国力とは

中国の工場を見学に行くと、若い人ばかりが手を動かして働いているのを目にします。とにかく、若い人が多い。勝手な想像ですが、日本の高度経済成長期に地方から集団就職で都会に出て働いていた親世代がいたという事実をプレイバック映像で目にしますが、今の中国もまさにそれだと感じます。

基板の手実装の風景
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もちろん、一人っ子政策の影響で中国も逆ピラミッド、近い将来、日本と同じような状況になる(あるいはもっと深刻)のは目に見えていますが、今の労働力を支えているのは地方からの出稼ぎの若者たちです。

女の子もいっぱい働く風景
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一概には言えませんが、このような光景は手による労働に支えられた経済であり、今後AIの台頭でガラッと代わる労働の光景の中でも、まだ残された「手による労働」が世界のものづくりを支えているんだなと感じます。しかし、このような経済もいつまで続くか分かりません。でも、とにかく若い労働者が多いというのは、日本のそれとは大きく異ります。

僕は40歳ですが、これからの日本を考えた時に75歳、いや、80歳まで何らかの形で働かなければならない超先進国に生きている自分の覚悟です。

ブログと共に迎える12回目の夏

毎年6月は拙ブログの誕生月。

2005年6月からスタートしたこのブログも、12年目に入りました。なんとなく始めた割には随分長いこと続いているものです。そして、日々稚拙な文章であるにも関わらずに読んでくださっている皆様、上手に伝えることができませんが、いつもありがとうございます。僕の励みです。

僕にとってブログを書くことは、一日一日を塗りつぶすこと。
願わくば、出来るだけ丁寧に。

時間は過ぎゆくものです。何かをしようがしまいが、起きてようが寝ていようが、時計の針は正確かつ無情に時を刻み、人はその刻まれた時間の分だけ、年を取り、死に近づいて行きます。

時間に流されたり、目先の事に追われて、ただ漫然と日々を過ごすということだけは避けたくて、一日一日を振り返り、感じたこと、考えたこと、あった出来事を記録として残し、そして書くことによって考えを整理しています。聞いたことや学んだことをテキストとしてアウトプットすることで、インプットした情報がメモリーされるので、ブログに書いたことは良く覚えています。

そして、その繰り返しにより、少しでも成長して行きたいと願っています。昨日より今日、今日より明日。特別な才能もスキルも持ち合わせていないので、派手なことは出来ませんし、目立つこともできません。一足飛びに跳ねることもありません。ただ出来ることは、良いと思うものを継続するということと、遅いと言われても、鈍いと言われても、少しづつでも正しい方向に積み上げることです。少しづつ、少しづつ。そして、コンパスが指す方向へ一歩一歩、歩みを進めることです。

「世界の変化のスピードがこれだけ速くなると、〈地図〉はもはや役に立たない。必要なのは〈コンパス〉だ」

いろんな出会いと機会に恵まれ、仕事の幅も年々広げていただいています。少しでも、自分に関わる人たちのお役に立てればと思っています。家族、共に夢に向かう会社の仲間たち、友人たち。そして、様々な活動や仕事で触れ合う方々、そして、このブログを訪れていただく皆さん。何か少しでもこのブログに来ることが良かったなと思えるようなことがあればと願います。これからもよろしくお願いいたします。

Keep looking,don’t settle.
Stay hungry,stay foolish.

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移動時間すら作業の時間として見積もってしまう悪癖

新大阪駅発東京行きの始発新幹線は6時の「のぞみ200号」。

まだ5時台であるにも関わらず在来線から新幹線のホームへと向かう人も多く、一日の始まりを感じます。眠たい目をこすりながらキャリーバッグを引いているビジネスマンを見ると、おはようございます。今日も一日がんばりましょうね。と、爽やかになる反面、京都駅では、この人は祇園で朝まで遊んで東京に帰るんだろうな(あくまで想像)という正体不明の人も多く乗ってくるのが面白いです。ほんと、素性が分からない人が多いのが京都です。

とはいえ、新幹線は書斎のようなもの。
昔は新幹線の気圧が嫌いで、PCを開いたり本を読んだりすると頭痛がするのでとても苦手でしたが、徐々に慣れてきました。それに、「移動中に仕事をすれば良いか」と、移動時間も仕事の計算に入れてしまうという悪癖も抜けません。もっと余裕持てば良いのに!!

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今日は全国的に曇り空のところが多いようです。
富士山も見え隠れ。

それでは、皆様よい一日を。

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「小熊居酒屋たぬき」など優秀作品数点ご紹介

中国に行くと不思議な日本語に出会います。
その中でも秀逸なものを写真に収めて来ましたのでご紹介します。

1, 「小熊居酒屋たぬき」
中国語でコアラのマーチは「小熊餅」というらしいですが、仮に「コアラ居酒屋」だったとしても「たぬき」はないでしょう。どうせなら「たぬき居酒屋 ポンポコ」とかなら良いのですが。

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2, 「居酒屋 小田原」
数ある地方都市の中でも、あえての、小田原。

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3, ひらがなの「め」は書きにくい
気持ちは分かります。小田原にて。

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4, 「ポ鶏唐揚げ」
こちらも小田原のメニュー。日本語が出来ない店員さんに聞いても「ポ、ポ、ポ!」と言うだけ。鼠先輩を思い出しました。

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5, 「手羽先号」
香港から大阪関空行きのHKExpressです。関空行きなのに、なぜか名古屋スペシャライズドな「手羽先号」に搭乗。「マジでセントレアに行くんじゃ・・・」と、分かってはいても、ランディングまで少し不安でした。

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【Airport Gallery】深圳宝安国際空港 Shenzhen International Airport

出張先や旅先の各国の空港を定期的に紹介していますが、今回は、深セン宝安国際空港(SZX)のご紹介です。

ターミナルはとても大きくて美しく、最近改装したのかなと思って調べてみると、2013年11月にオープンしたとのことでした。美しいはずですね。

それでは、写真でどうぞ。

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中国らしく、とにかく広い空港です。

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でも、英語が通じにくく話せる人が少ないのは不便です。タクシーの運転手さんも英語が苦手な方が多くてとても困りますが、ボディランゲージと地図を指さし説明するとなんとかなります。それにしても中国ではGoogle Mapsが使えないのはマジで不便です。

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写真は撮っていませんが、空港ではあちらこちらに公安警察がいて、スキャナーで爆発物のチェックを行っていました。彼らは方にLEDのパトライトのようなものをチカチカさせています。

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こちらは深センの中心街。
大都会ですね。

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番外編ですが、到着日の夜のディナーで入ったレストランの青島ビールは、懐かしのプルトップでした。日本ではすっかり見掛けなくなった完全離脱式です。笑

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国際空港はその国の玄関口。各国、地域でそれぞれに特色があるのはとても面白いです。

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同じ国なのに国境が存在する一国二制度の風景

世界の工場であり、ハイテク産業の集積地である深セン市からは陸続きに香港に行くことができます。しかし、そこは中国が誇る一国二制度。深センと香港の境には立派な「国境」が存在し、イミグレーションを通過しなければなりません。これがなかなかの経験で、自称「旅芸人」としては記録しておく必要があるでしょう。

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島国で生まれ育った日本人にとって、陸続きで国境を超えるという経験はとても貴重です。海外居住者や旅行者でなければ、「国を徒歩でまたぐ」という経験はなかなか出来ません。そういえば昨年の3月、サンディエゴ出張時にアメリカとメキシコ国境の町、サン・イーサンドロに行きましたが、その時の経験と良く似ています。「アメリカとメキシコの国境の町 SAN YSIDRO (2015年3月1日)」 緊張感、非日常、ロマン、旅情・・・様々な感覚です。

さて、深セン各地域から香港へ行くには、電車、車、船などの手段がありますが、僕たちは電車を選択しました。下の路線図で示されているLINE1で国境の「罗湖駅」まで移動します。

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ここが深セン側の罗湖駅。改札を出て、入国審査場へ。

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「罗湖口岸」と書いてあるのが、入国管理局のことです。

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中国人、台湾人、そして外国人で窓口が分かれています。

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出国と入国では建物の階が分かれており、一方通行です。両替屋や旅行会社の窓口がたくさんあります。

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イミグレは撮影禁止なので写真はありませんが、ゲートもたくさんあり、人が並んでいました。ちなみに、この「罗湖口岸」は10年前くらいまでは世界で一番旅行者の通過が多い国境だったようです。その数、なんと年間9300万人!今はマカオと中国の国境が一番の様です。しかし、一年で一億近い人が往来しているとは、さすが中国ですね。

イミグレを通過すると、渡り廊下で国境の川を渡ります。この廊下は2階建てで、一階は香港から中国へ入国する人、二階は中国から香港へ向かう通路になっています。

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これが、国境の川。
数々の歴史の舞台になったんでしょうね。ロマンがあります。

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渡り廊下の香港側から見る深センの「罗湖口岸」。立派な建物に「深セン」の文字。

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さて、香港側に無事に入国しました。

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ここに香港側の「罗湖駅」があり、電車に乗って市内を目指します。路線図はこんな感じ。

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駅を見下ろします。

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人もたくさん。

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こちら車窓からの風景。山が多い香港らしく、国境付近は自然のまま。市内に近づくに連れ、徐々に高層マンションが増えてきます。

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尖沙咀(Tsim Sha Tsui)という駅に到着しました。

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香港の路線図。公共交通が発達しています。

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九龍側の市街地です。

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名門、ペニンシュラホテル。

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1881 Heritage。

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こちらは工事中の香港藝術館。

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九龍側から香港島の中環方面を望みます。世界三大夜景のひとつです。

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いかがでしたでしょうか。一国二制度ならではの、国境のある風景。ちなみに、深センも香港もとても蒸し暑く一時間程度歩いただけなのに汗だくになりました。

さて明日は、このブログ名物「世界の空港シリーズ」をエントリーします。

【Airport Gallery】香港国際空港(HKG)より

今朝、深センから電車で香港入りしました。同じ国とはいえ、一応国境またぎなのでイミグレを通過します。なかなか面白い経験だったのでこの件はまたブログでアップします。

全行程を終え、良い出張でした。お会いした皆様に感謝です。今は巨大な空港でゆっくりビールを飲んで仕事の振り返りをしています。夜に関空に戻ります。

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ちなみに空港内に数カ所、Plaza premium lounge がありますが、ここの設備と飲酒の充実ぶりはなかなかです。

次回の更新は日本から。
それでは。

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中国の深センへ

今日はシンガポールの取引先とミーティングした後、関空にダッシュ、中国の深センに出張します。4時半起きでも仕事片付きません。週明けから多忙です。

さて、深センは、香港に隣接する中国きっての国際都市で、世界の工場中国の中でも最も製造業が発達している都市のひとつです。当社として「ものづくりプラットフォーム」のプロジェクトを進めており、Communityユーザ向けへのサービスの一環として重要な打ち合わせがあります。

中国はゴールデンファイヤーウォールが敷かれており、FacebookもGoogleもTwitterもアクセスできませんが、時間があればこのブログは更新しようと思います。

関空から直行便で4時間ちょっと。二泊三日の弾丸出張で、帰りは香港からの帰国になります。しっかり成果を出し、顧客の皆様に良いサービスが提供できるようにがんばりたいと思います。

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