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新幹線で仕事をしながら、その時を待つ。
静岡辺りを過ぎると「今日はきれいに見えるかな」とドキドキしてきます。
今日の富士山は、少し雲がかかっているものの、5合目くらいまで雪を被っていて、とても美しく見えました。今日から土曜日まで一週間東京です。富士山も見れたし、きっと良い週になるでしょう。
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キラキラ光る海を見ながら電車に揺られ、淡路島が見える明石へ。
駅近くの麺居酒屋の前を通ると「明石 名物石焼ラーメン」というメニューが出ていたので、興味があって入店。
石焼きビビンバと同じ要領で、食べる前にスープを掛けます。大沸騰する石焼の中でタコや野菜がプリップリに茹で上がるという訳ですね。この大沸騰ぶりがとにかく激しく、見ている方が心配になるほど。混ぜながら茹でた方がいいのかなと思って混ぜると、さらに沸騰がスパークし、飛び散る熱湯スープで手を軽く火傷するというハプニングも。怖い!
味は鍋焼きうどんならぬ、鍋焼きラーメンという感じですね。鍋のシメにラーメンを入れましたという感じで美味しくいただきました。タコが入っているのが明石らしいですし。
家族と合流して明石公園を散歩。
休日の公園はのんびりと過ごす人が多くて気持ち良い空気が流れています。
海が見える地方都市ならではの魅力です。
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日本のおもてなしの精神は、世界に輸出できるだの、いやいやガラパゴスだの、賛否両論ある訳ですが、少なくとも顧客満足の数値的には世界最高水準だと思うのです。例えば、こういうこととか。
労力(=時間単価)としては軽いかもしれないけれど、このような一つ一つの気配りやおもてなしの気持ちを具現化することで、客はプラスアルファのプレミア感やロイヤリティを感じるのです。
この忘年会シーズン、金曜日のお店なんてなかなか予約が取れないのだけれど、明日の忘年会のために予約したお店は、「うちは予約でいっぱいなんですが、系列店が徒歩5分以内にありまして、そちらは箱が大きいので大丈夫だと思います!僕が手配するので、5分以内にお電話折り返させていただきます!」という対応。なんて気持ちがいいんだろう。他で予約されるよりは系列店で予約してもらう方が組織として勝てるので良いという、ある意味下心は見えるけれども、鉄板焼きが食べたい僕としては、なら、よろしく。となる訳です。
業種業態関わらず、ビジネスの成功はこのような小さな積み重ねとホスピタリティにあるのだと思います。日々勉強です。
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日が短くなっているので、早めの時間からジョギングに出掛けようとすると、案の定、次女が「わたしも一緒に走るー」というのです。パパ10km走るんだよ、10kmというのはね、ここから三宮駅まで走るのとおんなじなんだよーと言って、いつもは「ごめんね、すぐに帰ってくるからね」と一人でパッと走ってくるのですが、昨日に限っては一緒に遊んでくれる長女が風邪でダウンしていたこともあり、なんだか寂しそうにしているので、じゃあ、自転車でついてくる?というと、うん!と。
小学校の低学年ですし、毎日乗っている訳でもないですから、自転車でもさすがに10kmはきついので、ああ、もう今日はいいかな、と、次女の自転車練習に付き合っていると思って近所を歩いて散策することにしました。
いつもはサーッと走り抜けるか、夜中に酔っ払いながらぶらぶらと眺める景色ですが、ゆっくり立ち止まりながら歩くと見える景色もあるものです。
モディアノの作品ではありませんが、川沿いには人が集まり、そこで様々な営みがなされています。人間模様とでもいいましょうか。買い物帰りに公園で休憩する老婦人、習い事のかばんをほっぽり出してぶらんこで一人遊ぶ男の子、ケーキの箱を持って楽しそうに歩く夫婦。
時間もちょうど夕暮れ時。
ライトのあかりと紺碧の空のコントラストがとてもきれいでした。
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「世界の変化のスピードがこれだけ速くなると、『地図』はもはや役に立たない。必要なのは『コンパス』だ」
伊藤穰一さんのバイオシティ構想に関する記事(wired.jp)を読んでいて出会った言葉です。これは、MITメディアラボの指針の一つだそうですが、この言葉ほど、今の時代に必要なものはありません。
世の中は急速に変化しており、一年先ですら予測出来る人はいません。会社という組織的な枠組みでの成長や、人生という個人の歩みでも、「その時点で頭の中に描いた道」のとおりに進むことだけにこだわっていると、変化が起きた時に対応できず、道にしがみつくあまり動きは鈍り、チャンスがあっても掴むことができないという意味で、とてもリスキーです。セレンディピティとも縁がないので面白くもありません。
重要なのは地図ではなく、コンパスです。
例えば目的地が「成功」(何をもって成功とするかは自由ですが)である場合、成功というゴールに対して最短で進むことができるのはコンパスです。何が起こるか分からないために地図は必要ないし、存在さえしません。古い車のカーナビが役に立たないのと同じく、地図は時代のスピードについていくことが出来ません。しかし、コンパスが指す方向さえ見失わなければ、その場その場の最短ルートを、柔軟に、しなやかに選択することができます。
コンパスが指す方向だけを見据え、地図なんて破り捨ててしまいましょう。
必要なのは、コンパスです。
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感謝すべきことに、2006年から毎年海外に社員旅行に行かせていただいているのですが、業務や日程の都合上、行き先は2回のバリ島を除いてすべてグアムです。こうなると食事の場所も大体決まってくるわけで、特に社員みんなが集うディナーはOUTBACKなどのキャパが大きいお店になりますが、美味しいものは美味しい!やっぱり肉!
ということで、いくつか写真を載せておきます。
そしてこれらの食事を美味しくいただくために、ビーチランニングをしたり、歩いたり、しっかり運動することでお腹を空かせることも良いサイクルになっていると思います。
番外編です。
グアムでの朝食はいつもMcDonaldのローカルブレックファースト。
休日は家でも同じものを作ったりするくらいのお気に入りです。
さて、明日からまた業務再開です。
しっかりリフレッシュできたので、また一生懸命がんばりたいと思います!