静かな朝にグルメレポート


おはようございます、本日5時起き。
外は静かで湿った風がビュウビュウと吹いています。風にのって、3km離れた海から磯の香りも漂ってきています。静かな朝。台風は熱帯低気圧に変わったようですが、秋雨前線を刺激しているようでこの週末もずっと天気が悪そう。カラッと晴れて爽やかな秋晴れは、まだ先のことになりそうですね。


さて、以前にも紹介しましたが、阪神御影駅の「ライオン堂」に久しぶりに行って来ました。ここのすごさは圧倒的なコストパフォーマンスと、その価格に見合わない程の味の良さ。二回目の訪問でしたが、やっぱり美味しかったので、メニューを写真に撮って来ました。

多分信じられないと思うけど、この「ライオンキングサイズビフテキ」は、380円です(笑)肉は柔らかくジューシーでうまい!ボリュームもたっぷり。噂によると完全に原価割れしているそう。

こちらはカツとじ。この大きさで280円。
ここに行った後、他の店にはよう入れません・・・

結局二人で散々飲んで食べて3,800円くらい。一人2,000円行かないもんね。すごいわ。もちろん、安さだけがその店の価値を決めるものではありませんが、平日から大混雑している店には、ちゃんとした理由があるということですね。

二軒目の〆は、こちらも平日からお客さんで一杯の苦楽園、「Amistad」。今月の「すだちのジントニック」が大変美味でした。


8月も今日で終わり。
この週末は書き物の提出期限で自宅と図書館に篭りっきりになりそうですが・・・少しでも早めに終わらせてジョギングでも行きたいと思います。

それでは皆様も良い週末を。

朝方から夜の話をするなんて


先週は後半に掛けて、昼も夜も縦横無尽に走りまわっておりました。少し更新も空いてしまいましたが、数多く回った店の中でも極私的にセレクトしたお店をシンプルに紹介しておきます。

WHITE RABBIT TAVERN

茶屋町、中津界隈での二軒目でたまに顔を出すバー。
先日10周年を迎えました。おめでとうございます。

暖炉をモチーフにした棚の前のソファはアンティーク。
この椅子に座り飾り棚に並べられたウイスキーの瓶やロッキングチェアを眺めているだけでも心の底から寛げる落ち着いたバーです。

北新地 焼鳥YAMATO

アバンザ堂島の横のビルにある、最近人気の焼鳥のお店。
写真は、「フサンダージュしたプレノワールの焼霜」。
4〜5日熟成させたモモ肉の網焼き、黒トリュフ塩と共にいただきます。
素晴らしい一品でした。

・芦屋 花菜
夏は暑いので冷たいものばかりを取りがち。そこで向かった先はうどんの店、花菜。
蕎麦屋を一品料理屋代わりに利用して最後の〆に蕎麦、は良くやるのですが、うどん屋でこの使い方が出来る店は少ないかも。夜は、刺身、鯖寿司、きずし、野菜を使った料理、創作和食の一品料理の数々。焼酎や日本酒も充実。もちろん、うどん屋であるので最後はうどんで〆たいもの。ちなみに僕が好きなのはあんかけうどんです。

いつも行き慣れた街や店もいいですが、たまにふらりといつもと違う駅で降りて開拓して見るのも良い感じ。そういう意味では、阪神西宮や阪神芦屋などの阪神沿線も良い店多いですよね。来週はどんな店に出会うことができるでしょうか。楽しみです。

こんな嬉しいことはない


いつもお世話になっているA社長にお誘いいただき、上新庄で季節外れの河豚をご馳走になりました。奉行H女史の鍋さばきも素晴らしく、なんだか本当に楽しい夜。料理の旨さに感動。もう、言葉には言い表せない程でした。

河豚づくし。
ひれ酒最高。

河豚の寿司。

これぞH女史の真骨頂。
あれだけ色んなものを煮たのに、この出汁の透明感はなんなんだ。
ここから、フィナーレの雑炊へ。

今までのてっちりはフィナーレである雑炊に向けての前座に過ぎなかった。
(てっちりの旨さに感動しっぱなしだったのだけど)

本当に良い店は、愛媛松山の「田なか」もそうだったのですが、メインディッシュは「ごはん」であるという。僕はまだまだ甘ちゃんです。奥が深過ぎます。まあ、最後の〆の雑炊の旨かったこと。

そして、もう一つのサプライズが。
ブログ開設9周年を祝って、なんと、こんなプレゼントまでいただきました。

本当に本当に、嬉しかったのです。
A社長、本当にありがとうございました。

こういうことがサラッと出来る大人になりたい。
男として目指すべき姿。

という訳で最高の夜に感謝です。


今宵はしっとりと。

熊谷ヤスマサPRAY  PV

旬の魚をいただいた後、塵灰の中にて悔ゆ


イギリスから親友が一時帰国しているため、夙川の「起名」で仲間たちと集まって歓迎会。リクエストは「鱧」。そりゃそうですわね、気持ち分かりますよ。イギリスと日本は同じ島国とはいえ、魚を食べるという習慣は全く異なる。日本のようにありとあらゆる種類の魚を食べる訳ではなく、まあ、白身魚のフライとサーモンと・・・っていうくらいでしょう。という訳で、鱧をドーン。

湯引き

あぶり

刺身

かます

季節の魚づくし。
起名は夙川でしっかりした和食を出してくれる店として有名ですが、さすがのお味。他の料理も、日本酒も(獺祭のオンパレード)大変美味しく、飲み過ぎてしまいました。うん、美味しいものは少しだけいただく、という点をそろそろ学ばなければなりません。
その日は東京からもゲストが参加。はい、Skypeで繋いで、皆との久しぶりの再会を楽しみました。みんな元気そうだし、本当に楽しかった。気の置けない仲間たちとの飲み会は本当に楽しい。また集まりましょう。


塵と灰の中で自分を見つめなおす必要性を認識。
美味しいものは少しだけ、「嗜む」という言葉の意味をしっかり理解しなければなりません。嗜むとは、「愛好する」という意味に加え、「つつしむ、気をつける、用心する」という意味や「見苦しくないように整える」という意味もあります(コトバンク参照)。

嗜む。

そろそろいい年なので、無茶な飲み方はやめよう、と反省。
この言葉をしっかりと石に刻み、塵灰の中で悔い改めて日々精進したいと思います。

ここにいるのだ、という確認作業


秒速で過ぎ去った一週間。

今朝は早起きして次女の授業参観、今は長女のピアノレッスンに来ています。昼夜問わず目まぐるしく時間が過ぎ、目の前の光景がどんどん変わっていく。そんな一週間でした。

土曜日の午前中、聞こえてくるピアノの音色に耳を傾けながら、一週間の振り返りを行うのがとても心地良いです。時間の流れ方が全然違う。ホッとする。地に足が着いた感じ。逃げてはないけど、訳も分からず走りまくってどこまで逃げたのか分からないけど、誰も追いかけて来なくなってバタッと倒れこみ「ああ、自分、ちゃんと生きてるな」と再確認した時に味わう安堵感に近い感覚w


昨夜は某企業が主催される250人規模のパーティーに参加させていただきました。

難波で飲むのは久しぶり。いつもと違う場所、環境に身を置くというのも変化があって良いものです。グラス片手に一階〜最上階のテラスまで行き来しながら色んな方と話し、盛り上がりました。めちゃくちゃ喋っていたので声がかすれています。いや、酒やけかな。

終電で帰り、芦屋で一杯。地元は地元で面白いもので、のぞく店、のぞく店にいつもの常連の皆様がいて、家に着くまでにビール一杯で何件か回って帰る挨拶回り状態。楽しいな。

こんな子にも出会いました。

それでは皆様、良い週末を。

創意工夫と以心伝心


晴天に恵まれた日曜日。
芦屋の奥座敷、奥池の遊びの広場では「あしや山まつり」が開催されており、来場者も多く、またハイカーの皆様も思い思いにお弁当を広げたりして賑わっていました。

山まつりで毎年行われているチアリーディング

そんな中、春のBBQ大会を開催しました。

メンバーはいつもの仲良し8家族。半年に一度はハウスパーティーをしたり、BBQをしたり、前回はレンタルカフェを貸し切って持ち寄りパーティーをしたりして、家族ぐるみの仲なので、子供たちも親戚同士のように仲良し。

場所と時間を決めてしまえば、あとはメーリングリストでパッパッパッとそれぞれの家族の持ち寄りの食材を決めたりして、以心伝心の段取りで物事が決まって行きます。長い付き合いをしているからとは言え、この辺りのスピード感と阿吽の呼吸感はいつも快適。みんなそれぞれありがとう。

そして、持ち物の創意工夫が素晴らしい。食べることと飲むことと話すことに夢中で写真は撮り忘れましたが、干し肉、ホイル焼き、下準備された野菜や焼きそば、サラダ、お漬物、ご飯物、スパムむすび、〆のお茶漬け、デザートのフルーツ、その他色々と・・・もちろんお酒に至るまで、持ち寄りの食材の創意工夫の素晴らしさよ。最近、忙しくてなかなか料理をする時間がないのですが、皆の腕前を見ると、刺激されますね。ゆっくり料理する時間くらい作らなければ。

会う度に子供たちも大きくなるし、今回も嬉しい報告があったりして、本当に気の置けない仲間たち。年齢を重ねても、ずっと仲良くいれるこの関係にいつも感謝です。次回は夏か秋くらいに集まれるかな。みんなありがとう。

グルメ紀行


久しぶりのグルメ紀行です。

飲み仲間のN君オススメということで向かった先は阪神西宮駅の南側、「酒食堂 風屋(かじや)」。
N君の先輩が経営する創作和食のお店です。

開口部が全て窓ガラス、とても雰囲気の良いお店は金曜日ということもあって満員御礼。聞くと、平日でも常に満席らしいです。明らかに人気店ですね。

地酒とこだわりの料理の数々、酒のセレクトとメニューを見るだけでこだわりが感じられます。付き出しに続いて、刺身の盛り合わせ。

アボカドの上にみじん切りしたネギとトマトがたっぷり、ポン酢を掛けたもの。これ、絶品でした(写真はなし)。その後、蕎麦と焼きナスのサラダ。生ビールを二杯オーダーした後は、獺祭を。カクテルに冷酒。最高です。

のどぐろの煮付け、肝付きで。
この店、魚が旨い。

味付けは少し甘目ですので好みが分かれるかもしれませんが、なにせ、煮付け具合が最高。身がホロホロにとろけています。骨からスルッと身がほぐれる感じが最高。

店の感じ、そしてマスターの中西さんもとてもオシャレで感じの良い方。
店の雰囲気、料理の味、酒、全てにおいて良いお店でした。
お近くの方は是非。

カウンターに釣ってあるヤガラの頭も見ものです。

旅先で、とても良い店に巡り会った「松山八坂通り〜 草庵 田なか」

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GW前半最終日。
まとまった時間が取れたので、食のレビュー記事です。

先日訪問した愛媛県松山市の魅力は「坂の上の雲」で有名な秋山兄弟、正岡子規の里という歴史、坊ちゃん列車が走る風光明媚な町並みに道後温泉、そして「食」。瀬戸内海からあがる素材の良さ。そして地方都市だからこその「程良い大きさ」もまた、心地良いのです。

さて、この街で美味しい「食」に出会ったのでご紹介させていただきます。

繁華街である大街道駅から徒歩で5分くらい。
八坂通りにひっそりと佇む隠れ家のようなお店、「草庵 田なか」。

見た目は小さな古民家。
以前、お茶の先生が使っておられたという民家を改装されたそうです。女将いわく、使えるものは使い、残すものは残して作りましたという内装は、丁寧で、快適そのもの。靴を脱いで玄関をあがってすぐ右にカウンター、奥にテーブル席が二つ。2階もありますが、ここは団体予約専用とのことでした。しかし、関西でもこの雰囲気はなかなかないな。京都のような雰囲気。そして程良いこじんまり感がまた、この松山という街の程良い大きさと比例してとても落ち着きます。

メニューはお任せコース料理のみ。
お酒は地酒の「寿喜心」を中心に日本酒、焼酎、ワインなど充実の品揃え。日本酒党としては、もう少しマニアックな地酒をラインアップして欲しいとも思いますが、その後に出て来る料理の数々を見ると、その願いも贅沢というものでしょう。

さて、席につくとまず、「苦手なものはありませんか?」と女将さんが親切に聞いてくださいます。刺身や魚が苦手な人には炙りや創作肉料理などに替えてくれるという配慮。この気遣いは素晴らしい。

まずは、蛸、鮑、季節の野菜。
蛸の上には木の芽のソース。
春の風味が口一杯に広がります。

刺身。
一日から二日寝かせたものばかり。
「できれば、塩と山葵のみでお召し上がりください」と。醤油もありますが、塩でいただきます。寝かせることで、旨味が増し、塩でいただくことで甘みを最大限に引き出す。良く考えられています。そして山葵がまた旨い。

焼き物。
鰆を桜の葉で包んで焼いたもの。
鰆といい、桜といい、テーマは完全に春。塩加減もいい塩梅です。付け合せの焼野菜は、徳島産のアスパラガス、ズッキーニ、さやえんどう。特にアスパラガスは大振りなのに旨味たっぷり。

揚げ物。
「活媛あなご」で有名な松山市の沖合10kmに浮かぶ「中島」の穴子を天ぷらに。先程の徳島産アスパラガスを巻いてあります。ほくほくの穴子身とアスパラのシャキシャキ感。良く考えられている。刺身といい、天ぷらといい、「塩党」の僕には最高。日本酒の熱燗がすすみます。

ちなみに当日は季節はずれの低気温でしたので、日本酒は全て熱燗でお願いしました。4月に入り酒の方も春仕様に変えたとのこと、冷やメニューの方が充実していたそうです。次回は是非、冷やで。

さて、ここからが本番。
「当店のメインディッシュである、御飯です。まずは蒸らしていない一番飯をどうぞ。お代わりはたくさんあります。二杯目以降は蒸らしが入りますので、風味も変わりますよ」とのこと。ここのメインディッシュは御飯なのです。ちなみに、魚沼産のコシヒカリ。

まず一杯目。
何もつけずにそのままで。
蒸らしが入っていないので、アルデンテの御飯。

そして二杯目。
自家製のお漬物とちりめんじゃこ、お味噌汁と一緒に。
蒸らすことによる風味の広がり。

「メインディッシュが御飯」というだけあって、炊き方に相当こだわっておられるようです。そして実際、美味しい。

デザートは、苺のソースに黒豆、キウイ、オレンジなどのミネストローネ。ミネストローネとは具だくさんという意味です。文字通り具だくさんのデザート。

店の雰囲気といい、料理の丁寧さといい、大満足。出てくる料理の割に値段もリーズナブル。この季節は春をテーマにしておられましたが、夏、秋、冬、と行った具合にコースメニューも代わるのでしょうね、近くにいる人は年に四回は楽しめるのですから羨ましい限りです。

この八坂通り界隈は、昨年訪問した「丸西商店」さん「わらじや」さん(さとなおさんのページにリンクさせていただきます)を始め、素材を生かした創作和食の名店がずらりと並んでいます。「田なか」さんも「丸西商店」さんも、大阪で修行され、素材の良さに惹かれて松山に来られたという意味では、共通点もあり。

という訳で、まだまだ奥が深そうな松山。

是非、料理番組のロケで取り上げていただきたい!僕もナビゲーターとしてお供しますので。(to H井さん(笑))

いつか食べ好きの皆様とツアーを組んで行っても面白そうです。旅先でふらりと名店に出会う。これぞ贅沢と言うものでしょう。

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人をリラックスさせる達人


昨夜は、尼崎の和幸寿司へ。駅から遠い場所にあるにも関わらず、芸能人やスポーツ選手御用達の店として有名です。いつも親しくさせていただいている番組ディレクターの平井さんにお誘いいただき、武庫之荘駅で待ち合わせ。「野菜王子」でお馴染みのCA福原さんとラーメン「鶴麺」「クリフ」の大西さん、そして、素敵な女性の方と合流し、皆でタクシーに乗車。

中に入ると芸能界で有名なM姉様が先に到着しておられました。初対面でしたがとても腰が低くフレンドリーですっかり身内のような気分になってしまいました。番組プロデューサーの田中さん、田畑先生も後から来られ、総勢8名でスタート。

さて、和幸寿司。
ここは醤油を置いていないお店です。

大将がそれぞれのネタに塩やすだちなどで一つひとつ「仕事」をした状態で出してくれるお店。所謂、創作寿司に近い感じでしたが、食感、味ともに本当に美味しく、ついつい食べることに夢中に。また、皆様のトークが本当に楽しくて勉強になることばかりで、写真を撮ることすら忘れてしまいました。

ごく一部を紹介。

こちらは「トロのおはぎ」。
シャリがもち米のようで不思議な食感。

和肉とシャリの間に、にんにくスライス一枚、そして和牛の上にはウニ。
口の中で様々な味が広がります。

置いてある日本酒は賀茂鶴。
祖母が賀茂鶴の酒蔵がある町に住んでいるので、非常に慣れ親しんだ飲みくちの柔らかい味。冷酒が進みます。出てくる寿司の一品一品がしっかり創作、仕事されていて、都度、驚き。まるでテーマパークにいるような気分で楽しむことができました。いや、大変美味しかった。また是非、再訪したいお店でした。

二軒目は苦楽園のアミスタへ。
このテーブルを非常に濃い(素敵な)方々が取り囲んでいるのです。

ホームグラウンドで美味しいお酒をいただきながら、トークの続き。
初対面の方が多いのにも関わらず、皆さん素晴らしい方々ばかりで、ホスピタリティーに満ち溢れておられるし、とにかくトークが楽しい!心身共にリラックスしてその場を楽しむことができました。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

人をリラックスさせる自然で「素」な気遣いとホスピタリティの達人です。
本当に色々と勉強になった夜でした。
ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。

クリアな空気


風雨が過ぎた後のクリアな空気が好きだ。
桜はすっかり散ってしまったけれど。

こんな光の入り方と影の落ち方とか

夕方に少し家出、そして集中

夜は娘たちのリクエストで冷製パスタを。
冷たいものが美味しい季節になって来ました。
季節の移ろいを感じます。