宵越しの銭は持たない件について


「宵越しの銭は持たない」

稼いだ金はその日にパッと使う、というように思われているこの言葉、今では、飲み歩く時の大人の都合の良い言葉のように使われているような気がします。僕もほろ酔いで帰路についている時にふと頭をよぎる(たまに本当に一人で口に出してしまい通行人を驚かせることもある)言葉であります。この言葉を、かなり前に江戸っ子気質の目上の女性がおっしゃっていたのが格好良くて、ああ、大人だなあと思ったこともありましったっけ。かなりバイアスが掛かっていますが。

「自分のために贅沢をする」とか、「酔った勢いで散財する」などネガな言葉と思われがちですが、実は本来の意味は違うらしい。色々調べてみると、「自分のためだけではなく、他の人のためにも金を使ってしまう」という相互扶助の精神が込められているらしいのです(出典:日経BIZアカデミー)本来の意味であれば、困っている人に酒と飯をおごり、「俺は宵越しの銭は持たねえんだよ」と気風良く帰るのが正しい使い方。
決して、僕のような酔っ払いのオサンが使っては行けない言葉でもあるのです。

語源って奥が深いですね。


曲がりなりにも毎日こうして文章を書いていると、何かを書くということが苦にならなくなり、それはそれで良いなと思う時があります。ちょうど今、仕事でライティングをしているので、特にそう。書くことに対する抵抗がないんですよね。質はともかく、短時間でそれなりの文字数を稼げるのも、こうした日々の積み重ねかもしれません。幸い、原稿も書くことが多いし、週末は大抵レポート書いているし、書くということが増えている今、ああ、毎日こうしてモノを書いていて良かった、と実感。

好きこそものの上手なれ。

この語源も次回調べてみることにしましょう。

悪い大人を見てホッとすることもある


お酒の失敗とか、ああ、無駄金使っちゃったな、とか。
まあ、馬鹿に塗る薬はないってくらい僕も、色々とやらかしてきました。

最近は多少おとなしくなっているものの、たまに失敗しては、ああやっちゃった、と多かれ少なかれ落ち込むことってありますよね。そんな時は「はるかに悪い大人」を見て安堵を覚えることも良し。最近読んでいる本の一つが伊集院静さんの「大人の流儀」。大人の男とは、昔ながらの豪傑、粋とは・・・ということが、いかにも伊集院さん的な視点で春夏秋冬に分けてエッセイ的に書いてある本です。格好いいな、確かにそうだよな、と思うこともあるけれど、正直、「悪い大人」ってこんなものなのだな、という以外に感想はありません(笑)。酒、博打、ゴルフ、仕事、冠婚葬祭時の振る舞い・・・根が真面目(自分で言うな)な僕からすれば無茶苦茶やん、と思うこともたくさんあるけれど、どこかで「ああ、こんなんでいいんだ。こんな大人もいるんだ」と納得できる(無理に納得させる)材料になり、どこかで安心することができるのです。自己肯定の材料にはならないけれど、悪い大人を見て、自分の失敗の小ささを実感する。たまにはアリだと思います。


久しぶりに今宵は新大阪の「キャプテン翼スタジアム」でフットサル。
夜風に吹かれて気持ち良い。
やっぱり運動が心身共の健康維持には最適ですね。

「無敵ワード」について非常に浅く考察する


これを使えば、周りの人間が「NO」とは言えない言葉ってありますよね。

例えば、アメリカでは、仕事を切り上げる時や飲みの誘いを断る時に「家族」という言葉は絶対的な強さを誇ると聞いたことがあります。「家族と・・・」とか「家族が・・・」というキーワードを出せば、100%全員を納得させることが出来るというもの。まさに大富豪におけるジョーカーのような存在。家族カードは有効な切り札ですね。

日本では、飲みの誘いを断る時は「仕事」カードが、仕事を切り上げる時は「家族カード」がそれぞれ有効なような気がします。飲みの誘いに「家族カード」を切るのはなんとなく照れくさい、「お前、尻に敷かれてるんだろ」と言われてなんだかかっこ悪いという、誤った意識があるに違いありません。

ちなみに、当社も家族カードと仕事カードは有効に働きます。言い換えれば、家族も仕事も大事にしましょう、という意識の表れですね。もちろん、ウソはいけませんよ。皆それぞれ事情がありますので、正直に説明すれば大丈夫です。
このように、誰もが「それは大切にすべきであろう」と認識している言葉は有効です。

しかし、これらを差し置いて一番強いのは、生理現象にまつわるキーワードでしょう。
「ちょっとトイレ行って来ます」などは強力。生理現象には逆らえない、誰も止めることが出来ない、自分が逆の立場でも止めて欲しくない、ということを、皆が暗黙の内に承知しているからです。

更に強力なのは「ちょっと気持ち悪くなったので吐いて来ます」。周りが相手を心配すると同時に、恐れ、恐怖心を与えることができるからです。それでもその場が許してくれない時は、「放屁」カードを切りましょう。間違いなく、無敵です。それ以上もありますが、ここで論じるのはやめておきます。

後半はかなり主旨が変わって来ましたが、また別の「無敵ワード」があれば紹介したいと思います。(思考が小学生レベル

何かが湧き出るまで委ねてみる


目の前にしなければならないことがあるのに、疲れて動けない。横になって休息を取りたい気持ちをなんとか押さえ込みたい。こういう時は焦っても仕方がない。何かが湧き出るまで身体を思い切って横にしてみる。すると、「やる気」であったり「体力」であったり「したいという気持ち」が自然に湧き出てくる。それまでは思い切ってその時を待ち、委ねてみるようにしています。
しかし一つだけ注意点。

本当に寝てはいけない。

少しづつ身体を動かして行かなければと、4月に入ってからストレッチと筋トレを無理のない範囲でスタートしています。そして深夜の気分転換に、「目の前のしなければならないこと」を始める前の準備運動に、とツールとして使い分けています。

非常に慌ただしい日々ですが、あえてゆっくりしてみる、身体を伸ばしてみることも必要ですね。

当たり前のことが、とても不思議に感じることがある


人間って、どうしてこんなに水分を摂るのだろう。
まるでクラゲのように、ずっと水々しくいたいのだろうか。

当たり前のことが、とても不思議に感じることがあります。「どうしてこんなに人間は水分を摂るのか」も、その一つ。考えてみれば、今日一日だけで起床後に水を飲み、コーヒーを飲み、仕事中に炭酸水一本、お茶一本、水一本を飲み、夜はビール二杯とワイン三杯飲み、帰ってまた炭酸水一本を飲む。不思議だ。一体何なんだ。

不思議ついでに調べてみると、水分も摂り過ぎると良くないらしい。

以下、「カラダにeサイト healthクリック」より引用です。
http://www.health.ne.jp/library/5000/w5000388.html

「人間の体は約60%が水分でできている。これが、わずか5%でも不足すれば頭痛や体温上昇、脈拍上昇などの症状を起こしてしまう。しかし、いくら飲んでもよいのかというとそうでもない。
反対に、水分を摂り過ぎて体内の水分が数%でも増えると、過剰な水を処理するために腎臓に負担がかかり、体内の老廃物を処理しきれなくなってしまうため、体がだるくなったり疲れやすくなったりむくみを起こしたりしてしまうのだ。」

水分(特に水)を摂るのは良いと言われているが、摂り過ぎも良くないと。アルコールの摂り過ぎが良くないことは分かるけれど、何事もバランスが大切ということですね。


同じく不思議なのは、時の経つスピード。
明日は次女の卒園式。生まれてもう6年。4月から小学生なんて。早いな、早過ぎるな。そりゃ、僕もどんどんオッサンになって行くわけですね。という訳で四夜連続のビジネスディナーも終了、明日はしっかり成長を見届けたいと思います。

しっとりするのが正しい過ごし方


週の後半に差し掛かってきました。
そろそろ追い込みをかけなければと思っても、もう明日しかないですね。どうしよう。時間がない。と言いながらブログは書ける訳ですからまだまだ気持ちにも時間にも余裕があるということなんでしょう。

深夜の時間にエントリーをするのが習慣となっています。たまに朝や夜の早い時間もありますが、まあ、ほとんどが夜中の2時。一日のしめくくりとして、良いことを書いたり面白いことを書いたりして終わりたいと思うのですが、そもそも真夜中にハイテンションなことを書ける訳がない。シーンとした中、一人で機敏に、そしてクスクス笑いながらカチカチとキーボードを叩いていても気持ち悪い。それが出来るのは自由な夜型人間でしょうけれど、僕は一応、会社勤めなので7時には起きて9時前には出社しているのです。早く寝なければというプレッシャーを感じつつ、夜は正しく一日の反省でもして、しっとりしておきましょう。

と、ここで同じ歳の親友から国立大の医学部博士課程に合格したとのニュースが。アラフォー世代の女性は、みんなすごいな。おめでとう!
と言うものの、負けてられない気持ちが沸々と湧いてきて、ますます寝れないではないか・・・


さて明日は金曜日ですね。
ラストスパートがんばりましょう。

Collective Sound Members – A Touch Of Jazz

メニューを決める行為は、脳の瞬発力に繋がる


仕事、幼稚園のイベント、歯医者、片付け、勉強。
残作業をすべくカフェに入っています。
チルアウトとは程遠い土曜日だ。

その時、何を食べるのか、何が食べたいのか。
人は生まれてからずっと一日三度かそれ以上、食事をしています。社会人になり外食が増えると、自宅にいる時と違って「自分でメニューを選択する」ということを迫られる機会が増えます。

食べたいものを選択する際、まず自分の本能の声に耳を傾ける。しっかり濃いものを食べたいのか、あっさりしたものがいいのか、パン系がいいのか、ご飯系がいいのか、麺系がいいのか。和食か洋食か中華か。これらの内的要因に耳を傾けなければなりません。一旦、ここで答えを出しておく。

それから外的要因を分析する。食事の時間はどれくらい取れそうか、食事の後の予定はどうか、にんにくは避けたい方がいいか、揚げ物やお好み焼き屋など、服に油の匂いがつく店はどうか、満腹でもいいのか、次の予定に備えて腹五分目でいいのか。近くに該当する店はあるのか、ないのか、予算はいくらか。

これらの要因を内的→外的の順に取捨選択し、その中の最大公約数を実現できるものをベストアンサーとして選択する。特に、出張時や外出時など、時間がない時には、これらの一連のフローを短時間で処理して決定する訳ですから、臨機応変能力(そんな能力あるのか)が知らず知らずのうちに鍛えられているような気がしますね。脳の瞬発力。


週末はやっぱり良い天気であるべきですね。
明日も良い天気になりますように。

それでは皆様も良い週末を。

たとえ起きていたとしても、なんともならないこともある


昨日のエントリーで、「「いつも大体なんとかなっている」は、慢心につながる(寝坊)」という記事を書きましたが、起きていたとしても失敗することはありました。朝令暮改のようで、なんともお恥ずかしい。

業務を終えて0時発の電車に乗り、ボーっと考え事をしていると降りるべき駅で降りるのを忘れ、三ノ宮まで行ってしまったのです。運良く折り返しの終電があったので良かったものの、あまりの失態ぶりに自分でも焦った。笑
寝過ごすならまだしも、そもそも起きてる訳ですしね。何かに没頭するほど沈思黙考していた訳でもなく。
ちなみに、今まで電車で寝過ごしたことは一回だけしかありません。しかも終電の新快速、気づいて降りた駅の周辺には何もなく、タクシーで帰るのももったいなかったので、探して探してようやく辿り着いたネットカフェ(ということにしておいてください)で仮眠して始発で帰ったこと。この一回だけですから、今でもその時の状況は良く覚えています。
逆に泥酔して気持ち悪くなり、途中の駅で下車してそこからタクシーで帰る(書きながら恥ずかしい)ことはあったとしても「降りそびれる、寝過ごす」ということは皆無に等しい。しかも酒も飲んでなければ寝てもいない。イッツ・ア・ミラクル。

もしかして疲れの影響かもしれませんが、この週末もタスクと予定がびっしり真っ黒な状態なので、休もうにも休めず・・・でもなんとか時間を作ってゆっくりしたいものです。

長くて短い一週間が終わりました。いつの間にか3月に入っています。
外は寒いですが、気分は春ですね。

皆様も良い週末をお過ごしください。

「いつも大体なんとかなっている」は、慢心につながる(寝坊)


日帰り東京出張。
7:06の電車に乗らなければならないのに、6:45に目が冷めました。もうね、目が覚めた瞬間、飛び起きるどころか心臓が口から飛び出ましたよ。あわてて飲み込みましたけど。15分で準備して無事に電車に間に合い、ちゃんと朝ごはんも買って新幹線に乗り込んでいます。起きて15分で家を出れる。こういう時、男で良かった・・・と実感。出張の日に限ってこういうことが発生します。前日の夜に「今日はここまでがんばろう、最悪、新幹線で少し寝れば良いし・・・」と気持ちを緩めて深夜まで起きていることが、いつも仇になる。良くない循環です。

あともう一つ、「どんな状況になっても、いつも時間に間に合っている。」
これが慢心に繋がっているのかも。「大体いつもなんとかなっている」これ、言い換えると「いつもギリギリ瀬戸際で生きている」ということでもあるので、大変危険。いつも背水の陣。ラッキーパンチだけで決勝戦まで来ました状態。

という訳で、こういうドタバタが起こる度に反省です。

今日の出張は1時間刻みで4件の仕事。
時間に全く空きがありませんが頑張ってきます。

2月最終日、皆様も良い一日をお過ごしください。

インフルではなかったものの、新・厄年を実感する日々


これが「新・厄年」の37歳というやつなのか・・・毎月、何かの病気レポートをする度にじわじわと実感し始めています。という訳で2月の病気レポートを(なんか嫌)。

三連休の最後を一ヶ月ぶりのBARNSで締めくくり、意気揚々と出社した火曜日の朝。8時からの早朝会議に出た後、ひどい悪寒に関節の痛みを感じ始めました。身体の熱がどんどん上がっていくのが分かります。季節柄、インフルを当然疑いますよね。お昼前でしたが、すぐに会社近くの病院に行き診察。この時点ではまだ37.5℃くらい。先生いわく、発熱後12時間以上経過しないとインフルのチェックは出来ない、とのことでしたので、まずは解熱剤と抗生物質で様子を見ることにしました。会社に戻ってすぐに薬を飲んだもの、身体の不調はどんどんエスカレートするばかり。ついにはデスクに座っているのも困難で、肩で息をするような状態になってきました。必要最低限の仕事だけを終わらせて早退させてもらい、命からがら帰宅しベッドにバタン。熱をはかると40℃。よく電車乗って帰って来れたものだ。

しかしあれですね。
元々熱が上がらない体質に加え、大人になってからの高熱はこたえますね・・・しんどさが半端ない。この歳で40℃を記録すると男性機能が失われてしまうのでは、という心配も頭をよぎります。これだけの熱は2年前の腎盂腎炎以来だ。解熱剤で熱を抑えながら耐え忍び、今朝になって再度病院に行きました。インフルチェックの結果は・・・まさかの(いや、結果的に良かったんだけど)、マイナス!つまりインフルではなかったのですね。先生も、どう考えてもインフルやのになあ・・・しかしテストの結果も誤差があるし、扁桃炎の可能性もあるしな・・・判断難しいなあ・・・と言いながら、一応、インフルと扁桃炎の両方とも薬出しておくわ、と二種類の薬をもらいました。てかどっちー!!(笑)まあ、僕としてはインフル・マイナスを信じて、体調が快復したら会社には行くつもりです。もちろんマスク着用で。

ちなみに、今週の東京二日間の予定は全てキャンセル、その他、大阪での予定もキャンセル。関係各署には多大なご迷惑をお掛けしております。しかし、全ての予定を他のメンバーが迅速にフォローしてくださっていること、本当に感謝感謝です。僕よりも優秀なメンバーがたくさんいるということが全てですが、今の環境に甘んじることにないように精進しなければ。

それにしても、普段から「どんだけ神経質?」と言われるくらいの予防でも、この体たらく。家でも職場でも冬中マスクは欠かしませんし、うがい、手洗い、アルコール消毒(お酒も含む)も当たり前。それなのになぜこんなに病気するのか・・・まあ、ヘルニアのお陰で運動できない分、食欲なくて痩せれるというのはいいことではあるけれど、これが「新・厄年」というやつなのでしょうか。3月はレポートしなくても良いように、気合と根性で跳ね除けることにします。

ちょっと気持ちを落ち着かせるために。

Bill Evans “Peace Piece”