テクノロジーオリエンテッド


イーロン・マスクのハイパーループが実現の一歩を踏み出したというニュースを見て、昨夜の夢に真空チューブ列車と飛行機が合体したような、まるでドリルのような乗り物が出て来て(しかも猛烈に遅い)「なんじゃこりゃ」と思いながら起床した僕です、こんばんは。

「「ハイパーループ」ついに誕生? テスラCEO考案の最高時速1200kmの超高速列車」(ハフィントン・ポスト)

ハイパーループについては昨年辺りから盛り上がりを見せておりますが(僕もwiredなどのメディアで目にするにつけ鳥肌を立てていた訳ですが)、単純に言うと、時速1000キロで真空チューブの中を走るリニアのような高速移動手段のことです。イーロン・マスクが実現に本気で、将来的にはロスとサンフランシスコを30分で結ぶという夢の高速移動手段です。

このような発想はテクノロジー馬鹿による、アイデアとそれを裏打ちする技術(理論)とビジョン(こうあるべき)とのハイブリッドの典型だと思います。そしてこのような壮大な計画を推進するのはもちろんエンジニアです。イーロン・マスクは根っからのエンジニアであり、その技術を用いて大成功して今や世界トップの起業家でもありますが、普通に考えてみても、世界のテック系リーディングカンパニーは全てエンジニアが創業し、今でもエンジニアがリーダーシップを取る企業ですよね。AppleもGoogleもFacebookもteslaも。

当然と言えば当然かもしれませんが、ITで世界的成功を収めるのはエンジニアがトップでいるかどうかです。一時期、マーケティングオリエンテッドが重宝されましたけれど、僕はやっぱりテクノロジーオリエンテッドな企業が大好きですし、そういう企業と関わりたいと思っています。だって、市場を開拓し、時代を推し進めるための実現可能なエビデンスがあるんですから。


そういえば、AT&Tと入れ替わりで、Appleがダウ構成銘柄になりましたね。

アップルがダウ採用銘柄に、AT&Tと入れ替え

時価総額世界最大の企業Apple。apple watchの発売決定、新型MacBookなどまた新たな動きがありましたけれど、新プロダクトが成功するかどうかは別にして、テックオリエンテッドな発想は常に先を行き、マーケットを作るという想像を超えるという意味ではプレッシャーとの戦いです。しかし、それを繰り返すことによってトンデモない発明品が生まれ、それが時代を作るという意味では、本当に魅力的であると言えますね。

という訳で気分転換終了。
こんな時間ですが、また仕事に戻るとしましょう。

電車に揺られながら日米の違いについて出来るだけ浅く考えてみる


アメリカから帰国して、またいつものように満員電車に揺られる日々。

帰国する度に感じるのは、どうしてこんなにみんな真面目に働いているのに豊かさを実感できないのか。疲れているのか。という点です。毎朝毎晩たくさんの人が電車に乗り、会社に行き、一生懸命(そうじゃない人もいるかもしれないけれど)仕事をして家路についています。

皆、ちゃんとした格好をして、スーツやジャケットを着て、少なとくとも見た目では僕がよく出張するシリコンバレーや、先週滞在していたサンディエゴで目にする人たちとは違います。彼らはもっと自由で格好もいい加減。

それでも日本が抱える問題は大きい。成長、豊かさ、夢がないように感じます。もちろん、皆が皆そうである訳ではありませんが。

昨日発表されたForbes長者番付や時価総額ランキング企業、そして目新たしいテック系スタートアップの中でも日本のプレゼンスは相変わらず低いというのが原状。一昔前はサラリーマンは「お気楽で安定」と思われていたけれど、Lifetime employment はもはや過去のものとなり、税金、社会保険、厚生年金もどんどんアップし、いつクビになるか分からない現実の中で「サラリーマン=苦」というのが原状ではないでしょうか。

だって、勤め先一箇所からの収入じゃ、経費を落としたり節税のしようがありませんからね。どんな人でもサラリーマンである以上、額面よりも実質所得ははるかに低いのです。だから大して稼いでいないように見える個人事業主の方が実は財布が分厚かったり生活が豊かだったりするのですね。それは「経費」が使えるからです。経費を使って所得を低くし、その結果、所得税、住民税など税金を安くすることができます。ちょっと話が逸れそうなので、この辺りの仕組みのお話は専門書を読むか、税理士さんにお尋ねを。

さて、話を戻しましょう。

もちろんアメリカの街を歩いていると、本当にたくさんのホームレースを目にするし、3人に1人が自己破産の可能性を持っているような中、日本はまだ格差という意味ではマシなのかもしれません。それにアメリカの企業が強いと言っても大抵はグローバルカンパニーですので、自国に税金を落としているとは限らないし、タックスヘイブンで節税しているので落としていたとしてもごくわずかである可能性があります。また医療保険制度だけ見ても、家族4人がアメリカで生活するだけで保険代が月に15万以上も掛かります。

でもマクロ視点で見ると、やっぱり強いのがアメリカ。日本にいると内需でなんとかなっているのはありますけれど、人口減少に伴ってマーケットサイズもシュリンクしているし、グローバルでのプレゼンスは相変わらず低いとなると・・・先は見えています。


とはいえ、個人レベルではこの原状を変えられないのが事実。

やはりこれからは、サラリーマンが「夢」を持って仕事ができるような環境づくりが大切ですね。

それと共に個人でもしっかりと「稼ぐ」という意識を持つこと。自分の身は自分で守る。税金の仕組みや確定申告をすることのメリットについて、とにかく勉強する。自分の財産は自分で蓄える。この主体性を持っていれば、例えサラリーマンでも明るく元気に仕事ができるはずです。会社や環境のせいにせず、自分で稼ぐという意識を持つことができるのは活力とモチベーションに繋がります。働いているのにお金がないというのはやっぱりモチベーションを下げてしまいますからね。

・・・と、そんなことを電車に揺られながら考えていました。

さて、写真はインペリアルビーチです。
人が少ないこのビーチ、ジョギングやサイクリングには最適の場所です。走りたいなあ。

セグウェイな人たちも。

思えばそこがパラダイス


帰りの電車で、久しぶりに好きなサイトのコラムを読んでいて、ふとBill Evansが聴きたくなりました。有名なアーティストの中でも「この一曲」というのは人によって異なるものです。好きな文章に、好きなアーティストの一曲。

ここがニースじゃなくても、ナッソーじゃなくても、この二つが揃えればパラダイスなのです。たとえその場所がくたびれた人々を満載にした満員電車の中だったとしても。


ビジネスをしている以上、それが良いか悪いかは利益の多い少ないで判断できます。儲かっていれば「良」で、儲かっていなれば「悪」です。残念ながら、それはとても分かりやすくて、多ければ「上手」だし、少なければ「下手」ということになってしまうのも資本主義ならではの特徴です。

経済番組を見ていると「上手な人」も「下手な人」も出て来ます。経験、理論、根性、ありとあらゆる武器を使って利益を出す(ことを目指す)。見ていると、やはり上手な人に目が行ってしまいます。でも、それだけではないということも分かります。経済番組なんて見るものじゃないですね。笑

Bill Evans “Peace Piece”

カフェと富とピケティと


娘を連れて図書館に行った後、カフェでお茶。

通りかかった本屋の前にはトマ・ピケティ氏の21世紀の資本論が山積みされていました。

そういえば、梅田の紀伊國屋でも同じようにピケティ祭りだったので何故だろうと思って検索してみると、最近来日してたんですね。ちょうどアメリカ出張中だったので知らなかった。経済学の世界では富の分配を専門にし、格差社会の構図をシンプルに “r > g”で表した旬の学者として有名でしたが、来日によって本の方もベストセラーになっているようです。

ピケティ氏「21世紀の資本」著者は日本のメディアに何を語ったのか?【ハフィントン・ポスト】

ピケティでアベノミクス批判する残念な人々 ー 政権批判のため、「格差の権威」として利用【東洋経済オンライン】

ピケティ氏については年末に記事をエントリーしていました。
経済格差が埋まらない原因について、恐らく今もっとも説得力がある理論 (2014/12/28)

経済学者の著作がベストセラーになるのは珍しいことですし、一般のニュースで取り上げられるというのもレアなことだと思いますが、やはり「世界的な経済格差」が深刻な問題となっていること、アベノミクスの景気対策の一つである消費増税が(予想されていた事だけれど)家計を直撃し消費が冷え込んでいること、少しづつ少しづつ税金が上がっているので働けど働けど生活が豊かになる実感がないということ・・・などの要因が、経済の仕組みに人々の関心を向けさせることになっているのかもしれません。

しかしながら、事象の解析と分析、そして実際の問題の解決策については別問題です。どんな方法でも、景気が良くなり働く人が働きがいを持ちながら、努力と労働が報われるような世の中になることが一番ですよね。

CESのトピックとトヨタの特許開放


仕事初めということもありニュース系のエントリーが続いてしまいます。興味のない方はごめんなさい。

さて1月といえば、毎年ラスベガスで開催されるCESに世界から注目が集まる季節です。早速、Wired.jpでは「CES、注目のアイテムベスト10:最新ウェアラブルから電気ローラースケートまで」と題して、最新レポートを速報で届けてくれています。いやー、こうして現地に行かなくてもネットで最新情報を見ることができるのですから、良い時代になったものです。

ちょうど昨日、今年のTech Trend について記事を書いたばかりですが、wiredの記事でもウェアラブルとIOT、3Dをベースに新製品をキュレーティングしています。まあ本メディアの特性上、多少バイアスが掛かっているとはいえ注目度は高いですね。


そんな中、トヨタが燃料電池関連の8650もの特許を無償開放するというニュースもありました。

トヨタが燃料電池関連の特許を無料開放、普及促進狙う(産経新聞 Yahooニュース)

これはとても喜ばしいニュースであると同時に、テスラ・モーターズなどのEV自動車の急速な普及に危機感を感じている表れではないかと邪推してしまいます。テスラは昨年、既に特許を開放してオープンイノベーションを進めながら急速充電スタンドも独自に設置して強烈なスピードでEV車の普及を図っています。このオープンイノベーションがガラパゴス化を防ぎ、市場を拡大するための重要なキーワードであるということは間違いありません。小さく利益を確保しようとするとイノベーションの速度は鈍化しますし、市場は広がらず、せっかく素晴らしい技術を持っていてもビジネスに繋がらずに葬り去られてしまうということは数々の事例が示しているところです。

トヨタは2010年にテスラと業務提携を結びましたが、今は解消されているようです。

電撃提携を結んだトヨタとテスラの関係を終わらせた両社の文化的衝突とは(GIGAZINE 2014/8/23)

提携解消後、テスラはEVの道を進み、トヨタは燃料電池車の道を進んでいます。生産台数や売上はトヨタの方が比べるまでもなく圧倒的なのは言うまでもありませんが、未来を作る上での戦略面では、やはりテスラの二番煎じ(特許開放)な感じになってしまっているような気がします。しかし、このタイミングで特許開放に踏み切るところ、やはりトヨタの底力を感じますね。

どこかの企業に就職すれば「一生安泰」と思っている人などいるのだろうか


ハフィントン・ポストのある記事を読んだ時に、ちょっと「あれ?」となったので書いておきます。

人気ランキング上位の日本企業に就職して一生安泰に過ごせると考えているのなら、今すぐ考えを改めた方がいい(Huffington Post)

この記事、「グローバルキャリア」が大切であることと結びつけられていますが、その理由として日本市場がシュリンクし、世界の中でのプレゼンスが低下すること、インターネット等によるグローバル化が進むということ、想定外のことが起こることが普通の世の中になっている、ということが挙げられていますが・・・

全て当たり前のことですよね。

この記事の筆者はアパレル業界の親分であるワールドの執行役員であり、これまでのキャリアを見ると米国生まれで外資系企業の第一線を渡り歩いて来られた方なので、その辺りの事情は熟知されておられるはずですが、今の学生を見て、あえてこの「当たり前」のことを伝えなければならないと危機感迫られて書かれたのであれば、学生(あるいは教育)が、かなり深刻な問題を抱えていると言えそうです。

「グローバルキャリア」とは読んで字の如く、グローバル社会での経歴や職業という意味ですが、グローバルキャリアを目指せと言われた時に学生さんは具体的に何を行わなければならないのでしょうか。語学は必須スキルとしたとしても、じゃあ、外資系企業に就職すれば良いのか、日本企業に就職すれば良いのか意見は別れるところです。

仮に外資系企業に就職したとしても、それが中国籍なにか韓国籍なのかアメリカ籍なのかによって変わるだろうし、外資系企業の日本法人(あるいは日本支社)に就職したとしても、彼らの目的は日本でビジネス展開(グローバル市場の中での one of them)をするために日本に進出している訳であって、そこに就職したとしても、日本で骨を埋めることなってしまう可能性も大いにあります(上司は外国人であることも多いけれど)。逆に日本企業でも、大中小零細問わず、海外売上の方が国内売上を上回っている会社もたくさんあるので、要は「自分の目的」に応じて企業を選ぶこと、選んだ会社で「グローバルキャリア」(と呼ばれるもの・・・)を目指せるかどうかが条件になりますね。必ずしも、海外に出たり、外資系に就職するだけでは不十分ということです。

どんな仕事をしていてもどんな会社に就職しても、能力がある人間は重宝されるものです。「能力」とは、どんな仕事をしても必ず結果を出せる力とでも定義できるかもしれませんが、グローバルキャリアを目指そうが目指さまいが、「能力」のある人間はおのずと自ら生きていく道を選択し、より高みを目指すために幾つもの会社を渡り歩いたり起業したりしてキャリアチェンジをしていくでしょう。語学が必要であれば語学も習得するでしょうし。

「どこぞの企業に就職すれば一生安泰である」というのは、せいぜい戦後の高度成長期のみ通用した訳であって、もう何十年も昔から、もはやその考え方は誰にとっても幻想にしか過ぎないと思うのです。アメリカの大企業であろうが日本の大企業であろうが、潰れる時は潰れるし、シェアが低下してシュリンクするし、マージされるし、企業が存続していても本人が仕事が出来ないならリストラされる。その可能性はドメスティックであろうがグローバルであろうが関係ないと思うのです。

だからこそ「一生安泰」なんて言葉は世の中のどこにも存在しない。もし仮に、今の学生(社会人も含む)の中で、まだそんなことを思っている人がいるとすれば、それはにわかに信じられないことだし、あえてその考え方に警鐘を鳴らす必要があるのだとしたら、これはちょっとした驚きです。

いつの時代も必要なのは、どこであろうが結果を出せることを目指して成長し、生活力や生命力も含めて「強い個」になることが重要ですよね。それが個でなく、チームや組織であったとしても「強くある」のは言うまでもありません。もちろんこの記事に書かれていることは正しいのですが、なんだか少し驚きと違和感を感じてしまいました。

存在しない市場を創出するということについて


12月がこんなに忙しいなんて。
気付けば後半に差し掛かり、残りの営業日数をカウントすると・・・めまいが起こりそうな今日この頃です。書きたいこともたくさんあるのですが、更新する時間もなくてあっという間に二日も飛んでしまいました。それに加えて連日の会食。土日含めて一週間ぶっ通しで会食と忘年会が続きます。いやー、いい感じで師走ですね!

まずは告知から。
QuadceptTech in Asia に掲載されました。先日、日本支社のJさんが取材に来てくれた時のインタビューが記事になっています。エンタープライズユースのファンクションを全てのエンジニアに、という我々のプロダクトコンセプトが「Makers目線」で良くまとめられています。もし興味がある方は下記からご覧ください。

Makers rejoice! Quadcept is leveling the playing field for circuit board design tools (Tech in Asia) ※記事は全て英文


昨年の大きな話題と言えば、東大発ロボティクスベンチャーの「SCHAFT」がGoogleにバイアウトしたということではないでしょうか。SCHAFTについては弊社も多少絡みがあったということもあり、僕も一人のテックジャンキーとしてとても注目していたスタートアップスでした。

そのSCHAFTですが、Googleバイアウトの舞台裏が一年後の今になってようやく明るみに出てきました。BLOGOSに掲載されたこの記事、必読です。日本が抱える問題点が浮き彫りになっていますが、問題はこれからどのような戦略を取るかということです。

<東大発ベンチャー・シャフト元CFO激白>世界一の国産ロボットはなぜグーグルに買われたのか ー 「支援する枠組みは行政に無い」―日本からジョブズが出現しないのはなぜか(BLOGOS)

「見逃し三振を避ける」ためにはどのようにすれば良いのか。何もない荒野に市場を創出するということは、何を意味するのか。とても考えさせられます。

ちなみに「SCHAFT」については過去にこんな記事も書いていますのでご覧ください。

Innovationの息吹を感じた初日(2014/1/15)

今年、目が離せないデバイスとテクノロジー(2014/1/16)

人間の労働がロボットに置き換わる日


しとしと降り続いた雨も夜に止み、また一段と寒くなりました。

「Amazonが倉庫ロボット1万5000台を導入し最大1000億円の人件費削減へ」(Gigazine) というニュースと時を同じくして、「ホーキング博士「人工知能の進化は人類の終焉を意味する」(ハフィントン・ポスト) という記事が相反するように流れてきました。

Amazonのロボット導入により、労働者が過酷な労働環境から開放される一方で、人件費=労働者自身も削減してしまうことになります。Amazonの流通センターで働いていた数万の人々はリストラされることになるでしょう。彼らはどこに行くのでしょうか。そしてこの先、どのように収入を得ていくことになるのでしょうか。

今後益々、AI(人工知能)とロボティクスの導入は加速していくことになりますが(これは避けられないことでしょうね)、それと比例して雇用の受け皿となっていた単純作業はここ数年の内に徐々に姿を消して行くことになります。そうなると、人間の労働力は必要なくなります。今後「誰でも出来る」単純作業は姿を消して行き、代わりにAIがその役目を担うことになるのは明白。その時、人間はどのような仕事をしているのでしょう。

答えの一つは「体験」を売るということです。
物やサービスに「体験」という付加価値をつけ、提供する。

プレミア感、ワクワク感、非日常感、未来感。

気持ちが高揚するようなものであれば、人々はお金を払います。レッドブルは栄養ドリンクとしては大したことないのにも関わらず、なぜあんなに高い価格で売れるのでしょうか。ブランディング視点で見るとおのずと答えは見えてきます。

今後、どれほどのスピードでパラダイムシフトが加速するか分かりませんが、少なくとも、自分たちが思っている以上のスピードで世の中は変化してきています。今でも、知らず知らずの内に大きな格差が生まれています。その格差というのは、「仕組みを作る側」と「それを利用する側」と言うことも出来るかもしれません。SNSで日々情報発信をしている数億人の利用者が儲からないで、何も情報発信をせずにシステムメンテナンスと開発だけをしているサービス提供者が莫大な富を築いていることと同じですね。Googleもそうです。

これから何をすべきか、どうしていくべきかを考えると、怖くもあり、面白くもあります。しかしやはり、ホーキング博士の警鐘は真実のようにも思えます。

「クラウドソーシング」をキーワードに考えてみると面白い


クラウドソーシングが昨今のビジネスのキーワードになりつつありますが、あんなに広大なアメリカなのに、最短一時間で生鮮食品が届くサービスがあるというから驚き。以下、Tech Watch からの引用。

即日配達ECは激戦へ…最短1時間で生鮮食品が届く「Instacart」を使ってみた!(Tech Watch)

もちろん、サービスの展開地域は大都市圏。SF、シカゴ、DC、フィラデルフィア、サンノゼ、LAなど。ショッパーという登録者を利用し、オーダー毎にスーパーに買いに行くという「アプリを使ったおつかいサービス」なので、在庫も持たずにOKというところが魅力ですね。そしてこのサービス、週10%以上の速度で成長しているというから驚き。

アメリカでは、Amazonやをウォルマートなども展開していますが、日本では今後どうなっていくのでしょうか。いずれにしてもクラウドソーシングというキーワードを元にしたサービスは今後アイデア次第でどんどん膨らんでいきそうです。

あれこれとイメージするだけで楽しいですね。

Gartner Tech Trend 2015 から、今後のビジネスをイメージしてみる


毎年好例、GartnerからTop 10 Strategic Technology Trends for 2015 が発表されています。

この三連休、予報どおり雨で屋内にいることが多いのであれば、各Trendをしっかり時間を取って熟考してみようと思っています。何か新しいものが見えてくるかもしれません。吟味し、イメージする。ビジネスモデルを生み出すには「時間」と「転地療養」も大きな要素になると思います。

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デジタル・ビジネスに向けた動きが明確に


10月も最終日。
梅田の茶屋町アプローズではまさかのツリーが。

一年、どんだけ早いんだ。