。

富士との一期一会

今日から関東。

大自然の中で過ごしたお盆休みが開けると、フルスロットルで大都会へ。早朝の新幹線に乗るなり爆睡してしまったのですが、新富士駅の手前でパチっと目が覚めました。

さあ、今朝の富士山はどう見えるのでしょうか。

じゃ~ん

何も見えず。

すっぽり雲の中に隠れて何も見えず。なんなら、雲の形が富士山のように見えるくらいです。先週は八ヶ岳の富士見平からちゃんと富士山見えたのに。

分かりますか?中央左側に見える三角頭が。

富士山との出会いは一期一会ですね。

今週も様々な人との出会いがあります。
一期一会を大切にがんばりましょう。

会って、話すということ

久しぶりの出張。

新幹線で関東に行くのはなんと5ヶ月ぶり。新幹線に乗るのも4ヶ月ぶり。3月末は一両貸し切りだったのが、人も戻ってきたようです。

取引先に行って、直に会って話すということ。やはりいいものですね。話が派生して新しい展開が生まれます。昨日も今日も、良い商談ができました。コロナの影響で低迷していたエレクトロニクス業界ですが、徐々に回復の兆しが見えてきました。

明日から連休ですね。
都会から自然の中に移動です。

学生インターンの時期がやってきました

5月スタートで予定していたオンサイトのインターンが出来ず、ようやく6月末からスタートした今年の某理系大学の学生さんを受け入れてのインターンシップ。

当社で受け入れているのは、いわゆる新卒採用向けのインターンではなく、大学の授業のコマの中での「高齢化社会に役立つIoT製品の開発」です。ちゃんとした企業内実習ですね。

学生さんたちが企画する製品アイデアを見るのは、毎年の楽しみとなっています。初回にオリエンテーションを行い、「今年はちょっとタイトスケジュールなので、実現可能なものをお願いします」とお伝えすると、本当に各班、ちゃんと実現可能なものを考えて来てくれました。

時間的、技術的制約がありますから、当然開発できる製品のレベルも限られてくるのですけれど、当社の開発エンジニアたちが、電子回路、制御プログラミングの基礎を教えてアドバイスしながら進めていきます。学生側もタイムアタックで必死です。

学生さん達のキラキラした目を見ていると、こちらも嬉しくなりますね。彼らの将来にとってこのインターンが役立つものになるように願うばかりです。

生きることは、はくこと。息をしっかりはく。

「生きることは、はくこと」

この言葉を聞いた時に、人が生まれた時にまず大きな声で泣く(はく)こと、そして、人が年老いて亡くなる時には息を引き取る(吸う)という話を思い出しました。ああ、そうだ。確かに、生きることは、はくことだ。

昨夜のオンラインミーティングでも、組織は「呼吸が大切」であるということが話題になりました。自分もそうなのですが、つい吸うことだけに意識を集中してしまい、ちゃんとはけていない。ここでいう「吸う」とは、情報のインプットであったり、資金をいかに集めるかであったり、働き詰めたり、仕事を詰め込むことであったりすると思います。

しかし、生きることははくこと。ちゃんとはけているか。はききれているか。そう自問した時に、アウトプットや実践や、仕事をしている意味や、やりがいや、生き方や人生などもしっかり考えれているか、そして本当にしっかり休めているか、と問うわけです。自分も、組織も、しっかり、息をはかなければ。

吸ってはく。深呼吸。

さて、このような示唆に富む内容を皆さまから日々教えていただく訳ですが、いつも感じるのは、単なる言葉遊びや思いつきではない、言葉の深みを皆さんちゃんと持っていらっしゃるということ。

考えてみると、このような深い思考に辿り着くためには、膨大なインプットと、それらを咀嚼し考察するための時間と、アウトプット(実践)から得られる小さな答え合わせの積み重ねが背後にあることは容易に想像できます。

そして、こういう方々に共通するのは、いくつになっても学ぶ姿勢を忘れないこと、とても立派な方々なのに、とても謙虚なこと。

何より人が輝けば、組織も輝くということを前提に、「どうすれば、働く人全員が輝ける、満足して働ける組織をつくれるか」という問いについてひたすら追求されているということ。求道者のように。そして、それを知識として頭の中にストックされているだけではなく、常に実践をしておられるということ。

この実践、というのが、まさに肝なんですよね。

吸うだけなく、しっかり息をはく。
大切だなあ。

「なんだ、出来るやん」の積み重ねが新しい習慣をつくるんでしょうね

ほぼ毎日オンラインでのミーティングやセミナーが行われています。日中は会社で仕事のミーティング、夜は自宅でプライベートに所属している会の色々なミーティング。

今まで月の半分ほど出ていた出張がなくなり、飲み会への復帰もまだまだというところですが、今までやっていた「あの動き」は、どこに行ってしまったのでしょうね。

かといって、人間関係が希薄になったイメージもなく、会う場所がオンサイトからオンラインに変わっただけのことで、あ、なんだいけるやん。このやり方でも大丈夫やん。と思うようになってきました。もちろん、相手の顔が見えない一方通行のセミナーはやりにくさを感じることはありますが、それも工夫でなんとかなるような気もするし、もはや一体いつから、以前のような動きに戻れるようになるのかすら見えません。海外への渡航もできないし、もうあの頃は戻ってこない、いや、戻らなくてもいいような気もします。

例えば、東京で開催されているセミナーに毎回参加するのは難しくても、オンラインならいつでも参加できる。週末の夜に開催される打ち上げに参加するのは大変でも、オンラインならお酒を用意して自宅から参加できる。この、場所を選ばない気楽な感じ(そして、オンラインでも違和感なく会話できる)が僕はとても気に入っています。

電車で酔いつぶれて駅で降りれず行った来たり、最悪な場合は、数十キロ先の駅で目覚めたら折返しの終電がなかった、なんてことは、もう古き時代のエピソードになってしまうのでしょうね。

もちろん、実地がいい場合もあります。僕も久しぶりにラン友さんたちと一緒に走って、そのまま銭湯にザブンして、みんなでカンパイ!とかやりたいですし、旅は、ずばり現地に行ってこそのものです。

ただ、このように、頭では分かっていてもなかなか出来なかったことに関して、いざみんなでやってみると「なんだ、出来るやん」ということの積み重ねが、習慣を変えていくんでしょうね。

このままの勢いで、みんなで脱・印鑑も目指しましょう。