ポカポカ陽気の一日、実家の梅が満開。
古い家ゆえ、誰がなんのために植えたのか分からない木ですが、こうして毎年花を咲かせ、実を実らせてくれます。
時代は移り変わりますが、その時、その時の小さな選択や決定、思いつきの一つ一つが事実として残り、後世の人間がその事実を受け継ぐのが歴史です。今、生かされ、こうして花を楽しむことが出来ていることに感謝しつつ、自分の小さな決定の一つ一つが後の時代を作るという事実を再確認させられます。
先日、横浜の某一部上場メーカーさんの研究開発センターに行った時のこと。開発部の方と話をしていると、自分たちは設計者として、これを使う人はどういう風に使うのか、製造の人がそれを作る時はどうしているのか、それを想像しています、いくらスペックが良くても、使いづらいもの、作りづらいものは世に出してはいけないと思っているので・・・という言葉が出てきました。
使う人(エンドユーザ)のことを考えるのは当たり前だとしても、設計工程よりも下流にある製造現場のことを考え、作りやすいかどうかまで考えるのは、当たり前のようでなかなか出来ないことです。なぜなら大抵の場合、工程は縦割りされているので相手の顔も見づらく、自分たちは設計者の論理で良いと思うものを作り、時間に追われながらも納期さえなんとか守っていればそれでOKと思ってしまいがちだからです。
価値というのは、それを使う人が決めること。設計だけでなく、全ての面で同じことが言えますよね。自分が良いと思っていても、相手がそう思わないなら、相手にとってそれは価値がないことと同じ。思いやりを持ち相手の立場に立って、キャッチしやすいパスを投げてあげたり、分かりやすい言葉を掛けてあげたり、そういうことだと思います。
仕事柄、技術者の方と会うことが多く、今日も日本の代表するメーカーのユーザービリティ評価の専門家と話をしていたのですが、どこのものづくりの現場にも、自分の専門分野に誇りと責任を持ち、その技術を通していかに世の中を良く出来るかを真剣に考えているエンジニアがこの国にはたくさんいるなと、毎回実感します。日本の製造業を取り巻く問題はたくさんありますが、現場一人一人のそういうポジティブな精神が何かを変える力になって欲しいなといつも思います。
先週末から続いた連続飲み会から、日曜日に出走した大阪ハーフマラソンに至るまで怒涛の日々が続き、ブログの更新がすっかり途絶えてしまいました。
さて、今夜は7年ぶりに再会する某社会長と一献。
その方は元々、人間としての深みと奥行き、そして圧倒されるくらいのオーラとパワーを持つ方だったのですが、数年の時を経て以前にも増してその懐の深さが広がったような気がします。気さくな中にも凄みがあり、それが威圧的ではなく、優しさと愛情に溢れていて不思議な安心感を感じます。その方を中心に、各分野の第一線で活躍する親友二人が加わり、とても楽しい時間となりました。
人を包み込む力って、どのように培われるのでしょうか。
持って生まれた何かなのか、経験と学びによって習得する後天的なものなのか。願わくば自分も、愛情に基づく深みと奥行きが出る人間になりたいと思います。とても抽象的なものですが、こういうタイプの人って言葉では表現できない魅力というものがありますね。
いずれにしても人それぞれタイプは違えど、ポジティブな人間が集まるとその場にパワーがみなぎります。こうした「引っ張ってくれる」仲間がいることに日々感謝です。
「フレンチおでん」で人気のコウハクが、ルクアイーレにオープンしてから初めての訪問。平日でも夜なら一時間はザラに並びます。阪急三番街、新大阪に出店してもそれぞれスタイルが違うからか人の分散もない様子。最初は阪急東通りの一角にある知る人ぞ知る人気店だったのですが、すごい勢いですね。
トマトのジェノベーゼや大根ポルチーニソース、フロマージュ焼きなど定番メニューを一通り楽しんでから、ぶりの上に大根とフォアグラがのった「フレンチぶり大根的」なものをいただきました。見た目も美しいこの一品に、僕は客への気遣いを感じずにはいれませんでした。
「おでん」といいつつ、フレンチテイストなので、基本的にソースやクリームがたっぷりで僕のようなオッサンは徐々に重たさを感じてくるのがコウハク。いや、もちろん全てハズレなし、全メニューとても美味しいのですが、段々と口の中が重たくなってくるのも事実なのです(頼んでいるものがそういうものばかりだから)。
この一皿も、ぶりと大根というお互いの良さを完璧に引き出し合う組み合わせに、なぜかフォアグラが。ただフォアグラがのっているだけであれば、しつこい味になってしまうのですが、そこはコウハク。バルサミコ酢がさっとかけてあって、最後に口の中に酢の清涼感が広がるのです。これがなければゴテゴテだったかもしれません。こういうところ、いいですよね。シェフの客に対する気遣いが感じられて。これ一品で980円。CPも最高です。
料理する人の気持ちが届く一皿はやっぱりいいでものです。今日は今日とて新地で会食の予定。どんな一皿に出会うことができるでしょうか。
早いもので1月も終わりに差し掛かろうとしています。
今月に入ってから今までの走行距離は92.5km。今週の日曜日には大阪ハーフマラソンがあるので、予定通り出場して無事に完走することができれば、毎月の最低目標としている100kmは楽に超えるのですが、レースを込みにするのは少しリスクがあると思い、帰宅後がんばって10kmを走りました。
今日のような寒い夜に、帰宅してすぐに着替えてまた外に出るのは少し気合が入りますが、走った時と走らなかった時の気分的な差はあまりに大きいことは嫌というほど知っています。一息入れちゃうと出れなくなってしまうので、食事もせずに、えいやと外に飛び出しました。
21時の国道は、ラーメン屋、焼肉屋、居酒屋などがじゃんじゃん盛り上がっていて、誘惑だらけ。寒いし、ラーメン屋でちょっとビールでも引っ掛けようかな、帰りは近くの駅から電車で帰ればいいんだし。そんなことも少しだけ考えたり考えなかったり。
誘惑を振り払うかのように、また早く帰りたいという気持ちで走っていると、4:32/kmペース。結構飛ばしてたみたいです。悔しいのは「言い聞かせラン」をすることを忘れてしまったこと。それさえしていれば20秒台で走れたかもしれません。まあ今日はタイムアタックするつもりもなく、100kmという数字を達成することが目的だったので良しとしましょう。夜の良さは遠くの景色が見えないので速く走っているような錯覚に陥ることです。昼間のように遠く先が見えていると、「ゴールはまだあんな先だ」と思ってしんどくなってしまうこともありますもんね。
何はともあれ、今は達成感でいっぱいです。
やっぱりがんばって走って良かった。
週の後半の東京生活から、神戸空港に帰ってきたのが金曜21時半。土曜日は身体を休めるべく、自宅で提供いただいた日経ビジネスを拝読しつつ、宇宙ビジネスのトレンドについて思いを巡らしていました。
先週の展示会では、当社Quadceptのブースでも大阪府大の超小型衛生「opusat」を展示させていただき、多くの来場者の注目を集めていました。現在当社では、大阪府大の准教授率いるベンチャー企業と業務提携をし、設計データ管理ツールと上流設計管理ツールの開発を進めているのですが、そのデモが目的です。
アメリカでは官よりも民間主導で宇宙ビジネスが進んでおり、再利用可能ロケットのSpaceXのように、ロケット開発から顧客を意識したサービスまでが幅広く活況です。日本の宇宙ビジネスは国家予算に依存しており、実に総額3554億円の内、官需が91.2%となっています。これが問題であるかそうでないかはさておき、リスクを考えず「先手必勝」の圧倒的スピードで進み続けるSpaceXのような企業が出づらくなるのは確か。そこで、宇宙ビジネスを儲かる分野として、異業種からの参入や出資を促すのが不可欠であると記事にはありました。
自分も、昨年8月のMakerFairTokyoでスポンサー参加した際、インターステラテクノロジーズをはじめとする宇宙ベンチャーや各大学のプロジェクトが展示してあるのを見て、裾野の広さを実感すると共に、夢を夢で終わらせないように官民の支援(どちらかというとキャッシュを鬼のように持っている民間企業)の枠組みが必要だと思っています。我々としても、上流設計支援ツールを通じて少しでも貢献したいと思っています。
さて、こちらは打って変わって梅の花。
庭の梅の木、徐々に蕾が膨らんできました。まだまだ硬そうな蕾を見ていると、一つだけ花が開いているのを見つけました。季節は徐々に進んでいます。
時代は自分たちの想像以上に速いスピードで変化しています。
誰がコンビニ店員の時給1500円を想像したでしょうか。コンビニレジ打ち専門の派遣会社が存在し、時給2500円で派遣するなんて考えたでしょうか。誰が、人出不足でファミレスの24時間営業がなくなり、ビル建設の計画はあったとしても要員不足で頓挫するなんて時代を考えたでしょうか。そして、今日のニュースを賑わせた「東芝解体」を誰が想像したでしょうか。(近づく「東芝解体」=相次ぐ事業売却 時事通信)
一昔前なら「まさか」と思われたことが、とても速いスピードで現実になっています。
これに関しては色んな議論があるのは承知ですが、優秀なエンジニアが山ほどいるにも関わらず経営難に陥ってしまうのは、マネジメントの責任であることに違いありません。せめて、願わくば、優秀なエンジニアの国外流出がないようにしてほしいものです。とてもロジカルとはいえない、感傷的な表現になってしまいますが。
製造業や「ものづくり」の分野にITという切り口でどっぷり浸かっている自分としては、日々会うエンジニアの皆さんが本当にしたいこと、つまり煩雑な業務にリソースを割き、自分の将来に不安を感じながら働くのではなく、アイデアを即座に具現化することに注力して欲しいと思っていますし、そのためのソリューションを可能な限り提供していきたいと思っています。
本当に日々色々と考えさせられますが、過去や今の常識にとらわれず、常にソリッドな思考を持ち、変化に柔軟でありたいと思います。そういう意味で、今日の新橋での飲み会は本当のエンジニアの皆さんと腹を割って意見交換ができ、その中から課題とブレイクスルーのポイントを見いだせたことが収穫でした。
今日から出張で東京に滞在しています。
最近は仕事に便利(あと、皇居ランに便利)な半蔵門駅上のホテルモントレを定宿として決めているのですが、このホテル、素晴らしいサービスです。恐らく宿泊客をデータベースに登録しているのでしょう。僕のように月に一度来るか来ないかの客に対してさえ、過去に泊まったことのある客を知ってかファシリティやカードキーの使い方など余分な説明はすべて省くのはもちろん、必ず、部屋をアップグレードしてくれるのです。プレミア感を客に感じさせるのはエンゲージメントの基本とはいえ、サラリと、しかも毎回そうしていただけるとファンにならざるを得ません。
もちろん、僕はモントレの回し者でもなんでもないし、いわゆる5つ星ホテルなんかは当たり前のようにそうしているのは承知の上ですが、さすが、トリップアドバイザーや各ホテルサイトの表彰を受けているだけあり、ちょっとした気遣いが忙しいビジネスマンにとって「居心地の良さ」を感じさせ、「ここなら大丈夫」という安心感を生み、リピートに繋がせるのでしょうね。
今日は久しぶりに人事の勉強会に参加させていただきましたが、そこでもエンゲージメントというキーワードに関してとても学ばされました。学んだことはしっかり会社で反映したいと思います。
寒空の下の出勤日。
来週から始まるビッグサイトでの展示会を前に、準備や会議などが続きつつも土曜日ならではの集中出来る環境で仕事をドバっと片付けました。夕方、グランフロントに用事があって外出すると、空と建物とのコントラストがやけに鮮やか。
写真では伝わりませんが、この時、すさまじい北風が吹いていました。高層ビルによって更に風の強さが増幅されたのでしょう。マフラーに首をすくめ、建物の中へと急ごうとして顔を上げると、大阪駅を照らす西日の鮮やかさと風に流される雲の早さに目を奪われました。
風が強い日のご褒美は、なんと言っても陰陽の鮮やかな光のコントラストとクリアな大気です。
空気の流れが早く、雲もどんどん流れて行きます。太陽の光が大気の埃に遮られず地表に降り注ぎ、非常にくっきりとした陰影、コントラストを生みます。写真から伝わらない寒さ。こんな日も悪くはありません。もちろん、大雪、大寒波でお困りの方もたくさんいらっしゃるでしょうから、無邪気に喜んでもいられないのですけれど。
忙しい日々が続き、毎日が飛ぶように過ぎて行きますが、こんな時には合唱曲を聴くことが良い薬になります。いや、唐突ですよね。
自分自身は特に合唱部出身とか、グリークラブに所属していたということもないのですが、子どもたちが小学校に入学してから音楽会や合唱コンクールなどを参観するに従って、僕はすっかり「合唱」の魅力にハマってしまいました。iPhoneには数曲の合唱曲を入れて、移動中などテンションを上げたい時に聴いたり、Youtubeで子どもたちが歌っていた曲を検索して聴いてみたりと、「笑顔になる薬」代わりに使用しています。
昨年行われた次女の小学校の音楽会のDVDが今日届き、夜家族で視聴しました。4年生学年全員での曲は、「明日笑顔になあれ」という曲なのですが、もうね、とても良い曲なんです。テンポの良いピアノ伴奏に、素晴らしい歌詞。一部書き起こしてみます。
もしもこの背中に 翼があったなら今 高い山をとびこえ
海をわたって 遠くキミの住むまちへ とぶよ
もしもキミの頬に
涙こぼれたなら
ひかる 風の花束 空中集め その胸にかざるのに
いつだって いつだって 思っているよ
会えないときも空はつながっている
明日笑顔になあれ 願い大空へ飛べなくても そうさ胸の翼広げて
my friend
そばにいるよ
合唱曲って、どの曲も歌詞がいい!それを子どもたちが一生懸命歌っているだけで、こみ上げるものがあります。なんてピュアなんだろう。酸いも甘いもある程度噛み分けることが出来るようになった(と思った)時こそ、合唱曲です。そして、出来れば聴くだけでなく、一緒に歌ってみると効果は倍増しますので、オススメです。いつまでもピュアでいたいものです。
さて、今日の写真シリーズ。
今週に入ってからの夜の徘徊模様を掲載してみます。