歩くことで見える景色


日が短くなっているので、早めの時間からジョギングに出掛けようとすると、案の定、次女が「わたしも一緒に走るー」というのです。パパ10km走るんだよ、10kmというのはね、ここから三宮駅まで走るのとおんなじなんだよーと言って、いつもは「ごめんね、すぐに帰ってくるからね」と一人でパッと走ってくるのですが、昨日に限っては一緒に遊んでくれる長女が風邪でダウンしていたこともあり、なんだか寂しそうにしているので、じゃあ、自転車でついてくる?というと、うん!と。

小学校の低学年ですし、毎日乗っている訳でもないですから、自転車でもさすがに10kmはきついので、ああ、もう今日はいいかな、と、次女の自転車練習に付き合っていると思って近所を歩いて散策することにしました。

いつもはサーッと走り抜けるか、夜中に酔っ払いながらぶらぶらと眺める景色ですが、ゆっくり立ち止まりながら歩くと見える景色もあるものです。

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モディアノの作品ではありませんが、川沿いには人が集まり、そこで様々な営みがなされています。人間模様とでもいいましょうか。買い物帰りに公園で休憩する老婦人、習い事のかばんをほっぽり出してぶらんこで一人遊ぶ男の子、ケーキの箱を持って楽しそうに歩く夫婦。

時間もちょうど夕暮れ時。
ライトのあかりと紺碧の空のコントラストがとてもきれいでした。

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