笑うことで大抵のものは軽くなる

こういうタイトルで始めると、「君は何か重たいものでも背負っているのか」と思われそうですが、全くそんなことはありません。ここ数日、心の底から笑うような出来事が、とても幸せなことに何度も重なり、よく笑った後は本当に気持ちが良く、改めて、笑いは色んなことを軽減する作用があるなと思ったのです。

例えば、先日のランニングチーム3周年懇親会の時の集合写真。

前列端っこの方で、愛すべき仲間二人が強烈に面白いポーズをしていて(ここでは絶対に掲載できませんが笑)、何度見てもゲラゲラ笑ってしまうのです。その写真を見せると、多分僕は笑い袋のように、いつでもどこでも忠実かつ正確にゲラゲラ笑うと思います。何か気持ちが落ちるようなことがあれば、その写真を見て、荷を軽くするようにしたいと思います。

そして、今日の取引先との飲み。

相手の方は昨年の神戸マラソンでデビューしたランナーなのですが、初マラソンの時のエピソードがとても面白く(本人さんは生きるか死ぬかの状況だったと思いますが)、クラフトビールを飲みながら、ずっと笑ってしまいました。今思い出しても、笑ってしまいますが、それは僕もランナーだからこそ、辛さの先にある非常事態とそこから逃げたい気持ちが痛いほど分かるからです。そういう意味では笑いは共感から生まれるんでしょうね。

笑いって、本当に素晴らしいですね。
あー、面白かった。笑

そういえば昨夜のセミナー後の飲み会でも腹筋崩壊したなあ・・・毎日笑える幸せ!

(写真はたまに無性に食べたくなる、古潭の味噌ラーメンです。記事とは関係ありません。笑)
FullSizeRender (1)

蕎麦屋での酒場談義はジャズとゴルフ

蕎麦屋飲みは、居酒屋に行くのとは少し雰囲気が違います。小料理屋のカウンターとも少し違う。何が違うのか、明確に表現できるほどの語彙を持ち合わせてはいませんが、あえて言うなら「粋」ということになるんでしょうか。

昨夜は仕事帰りに少しクールダウンしたくて、一人で馴染みの蕎麦屋の暖簾をくぐりました。カウンター席で隣り合わせた常連さん方と、挨拶代わりの酒場談義。様々な話題の中で特に印象に残っているのは、最初にご一緒させていただいた紳士とのJazzトークでした。1961年、NYのVillage Vanguardで録音された、Bill Evans Trioの”Sunday at the Village Vanguard”は、なぜすごいのか、酔っ払った時はオスカー・ピーターソンではなく、キース・ジャレットが聴きたくなるよね、とか、共通かつ共感できる話が多く、ついつい盛り上がってしまいました。こんな話を延々と「初めまして」のお客さんと出来るのも、蕎麦屋ならではかもしれません。

閉店前に最後に残っていた常連さんとは二度目のカウンターでしたが、共通の趣味であるゴルフの話題から、ラウンドの日程まで決まり、それはそれで楽しみです。皆さん、年齢的にも大先輩の方々ばかりで学ばせてもらえることが多い上に、色々と気にかけていただけることもあり、幸せを感じます。

蕎麦屋飲みは、決してハードルが高いものではないのですが(費用もどちらかというと安い)、集まっている方が「粋」な方ばかり。もちろん店にもよるのでしょうが、どうもそういう傾向が強いように思います。

いずれにしても、Jazzとゴルフは人を近づけますね。

soba

多分、何かの制限がなければ、ずっと話し続けていれるような感覚

先日、所属しているランニングチーム「うめラン」の結成3周年懇親会が行われました。

ランナーの皆さんとは、時間を忘れるくらい話が弾みます。多分、何かの制限がなければ、ずっと話し続けていれるような感覚です。

マラソンは克服型スポーツの代表です。誰しもタイムを1秒でも縮めたいし、1mでも長い距離を走れるようになりたい。願わくば、笑顔で楽に走りたい。そのために、雨の日も風の日も、仕事で疲れていても走りに行きます。仲間たちのサポートもあります。支えたり支えられたりして、大会本番を迎え、辛さや楽しさや達成感を同じように経験する「同志」。共感し合える仲間同士の絆は、ランという共通言語で結ばれています。

僕は参加させてもらってからまだ一年未満の新人ですが、一人で黙々と走っていた孤独ランナーの時とその後では、分かりやすい言葉で言うと、ラン人生が変わりました。ルールを尊重しながらも、みんなとても仲が良い。気持ちの良い方ばかりで、いつも感謝しています。

「走ることが好き」という共通項の元に集い、緩やかだけど、相互の信頼と思いやりと尊重によって固く結ばれる集団(コミュニティ)があるというのは、これからの社会を生きていく上で、一つの型になるでしょうね。

皆さんにも走ることをオススメしたいですが、そうでなくても、趣味を持ち、同じ趣味の仲間で集まるというのは、やはり良いことです。

IMG_3161

うめランといえば、大阪城。
IMG_2418

あんたみたいな若いもんは、そんなところに並んでちゃいかんよ

どうやら今年のシーズン初戦は、サンフランシスコの南に位置する、San Pedro Valley で開催される「Pacifica Summit Trail Run 30km」 になりそうです。9月にシリコンバレー出張があり、現地のビジネスパートナーから、「週末はこんなレースがあるので、是非出よう」とのお誘いがあったのでした。

大会のWEBサイトを見ると、累積標高が4100FTとあります。つまり1250mですから、30kmと行っても感覚的にはロードの40km〜50kmくらいに感じるレースとなるでしょう。昨年の「六甲Sea to Mountain ハーフトレラン」のしんどさ(累積標高1300mくらい)を知っているので、これはしっかり準備をしなければ大変なことになる、と身体が警告を発しました。いつまでもロードをちんたら走っていては全然ダメな訳です。レース本番まで残りニヶ月と少ししかないし、これは山に行かねば、と、家から徒歩で行ける高座の滝を目指しました。

梅雨の合間の晴天ということもあり、芦屋川駅はハイカーでいっぱい。もう本格的な夏山シーズンが始まっているようです。この状態では高座の滝からロックガーデンまで渋滞が起こるだろうなと予想し、コース取りを考えていたのですが、やっぱり王道ルートを登ることにしました。

トレイルランナーの方ならきっと同意いただけると思うのですが、登山道を走っていると(歩いていても)、ウエアやシューズ、軽装のリュックなどのスタイルを見て、すぐに、あ、こいつは走ってるヤツだとバレてしまうのです。そうすると、ありがたいことに、お先にどうぞ〜と皆さんに道を開けていただけるのですが、開けていただいたからには、ありがとうございまーす、すいませーん、横とおりまーす、などと言いながら颯爽と走り抜けていかなければなりません。これがなかなか良いトレーニングになるのですが、キツイ登りなどでは辛くもあるのですよね。

IMG_3010(写真:iPhone セルフタイマー)

さて、ハイカー渋滞が発生していたロックガーデンの入り口にある登りに差し掛かった時、列の最後尾にいたご老人が、後ろの僕に気付き、「ワシなんか80歳やけどな、こんな前の列見たら迂回路登って先回りするねん、あんたみたいな若いモンがこんな列に並んどったらあかん、この辺はどこからでも登れるから脇道行きなさい」と叱咤激励してくれました。ほれ、はよ、ここから登れ、と急かされるものですから、僕も、ありがとうございます(41歳だから若くはないんだけどな、あ、でもご老人の半分か、なら若いわな)と考えつつ、ではルート変えます、と、知らないけもの道を登り始めました。六甲は庭みたいなところとはいえ、けもの道一本一本まで熟知している訳ではありません。でも、方角さえ知っていればなんとかなります。

少し登ったところで、後ろを振り返ってみました。するとさっきのご老人がまだ下で僕の様子を見てくれていたんです。ああ、この人はやっぱり山男だなと確信しました。こいつは登り慣れてそうだから分かるだろうと思って、ほれ行けとは言ったものの、万が一デタラメなルートを取ってしまわないか、そうなら、下から大きな声でガイドしてやろうと、ちゃんと目線で確保してくれていたのです(多分)。さすが、山男。

IMG_2948(写真:iPhone セルフタイマー)

ロードはロードの良さがありますが、山は山の良さがあります。
まず、人とのコミュニケーションがたくさんあります。いろんなハイカー、ランナーとすれ違う時、休憩している時に挨拶や会話が生まれます。何人かのトレランナーと、暑いですね、川に飛び込みたいですわ、などと言葉を交わしました。これは山の良さですよね。

初戦のトレランレースが決まった今、ロードだけでなく、山に行くことが多くなりそうです。

IMG_3017

調律

週末のランは身体の調律のようです。

平日は時間に追われて、仮に走ることができたとしても、どこかに焦りの気持ちを抱えていたりします。しかし週末は時間的なゆとりがあります。走りながらその週の振り返り、主に失敗やネガティブな出来事を記憶の引き出しから(見たくはないけれど)あえて出して、それについての反省と対応方を考えたり、身体の不具合を探すべく、一つ一つの神経に気を配りながら走ります。

IMG_2911

今日は梅雨の合間の晴天。
とても気持ちの良い天気でしたが、一週間の疲れが出たのか身体が重たくて、家でずっと本を読んでいました。お陰で、かなりの文字を吸収することができましたが、たまにはこんな日があってもいいですよね。

7月初日を調律からスタートさせることに多少の出遅れ感を否めませんが、今月はスタートダッシュを決めますよ!

【Airport Gallery】空港で飲むキンキンに冷えた白ワインの美味しさったら

羽田から神戸へのANA最終便は20時10分発。

すべての予定を終えて帰途につくにはちょうど良い時間です。という訳で、Upper Desk Tokyoで、キンキンに冷えた白の辛口を飲みながら、ゆっくりクールダウン。19時だと言うのに、まだまだ明るい空。金曜日の夜だということを忘れてしまいそうです。ちなみにこのお店、ピーロート・ジャパンの直営店で気に入ったワインがあれば、木箱で直送してくれるという素晴らしいお店。2014年ロートシルトのシャルドネが最高に美味しくて、おかわりしてしまいました。

それにしても仕事終わりの空港での一人飲み、ほんと好きです。

IMG_2905

IMG_2904

ブログの更新が少し途絶えてしまいましたが、なかなか忙しくも刺激的な一週間でした(強烈な蒸し暑さはおいといて)。この二日間は東京に滞在しており、HR業界の重鎮たちから学生までが集まるイベントにも少し顔を出すことができましたし、今日は今日で、エレクトロニクス業界で唯一無二の技術を誇るスタートアップスや企業から刺激を受けることができました。

特にアメリカの大学に通う学生たちと少し飲む機会がありましたが、日本、まだまだ捨てたものじゃないです。若くて優秀な力。そして気立ての良さ。残念なのは、グローバルな彼女たちは日本の企業ではなく、外資のグローバルカンパニーを志向する傾向にあるので(ある意味、当然の流れかもしれませんが)、これからどんどん世界で活躍していって欲しいと思います。

というわけで、皆様一週間、おつかれさまでした。
僕は機内で爆睡することにします。
 
 
 
[ad#ad-2]

王将は最高のエネルギーの源

あまりコンディションの良くない時に走っていると、身体が本当に錆びたロボットのように動かなくて、一体何をエネルギーに変えて走れば良いのかと思ってしまうほど重たく、辛いものです。

どんなことでもそうだと思いますが、何かしらすべきことがある時には、達成後のご褒美をイメージすることが一番てっとり早く頑張れる方法ではないでしょうか。土曜日のランはまさにそんな感じ。体調が悪かった一週間をそのまま表すかのような身体の重たさでした。

関西のランナーにとって、鳥貴族と王将は最高のエネルギー補給の場だと思いますが、ちょうどゴール近くに王将があり、そこを目指すことにしました。最後の方は、「ビール、ビール」「餃子、餃子」と心の中で唱えながら一歩一歩足を踏み出して達成したご褒美が、こちら。

IMG_2818

喉の痛みや咳などで、これは風邪なのか?アレルギーなのか?と思いつつ、食事の後、まあ寝たら治るかと思って横になったら、そのまま明け方。身体が睡眠を欲している時は、そのようにさせて上げましょう。

というわけで色々とすべきことが溜まっていますが、ご褒美を目の前においてがんばることにします。

アメックスとレクサスの違いは何か

昨夜はグローバル人事塾の勉強会。

電通、マッキンゼー、ウォルト・ディズニー・ジャパンを経て、現在グロービズ経営大学院准教授の武井涼子さんによる、「人財活用に響くブランド戦略!」というテーマです。ちなみに大阪でのグローバル人事塾の開催は、昨年以来4度目となり、毎回素晴らしい講師の皆様にお越しいただいています。(会場提供の中央会計様、いつもありがとうございます)

さて、「ブランディング」という言葉は良く聞かれますが、いまいち、ピンと来ていない方も多いと思います。昨夜の勉強会では、ブランド戦略とは、ブランドの資産化(ブランド・エクイティ)であり、それを増大させることで、より安定的に幅広いやりかたで高い収益をあげられる状態を作り出し、ブランド資産として企業価値にまで高める絶え間ないプロセスであると学ぶことができました。確かに、ブランド・エクエイティがしっかりしている会社は、収益安定性が高いといえますよね。

ちょうど今、自分も取り組んでいることなのですが、企業戦略(ミッションやビジョン)の下にブランド戦略があり、その下に人事戦略、事業戦略、財務戦略、マーケティング戦略などが広がっていると聞くと、ブランド戦略はポジショニング・ステートメントに集約されるんだと納得しました。要するに、誰に、どんな枠組みの中で、何を提供するのか。なぜ、それがこのブランドだからできると信じられるのか。これらを一文で表現できれば、その企業ブランディングは成功していると言えるのかもしれません。

実践的な内容として、「アメリカン・エキスプレス」と聞くと、どんなイメージを持ちますかとの問いがありました。ラグジュアリー、エグゼクティブ、お金持ち、成功者、海外を飛び回っているビジネスマン、生活が充実・・・などの声が会場から上がりました。

一方、「レクサス」はどうでしょうか。会場からは、お金持ち、ややこしい人、スポーティー、怖い人、高級・・・など様々な声が上がりましたが、アメックスとレクサスの違いは何かというと、前者は「一人の人」をイメージできるのに対し、後者は、イメージがぼやけてしまう、この差だというのです。つまり、どちらがブランドとして成功しているかというと、間違いなく、アメックスという訳です。

「日本のすごい女性100人」にも選ばれている武井さんの講義はとてもテンポ良く、質問を投げかけ、考えさせ、答えを導きさせるというコミュニケーションで、満員御礼の会場を一体化させる力がありました。さすがとしか言えない内容で、ワークショップから懇親会に至るまで大盛況の会となりました。

いやあ、ホントに勉強になりました!!
学んだことはすぐに実践!です。

IMG_2680

IMG_2669

タクシーの運転手さんに景気の動向を聞く時代ではなくなったのかもしれない

東京から取引先が来阪されました。彼は数年ぶりの大阪ということ。せっかくなので大阪っぽいものを食べましょうということになり、粉モンと串カツの二択で選択していただきました。

結果はこちら。

IMG_2664

大阪を代表する「だるま」です。
最近、会社近くの茶屋町にオープンしたので、とても便利になりました。普段、彼は東京で多店舗展開している「串カツ田中」に行くらしいのですが、関西からのお客さんと一緒に行くと、「本場大阪の味と書いているけど、大阪とはなんかちょっと違う」と言われ、気になっていたようです。ちなみにこの「田中」ですが、僕も東京でしょっちゅう目にするもののまだ一度も入店したことはありません。

さて、だるまはメジャー店ですが入りやすいし美味しいしで、やっぱり安定感がありますね。久しぶりの串カツでしたが、とても良かったです。

二軒目のビールバーを挟んで、三軒目は新地へ。ここで終電がなくなりタクシーで帰宅しましたが、タクシーの運転手さんと話をしていると、新地も暇ですわ、人おりませんねん、ということでした。先週の木金は期待していたらしいですが、電車がなくなるまで飲む人がいないようです。

僕は北新地でタクシーに乗ると必ず、最近どうですか?と聞くようにしています(誰やねん)。

先月の発表で、「景気拡大がバブル期を超え 4年4か月続く」とありましたが、こういうニュースをみると、「どこか?実感ないよね?」となります。しかし景気拡大というのは、少なくとも「後退」しなければ「拡大」となるため、バブルのイメージのように「急拡大!絶好調!」という訳ではなく、なんとなく、じんわり、ゆっくり、ちょっとづつの拡大がながーく続いているということなんですね。

一昔前までは、タクシーの運転手さんと話をすることで景気の判断ができたのかもしれませんが、今は高齢化社会に加え、時代の変化に伴って、価値観、文化も変わりつつあります。お金が増えると外食や飲みに行き、クラブで遊ぶという時代ではないんでしょうね。

逆にそういう人たちは時代と共に淘汰されるか、高齢化していき、好景気の恩恵を受けている人たちは早めに家に帰って走ったり、読書をしたり、ビットコインに投資したりしているのかもしれません。
時代の変化に伴い、個々のマインドセットも変化させなければなりませんね。

人と自然と充足感と

朝の爽やかな空気に誘われ、半ば義務的に4時半に起床。

シャワーを浴びて向かうは大津のゴルフ場です。今日は愛する会社の仲間たちとの社内ゴルフコンペでした。とても「身内感」のする中に、今日は取引先の社長も混じってくださり、更に身内感が増すゴルフとなりました。やはり自然の中で仲間たちと楽しむゴルフは最高です。

IMG_2648

車を走らせて少し家でゆっくりした後、サンノゼからアメリカ人のメーカーを迎えて大阪城を見ながらの会食。

夕日に染まる大阪城に、
IMG_2653

夏を告げる鮎の塩焼き
IMG_2651

利き酒三種
IMG_2652

日本食通のゲストは大喜びでした。お誘いいただきましたNKさん、ありがとうございました。

最後はグランフロントで開催中の、地元の仲間たちによるビアガーデンの会(の最後)にちょっとだけ合流。気の置けない仲間たちとの楽しい時間は最高でした。やっぱり、人っていいな。仲間っていいな。みんな年とっても元気でがんばっているな。

そんな風に思える、多少ハードだったけれど、満足感に満たされた一日でした。