途端に鉄板

帰国すると、だしの味と、粉物が恋しくなるものです。

昨夜は米国から半年ぶりに大阪にいらしたYさんも交え、ボスと一緒に鉄板とお好み焼きを囲ませていただきました。ああ、やっぱりだしの味!普通のお好み焼きでも十分美味しいのですが、そこに油かすが入っていたり、サイドメニューが充実していると更に嬉しくなるものですよね。

残念ながら、昨夜と今日は、雨が降っていたこともあって桜を楽しむことはできませんでしたが、雨の予報だった日曜日がなんと晴れの予報に代わり、今シーズン最後のレースとなる明日の芦屋ハーフマラソンはお花見ラン・宴会日和となりそうです。

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体に刻まれた記憶

オアフのイーストサイド、ウインドワードエリアに位置するカイルアタウンはハワイの中でも大好きな場所の一つです。いかにも郊外の住宅街といった趣の、のんびりと落ち着いた町を抜けると青い海に真っ白な砂浜が映えるとても美しいビーチが現れます。ここが、カイルア・ビーチ・パークです。

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渡ハの度に必ず訪れる場所ですが、タウンに入ってからの行き方も体がちゃんと覚えているようで、ほとんどナビも使わず来ることが出来ました。体に刻まれた記憶は正確ですね。脳と体を分離して考えることは科学的に間違っているのかもしれませんが、時に脳の記憶は曖昧だったり歪曲されたりすることも多いですから。

このカイルアタウンには、とてもノスタルジックな佇まいをみせる、KALAPAWAI Market があります。地元の便利スーパーといった感じで、食料品、生活用品からお酒まで置いているのですが、ここの人気はグロサリー。地元の人がテイクアウトで食材を買って、外で食べるという光景が見られます。

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カイルアタウンは、リタイアされた方が多く住む町です。それなりに住宅の値段も高いのですが(カハラほどではないと思いますが)、その分、ゆったりとした余裕のある空気が流れています。いつかこのような場所でのんびりと余生を過ごせたらいいなと思います。

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こちらは、マカプウから見たラビットアイランドです。今日も最高の天気でした。
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30年前の記憶を辿る、母の旅

今回の旅は母と弟が一緒に来ています。本当は父も一緒に来る予定だったのですが、急遽どうしようもない予定が入ってしまって断念したのでした。忙しい弟も、こんな機会は滅多にないからと仕事を無理やり調整して来ています。嬉しいことです。

母は、僕(41歳)と弟(もうすぐ40歳、独身)が一緒なので、30年前のハワイを懐かしく感じているようです。僕が小学校4年生と5年生の夏に、家族旅行でハワイに来たのでした。今は孫の手を引いて遊びに行くホノルル動物園や水族館、ドライブ途中に立ち寄るハロナの潮吹岩も、どこも母の中では僕と弟が小さかった頃の思い出で詰まっているようです。事あるごとに、「ここでアザラシのぬいぐるみ買ったよね」とか「ここでうまく波に乗れて得意そうだったよね」と、思い出話を語ります。

共に過ごした一瞬、一瞬は、まるで宝物のように輝き続けます。

僕も恐らく、あと20年、30年すれば、自分がこうして娘達と一緒に来たハワイの思い出の数々を懐かしい思い出と一緒に語るんでしょうね。今でさえ、赤ちゃんだった頃の娘達の様子を、彼女たちに語っているのですから。

さて、ハワイの値打ちは、やはりサンセットでしょう。

幾つか写真をアップしたいと思います。こちらは、今日の夕暮れ時のサンディービーチパーク。娘ふたり、楽しそうにビーチを歩きながら、かけがえのない一瞬一瞬を刻んでいるようです。
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ダイヤモンドヘッドビーチパーク
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サンディーに向かう途中のLook Outから
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見上げるココヘッド
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ハロナブローホール(潮吹岩)
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夕暮れ時のサンディーは大好きな場所の一つです
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最後はココヘッドのLook Outから夕暮れに染まるハワイカイの町並みを
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やっぱりハワイじゃないとな・・・と感じるのは

他の国や土地ではあまり感じないのに、ここハワイに来ると、「やっぱりハワイじゃなければダメだよな」と思うことが多々あります。なぜそう思うのか分かりませんが、とにかく、ハワイじゃないとだめなんです。

今回の旅程の半分が過ぎた今(ハワイ時間の4/2、日曜日の朝6時)、ジョギングをしている間も、こうして早朝に起きてリビングでコーヒーを飲みつつ海を眺めている時も、ああ、やっぱりハワイじゃないとな、と思うんです。

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それはきっと、特別なことがなくても、ハワイの風に吹かれていると体の毒素が抜けていくように感じること、波の音が雑音を消してくれること、娘たちがとても生き生きとして(普段から元気いっぱいですが)、いろんな思い出を彼女たちの中に作っていること、自分自身いつでも気持ちが明るく、前向きになれること、・・・そういう一つひとつの要因すべてが重なり合わさって、とても良い循環が生まれ、やっぱりハワイ、となるのかもしれません。

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こちらで仕事をしていても、条件の厳しい仕事のメールに対して気持ちの沈み方が全然違います。どうでもいいや、というネガティブな感情ではなく、冷静に前向きに対応できています。日本とアメリカの間にいるから、双方の良い時間にメール・Skypeでやり取りができるし、仕事をする環境としても抜群に良いとも感じます。願わくば、社員が交代でハワイにやってきてリフレッシュしながら仕事ができるような環境を作りたいと心から思います。他の国でも良いかもしれないけれど、やっぱり、ハワイじゃないとな、と思うからです。

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暮らすようにステイすることが今回の旅のテーマですが、広いキッチンに冷蔵庫がついていると、外食をすることがほとんどありません。スーパーに行って買い物をし、朝晩キッチンでビールを飲みながら料理をしています。最近流行りのお店に疎くなりますが、それでも、自由に時間を使うことができることがとても良いと思っています。

こちらはきっと今がベストシーズンです。暑すぎず、寒すぎず、最高に心地の良い晴天が続いています。一分一秒を大切にしながら過ごしています。

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ノースショアはいつも人に優しい(Photo Gallery)

H1からH2に入り、ドール・プランテーションを抜けて北にまっすぐに下って行くと、眼前に白波が見えてきます。ここはノースショア。サーファーの聖地であると共に、大好きな町、ハレイワタウンの入り口でもあります。白波が見え始めると、僕の心はいつも踊ります。

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母のリクエストでランチはノースショア名物、シュリンプ・スキャンピになりました。オアフ島のノースからイーストのカフク地区はエビの養殖が盛んで、所々にフードトラックがありエビを提供しています。その中でも大人気なのが、エビのガーリック炒め、スキャンピです。

数あるフードトラックの中でも一番人気なのが、ジョバンニ。ここはいつ来ても長蛇の列です。

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テイクアウトして、ハレイワビーチパークでランチ。ほんと美味しいわ・・・みんな大満足です。

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エビが苦手な娘達のために、穴場のお店である「PAALAA KAI BAKERY」のパンを買うことにしました。このパン屋さん、ちょっと分かりにくいですが、ハレイワの町に入る三叉路をワイアルア方面に曲がり、ちょっと南に下る感じのところにあります。ここはノースでは有名なパン屋さんで、海帰りのサーファーや、地元の方に愛されているローカルなお店です。
もちろん、僕もここに来たら必ず立ち寄ってマラサダを買います。

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パンはどれもしっとり、甘過ぎず、本当に美味しいんです。

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ハレイワの良さは、のんびり流れる空気と、どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気でしょうか。みんなとても親切で、気楽に道を譲ってくれたりするし、誰にでも人懐っこく声を掛けてくれたりして、本当に気持ちの良いところです。

娘たちもビーチで水遊びを楽しんでいる間やチャンズリーフでウミガメを見ている間、地元の人たちと交流が出来たりしてノースの良さに触れていました。

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こちらはシャークスコーブの波。横がパイプラインです。

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パワフルな波を見ていると、心がザブザブと洗われる気がします。

地産地消のFoodland Farms とQueens Beach(Photo Gallery)

現地時間の朝8時、定刻よりも少し早くホノルル国際空港に到着。レンタカーをピックアップし、コンドミニアムの担当者に連絡をすると12時にチェックインできるとのことだったので、アロハタワーに挨拶をしてから、食材や日用品の買い出しにアラモアナへ出掛けました。

Foodland Farmsというスーパーマーケットで取り扱っている野菜などは、地元産のものを優先して取り扱っています。朝採れの新鮮な野菜がいっぱい。値段は決して安くありませんが、新鮮さでは抜群でしょう。

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さらにここの名物は、ポキとお惣菜バイキング。たくさんのポキがショーケースに並ぶ姿は圧巻。本当に美味しそうだったので、購入しました。

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チェックイン後に料理をするのも面倒くさかったので、とりあえず、バゲットサンドと、スーパーで買ったスイカとビールでまずはフライトお疲れさまランチ。

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ワイキキの中心、クヒオ・ビーチの真向かいにコンドミニアムは位置しています。少し休憩して体も軽くなったところで、散歩に出かけました。カピオラニ公園で遊んだあと、クイーンズビーチへ。この辺りはいつ来ても良いところですね・・・

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娘達二人。

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暮らすようにステイすることがテーマの今回の旅。
早くも初日の夜を迎えています。

出国前のKIXにて

母空港の関空でボーディング待ちです。

普段であれば、KIXラウンジで500円払ってシャワーを浴び、ビールを飲みながら出張に必要な資料のチェックをしているところなのですが、今回は仕事ではなく、プライベートで・・・ハワイに旅立ちます。この多忙な時期に一週間のお休みをいただいた会社の皆さんのご協力に感謝申し上げます。温かいお見送りの言葉の数々、嬉しかったです!

一応ネット環境とPCさえあれば、いつでもどこでも仕事ができるので何かあれば対応可能です。そう考えてみると、最近流行りのワーケーションを実現できるかもしれません。「ワーケーション」というのは、「work」と「vacation」の合わせ語で、一週間程度のリフレッシュ休暇の間でも、オンラインで会議やカンファレンスなどに参加することで休暇を取りやすくし、仕事への影響も軽減するという目的があります。

さて、前回家族でハワイに行ったのは、なんと2007年の10月。当時、長女が2歳、次女が0歳の時でした。それから9年半ぶりとなります。僕自身もLAからの帰国途中にトランジットして以来ですから3年ぶりでしょうか。道路は大きく変わっていないでしょうけれど、お店などは色々と入れ替わっているでしょうね。ハワイではナビなしで運転するのが得意技の一つでしたが、今回はナビに頼らなければならないかもしれません。

今回の渡ハの目的は幾つかあります。

まず、長女の小学校卒業と進学祝い、次女の進級祝い、妻への労い、元気な内に親孝行、そして、自分自身のマラソンシーズン終了とPB更新祝いなど・・・ とはいえ、遊びまくる訳ではなく、3LDKのコンドミニアムを借りているので、暮らすようにステイすることをテーマにしています。

朝早く起きてジョギングをし、仕事をし、本を読み、遊びに出かけ、スーパーで食材を買い、キッチンで料理をして食べる。滞在期間中に、僕は経営管理のレポートを一本仕上げ、メールをチェックし、次週のセミナーに向けての資料を作成し、新たなHRプランを練らなければなりません。

それとやはり、娘たちには海外に目を向けるきっかけになってくれれば良いなと思います。僕自身が海外出張が多く、各国でビジネスをして感じていることを、同じように子どもたちにも感じてほしいこと、英語を学ぶきっかけにもなってほしいとも思います。思えば自分自身も14歳の時にNYに連れていってもらったことがきっかけで、海外や英語に目を向けることになりましたし、それが今に繋がっていると思っています。

長々と書きましたが、良い旅になるように願っています。という訳で、次回の更新はワイキキのコンドミニアムから。

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マラソンの応援に学ぶ、相手の心に届くコミュニケーション

昨日は今シーズン最後のフルマラソンとなる徳島マラソンでした。徳島には初めて行きましたが、本当に良いところですね。神戸から車で2時間以内で行けるし、食事は美味しいし、風光明媚だし。

朝からラン友さんたちと合流してワイワイと夜まで楽しみ、沿道では、幼馴染の旧友が応援に駆けつけてくれ(Mヒロ、ありがとう!)、ボランティアの方々やエイドの方々の熱心な応援に涙し、自己ベスト更新というおまけまでついて、無事にシーズンを締めくくることが出来ました。

それにしても、沿道の応援(もちろん、SNSで送ってくださるコメントやメッセージも含めて)って本当にチカラになります。それはきっと、応援してくださる方の気持ちが背中を押してくれるからだと思います。応援しながら自分も汗をかき、並走してくれているんです。

例えば、昨日、一番心に残っている応援は、沿道に一人で立って応援してくれていた、年配女性の一言でした。その方は、がんばって、がんばって、と走りゆく人に声を掛けておられたのですが、「ありがとうございます!」と返事をすると、僕の目を見て微笑み、こう答えてくれたんです。

「わたしの分までがんばってね!!」

なぜか僕はその言葉が心に残り、その言葉をゴールまで持って行くことになりました。
走りながら、ずっとその言葉について考えていました。もしかしたらあの方は、かつてランナーだったのかもしれない。足の故障が原因で走れなくなったのかもしれない。すごく走りたいんだけど、何かの理由で走れないのかもしれない。

そう思うと、僕は走っているのではなく、走らせてもらってるんだ、あの方のように走りたくても走れない、でも、せめてランナーの応援をすることによって自分も走ろうと思っておられるんだ。辛くなると、その言葉が頭をよぎり、あきらめずにゴールを目指すことができました。

マラソンの沿道で応援してくださる方は、みなさん、本当に「並走型」なんですよね。僕達が速く走ろうが、リタイアしようが、全く皆さんには関係ないのに関わらず、せっかくの日曜日に朝早くから起きて、おにぎりを握ったり、アメやドリンクの準備をしたり、その上、皆が通り過ぎる5時間も6時間もずっと、身を削って応援してくれます。晴れていようが、雨が降ろうが、本当に時間もお金も使って、無私の気持ちで応援してくださいます。

ランナーはランナーで、ネガティブな辛さではなく、ポジティブな辛さを抱えて走っています。先が見えない暗中模索の状況ではなく、42.195km先のゴールを心の目で見ながら、一歩づつ辛さを乗り越えて行きます。そこに並走してくださる方々の応援にどれだけ励まされ、チカラをもらえることか。

だから、感動し、感謝し、エネルギーが生まれ、僕らランナーは、どれだけ辛くても、一歩一歩ゴールに向かって足を踏み出すことができるんです。

ゴールした後にランナー全てが感謝を口にするマラソン。
本当に素敵なスポーツです。

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夕焼けに背中を押されるように

梅田の茶屋町界隈、特に、阪急インターナショナルとピアスタワーの間からは、かなりの確率で美しい夕日を見ることができます。グランフロントや大阪駅上のルクアほどではないかもしれませんが、会社を出てすぐにパッと空を見上げた時の空の美しさを見て、なんだか得した気分になるのは嬉しいものです。

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明日は徳島マラソン。

徳島に行くこと自体が初めての僕にとっては明日が楽しみで仕方なく、朝5時発で車を飛ばして行く予定なのですがなかなか寝付けそうにありません。今週はマラソンに備えるためにも、前もって決まっていた一件の会食を除いては、休肝ウィークにしようと思っていました。でも急な予定が重なり、結果的に毎晩飲み会が続くという、とても素敵な一週間となりました。守りに入るよりも攻めた方がチカラが抜ける時もあります。明日はきっと良い記録が出ることでしょう。

若干風邪気味ではありますが、明日はラン仲間の皆さんと一緒に大いに楽しんで来たいと思います。

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出会いの数だけ学びがある

人との出会いの数だけ学びがある。

良く言われることですが、自分のこれまでの経験と、今、自分が大切にしていることは、人との出会いをおろそかにせず、縁を大切にし、自分以外の人はすべて師であるという気持ちで接していることです。結果、自分にとってこれらによる学びは数知れず。スピード重視、結果重視、効率重視の考え方が主流の現在ですが、人生の糧となるのは、人との出会いですよね。

今日も遠回りして来社いただいた諸先輩方から学んだことは数多いけれども、その中で特に心に残ったことを2つだけ。

・知識労働者は作業だけで疲れたというな。脳をどれだけ使ったで初めて疲れたと言え。

・面接の時にバイト経験をがんばって語るな。何をどれだけ学んだかを語れ。

ね、面白いでしょう。
結構、酒の場から真実が出たりするのですよね。

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