朝便(◯あさびん ×あさべん)でクリアだけど暑い羽田に着き、
丸一日、素晴らしい会社の皆さまと打ち合わせを終えて新橋ナイト。
楽しくも実りのある一日でした。明日からは東京ビッグサイトで待ちに待った Maker Faire Tokyo です!
「windowless plane」 って知っていますか?
全面ガラス張りの飛行機のことです。未来の飛行機のコンセプトイメージが 「windowless plane」 「windowless jet」 などでGoogle画像検索するとたくさん出てきます。雲の中を自分が飛んでいるかのような、大都会の夜景を見下ろしながら、稲光を見ながら空の旅を楽しむ。とてもスリリングなように思いますがとても素敵です。
こんな飛行機でフライトしたいなあ。
一昔前に想像していた未来が次々に実現していく時代です。旅客機はまだまだ進化の余地がある分野。このような「windowless plane」も将来必ず実現するでしょうね。
こちらは Futurism の youtube 動画。
夢が広がります。
The Plane of the Future: A Windowless Jet
それは、サン=テグジュペリの「夜間飛行」にあるようなスリリングな、危険と隣合わせの郵便飛行のイメージではなく、なんとも言えないノスタルジックな、旅情を通り越した郷愁を感じます。
夜という響きと、暗くて静かな機内とは対照的に、月明かりに照らされた雲海、そして数時間後に到着するであろう異国の地に馳せる思いに繋がるのかもしれません。到着後のハードな動きを前にした、しばしの休息。出来るだけのリラックス。僕は大きなスーツケースを抱えてどこに向かおうとしているのだろう。
ジェットストリームというFM番組がありました。
当時遠かった異国の地に対する憧れ、飛行機という非日常。それを彩るかのようなクラシックやラウンジミュージック。それは心地の良い音でした。
最近、Twitterを再開して「銀河鉄道の夜bot」をフォローしました。あのなんとも言えない言葉の数々にハッとさせられます。これもすべて暗闇の中を走る汽車の光景や月明かりに照らされた明るい野原の光景を思い出させます。夕暮れを走る汽車は、千と千尋の神隠しでも出てきます。
「その島の平らないただきに、立派な眼もさめるような、白い十字架がたって、それはもう、凍った北極の雲で鑄たといったらいいか、すきっとした金いろの円光をいただいて、しずかに永久に立っているのでした。」
「僕もうあんな大きな暗の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たちいっしょに進んで行こう」
「カムパネルラ、僕たちいっしょに行こうねえ」ジョバンニがこう言いながらふりかえって見ましたら、そのいままでカムパネルラのすわっていた席に、もうカムパネルラの形は見えず、ただ黒いびろうどばかりひかっていました。
宮沢賢治の小説には死生観が出ています。死や別れは寂しいものです。旅も楽しさと同時に寂しさもあります。始まりがあれば終わりもあります。ただ時間は流れ、その先を見るのは、信じる心でしかありません。その先にあるものを信じることで、点と点が線として繋がる。
「夜間飛行」という言葉のなんとも言えない複雑な響きは、見えない未来を見る強さと、過ぎ去った過去に対する小さな郷愁から来ているのかもしれません。
中国に行くと不思議な日本語に出会います。
その中でも秀逸なものを写真に収めて来ましたのでご紹介します。
1, 「小熊居酒屋たぬき」
中国語でコアラのマーチは「小熊餅」というらしいですが、仮に「コアラ居酒屋」だったとしても「たぬき」はないでしょう。どうせなら「たぬき居酒屋 ポンポコ」とかなら良いのですが。
2, 「居酒屋 小田原」
数ある地方都市の中でも、あえての、小田原。
3, ひらがなの「め」は書きにくい
気持ちは分かります。小田原にて。
4, 「ポ鶏唐揚げ」
こちらも小田原のメニュー。日本語が出来ない店員さんに聞いても「ポ、ポ、ポ!」と言うだけ。鼠先輩を思い出しました。
5, 「手羽先号」
香港から大阪関空行きのHKExpressです。関空行きなのに、なぜか名古屋スペシャライズドな「手羽先号」に搭乗。「マジでセントレアに行くんじゃ・・・」と、分かってはいても、ランディングまで少し不安でした。
出張先や旅先の各国の空港を定期的に紹介していますが、今回は、深セン宝安国際空港(SZX)のご紹介です。
ターミナルはとても大きくて美しく、最近改装したのかなと思って調べてみると、2013年11月にオープンしたとのことでした。美しいはずですね。
それでは、写真でどうぞ。
中国らしく、とにかく広い空港です。
でも、英語が通じにくく話せる人が少ないのは不便です。タクシーの運転手さんも英語が苦手な方が多くてとても困りますが、ボディランゲージと地図を指さし説明するとなんとかなります。それにしても中国ではGoogle Mapsが使えないのはマジで不便です。
写真は撮っていませんが、空港ではあちらこちらに公安警察がいて、スキャナーで爆発物のチェックを行っていました。彼らは方にLEDのパトライトのようなものをチカチカさせています。
こちらは深センの中心街。
大都会ですね。
番外編ですが、到着日の夜のディナーで入ったレストランの青島ビールは、懐かしのプルトップでした。日本ではすっかり見掛けなくなった完全離脱式です。笑
国際空港はその国の玄関口。各国、地域でそれぞれに特色があるのはとても面白いです。
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世界の工場であり、ハイテク産業の集積地である深セン市からは陸続きに香港に行くことができます。しかし、そこは中国が誇る一国二制度。深センと香港の境には立派な「国境」が存在し、イミグレーションを通過しなければなりません。これがなかなかの経験で、自称「旅芸人」としては記録しておく必要があるでしょう。
島国で生まれ育った日本人にとって、陸続きで国境を超えるという経験はとても貴重です。海外居住者や旅行者でなければ、「国を徒歩でまたぐ」という経験はなかなか出来ません。そういえば昨年の3月、サンディエゴ出張時にアメリカとメキシコ国境の町、サン・イーサンドロに行きましたが、その時の経験と良く似ています。「アメリカとメキシコの国境の町 SAN YSIDRO (2015年3月1日)」 緊張感、非日常、ロマン、旅情・・・様々な感覚です。
さて、深セン各地域から香港へ行くには、電車、車、船などの手段がありますが、僕たちは電車を選択しました。下の路線図で示されているLINE1で国境の「罗湖駅」まで移動します。
ここが深セン側の罗湖駅。改札を出て、入国審査場へ。
「罗湖口岸」と書いてあるのが、入国管理局のことです。
中国人、台湾人、そして外国人で窓口が分かれています。
出国と入国では建物の階が分かれており、一方通行です。両替屋や旅行会社の窓口がたくさんあります。
イミグレは撮影禁止なので写真はありませんが、ゲートもたくさんあり、人が並んでいました。ちなみに、この「罗湖口岸」は10年前くらいまでは世界で一番旅行者の通過が多い国境だったようです。その数、なんと年間9300万人!今はマカオと中国の国境が一番の様です。しかし、一年で一億近い人が往来しているとは、さすが中国ですね。
イミグレを通過すると、渡り廊下で国境の川を渡ります。この廊下は2階建てで、一階は香港から中国へ入国する人、二階は中国から香港へ向かう通路になっています。
これが、国境の川。
数々の歴史の舞台になったんでしょうね。ロマンがあります。
渡り廊下の香港側から見る深センの「罗湖口岸」。立派な建物に「深セン」の文字。
さて、香港側に無事に入国しました。
ここに香港側の「罗湖駅」があり、電車に乗って市内を目指します。路線図はこんな感じ。
駅を見下ろします。
人もたくさん。
こちら車窓からの風景。山が多い香港らしく、国境付近は自然のまま。市内に近づくに連れ、徐々に高層マンションが増えてきます。
尖沙咀(Tsim Sha Tsui)という駅に到着しました。
香港の路線図。公共交通が発達しています。
九龍側の市街地です。
名門、ペニンシュラホテル。
1881 Heritage。
こちらは工事中の香港藝術館。
九龍側から香港島の中環方面を望みます。世界三大夜景のひとつです。
いかがでしたでしょうか。一国二制度ならではの、国境のある風景。ちなみに、深センも香港もとても蒸し暑く一時間程度歩いただけなのに汗だくになりました。
さて明日は、このブログ名物「世界の空港シリーズ」をエントリーします。
今日はシンガポールの取引先とミーティングした後、関空にダッシュ、中国の深センに出張します。4時半起きでも仕事片付きません。週明けから多忙です。
さて、深センは、香港に隣接する中国きっての国際都市で、世界の工場中国の中でも最も製造業が発達している都市のひとつです。当社として「ものづくりプラットフォーム」のプロジェクトを進めており、Communityユーザ向けへのサービスの一環として重要な打ち合わせがあります。
中国はゴールデンファイヤーウォールが敷かれており、FacebookもGoogleもTwitterもアクセスできませんが、時間があればこのブログは更新しようと思います。
関空から直行便で4時間ちょっと。二泊三日の弾丸出張で、帰りは香港からの帰国になります。しっかり成果を出し、顧客の皆様に良いサービスが提供できるようにがんばりたいと思います。
昨日は羽田からのフライトで大阪まで帰ってきて、午後から娘達を連れて浜の方へ。運動会に向けてリレーの練習に、砂浜遊びに、公園遊び。偶然、友達ファミリーにも会うことができ、自然の中でゆったり流れる時間を感じることができました。
物理距離はもはやどうでも良くなり、時間距離で判断してしまう今日この頃です。
西海岸へは10時間半飛行機に乗れば着いちゃうし、車で信州に行く時間と同じ時間で香港に飛ぶことができます。ゴルフ場までのドライブと同じ時間で、東京から大阪まで帰って来ることができます。朝ごはんを羽田空港で食べたと思えば、ランチは兵庫の自宅で食べているのですから。
今、LAとSF間を30分で結ぶハイパーループが試験運転中ですが、こうなると物理的距離はどうでも良くなりますね。移動時間が短くなる分、ゆったり過ごすことができる時間が増える社会になれば良いのですが。移動時間が短くなると、その分、タスクも増えてしまうのが今までの社会でした。AIが台頭してくるこれからの社会はどうなるのでしょう。
早く流れる時間も良いけれど、たまには時計のないところでゆっくりと、海に沈む夕陽を眺める時間が確保できるのはとても幸せなことです。